神戸市の
注文住宅と建築実例

#基本情報
神戸市ホームページによれば、市の面積は552.83平方キロメートルで、平成16年以降は150万人以上の人口を維持し続けています（参照：【神戸市】人口統計、【人口・面積・人口密度・】神戸市・行政区・人口・面積・人口密度）
。関西だけでなく日本有数の都市であり、数多くの商業施設や企業の拠点が建てられてきました。さらに、兵庫県の行政の中心としても重要な役割を果たし続けています。

#交通機関
神戸市は多くの電車が中心街を通っているので、市内外へのアクセスが非常に便利です。阪急電車や阪神電車、JRなどが有名です。そのほか、山陽電鉄、神戸電鉄、北神急行、神戸高速鉄道といった路線が利用されています。また、神戸市は市営地下鉄も充実しており、通勤や通学の不便が少ないというメリットがあります。そのほか、ポートアイランド内の移動にはポートライナーが利用可能です。神戸空港と三宮の間を最短で移動可能な交通手段として注目されています。

#歴史
平安時代末期ごろから、神戸は海外貿易の起点として朝廷から重用されるようになりました。一時的に、福原へと都が移されたこともあります。江戸時代には日本が鎖国状態に突入したため貿易はできなくなったものの、産業都市として発展を遂げていきました。幕末になって鎖国が解かれた後、また神戸は貿易港として復活を遂げます。それから現代にいたるまで、海外と日本を結ぶ窓口の役目を担ってきました。その結果、神戸市内には日本古来の文化と海外の文化が混ざり合った、独特の風情が漂っています。神戸市に住めば、他の地域では感じられない異国ムードを毎日味わいながら生活ができるでしょう。

#育児を応援する制度がある
「子ども・子育て支援新制度」を制定し、神戸市は市民の育児を応援しています。主な内容は、認定こども園の設置や地域型保育の推進です。これらの施設が増えていけば待機児童の数は減り、共働きの家庭も安心して仕事に行くことができます。さらに、幼児期の知育もサポートしてくれます。さらに、神戸市は「神戸市子ども・子育て会議」などの話し合いを積極的に行ってきました。これらの会議では、子供が話しやすい街づくりのため、できることが意見交換されています。現状に甘んじることなく、時代に合わせた育児支援を実践しているエリアだといえるでしょう。

#神戸市内は静かに暮らせる？
市内の中心部はオフィス街、商業施設が立ち並んでおり、喧騒があるのは事実です。ただ、これらのエリアではマンションなどの集合住宅が多く、それほど一軒家は目立ちません。注文住宅を建てるなら、六甲山、摩耶山のふもとに広がる「山手」が人気です。この地域は自然に囲まれた閑静な住宅街であり、人ごみを避けて生活することができます。しかも、中心部や大阪市内へのアクセスも便利なので、関西を代表する「住みたい街」のひとつとなっています。

他には、岡本周辺も住宅地として絶大な人気を博しています。観光地やおしゃれなショップが多いので、若い夫婦の憧れにもなっています。岡本梅林公園は開花時期になると梅が美しく咲き誇り、地元民に癒しを届けてくれるスポットです。神戸市で静かに暮らしたいのであれば、自然の多い住宅街をリサーチしてみましょう。

#南京中華街
日本3大中華街のひとつである南京中華街は、神戸市を代表するグルメスポットです。本場の中華の味を堪能できるだけでなく、異国の雰囲気に浸れるのも大きな魅力です。ベンチや自動販売機といった何気ない風景にも中華風の演出が加えられていて、歩いているだけで心が弾むエリアだといえます。おすすめは、B級グルメの食べ歩き。中華まんや小籠包、ごま団子といったメニューはいずれもサイズ、値段ともに手ごろです。おいしいものをたくさん食べ比べしたいときにぴったりです。もちろん、家族で少しゴージャスな食事もできるように、上質なお店もたくさん並んでいます。

#神戸牛
牛肉の産地としても神戸市は知られています。高級品である神戸牛は、海外のセレブリティからも注目されるほどの人気です。肉そのものの味を堪能するならステーキが最高ではあるものの、あえて「牛かつ」を選んでみてもよいでしょう。サクサクの衣とやわらかい肉のマッチングが極上です。神戸市内では伝統的な牛かつのお店が数多く、名店から新店まで市民を飽きさせません。神戸に住むと、それらのお店を開拓していく楽しみが生まれます。

#チーズケーキ
神戸市は洋菓子文化が発展したエリアでもあります。中でも、元町駅の近くにある「観音屋」は70年代から地元民に愛され続けてきました。名物のデンマークチーズケーキは老舗の実力を日本全域に知らしめています。あつあつのチーズでケーキを作るという発想は21世紀でもなお斬新です。絶品スイーツを日常的に食べられるのは神戸市民の特権といえるでしょう。

#住宅展示場に行ってみる
まずは展示場に行って、ある程度のデザインを思い描けるようにしましょう。注文住宅とはいっても、一から十まで新しくデザインするわけではありません。ある程度のひな型があったうえで、家主の要望に合った家に設計していくのが一般的です。神戸市のように街並みの特徴がはっきりしているエリアでは、周囲に溶け込むデザインを考えなくてはなりません。住宅展示場では神戸市に相応しいビジュアルをイメージしやすくなるので、最初に足を運んでおくとよいでしょう。

#専門業者に頼む
注文住宅を建てる際、いきなり工務店や建設会社に連絡してしまう人もいます。もちろん、こうした方法が必ずしも悪いとはいえません。ただ、これらの業者がエリアの特色を踏まえた建築デザインを把握しているとも限らないのです。特に、神戸市内は日本と西欧、中国の文化が混ざり合って独特の空気感を形成しています。こうした地域色に合うデザインを頼むには、地域に根差した注文住宅のプロフェッショナルに相談するのが得策です。

#相談しながら予算を決める
神戸市は決して地価が安いわけではないので、家を建てるときの予算も高くなりがちです。専門家と注文住宅の打ち合わせをする際、予算は細かく確認しておきましょう。「この作業をするとここまでかかる」という提案を業者から聞いておけば、家を建ててから予算オーバーするような事態を防げます。安心して、できる範囲で最高の注文を業者にすることが可能です。