港区の
注文住宅と建築実例

港区は東京都の南東部に位置し総面積は20.37平方キロメートル。都心3区の1つに数えられ大企業の本社が多くあり、平成26年～令和2年の平均人口は24万8655人となっています。

参考：東京都港区公式ホームページ参照

港区全体でみると一軒家に比べてマンションが圧倒的に多く、集合住宅に住んでいる人がほとんどだといっても過言ではありません。港区の交通網は品川駅から空の玄関である羽田空港と成田空港に直結し、新幹線も通っているため日本全国各地へのアクセスが良好です。「品川駅」は東京都品川区にあると思いがちですが、住所でいうと東京都港区高輪となり港区に立地してます。

港区には新宿や渋谷に行ける山手線をはじめ、東京駅や大手町などに行ける東京メトロ丸の内線、上野や浅草に行ける銀座線、押上〈スカイツリー前〉などに行ける半蔵門線など多くの路線が通っており、仕事でもプライベートでも交通の便がよくなっています。また、大きな規模の病院も数多くあり、なにかあっても安心できる地域です。

港区は大きく6つのエリアに分けることができます。ここからは港区の各エリアについて紹介していきます。

表参道・青山エリア
このエリアは青山通りと表参道を中心に、おしゃれの発信地として有名です。さまざまなファッションブランドの店やおしゃれなカフェが立ち並んでいますが、渋谷や原宿とは違い、落ち着いた大人の街といった雰囲気を醸し出しています。また、IT企業の拠点ともなっており、地下鉄の駅周辺には大きなビルが立ち並んでIT関係の人が多くいるエリアです。

六本木・赤坂・麻布エリア
主にビジネスの拠点となっているこのエリアは、多くの企業があり外資系の会社や各国の大使館もあります。テレビ局や有名な劇団もあり芸能人が多くみられるエリアです。有名な六本木ヒルズは富裕層が住んでいるイメージですが、美術館や映画館など一般の人も楽しめる施設となっています。また、あらゆるジャンルの店舗や飲食店が立ち並び大規模なホテルもあるため、国を越えてさまざまな人が集まる地域です。細い道に入ると住宅街も広がっています。

白金・高輪エリア
このエリアは西と東で若干雰囲気が違います。西にある白金周辺は高級住宅街というイメージで、住宅が多く有名私立校も集まり家族連れが多い地域です。緑が豊かで落ち着いた雰囲気となり、歴史のある洋館もあります。また、天然記念物及び史跡に指定されている白金御料地や国立博物館付属の自然教育園などが有名です。東に位置する高輪周辺は多くの寺や文化財、歴史的な財産が残っています。例えば、江戸の南の玄関といわれた高輪大木戸跡や、忠臣蔵で知られる赤穂浪士の墓所である泉岳寺などです。

汐留・台場エリア
このエリアは、港区の中で急速に発展している地域です。お馴染みのテレビ局があり、埋立地には超高層マンションが数多く林立しています。レインボーブリッジをはじめ、台場シティやパレットタウンなど家族やカップルで楽しめるスポットが多く、休日には多くの人が集まります。

新橋・浜松町
このエリアはオフィスビルが立ち並び、日本を代表するビジネス街として有名です。平日は昼夜問わずサラリーマンが多く、活気にあふれています。新橋には飲食店がたくさんあり、比較的低価格で飲み食いできるため、サラリーマン以外にも人気のスポットです。また、コンサートホールや美術館などの文化施設も充実しています。

芝浦港南ベイエリア
埋め立てにより開発されてきたこのエリアは運河や東京湾によって細かく分けられていて、豊かな水辺空間を味わうことができます。港区内では数少ない自然に囲まれ景観がよいことで有名となり、30代や40代の人に人気となっています。

港区には東京を代表するシンボル、東京タワーがあります。東京の景色に欠かせない東京タワーは日没から翌朝までライトアップされ、多くの人から愛される人気のスポットです。イベント時には特別なライトアップも施されて、外に向かって輝く「ダイヤモンドヴェール」では7色の光が輝き、疲れた心を癒してくれます。また、港区六本木には日本で5番目としてオープンした国立新美術館があります。地下鉄乃木坂駅から直結する連絡通路があるため、雨の日でもほとんど濡れることはありません。展示される作品はもちろん、建物自体も建築界のノーベル賞といわれる「フランス建築アカデミー」のゴールドメダルを受賞した建築家が設計したため、美しさは圧巻です。建物目当てに訪れる人も多い人気のスポットとなっています。

さらに、港区には世界各国の来賓を迎える迎賓館赤坂離宮があります。明治42年に東宮御所として建設され、日本では唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物です。戦前は皇室財産として摂政宮殿下（後の昭和天皇）の住居などとして利用されていました。しかし、戦後は建物とその敷地は国へ移管され、国立国会図書館（1948～61年）や憲法調査会（1956～60年）、東京オリンピック組織委員会（1961～65年）などに使用されています。この他にもレインボーブリッジやお台場海浜公園、六本木ヒルズなど多くの人気スポットがあります。

港区はあらゆる施設が整い交通の便もよいことから、若い夫婦から子どもがいる家族連れ、子どもが自立したあとの熟年夫婦など、すべての世帯が住むのに最適となっています。例えば、若い夫婦は共働きの場合が多いですが、交通の便は前述したように最適です。また、港区には子育てに関して手厚い助成があります。区独自の保育料無料や不妊治療の助成があり、出産費用の助成上限額も、他では42万円のところ港区では60万円です。

さらに、新橋から出ているゆりかもめに乗れば海や緑が多いエリアに簡単にアクセスできるため、都会にいながらものびのびとした子育てができます。港区は子育てが終わり余生を楽しみたい夫婦にとっても最適な街です。落ち着いた街並みもあり見晴らしや景観がよく、文化施設なども多いため夫婦2人でのセカンドライフを楽しめます。港区はあらゆる施設が揃っていて都会でありながらも自然もあり、交通の便もよく人が住むには最適な街だといえるでしょう。

注文住宅を建てる際に気をつけるポイントは、一般的には準備や計画段階で失敗しないようにより多くの情報を集めたり、良い建築設計事務所を見つけたりすることです。また、住宅の細部まで計画しておくことや、妥協なく綿密な打ち合わせをすることも重要なポイントとなります。港区はありとあらゆるものが揃い多くの人が憧れる街です。ここで注文住宅を建てる際に一般的なポイントの他に、気をつけることがあります。それは費用です。港区は東京23区内でも、平均年収がトップクラスとなっています。

年収が高い人が多く住み、「金持ちエリア」とも呼ばれているほど富裕層が多く集まっています。そのため港区で注文住宅を建てる際には、他の地域で建てる以上に綿密に資金の計算をし、準備することが大切です。もちろん住宅を建てたあとの生活にかかる資金のことも、考えておく必要があるでしょう。