• 家づくりのイメージ固めに!理想の住まいに近づくための3ステップ!

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    理想の家づくりをするためには、イメージづくりが不可欠です。施主側のイメージが固まっていなければ、設計者もどのように設計していけばいいのかわかりません。
    設計者にイメージを伝えられなければ、たとえ設計図を書いてもらっても納得できる住宅ではなくなってしまいます。
    では、どのようにイメージを固めていけばいいのでしょうか?ただ闇雲に理想だけを描いても、実現できなければ意味がありません。
    そこで、理想の住まいに近づけるためのイメージづくり3ステップを紹介します。

    注文住宅で家を建てる!イメージ固めの優先順位は?

    注文住宅を建てる際はイメージが大切です。そのイメージを固める時に、どんな要素を優先する人が多いのか聞いてみました。

    【質問】

    注文住宅で新居を建てる際のイメージ決めで優先順位が高いのはどれですか?

    【回答数】
    間取り:83
    工法・仕様:31
    外観・内観の見え方:21
    設備:15
    調査地域:全国

    調査対象:【年齢】20 –

    調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日

    有効回答数:150サンプル

    一番は間取り!住みやすい家がいいから

    断トツの1位は、「間取り」という回答です。

    ・家は間取りで決まってしまう。設備や外観・内装を変えることは難しくないが、後になってからでは間取りは変えにくい(専業主婦・主夫/女性/50代)

    快適な生活のためには間取りが重要という意見が多くありました。それでは2位から4位までの回答を続けて見ていきましょう。

    ・どこでいつ地震が起きてもおかしくないので、耐震性を重視した工法を選びたいです(契約・派遣社員/男性/30代)

    ・人からどのように見えるか気になるので一番気にします(会社員/男性/20代)

    ・どのような設備があるかで、家の中での快適さがすごく変わってくると思うから(会社員/女性/20代)

    2位の「工法・仕様」は地震大国日本ならではの回答ではないでしょうか?3位の「外観・内観の見え方」を選んだ人は、人からどう見えるかを重視しているようです。4位の「設備」では、快適さのほかに最新設備を望む声が多くありました。

    どの意見も、快適にすごしたいという思いは共通項のようです。それでは、実際のイメージ決めの方法について見ていきましょう。

    今の住まいの不満点を考えてみよう!

    現在住んでいる家で困っていることや不満な点は何ですか?今の家から新しい家に移りたいと思うからには、それなりの理由があるはずです。
    現在住んでいる住宅の改善点や不満点を洗い出すと、家づくりのイメージがつかみやすくなりおすすめです。
    まず、なぜ新しい家を建てようと思ったのか、その動機から考えます。たとえば、出産を経て家族が増えたため家が手狭になってきたとしたら、どの点が手狭だと思うのかを書き出していきましょう。
    子ども部屋の数やスペースが足りない、家族の食事を作るのに台所が狭くて使いにくいなど、生活をしていくうえでの不満点や改善点なら見つかりやすいのではないでしょうか?
    そこから、新しい家では子どもがのびのびとすごせる空間が欲しい、子どもの姿を見守りながら調理できるキッチンが欲しいなど、具体的なイメージとして発展させていきます。
    単純に広いリビングダイニングが欲しい、大きな窓が欲しいと思っても、なぜその間取りにしたいのかがわからなければ、理想の家には近づきにくいものです。
    逆に現状ここに不満を持っているので新しい家ではこうしたい、そのためにはこういう間取りがいいと考えていけば、家族間や設計者とのイメージの共有もうまくいきやすくなります。

    画像検索で理想のイメージに近い住宅を探す!

    新しい家を具体的にイメージするため、インターネットでいろいろ検索をかけてみましょう。
    設計事務所や工務店、ハウスメーカーのwebサイトでは、実際の建築事例を掲載していることが多く、内装や間取り図などを見ることができます。
    また、「注文住宅」というキーワードで画像検索をかけると、和風から南欧風、平屋などさまざまな住宅が出てきます。注文住宅の画像をたくさん見比べて、自分の理想により近い住宅を模索してみてください。
    ただし、建築事例の写真はプロのカメラマンが撮影しており、家がより魅力的に見えるようライティングやインテリアにも気を配っています。そのため、デザイン性のみを見るのではなく、実際にこの家に住むことになったらどのように生活できるか、利便性の面を重視して見るようにしましょう。
    画像検索以外にもうひとつ、家族全員に理想の家についての意見を書いてもらうのも、家づくりのイメージを膨らませる方法としておすすめです。
    まだ小さい子どもの案は、実際建てられる住宅とはかけ離れたイメージかもしれません。しかし、「広い家がいい」「遊ぶのが楽しい家がいい」などの希望を読み取ることはできます。
    家族それぞれの希望を聞きながらあれこれ話をするのも、楽しいですよ。

    家族みんなの生活拠点だからこそ!とことん話し合おう!

    注文住宅の良さは、理想の住宅を自由に設計できるところにあります。新しい家をつくるなら、家族みんなの意見を反映させたいですよね。
    しかし、実際は新居にすべての希望を盛り込むのはとても難しいことです。ずっと住む家だからこそ、家族全員が納得できるようにしたいものですよね。
    親の立場からすれば、子どもとコミュニケーションを取りやすいように部屋数を増やしたくないと思っても、子どもはプライベートな空間を欲しがるかもしれません。妻が広くておしゃれなアイランドキッチンを希望しても、夫はキッチンよりゆったり入れるお風呂場を希望するかもしれません。
    家族誰かひとりだけの意見を反映させても、それは家族全員が満足できる家づくりにはならないのです。そこで、お互いの意見をすべて出し合い、そのあとに妥協していける点を探っていきましょう。
    例えば、少ない部屋数でもある程度広い床面積を確保できれば、子どもが小さいうちは広い空間を楽しみ、大きくなってきたらパーテーションで区切る、ということは可能です。
    ガッチリした壁はなくても、プライベート空間の確保はできます。家を理想に近づけるには、必ずしも方法はひとつではないということです。フレキシブルに考えていきましょう。

    設計者に相談して理想と現実のスキマを埋めよう!

    理想の住宅イメージを描くことができたら、設計者に提示してみましょう。住宅建築にはさまざまな法律が絡んでいるため、その住宅イメージが現実的なものかどうかはまた別問題です。
    地域によっては建ぺい率や容積率に制限がかかることもあります。また、特注の資材や凝ったつくりの住宅はそれだけ資材費や人件費などがかかり、コストが高くなることがあります。
    家づくりは理想と現実のスキマをどれだけ埋められるかがカギです。ぜひ設計者に相談をして、理想の住宅を手に入れましょう。

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