• 家づくりは打ち合わせがすべて!抑えておきたい3つのポイント!

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    家づくりのための打ち合わせでは、間取りや建築費用など今後の工事に向けて重要なことが決まります。そのため、設計者とは納得のいくまで話し合いたいもの。
    しかし、あまりに打ち合わせが長引いたり折り合いがつかなかったりすると、完成までの期間がかかるばかりか、思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。
    なるべくスムーズに打ち合わせを進めるには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?今回は、抑えておきたい3つのポイントについて説明します。

    注文住宅の打ち合わせで聞きたいことといえば?

    注文住宅を建てる際の打ち合わせで、設計者に一番聞きたいことは何でしょうか?アンケート回答を見てみましょう。

    【質問】

    新居を注文住宅で建てる際の打ち合わせで、設計者に最も聞きたいと思うことはどのようなことですか?

    【回答数】
    アフターケアの有無:59
    コストダウンの方法:46
    仕様ごとの単価:30
    完成までの期間:15

    調査地域:全国

    調査対象:【年齢】20 –

    調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日

    有効回答数:150サンプル

    長く住むからアフターケアは大切!

    アンケートによると、「アフターケアの有無」が一番気になるという結果でした。

    ・設計段階や建設中は問題なくても、実際に暮らしてみたり、季節の変化に起因する問題が発生したりした場合に、対処してもらえるのかが気になるから(無職/男性/30代)

    住宅は購入してからも定期的なメンテナンスが必要となりますので、メンテナンスの有無は気になりますよね。
    生活のしやすさを左右する部分ですので、メンテナンスの有無は重要だと言えそうです。
    2位の「コストダウンの方法」と3位の「仕様ごとの単価」は、できるだけ費用を安く抑えたいという気持ちが反映されているようです。

    ・安心かつ出来るだけ低コストで押さえたいからです(契約・派遣社員/男性/30代)

    ・仕様ごとの単価が分かれば、最終見積もりが出てから削れるところは削って安くする交渉ができるから(女性/20代)

    2番目と3番目の回答を選んだ人は、購入の初期費用を重要視しているようですね。確かに、初期費用をなるべく削ることができれば、あとあと返済も楽になります。そして一番少ない「完成までの期間」を選んだ方の回答は以下の通りです。

    ・仮の住まいの費用も必要だから(会社員/男性/40代)

    新居の完成までには仮住まいをするケースもあるでしょうから、仮住まいの費用が気になるのもうなずけます。

    回答結果から、コスト面よりもアフターサービスを重視することが分かりました。
    たしかに、新居に住み始めてから起こりうる細かな問題に対処してくれる業者の存在は重要ですよね。
    それでは、実際の打ち合わせポイントを確認していきましょう。

    建築費用のトータル金額を確認しよう

    思い通りの家を建てるために大切なのが、建築費用にいくらかかるか確認することです。理想の住まいをつくりたくても、湯水のごとくお金をかけるわけにはいきません。
    そこで、設計者との打ち合わせでは、住宅工事のトータル費用を必ず聞くようにします。ファーストプランをもとに設計すると、予算オーバーになることが多いものです。
    しかし、とりあえず家族の希望はすべて出さないと、どういう理想を持って家づくりをしたいのかはわかりません。まずは希望通りの設計をしてもらったあとに、どの費用を削れるか検討していきましょう。
    住宅の基礎部分や耐震に関わる部分はコストカットできませんので、住宅の内装や資材の部分で節約できるか検討してみます。住宅建築にはさまざまな種類の職人が関わります。使う資材が増えれば、それだけ関わる職人の数も多くなり人件費がかさみます。
    そこで資材を統一すれば、資材費と人件費の両方を節約することができます。また、和室は洋室よりも費用が高くなりますので、和室は作らない、和室ではなく畳スペースを作るなどの工夫も必要です。
    工事契約を結んだあとのコストカットはかなり難しいため、打ち合わせの段階で金額を詰めるようにしましょう。

    完成までの期間は希望次第で変わる

    注文住宅が完成するまでの期間をハッキリと提示するのは難しいことです。なぜなら、施主の希望次第で期間が変わってしまうからです。工事に入ってしまえばだいたいの期間は決まってきます。
    それより期間の変動性が高いのは、設計事務所に相談してから工事契約を結ぶまでの間です。
    設計事務所との打ち合わせでは、設計者の提案に納得できないことや、話を聞いていてさらにイメージが膨らみ、要望が増えることもあるでしょう。
    間取りや内装に関する希望や変更点が増えれば、設計者も再度時間をかけて設計し直す必要があります。もし、どんなに長い時間がかかっても家づくりに妥協したくない、別に焦っていないから大丈夫、ということであれば差し支えないかもしれません。
    しかし、住宅完成の時期が決まっているようなら、ある程度は妥協点を受け入れることも大切です。妥協点を最小限にして納得できる家づくりをするには、優先順位を明確にしておきましょう。
    たとえば、「中庭を作って採光を確保したい」と「子どもの遊び場として壁にボルダリングをつけたい」という希望があった場合、どちらを優先させたいかを決めておけば、打ち合わせにかかる時間を短くできます。

    打ち合わせ記録をとって共有しよう

    注文住宅をつくる際、打ち合わせの不備によりトラブルに発展することがあります。実は、建築産業は「クレーム産業」とも呼ばれ、トラブルやクレームの多さを指摘されています。
    住宅建築のトラブルは、施主と設計者両方にとって残念なことですよね。お互いに気持ちよく家づくりをしていくためには、綿密な打ち合わせを重ねるとともに、打ち合わせた内容を書面で残しておく必要があります。
    トラブルに発展したときに問題になりがちなのが、言った言わないの議論になること。記録が残っていない限り、この議論はお互いの信頼関係を大きく損ねる要因になります。
    打ち合わせの段階からどのような希望を出して、設計者からはどのような提案があったのか、きちんと記録を残しておくようにしましょう。
    また、契約書や見積書は隅々まで確認をして、不明点はすぐに質問するようにします。不明点を後々まで残しておくと、それがトラブルの種になることもあります。
    わからないことは、ぜひその場で質問するようにしてください。理想の家づくりのためには設計者との信頼関係が不可欠です。
    たとえ意見の食い違いでぶつかることはあっても、良い家をつくるという共通目標のもと話し合いができれば、お互いの信頼関係が大きく揺らぐことはありません。

    まとめ

    家づくりの打ち合わせで大切なことは、費用の確認、住宅を完成させるための優先順位、打ち合わせ内容を記録することの3つです。
    もしトラブルに発展してしまった場合でも、これらのポイントを抑えておけばトラブル解決の道筋がつきます。
    トラブルを回避し有益な打ち合わせをすることができれば、工事着工までの流れもスムーズになるでしょう。
    理想の家づくりは最初の打ち合わせで決まると言っても過言ではありません。
    ぜひ、3つのポイントを実践してみてくださいね。

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