• 住宅会社ならハウスメーカーが王道?選び方のコツと魅力は?

    7,843 view

    家を購入するならハウスメーカーからと思っている人が多いかもしれません。テレビコマーシャルや雑誌などで目にする機会が多く、建設中の建物もよく見かけます。
    しかし、ハウスメーカーはプランがある程度決まっているため、注文住宅向きでない場合もあります。
    また、自社で設計から施工まですべての作業を行うことはまずありません。
    ここでは、ハウスメーカーの特徴と、注文住宅を依頼するときに注意すべきポイントについて解説します。

    ハウスメーカーの魅力はどんな所?考えられるデメリットは?

    ハウスメーカーの魅力と言えば、まずは知名度の高さからくる安心感と工期の短さが挙げられます。
    全国的にも有名な大手ハウスメーカーともなると、規模が大きい分、資産も多く売り上げも大きいため、依頼した後に倒産してしまうという心配は少ないと言えます。
    また、ある程度プランが決まっているため、依頼してからできあがるまでの工期が短いという点もメリットと言ってよいでしょう。
    ただし、その点が注文住宅を依頼する場合にはデメリットにもなります。1から希望通りに作り上げるということが難しいのがハウスメーカーの特徴です。
    また、ハウスメーカーごとに得意とする工法や構造が決まっているため、違う工法で作りたいという希望は通りません。しかも、宣伝広告費を多く使っている有名ハウスメーカーの場合、その費用が建築費に上乗せされるため、坪単価が高くなってしまいます。
    さらに、施工を工務店に任せる形を採っているため、契約している工務店の技術力がなかったり、倫理観が欠如していたりすると設計通りの家に仕上がらない可能性もあります。
    ハウスメーカーがしっかり施工を監督し、監理責任を果たしている場合には問題は起こりませんが、任せきりにしている場合には手抜き工事などトラブルが起こることになります。

    ハウスメーカーだからこそ!?注文住宅を依頼する最大の魅力

    ここで、注文住宅を建てる場合にハウスメーカーを選ぶ決め手はどこにあるのかアンケートを取って調べてみました。

    実績のわかりやすさと安心感が決め手

    ・これまでの実績の数が多いことと、モデルハウスなどで事前にある程度完成を想像できること。(20代/会社員/女性)
    ・スケールメリットによるコストダウンが期待できることと、アフターサービスがよい。(50代/会社員/男性)
    ・設計事務所に比べて安上がりで、ある程度出来上がっている設計図をベースに作るのでできるまでが比較的早い。(20代/会社員/女性)
    ・瑕疵があった場合の保証などがしっかりしていることだと思います。(20代/会社員/男性)
    ・決まった型があることで、家のイメージがわかりやすいことでしょうか。(40代/専業主婦・主夫/女性)
    ・ハウスメーカーに注文住宅を依頼する最大の魅力は一定の品質が期待でき安心して依頼できる事と、色々ある中から気に入ったメーカーを自分の好みで選べること。(60代/契約・派遣社員/男性)

    【質問】
    ハウスメーカーに注文住宅を依頼する最大の魅力は何だと思いますか?

    【回答結果】
    フリー回答

    調査地域:全国
    調査対象:【年齢】20 –
    調査期間:2017年03月31日~2017年04月06日
    有効回答数:150サンプル

    ハウスメーカーの強みは、過去に大量の住宅を販売してきた実績です。住宅を専門に作って販売しているため、どんな家を建てる会社かということがわかりやすいという点が魅力という声が多く聞かれました。
    一定以上のレベルは期待できるという安心感は大きいようです。アフターサービスについても保証がしっかりしているところが多いという意見が目立ちました。
    注文住宅とはいえ、1からオリジナルの家を作りたいのでなければ、ハウスメーカーを選ぶメリットは大きいようです。では、引き続きハウスメーカーの特徴を細かく見ていきましょう。

    ハウスメーカーにかかる費用が知りたい!坪単価はいくらなの?

    ハウスメーカーは中小の工務店と比較すると坪単価が高いとよく言われます。宣伝広告費が坪単価に上乗せされているためですが、どのくらい違うのでしょうか?
    全国規模の大手ハウスメーカーで60万円~80万円、地域限定のハウスメーカーで50万円~70万円と幅があります。工法による差が大きく同じハウスメーカーでも坪単価は一定ではありません。とはいえ、工務店などでは坪単価30万円~40万円台ということも少なくないため、やはり割高感は否めません。
    しかし、実は住宅会社によって坪単価の計算方法が異なるため、坪単価だけで比べると後悔することになる可能性があります。同じ建物でも延べ床面積を基準にするか施工床面積を基準にするかによって異なる数字が出るからです。
    仕様や設備のグレードがよいほど坪単価が高くなり、家の形状に凸凹が増えると工事費や材料費が余分にかかるため坪単価も上がります。
    せっかくの注文住宅ですから、単純に坪単価だけで比較すると、大事なところを見落としてしまうかもしれません。

    工務店や設計事務所との違いは何?住宅会社を比較!

    ハウスメーカーとは家を作って売る会社のことを言いますが、施工を自社で行うことは稀です。
    施工自体は工務店に任せるのが普通です。それに対して、工務店は設計から施工、アフターサービスまで一貫して自社で行うスタイルです。その分だけ、施工時のチェックが甘くなる可能性がありますが、外注しないため建築費は安くなります。
    設計事務所は設計だけを専門に行い、施工は工務店に任せます。施工を工務店に任せる点ではハウスメーカーと同じですが、依頼者の希望を図面に起こす作業を行うため、独自性の強く、依頼者寄りの設計になります。
    希望を叶えやすい分だけ仕上がるまで時間がかかり、費用も余分にかかるという点がハウスメーカーに依頼するときとの大きな違いです。

    ハウスメーカーを選ぶなら欠かせない基準!選び方のコツは?

    ハウスメーカーごとに家に対するこだわりや得意とする工法が違うため、まずはそこをしっかり見比べることが大事です。
    従来工法で作る家と重量鉄骨で作る家とでは家の仕上がりや耐震性に差があります。注文住宅を建てる場合、デザイン性やオリジナリティを最重視する人もいれば、耐震性を最重視する人や空間の活用方法を最重視する人もいます。
    どんな家がベストかという点が人によって異なるため、自分にとって欠かせないこだわりを洗い出すことから始めることが大事です。
    そして、そのこだわりを実現できるのはどんな工法なのか、その工法を得意とするハウスメーカーはどこなのかといった順に絞っていくと、ベストなハウスメーカーが見つかりやすくなります。

    まとめ

    ハウスメーカーは、あらかじめある程度プランが絞られているため、注文住宅でもどんな風に仕上がるのかをイメージしやすい点が魅力です。
    住宅展示場などで実際の建物を目にする機会も多く、どんな工法を得意としているかもハッキリとしているため比較がしやすい点もメリットと言えます。
    注文住宅をハウスメーカーに依頼するのであれば、絶対に盛り込みたいこだわりを明らかにしてから、それを実現できるメーカーはどこなのかという絞り方をするのがおすすめです。

    ◆◆フリーダムでは家づくりのプロによる「家づくり無料相談会」をご希望の方はこちら。

    関連記事:

    適切な住宅会社選びのために!種類と選び方を知ろう!

    カテゴリー:

    新着記事

    おすすめ記事