• 【実例付き】和室の収納スペースを考えよう!収納ノウハウ特集

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    和室の収納スペースを考えよう!収納ノウハウ特集

    収納のことをあまり深く考えずに和室を作ってしまうと、実際に使い始めたときに、使い勝手の悪さが気になるかもしれません。和室の収納といえば押入れを思い浮かべる人が多いかと思いますが、配置を間違えると使えない押入れになってしまいます。

    例えば、出入り口、窓、床の間、押入れで4辺すべてが埋まってしまうと、部屋のどこにも物を置けなくなってしまう可能性があるからです。

    そこで、和室の収納スペースのコツや間取りを建築実例とともに紹介します。

    和室向けの収納!収納スペースの種類は?

    和室の収納は押入れが多数

    和室の収納スペースの代表格は押入れです。もともと布団を収納するスペースですから、洋室の収納よりも奥行きがあるのが一般的です。

    押入れには「江戸間」「京間」「中京間」と異なるサイズがあり、それぞれ収納できる荷物の量に差があります。幅1間サイズの押入れの扉は引き違い戸になっていることがほとんどですが、幅によっては観音扉や開き戸になることもあります。

    腰の高さに中板があり奥行きもあるため、布団収納には便利ですが、衣服をしまうスペースとして使う場合は工夫が必要です。

    戸棚を設けることも有効

    押入れ以外にも長押の上のスペースには天袋という小さな戸棚を設けることもあります。奥行きのある戸棚で、押し入れと同じ幅に作ります。

    床の間の脇や窓の下には地袋を設置することもあります。地袋は上面を飾り棚として利用できるため、和室をおしゃれに演出するアイテムとしても役立ちます。天袋も地袋も普段はあまり使わないものを収納するのに便利なスペースです。

    畳の下も活用できる

    和室ならではの収納としては、畳の下のスペースを利用する方法もあります。畳を扉にして、その下に収納庫を設ける方法です。

    頻繁に出し入れするものよりも、出し入れが年に1~2回程度で済む、使うシーズンが限られている物の収納におすすめです。

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    綺麗な和室に見せるために!すっきりとしまえる収納方法

    和室は畳の上にあれこれ置くとすっきり見えません。そのため、たんすなどの収納家具が置きにくいという難点があります。

    また、和室の収納は押入れや天袋など作り付けの収納がメインです。しかし、押入れのサイズが昔の布団を基準にしている場合、長くなった現代の布団がうまく収まらない可能性もあります。

    そこで、注文住宅の和室に押入れを作る際には、設計段階で押入れの中をあらかじめ使いやすいようにアレンジしてもらうのもひとつの方法です。

    例えば、左右の片側を布団の幅に合わせた棚収納スペースにして、もう片側をクローゼット代わりに使える中板のないハンガースペースにしてもらうようにすると使い勝手がよくなります。

    その際のポイントとしては、形や重さの異なるどのようなものをどこに納めたいかを事前に想定することです。押入れに入れたい物を具体的にリストアップして伝えることで、適切なスペースやデザインを設計することができるでしょう。

    それらにぴったり合う収納スペースを用意できれば、すっきり収めることができます。

    もし押入れの形やサイズが決まってしまっている場合は、どこにどんなものが収まるかをよく考えてから収納していくといいでしょう。

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    アイテムを活用しよう!和室に使える収納アイテム

    和室の収納は、押入れだけでなく、天袋も地袋も奥行きがあるという点が特徴です。一見たっぷり入って便利そうですが、奥に収納したものは出し入れしにくいため、入れっぱなしになってしまうことが少なくありません。

    そのため、和室の収納はいかに奥まで出し入れしやすい形で有効活用するかがポイントになります。そこでうまく利用したいのが収納アイテムです。押入れ用の収納アイテムには以下のようなものがあります。

    押入れ用衣装ケース

    高さや幅、奥行きに合わせて組み合わせて使います。引出しタイプのものは、引出しが柱などに引っかからないようにサイズをよく考えて配置します。キャスター付きの衣装ケースは出し入れがしやすいでしょう。

    押入れラック

    収納スペースの高さを区切って使うのに便利です。複数の押入れラックを置いて、上に布団を、下にそれ以外の物を収納するという方法と、一部だけにだけ押入れラックを入れて高さを区切るという方法があります。

    押入れ用ハンガーラック

    押入れにもハンガーラックを置けば洋服をハンガーにかけた状態で収納できます。奥に向かってハンガーを並べる方法と、横向きにハンガーを並べる方法があります。

    押入れたんす

    押入れのスペースにすっぽり収まるたんすです。奥行きの短い引出しを前後に置き、季節ごとに入れ替えて使うタイプもあります。

    これ以外にも、すき間用のワゴンを押入れの下段に入れて使うという方法も考えられます。ただし、押入れで使う収納アイテムは、スペースぴったりに詰め込んでしまうと、実際に使うときに、引出しなどが敷居や柱などに引っかかって使えないことがあります。

    ふた式の収納ケースは、上に物をたくさん積むと取り出すときに苦労します。使うときのことを考えて収納アイテムを選び、配置するようにしましょう。

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    和室収納を快適に使うコツ

    和室をすっきりした快適空間にするには、コツを理解したうえで収納するのがポイントです。和室収納のコツには、以下のようなものがあります。

    収納するモノしないモノを決める

    和室は収納スペースが少ない空間なので、収納するモノしないモノを決めておくと快適に使えます。収納するモノを決めるポイントは、和室の使用目的です。

    たとえば、生活の中心として使う部屋なら日常的に使うモノ、子ども部屋なら子どもに関連するモノを収納します。和室スペースを生活のなかでどう使用するかで検討しましょう。

    和室のデザインにあった家具を選ぶ

    和室のデザインにあった家具を選ぶことも大切です。

    デザインに合わない家具を置いてしまうと、和室スペースがごちゃごちゃしてすっきりしません。和室に合った家具を選べば、和室の雰囲気を保ったまま収納スペースを増やせます。

    たとえば、畳や天井・柱の色に合わせたり、和を感じられる木製家具で揃えたりするのがおすすめです。

    家具の置き場所・収納のサイズをよく検討する

    家具の置き場所や、収納サイズを検討するのも和室を快適にするコツです。家具を置く際は、押し入れ・襖・窓・床の間に干渉しない位置を選びましょう。

    できるだけ背の低い家具を置くのもポイントです。大きな家具を置いてしまうと和室の雰囲気を保てません。圧迫感も生まれ、居心地の悪い空間になります。

    和室の家具は、収納サイズを考慮しつつ置き場所・大きさを検討しましょう。

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    和室収納の建築実例

    和室収納の実例を紹介します。建築実例を参考に、収納ノウハウを身につけましょう。

    実例①CASE731 あさもやのいえ

    和室の壁面に、大きな収納スペースを設けている実例です。違和感のない大容量の収納を確保しています。

    天井まで設けられた存在感のある大収納スペースですが、空間にマッチした木目デザインが和室の雰囲気に溶け込んでいるため違和感がありません。また、壁面に浮かせて設置することで視界を広く見せているため、圧迫感もないデザインです。

    注文住宅の家づくり | CASE731あさもやのいえ

    実例②CASE658 connecting terminal

    デザイン性の高い収納家具を置き、和室をすっきりとした空間に演出している実例です。

    和室の壁面に互い違いデザインのおしゃれな家具を設置しています。家具の木目と壁面のコントラストが、ナチュラルに和室空間へ溶け込んでいます。

    また、押し入れではなく使い勝手の良いクローゼットにしたり、机や収納として使えるスペースを設けたりなどの工夫も参考になるでしょう。

    注文住宅の家づくり | CASE658connecting terminal

    実例③CASE635 三角屋根でつながる家

    あらかじめ収納スペースを多く設置することで、和室がすっきりとした空間に感じられる実例です。

    扉付きの押入れを設けたり使いやすいクローゼットにしたりなど、和室には大容量の収納スペースがあります。常にモノがない和室は、すっきりとして落ち着いた空間に感じられます。

    注文住宅の家づくり | CASE635三角屋根でつながる家

    実例④CASE608 和みの住処

    和モダンにこだわった家の、収納スペースがある和室の実例です。各所に木のぬくもりが感じられるおしゃれな和モダンな家では、和室に自然な形で大容量の収納スペースを設けています。

    壁面に浮かせて設置している木目の収納スペースは、和室のデザインとしても良質ではないでしょうか。リビングに隣接する和室に大きな収納を設けることで、リビングもすっきりとした空間を保てます。

    注文住宅の家づくり | CASE608和みの住処

    実例⑤CASE492 スチールと木の家

    和室のデザイン性も考慮しつつ、収納スペースを設けている実例です。

    壁面に左右対称に浮かせた収納スペースが、和室に特別感のある空間を演出しています。収納下の板面の色を濃くすることで、収納スペースがより映えているのも特徴です。

    また、収納スペースの上部と天井の間にあえて隙間を設けてライトアップしているのも、施主のこだわりではないでしょうか。

    注文住宅の家づくり | CASE492スチールと木の家

    和室の収納は事前の計画が重要

    和室の収納は、事前の計画が重要です。和室の収納スペースは、内部をどのように区切ってどこに荷物を配置するかによって、収納量も使い勝手も大きく違ってきます。

    また、建築実例のように、あらかじめ和室デザインに溶け込む収納スペースを設けておくのも和室収納のポイントです。

    ただ、自分や家族での収納設計は簡単ではありません。専門家と事前によく話し合って計画することが重要です。まずは無料資料請求いただき、お気兼ねなくフリーダムアーキテクツへお問い合わせください。

    「和室の家特集」はこちらをご覧ください

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