動線の良さが魅力!キッチンのレイアウトを考える際の5つのポイント

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キッチンをどう使う?動線で考えるキッチンのレイアウト

キッチンのレイアウトを考える際には、デザイン性のみならず使いやすさに注意することも大切です。

備え付けるアイテムの機能性を充実させても、使いにくい場所に配置してしまっては意味がありません。キッチンのレイアウトを考える際には、動線に注目するのが1つのポイントです。

今回は、キッチンのレイアウトと動線の関係性についてご紹介します。

キッチンが使いにくい!原因はなに?

キッチンが使いにくい!原因を解説
CASE737 RUSTIC

料理を毎日する方も多く、使う頻度も多いからこそこだわりたいのがキッチンスペースです。しかし「念願のきれいなキッチン!…だけどなんだか使いにくい」と新居のキッチンに対して不満を抱く方もいます。

皆さんがキッチンを「使いにくい」と感じる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。アンケートを取ってみました。

【質問】
キッチンの家事動線に満足していますか?

【回答結果】
満足している:84
満足していない:66

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
有効回答数:150サンプル

キッチンの家事動線に満足していますか?

満足している方が多い結果に!しかし、意外と満足していない方も多い…

アンケートの結果、150人中84人の方が「満足している」を選ぶ結果になりました。割合としては「満足している」を選んだ方が多いですが、意外にも66人の方はキッチンの家事動線に満足していないことが分かりました。

それでは、それぞれの意見についてご紹介します。まずは、「満足している」を選んだ方の意見です。

・今のキッチンでの自分の動きに慣れていて、これでいいと思っているからです。(50代/
女性/無職)
・コンロと冷蔵庫が近いため、料理がしやすい。(40代/会社員/男性)

キッチンでの動線について「満足している」と答えた方は、冷蔵庫やコンロなどキッチンアイテムの位置に満足している方も多いようです。使い続けることによって、キッチンに慣れてくる場合などもあるようですね。

次に、キッチンでの家事動線に「満足していない」と答えた方の意見についてご紹介します。

・小さい場所で小回りが利くが、若干壁があって、食器を取るのが手間になる。(30代/男性/個人事業主・フリーランサー)
・コンロ、流し、作業台の位置が好ましくないので効率的な動線が確保できないことが不満(30代/女性/専業主婦)

キッチンでの家事動線について「満足していない」と答えた方は、キッチンアイテムの配置に不便さを感じる方が多いようです。コンロやシンク、作業台などの使いやすさだけではなく、食器棚の位置や、収納庫の位置についても注意する必要があるようです。

今回のアンケートで、キッチンの使いやすさについて不満を持つ方は意外に多いことが分かりました。また「満足している」を選んだ方でも、使いづらさを感じる方もいるようです。キッチンをより使いやすいようにするためには、どのような点に注意すると良いのでしょうか。

なお、キッチンの選び方やレイアウトは「注文住宅におすすめのキッチンとは?こだわるべきポイントを押さえよう」にて詳しく解説しています。

動線の良いキッチンのレイアウトを作るための5つのポイント

動線の良いキッチンのレイアウトを作るための5つのポイントとは
CASE744 CAVE

キッチンのレイアウトを考える際には、動線を意識することが大切です。

ここでは、動線の良いキッチンのレイアウトを作るための5つのポイントを紹介するので、使いやすいキッチン作りの参考にしてください。

①タイプ別のキッチン動線を理解する

動線とは、動く範囲を線で結んだもののことです。動線が長くなりすぎると、作業がしにくいキッチンになってしまい、不便に感じるケースもあります。

I型キッチンの場合、動線は横一直線になるため動線が長くなりやすく、移動距離が増えやすいと言えます。II型キッチンは、I型キッチンが平行に並んだキッチンのことを指します。

クローズドキッチンに多く設置されるII型キッチンは、I型に比べて作業動線が短くなりやすいため、使い勝手の良いキッチン形状です。L型キッチンは、シンクとコンロが向かい合い、L字になるように設置されたキッチンを指します。

省スペースで収納や作業スペースを確保しやすいL字型キッチンは、キッチンの形状に沿ってL字の動線を描きます。オープンキッチンに使われるアイランド型は、I型キッチンが独立した形状になっているため、キッチンをぐるりと囲んで作業を進められます。なお、動線が短くなりすぎると作業スペースを確保しにくくなり、不便さを感じる場合もあります。

このように、キッチンのタイプによって適した動線は変わります。慣れや好みによっても快適に感じる動線は違ってくるので、キッチンに立ったときの作業の流れを具体的にシミュレーションして、自分に合った動線を実現できるレイアウトを採用するのがポイントです。

ワークトライアングルを意識する

ワークトライアングルとは、キッチンを構成する重要な要素であるシンク・コンロ・冷蔵庫の3つを結んだ線のことです。使いやすさを重視するなら、ワークトライアングルが正三角形に近い形になるようなレイアウトを採用するのがおすすめ。

ワークトライアングルは形だけでなく大きさも重要で、3辺の合計が360〜660cmの間に収まるようなレイアウトが適切だと言われています。ワークトライアングルは大きすぎても小さすぎても動線の良さが損なわれるため、キッチンスペースの面積に応じてシンク・コンロ・冷蔵庫の適切な配置を見極めましょう。

③キッチン家電は調理の流れで考える

キッチン家電の配置を決める際は、調理をするときの流れを意識しましょう。例えばデザイン性の高いオープンキッチンタイプを選んでも、コンロやシンク、食器棚の配置が調理の流れに沿っていないと使い勝手が悪くなってしまいます。

料理をする際には、食材を取り出してからシンクで洗い、調理台で食材を刻んでからコンロで加熱します。最後に食器に料理を盛り付けて、リビングに運ぶという流れが多いです。これらの工程をスムーズに行うためには、各キッチン家電や食器棚を適切な位置に配置しておく必要があります。

例えば、キッチン家電と食器棚が遠すぎる場合、調理をしながら足りない食器を取り出すなどの動きができなくなります。調理中に1度手を止めなければいけなくなるため、作業効率が悪くなってしまうのです。

特にポイントとなる冷蔵庫のレイアウトについては「キッチンのレイアウトは冷蔵庫がカギになる!失敗しないレイアウト方法とは?」の記事で解説しています。

④通路幅を十分にとる

キッチンのレイアウトを考える際に多くの人が悩むのが、通路幅ではないでしょうか。通路が広すぎると移動距離が長くなって作業が大変になりますが、狭すぎる通路は動きづらく、複数人でキッチンに立つのも難しくなります。

使いやすいと感じる通路幅は、人によって違います。90cm以下でも気にならないという人もいれば、100cm以上ないと作業しにくいと感じる人もいるでしょう。実際にキッチンを使うときの流れや同時にキッチンに立つ人数などを具体的にシミュレーションして、必要な通路幅を確保してください。

⑤収納は取り出しやすさを重視する

キッチン収納は「多ければ多いほど良い」というわけではなく、しまいやすく取り出しやすい動線を意識したレイアウトを採用することが大切です。

調理器具・調味料・掃除道具などキッチンにはさまざまなジャンルのものを収納する必要があるため、ジャンル別に使いやすい場所にまとめておける収納を採用しましょう。

例えば調味料の収納スペースなら「調理中に3歩以内で取り出せる」など、実際に使うときの利便性を考慮する必要があります。

また、パントリーを設置するなら広さや棚の数も使い勝手を左右するポイントです。人気のパントリーを設置する際の注意点は「【注文住宅】パントリーは必要?設置するメリットや後悔しないコツ、間取り例も紹介!」の記事で確認してください。

ほかの家事や家族との兼ね合いも大事!生活動線全体で考えて

キッチンは生活動線全体で考えよう
CASE742 STEP’s

キッチンを使用するのは主婦の方だけではありません。キッチンのレイアウトは、家族が使用することも踏まえて考えるのが大切です。

キッチンの通路が狭すぎると、複数人でキッチンを通ることができなくなってしまいます。子どもが調理をする場合は、保護者が付き添うこともあります。しかし、キッチンの通路が狭すぎると、キッチンを複数人で使用することができません。付き添いができなくなってしまうと、子どもがキッチンを利用することは難しくなってしまいます。

また、女性ではなく男性がキッチンを使う場合についても考えましょう。体の大きい男性がキッチンを使用する場合、通路の幅が狭いと使いにくいと感じやすいでしょう。家族全員で使いやすいキッチンレイアウトを考えることも大切です。

また、水回りの家事全体のの時間短縮のためにも、住居内の生活動線についても考えておきましょう。

動線だけじゃない!キッチンの使い勝手はカウンターの高さも重要

キッチンの使いやすさとカウンターの高さには密接な関係があります。

子供がキッチンを使用する場合、キッチンのカウンターが高すぎると踏み台に乗っても使いにくさを感じやすいです。また、男性がキッチンを利用する場合、キッチンが低すぎると使いにくく感じる方もいます。カウンターが低すぎると、腰を痛めることにも繋がるため注意が必要です。

キッチンの使いやすい高さの目安を計算するには(身長)÷2+2.5cmで求められ、算出された数値が基準高さになります。

しかし、カウンターの高さは実際に見てみないとイメージが湧きづらいことも事実です。身長によって使いやすいキッチンの高さは異なるため、キッチンカウンターを選ぶ際には、キッチンメーカーのショールームに足を運ぶのも良いでしょう。

家族でキッチンメーカーのショールームに足を運ぶことで、さまざまなキッチンカウンターの高さを知ることができ、家族に合った製品に出会いやすいと言えます。

対面キッチンのカウンターの高さについては「キッチンカウンターの高さはどのくらいが理想?適切な高さを目的別に解説!」の記事で解説しています。

キッチンは動線を意識して計画しよう

デザイン性にばかり注目していると、使いやすいキッチンは実現しにくいと言えます。キッチンのレイアウトを考える際には、実際に使っている様子をイメージし、動線を意識しつつアイテムの配置を決めることが重要です。新しくキッチンを作る場合はキッチンカウンターや通路の幅などにも着目しましょう。

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