• 中古の注文住宅を買う!メリット・デメリットまとめ

    15,170 view

    住宅を買う際には、新築、中古と選択肢があります。中古と聞くと、長い間他人が使用してきた住宅である、耐震に不安があるなど、あまりよいイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。
    しかし、物件によっては、まだ長期間住める状態のものもたくさんあります。また、リノベーションによって自分好みに変えることも十分に可能です。よい状態の中古住宅もたくさんあるといえども、気になるのは中古の注文住宅を選択することのメリットとデメリットでしょう。
    そこで、中古の注文住宅のメリット・デメリット、注文住宅を中古で買うというケースでの安全面の確認方法、基準についても紹介します。

     

    中古の注文住宅にするメリット

    中古の注文住宅のメリットとして挙げられるのは、新築と比較をして価格そのものが安いため購入しやすいことです。新築住宅と同様の、大きさ・立地などで比較した際、一般的には安くなります。
    また、中古の注文住宅を買う人の多くは、購入後にリフォームをしていることが特徴です。リフォームでは、設備や内装を変更でき、希望の住宅に変えることも可能です。内装や設備にこだわりがある人は、中古の注文住宅のほうが自分の希望を取り入れやすく、希望通りの内装に仕上げやすいでしょう。

    また、中古の注文住宅を購入する際には、エリアについてもメリットがあります。中古の注文住宅は、都市近郊など、開発された住宅地で、売り出されることが期待できるのです。
    住宅地は駅から近いなど条件がよいため人気があり、早くに買い手がつくこともあるため、あらかじめ地域の不動産会社に依頼しておきましょう。
    中古の注文住宅は、周辺の環境が完成しているなかに存在するケースが多いため、住宅の見学に出向いた際に、よい点や悪い点を自分の目で確かめることも可能です。時間や曜日ごとの人通りや、周囲の環境をチェックでできます。

    周辺に住んでいる人達についても雰囲気を確認できるほか、通勤や登校時間、午前や日が落ちてからの街の様子、近隣のスーパーなどの利便性も確認できます。
    小さな子どもがいる場合など、防犯面も含めて事前に確認できる点は大きなメリットだといえるでしょう。さらに、建売住宅と比較して設備面・強度が充実している場合があることもメリットです。
    例えば、短期間で仕上げなければならない住宅の場合、職人のモラルや技術などが反映され、設備や強度に問題がある欠陥住宅と呼ばれるものが完成するケースもあるのです。

     

    中古の注文住宅にするデメリット

    中古の注文住宅が古い場合、住宅が建てられてから何年経つのか、あと何年もつか、購入後すぐに改修しなければならずリフォームや工事費がかかるのではなど、不安要素が多くなることは最大のデメリットだといえます。
    実際には構造がしっかりしたものあり、正しくメンテナンスをするだけで長期間住むことが可能であっても、住宅や建築に関する知識がない人にとって判断するのは難しいものです。
    専門家の意見を聞いたとしても、自身で判断することが難しいケースもあります。そのため、心配な点として挙げられることが多くなり、中古の注文住宅を購入することをためらう原因にもなるでしょう。

    また、売主が住んでいる状態で売却に出すケースも多いことで、荷物や家具が置かれた状態、生活感もある中で内見をしなければなりません。物件を細かくチェックできないこともデメリットです。
    物件そのものは時間をかけて見学できても、家具を移動させることは難しかったり、押し入れなどの収納の奥まで見せてもらうのは気が引けたりと、満足に見学できないこともあるでしょう。
    さらに、新築住宅と比較して保険や保証、売主に対する責任も弱くなります。新築住宅の場合、保証は10年間と定められており、保険や法務局へ供託するなどといった点が、買主の立場からみると安心して購入できる要素です。
    中古の注文住宅でも、任意で保険に加入できるものの、構造の瑕疵は認められない場合が多く、責任を問えないこともあります。

    ほかにも、新築の注文住宅のように、自分たちの希望通りの住宅であるといった特別感がないことや、完璧な自分好みの住宅を見つけることは容易ではないことも挙げられるでしょう。加えて、築年数や立地条件によっては、建売の中古住宅よりも価格が高い可能性がある点にも注意が必要です。

     

    中古購入でリノベーションする方法もある

    中古の注文住宅は、購入すればそのまま住めるものであり、すでにできあがっているため価格や間取りも一目でわかります。予算の計算もしやすく、支出スケジュールも立てやすいでしょう。
    また、中古の住宅を購入してリノベーションを施すことは注文住宅に相当するといえるのです。中古の注文住宅を購入しリノベーションするという購入方法は、まず中古物件を買い、天井、壁、床などを解体します。
    柱などの構造部分だけを残した状態にしたあと、住宅の内部をオーダーした通りに造っていくという流れです。

    好みの物件探しから床、天井、壁などのデザインなど、もとの構造部を中心とした形にはなるものの、間取りなども自分たちで考えることになり、非常に手間と時間もかかります。
    手間と時間を考えてみると、できあがっている物件にすぐ住みはじめるというものではなく、注文住宅と同様の流れだといえるでしょう。
    注文住宅と異なる部分は、構造から造るかどうかという点のみとなります。こだわりの家に造り替えられるため、中古住宅をリノベーションする方法も注目を集めているのです。

    また、中古の注文住宅は好立地な場所や地盤のしっかりとした場所に建っていることが多いため、安心して住める点が魅力だといえます。強度を重視したい場合や、通勤通学のほか、長い期間満足のいく暮らしをするための快適な周辺環境を重視したい人には最適です。
    さらに、リノベーションであれば、自らのこだわりの家に変えることが可能です。もちろん、注文住宅を建築するほうは構造から自分好みに造れるため、こだわりを存分に反映できます。
    一方の中古住宅を購入してリノベーションする場合であっても、構造は決められているものの天井など内装は自分の好きなデザインにできるのです。

     

    中古の注文住宅を探す際のポイント

    気になっている中古の注文住宅がある場合、気にいった点と不満な点を整理することが大切です。また、地盤の状況、環境等の調査を綿密に行い、安心して住み続けられるかを見極めましょう。
    さらに、1981年に建築基準法の耐震基準が改正され、以降に建築された中古の注文住宅は、「震度6強~7の地震で倒壊することはなく、震度5強程度の地震でも損傷することはない」といった基準で建てられています。
    つまり、1981年より前に建築された中古住宅は、改修して設備面や強度などに問題がないかを確認することが重要なのです。ほかにも、構造部や内装の印象から、リフォーム・リノベーションのしやすさをチェックし、自分の理想を反映できるかも確認します。

     

    費用を抑えて注文住宅に住もう!

    予算の面で、新築の注文住宅には手が届かないものの中古なら買えるという場合、中古の注文住宅や中古物件のリノベーションを検討してみる方法も有効です。
    構造をそのままに、内装をすべて自分好みに仕上げられる方法のため、注文住宅と同様のメリットを得られるといえます。理想の中古注文住宅を探す際にはポイントも押さえ、メリット・デメリットを踏まえつつ、じっくり検討してみましょう。

     

    フリーダムには「家づくり」に関する各種相談窓口がございます。
    家づくりを検討されている方、土地をお探しの方、新築・中古問わず住宅の購入を検討されている方、すでにフリーダムとご契約されている方など、どのようなご相談にも無料でお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。

    ◆◆「フリーダムが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。

     

    カテゴリー:

    新着記事

    おすすめ記事