住宅ローンの選び方まとめ!知って得する住宅ローン!

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住宅ローンはいろいろな種類があります。どれを選ぶかによって生活が充実するか苦しくなるかが決まるため、ポイントを押さえた選び方をする必要があります。
一体どういった点に気をつければ、その家庭にあった住宅ローンを選ぶことができるのでしょうか?
住宅ローン選びは、どれかひとつだけ重視してもうまくいきません。
いろいろな面から多角的に検討するのがうまくいくポイントです。そこで、住宅ローンの選び方をさまざまな観点からまとめてみました。

住宅ローンを選ぶポイントはどんなこと?

長い期間お世話になる住宅ローン。いろいろな商品がありますが、住宅ローンを選ぶ決め手は何でしょうか?150人の人に聞いてみました。

【質問】
住宅ローンを選ぶ際の決め手になるのはどのような部分ですか?

【回答数】
金利の低さ:107
繰り上げ返済の自由度:26
固定金利期間の長さ:17

調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 –
調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日
有効回答数:150サンプル

安いのが一番!金利の低さは重要!

1位は「金利の低さ」、全体の7割の人が選んでいます。

・金利が低いとローンの返済も楽になってくるから(会社員/男性/30代)

金利が低いとその分だけ返済額も減りますから、やはり重要な部分ですよね。
それでは、2位の「繰り上げ返済の自由度」の意見はどうでしょうか?

・返せる余裕がある時にできるだけ多く返して、極力早くローンの支払いを終えたい(女性/30代)

返済期間が長いからこそ、早めに終わらせたいという考えの人が多い印象でした。最後に、「固定金利期間の長さ」の意見を見てみましょう。

・金利がコロコロ変わってしまうと、返済計画も変えないといけなくなるので(専業主婦・主夫/男性/50代)

返済額が変わってしまうと、確かに返済を計画的にするのは難しいかもしれませんね。

1位と2位を選んだ人たちには、なるべく返済額を安く済ませたい、という認識があるようです。
返済額を安くするには利息を少なくすることが大切ですよね。
利息を少なくするには元金を減らしていくことが重要ですから、「金利の低さ」が1位になるのは当然かもしれませんね。

住宅ローンの審査に落ちないために!知っておきたい3つのこと

 

住宅ローンで融資を受けるには審査があります。その審査項目は多岐に渡り、審査基準も普通のキャッシングなどと比べて厳しいものになります。
また、申込み本人と物件担保評価の2つを審査しますので、その分だけ審査に通りにくいと言われています。また、光熱費や携帯電話料金の未納・延滞があると、信用情報で引っかかってしまい、審査に通らない可能性が高いです。
レンタルCDの延滞も注意。消費者金融での借り入れやショッピング残高が残っている人は、住宅ローンを申込む前に完済しておいたほうが良いでしょう。
それから、健康状態に不安があると団体信用生命保険にも加入できないため、民間住宅ローンを借りることはできません。
一方、頭金をある程度の額以上用意しておくと、審査に通る可能性が高まります。
申込みをするときは借入期間を短くすることもポイントです。そして、住宅ローンの基準は金融機関によってまちまちですので、複数の金融機関へ申込むのも大切です。

詳しくは、「住宅ローンの審査を通るためのポイント3つ!」 をご参照ください。

住宅ローンの諸費用を削減するには比較が有効な方法!

住宅ローンの諸費用は物件購入額の5%~10%と言われています。
数字にすると少ないですが、金額にすると意外と高いものです。そのため、なるべく諸費用は削減して、ほかの予算に回したいことでしょう。
そのためには、複数の金融機関から出ている住宅ローンの内容を比較することが重要です。住宅ローンを借りる際に発生する融資事務手数料は、金融機関によって値段が違います。ローン保証金についても金額が異なるほか、支払い方法も変わってきます。
これらのことはきちんと情報収集をして比較をすれば、最低限の金額で収めることができます。
また、不動産会社に住宅ローン手続きを代行してもらった時に発生する斡旋手数料は、住宅ローンの手続きを自分でやれば支払う必要はありません。
手続きが難しそうだから……と業者に頼むと、思いの外高い金額を請求されることがありますので、注意するようにしてくださいね。また、住宅ローン以外の諸費用についても、削減可能です。
引っ越しのときに出た、いらない家具はリサイクルショップで売る、引っ越し業者は複数から見積りを取るなどの工夫をしましょう。

詳しくは、「住宅ローンの諸費用はいくらが目安?節約できる方法はあるの?」をご参照ください。

住宅ローンの種類と金利タイプを徹底解説!

住宅ローンには、各金融期間が出している民間ローンと、自治体が出している公的ローンがあります。
よく使われている種類は民間ローンと、住宅金融支援機構が出しているフラット35です。民間ローンは銀行や信用金庫などが扱っていて、サービス内容や融資条件は金融機関ごとに変わります。
フラット35は住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して出している住宅ローンのため、フラット35を利用したければ、提携先の民間金融機関で申込むことになります。
公的ローンの種類は少なく、主なローンは財形貯蓄をしている人向けの、財形持家転貸融資です。財形貯蓄の残高が50万円以上あり、1年以上続けている人であれば申込みが可能です。
民間企業の場合は申込み先が変わるので、勤務先に確認してみると良いでしょう。住宅ローンの金利タイプは、変動金利型、固定金利期間選択型、全期間固定金利型の3種類があります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、特徴をよく理解して選ぶのが大切。自分にあった住宅ローンと金利を見つけてくださいね。

詳しくは、「住宅ローンの種類を見極めて自分に合ったローン利用を!」をご参照ください。

住宅ローンの返済方法は繰り上げ返済がおすすめ!

繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に、ある程度まとまった金額の返済をする方法のことです。
繰り上げ返済のお金はすべて元金に充当されるので、効率的に返済額を減らすことができます。
繰り上げ返済では、返済期間を短縮する期間短縮型と、毎月の返済金額を下げる返済額軽減型の2つがあります。
返済総額の面から見ると、期間短縮型のほうが効率よく返済額を減らすことができます。反面、返済額軽減型は毎月の返済額が低くなるので、生活が住宅ローンで圧迫されて家計に余裕がない、という場合に有効です。
せっかく新しい家に引っ越してきたのに、ギリギリの生活しかできない……というのでは、生活を充実させることはできません。
何より、住宅ローンの返済が滞るリスクが高く、最悪物件を手放してしまう可能性もあります。
繰り上げ返済は総返済額を減らすことが目的ですが、日々の生活を楽にするための方法でもあります。
現状と将来を考えたときにどちらの方法がいいのか、それぞれの家庭にあった判断をしましょう。

詳しくは、「住宅ローンの返済をどの方法でするか迷ったら!金利を減らすなら繰り上げ返済を!」 をご参照ください。

住宅ローンの返済期間はいつまでに設定すべき?

住宅ローンの完済を目指すにあたり、返済期間の設定はとても重要です。通常、住宅ローンは返済期間を長くすると総返済額が高くなり、返済期間を短くすると総返済額は安くなります。
反面、返済期間が長いと毎月の返済額は安くなり、短いと毎月の返済額は高くなります。どちらのほうがお得かは一概に言えません。
お得かどうかを考えるより、無理なく最後まで返済していけるかどうかのうほうが大切です。特に、住宅ローンは期間が長いので、返済が定年に差し掛かる場合も多いでしょう。
一般企業では60歳を迎えると再雇用となり、年収が一気に落ちる傾向にあります。そのときに、果たして返済を続けていけるのかどうかは、かなり重要なポイントです。60歳までに完済できるのであれば短い返済期間でも大丈夫かもしれません。
しかし、返済が60歳を超える人は、むやみに返済期間を短くするのは危険です。年収と貯蓄額、毎月の生活費などを考え、毎月の返済額がいくらなら無理なく暮らしていけるのか、きちんと計画するようにしてくださいね。

住宅ローンの金利の種類を徹底解説!

住宅ローンの金利には4つの種類があります。この中で一番金利が安定しているのは全期間固定金利型です。安定している分だけ金利が高くなる傾向にありますが、最初から最後まで変動しないので、もっとも安定しているタイプと言えるでしょう。
次に固定金利期間選択型も融資初回は固定金利なので安定感があります。
ただし一定期間を経ると金利の見直しが入るため、場合によっては返済額がものすごく上がってしまうケースがあります。
変動金利を選択したときは要注意です。景気の動向をこまめにチェックすることが大切です。4つの種類の中でもっとも金利が低いのが変動金利型です。
定期的に金利の見直しが入るため、金利は安定しません。金利が変わるたびに返済額が変わるため、マネープランは立てにくい傾向にあります。
この3つのタイプを組み合わせて住宅ローンを組めるのがハイブリッド型、またはミックスローンとも呼ばれています。
固定金利期間型と変動金利型を組み合わせれば、変動金利の不安定さをカバーできます。

詳しくは、「住宅ローンの返済を考える!完済までの期間のタイムリミットは?」 をご参照ください。

まとめ

住宅ローンは返済額や利息以外にも、返済期間や住宅ローンの種類、金利のタイプなど、さまざまな要素があります。
これらの要素は一つひとつが独立しているわけではなく、それぞれが連動しあっています。
そのため、どれかひとつの要素だけを検討してもうまくいかず、むしろ重大な部分を見落として生活を圧迫しかねません。
すべての要素をじっくり検証しつつ、それぞれの家庭にあった住宅ローンを選んでくださいね。

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