都心の一軒家に住みたい・・そんな方におすすめなのが、工夫を凝らした狭小住宅。
狭小地でありながらも課題をクリアし、快適な理想の暮らしを実現させるポイントを、実例とともにご紹介します♪
Contents
3階建て総スキップと屋上バルコニー7フロアの狭小住宅
都市に建つ間口1.75間の狭小住宅。
3階建て総スキップと屋上バルコニーの合計7フロアで構成され、家全体がワンルームになっています。
狭小地の課題といえばやはりスペースが少ないこと。
こちらの家では、ピッチ200mmの「たな」で家全体を構成し、棚や床、階段の代わりとすることで、限られた空間を最大限活用しています。
こちらはキッチン&ダイニング。
階段で上に上がるとリビングフロアになっています。食器棚は壁一面に備え付け、スペースを有効活用しています。
こちらが階段を上った先のリビングルーム。
イスの下をBOX型にしてイス下に収納を確保。
左側の壁はテレビを埋め込み、周りもすべて「棚」にしていることで、本を収納したりインテリアを飾ったりできるようにしています。
こちらは棚で仕切られたウォークインクローゼット。
壁自体が「棚」としての役割をしているので、狭小地ながらも収納力を確保しています。
スキップフロアを活用したビンテージライクな狭小住宅
三階建ての都市型狭小住宅。
道路を挟み向かい側に建物がない敷地条件を活かし、大開口を設けた印象的な外観です。
狭小住宅となると、壁をあまりつくらないことで開放感を演出することが多くなります。
ワンルームの空間を区切る手段として使われるのが「スキップフロア」です。
こちらの家では、キッチンエリアとリビングエリアをスキップフロアにすることで空間をさりげなく隔てています。
スキップフロアに加えて床の材質も変えることで空間を区分けしています。
左側がキッチン、右側がリビングフロアです。
リビング側には吹抜けを設け、光の降り注ぐ明るい空間に。
天井を黒色にした暗がりのあるキッチン空間を隣接させることで、奥行き感を創出し実際よりも広く空間を見せるようにしています。
アウトサイドリビングのある狭小住宅
三角形の土地形状をトレースするように計画した狭小住宅。
黒の外壁から、木材で囲まれたバルコニーが飛び出したような印象的な外観です。
内部はフロアごとに色味を変えた、インダストリアルな雰囲気で統一。
狭小住宅で暗くなりがちな玄関エリアは、白煉瓦をベースにしたインテリアと吹き抜け階段からの光で明るい空間にしています。
こちらが二階LDK。キッチンからの視線の先にはリビング、バルコニーがあるので、部屋全体の様子が見渡せるような配置にしています。
LDKに大開口を設け、バルコニーと連続したアウトサイドリビングに。アウトサイドリビングをつくることで、実際よりも広々とした開放感を味わうことができます。
バルコニーからLDKに入る光と風が心地よい空間です。
狭小住宅では階段のスペースもなるべくコンパクトにしたいもの。
三角形の土地形状に合わせて、階段も三角形の螺旋型に。
三角の角部分はなかなかスペースとして活用しづらい場所ですが、階段にすることで他の部分にスペースを多くとることができています。
中心にトップライトがある狭小住宅
旗竿敷地に計画された住まい。
暗くなりがちな狭小住宅の問題を、トップライトを家の中心に作ることでカバー。
家じゅうに明かりが広がる空間に仕上げています。
LDKにはスキップフロアを採用。
動くごとに変化する視線の抜け方が暮らしに彩りをプラスします。
古民家カフェ風狭小住宅
台形状の敷地に建つ狭小住宅。
カウンターキッチンにしているのでダイニングテーブルを置く場所をとらず、狭小住宅ながら広々としたリビングを実現させています。
階段下に棚を設置し、見せる収納棚としてスペースを有効活用。
SICとパントリーを隣接させ、快適な家事動線も確保しています。
いかがでしたか?
都心の狭小地でも、工夫次第で快適な暮らしを実現できます。今回ご紹介した物件の他にもたくさんの狭小住宅をご紹介しているので、ぜひこちらの 狭小住宅・コンパクトハウス(30坪以下)の建築実例 もチェックしてみてくださいね。
おしゃれな狭小住宅に関するよくある質問
細長い家のメリット・デメリットは?
細長い家のメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
1. 敷地の有効活用:狭い敷地でも細長い家を建てることで、有効に空間を活用することができます。
2. プライバシーの確保:細長い家は、部屋が独立して配置されることが多いため、プライバシーを確保しやすいです。
3. 光の取り入れ:細長い家は窓を設けやすいため、自然光をたくさん取り入れることができます。
【デメリット】
1. 通路の確保:細長い家は、通路を確保するためのスペースが必要になるため、有効な生活空間が狭くなる可能性があります。
2. 配置の制限:部屋の配置に制限が出ることがあります。例えば、リビングとキッチンを一緒にしたい場合でも、細長い形状では難しい場合があります。
3. 換気の問題:細長い家は、部屋が奥まっているため、換気が難しい場合があります。
これらのメリット・デメリットを考慮しながら、自分のライフスタイルや家族構成に合った家づくりを行うことが重要です。
狭小住宅とは、何坪以下の建築面積ですか?
狭小住宅とは、一般的には土地面積が30坪以下、または建築面積が50坪以下の住宅を指します。ただし、この定義は固定的なものではなく、地域や建築会社によって異なる場合もあります。また、土地の形状や立地条件によっても「狭小」と感じる範囲は変わるため、一概に定義するのは難しいです。
狭小住宅のメリットは?
狭小住宅には以下のようなメリットがあります。
1. コスト:土地の価格が高い都市部では、狭小地に建てることで初期投資を抑えることが可能です。
2. 省エネ:小さな空間は、冷暖房の効率が良く、エネルギー消費を抑えることができます。
3. メンテナンス:小さな家は掃除やメンテナンスがしやすく、時間とコストを節約できます。
4. デザイン:限られたスペースの中で工夫を凝らすことで、ユニークで個性的なデザインを生み出すことが可能です。
5. ライフスタイル:必要なものだけを持つシンプルな生活を送ることができ、ミニマリストのライフスタイルに適しています。
ただし、狭小住宅にはデメリットも存在します。例えば、家族が増えた場合のスペースの確保や、プライバシーの確保などが挙げられます。これらの点を考慮しながら、自分のライフスタイルや将来の計画に合った住まいを選ぶことが重要です。
「狭小住宅」の読み方は?
「狭小住宅」の読み方は「きょうしょうじゅうたく」です。
10坪の狭小住宅を建てるのにいくらくらいかかりますか?
建築費は、設計や仕様、地域などにより大きく変動しますが、一般的な目安としては、坪単価を30万円とした場合、10坪の狭小住宅の建築費は約3000万円となります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、具体的な費用は設計事務所や建築会社に相談することをおすすめします。また、建築費以外にも、土地代や諸経費(設計料、申請費用など)も考慮に入れる必要があります。
狭小住宅とは、何平米以下の住宅を指しますか?
狭小住宅とは、一般的に土地面積が50平米以下の住宅を指します。ただし、この定義は固定的なものではなく、地域や建築条件により異なる場合もあります。また、建築物の形状や設計によっては、50平米以下でも広々とした空間を実現することが可能です。
15坪 いくら?
注文住宅の価格は、設計内容や使用する材料、地域などにより大きく変動します。一般的には、坪単価を50万円~100万円と考えると、15坪の家であれば750万円~1500万円程度になると考えられます。ただし、これはあくまで目安であり、具体的な価格はハウスメーカーや建築会社に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
狭小住宅 何坪まで?
狭小住宅の定義は明確には決まっていませんが、一般的には土地面積が30坪以下、建物面積が20坪以下の住宅を指すことが多いです。ただし、これはあくまで一例であり、地域や建築会社によって定義は異なる場合があります。また、狭小住宅でも設計次第で快適な生活空間を確保することが可能です。
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