洗濯や洗面、脱衣、歯磨きなど、洗面所は家族みんなが1日に何度も使うスペースです。
家の中でも特に重要な家事・生活動線なので、快適な収納スペースが必要になりますが、湿気が高い部屋でもあるので収納のスペースだけでなく種類などにも気を配る必要があります。
この記事では、新築後に家族みんなが快適に洗面所を使えるよう、洗面所の収納スペースや湿気対策などについて詳しく解説します。
Contents
洗面所の収納が充実していることのメリット
洗面所に充実した収納スペースがあると、タオルや着替えをスムーズに取り出せたり、日用品のストックを確保しやすくなったりするため使い勝手が良くなります。浴室に隣接する洗面所は、入浴後に使用するタオルや着替え、洗面台の手洗い用のタオルなど、さまざまなものを置くスペースが必要な場所です。
反対に収納が充実していないと置き場所に困り、使い勝手が悪くなります。家族分のタオルや着替えを置ける収納スペースを確保すれば、家族全員が快適に洗面所を利用できるでしょう。また、ハンドソープや洗濯洗剤などの日用品のストックを置く場所を決めておけば、詰め替えや差し替えができます。
洗面所収納のアイディア
洗面所に充実した収納を設けるには工夫が必要です。ここからは、洗面所の収納を充実させるためのアイディアを紹介します。洗面所の収納を検討する際の参考にしてみてください。
家事動線も考慮した充実の収納
洗面所には、パジャマや下着などの着替えのほかに、フェイスタオルやバスタオルなどの収納スペースも必要です。洗面所にパジャマや下着類を収納しておけば、入浴時に部屋から着替えを持っていく手間を省けます。
乾燥機付き洗濯機を設置する場合や室内干しをする場合は、乾いた洗濯物をその場で収納できるので家事動線もスムーズになります。また、洗剤やボディソープ、詰め替え用のストックなどの日用品の置き場所も確保する必要があるため、洗面所に充実した収納スペースをつくれる広さと収納力を備えることが重要です。
洗面所の広さを確保するのが難しい場合は、ファミリークローゼットを併設すると収納力をカバーできるだけでなく家事動線もスムーズになります。洗面所に収納スペースをつくる際は、家族1人あたりに必要な収納量を把握した上で、広めの収納棚を設置しましょう。
湿気が高い洗面所の収納に適した素材
洗面所にパジャマなどを収納すると便利ではありますが、中には「洗面所の湿気が気になる」という人もいるでしょうし、「湿気が高い場所に家族全員分の衣類を収納しておいたら、衣類にカビが発生してしまうのでは?」と心配な人もいるかもしれません。
家の中で最も湿度が高くなるのは浴室ですが、お風呂上がりの湯気が流れ込みやすい洗面所も、湿気が高くなりがちです。そのため、家族のお風呂上りに浴室だけでなく洗面所も喚起しないと、洗面所にカビや垢、シミなどがつきやすくなるのです。
せっかく洗面所に衣類を収納して家事導線を短くしても、カビが発生してしまっては元も子もありません。
対策としては、換気扇を稼働させたり、窓を開けたりして湿気を逃がすようにするほか、壁紙の素材は湿気に強いビニールクロスやタイルなどにする、床は掃除しやすいクッションフロアやコルクにすることでカビ対策になります。
さらに、収納したタオル類や衣類を守るためにも、収納棚の素材はカビにくいものや掃除のしやすいものを選びましょう。
ポリプロピレン素材は掃除がしやすいですし、デザインではボックスよりもカゴの方が通気性が高いので服を湿気から守ります。
【間取りタイプ別】収納の考え方
洗面所の間取りは大きく分けて、洗面所兼脱衣所のタイプと洗面所を独立させるタイプがあります。それぞれの収納の考え方を把握した上で自分と家族に合う間取りを選びましょう。
洗面所・脱衣所を分けない場合
1つのスペースに洗面所と脱衣所を設ける場合は、洗剤類やバスグッズ、タオル、歯磨き用品、下着、部屋着などをすべて収納できるスペースを確保する必要があります。しかし、洗面所の広さを確保できなかった場合は、収納スペースが不足してどのように収納すればすべてを収められるのか悩む人も多いでしょう。
狭い洗面所でおすすめの収納アイテムは引き出しです。引き出せば奥まで物を収納できる上に、奥にある収納物も簡単に見つけられます。洗面所に洗面台や洗濯機を置くと狭くなりがちですが、引き出しはサイズバリエーションが豊富なため空いたスペースや収納物に合わせて選べます。
収納スペースが不足する場合は、洗面台の鏡裏面に収納スペースを設けるのもおすすめです。歯磨きやスキンケアで使用する小物を収納でき、鏡面の扉を閉めれば見た目をすっきり見せられます。
洗面所だけを独立させる場合
最近は、洗面所を独立させる住宅も少なくありません。洗面所と脱衣所が一緒になっていると、誰かが入浴中に洗面所を使用すると鉢合わせする可能性があり、洗面所の利用をためらう人もいるでしょう。
しかし、洗面所と脱衣所を別々に設置すれば、入浴中の人がいても気兼ねなく洗面所を利用できます。洗面所を独立して設置する場合は、タオルやスキンケア用品など最低限の収納スペースを確保するだけで済みます。前述したとおり、洗面所をすっきり見せたい場合は、鏡裏に収納スペースをつくるのも良いでしょう。
注文住宅で叶える!おしゃれな洗面所収納の実例
注文住宅は自由な設計に対応できるため、収納を充実させた洗面所のある住宅を建てるのにおすすめです。ここからは、フリーダムで実際に建てた、おしゃれな洗面所収納の実例を紹介します。
実例①CASE753 円佇の家(えんていのいえ)
独立した洗面所を設けた3階建ての注文住宅の実例です。洗面所には鏡裏収納があり、洗面ボウルの横には広々とした作業スペースが設けられています。脱衣所は洗面所と隣接しており、入浴時は引き戸を閉めることで洗面所を独立したスペースにできます。洗面所の手前にある大容量の収納棚は、家族全員の着替えやタオルなどの収納に便利です。
注文住宅の家づくり|CASE753 円佇の家(えんていのいえ)
実例②CASE713 トレイスライン
同一のスペースに洗面所と脱衣所がある2階建ての注文住宅の実例です。洗面所は白で統一された清潔感のある空間にデザインされており、鏡の横には扉式の収納棚、歯磨きやスキンケア用品を保管できる鏡裏の収納スペースがあります。洗面台の下には、タオルや洗剤類、家族全員分の着替えも収納できる大容量の引き出し収納が設けられています。
実例③CASE215 ホワイトフレームハウス
洗濯機の上のデッドスペースを上手に活用した2階建ての注文住宅の実例です。ドラム式洗濯機の上のスペースに可動式の収納棚が設けることで、収納物の量や大きさに合わせて棚の位置を変えられるように工夫されています。洗面台横のスペースは、天井の高さまでスペースを使用した扉式の収納棚が上部に設けられており、下半分には棚とキャスター付きの収納ケースが収まるスペースがあります。
快適な洗面所の収納スペースをつくろう!
洗面所は家族が一日に何度も使いますし、収納しなければならないものもたくさんあります。
そのため、気づけば洗面台の上が小物だらけになっていたり、洗剤やシャンプーの特売後はストックで物があふれてしまったりなんてことを経験したことのある人は多いのではないでしょうか。
新築後、家族が快適に洗面台を使えるよう、設計のうちからしっかり必要な収納スペースを押さえておきましょう。
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詳しくは、デザインに防犯・プライバシー保護の役割も!新築する前に知りたい外構の特徴と選び方についてをご参照ください。
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