横浜市の
注文住宅と建築実例

横浜市の統計によると、2019年7月現在の横浜市の人口は約374万8000人です。人口は毎年増加傾向にあり、それに伴って世帯数も増加しています。
横浜市は、全国の市町村の中でも人口が特に多いことで有名です。
日本全体としては少子高齢化による人口減少が社会問題となる中、横浜市ではわずかではあるものの毎年人口が増加しており、人が多く集まる人気の街であることがうかがえます。
横浜市の中で最も人口が多いのは港北区で、2019年１月の統計によると約35万1500人です。
次に青葉区が約30万9800人、鶴見区が約29万1200人と続きます。（横浜市の「最新の人口ニュース」を参照。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/jinko/maitsuki/saishin-news.html
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/jinko/chocho/juki/h31cho.html）
2019～2021年にかけては、みなとみらいの再開発がどんどん進められるため、それに伴って横浜市の人口は今後も増えることが予想されます。

次に、面積に注目してみましょう。横浜市全体の面積は、約437.5平方キロメートルです。神奈川県全体だと約2415.8平方キロメートルなので、横浜市は神奈川県の面積の約18％を占めていると計算できます。横浜市の中で最も面積が大きいのは戸塚区で、約35.8平方キロメートルです。次に青葉区の約35.2平方キロメートル、鶴見区の約33.2平方キロメートルが続きます。最も面積が小さいのは西区で、わずか7平方キロメートルしかありません。（横浜市統計書参照。https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/tokeisho/01.html）

横浜市は交通網が発達していて、とても便利な場所です。市の中心となる鉄道の駅は横浜駅で、JR、京急線、東急東横線、相鉄線、みなとみらい線、ブルーラインとたくさんの路線が走っています。東京駅からは約25分、新宿駅からは約29分、池袋駅からは約35分と、首都圏から30分前後で移動できます。新横浜駅からは新幹線に乗ることができ、長距離の移動も快適です。このほか、横浜市営バスや京浜急行バスなどの路線バスも利用できます。市内に空港はありませんが、成田空港や羽田空港へのアクセスもスムーズです。横浜駅から成田エクスプレスを利用すれば成田空港まで約90分、京浜急行を利用すれば羽田空港まで約22分です。（横浜市の観光情報参照。http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/access/#train）

注文住宅を建てるときには、その土地の治安が気になるものです。
特に子育て世代であれば、子どもが外で安全に遊べるかどうか、学校の行き帰りで通る道は安全かといったことが気になることでしょう。
警視庁が制作している犯罪発生マップによると、横浜市では凶悪犯罪が少ない傾向にあることがわかります。その中でも特に治安が良いといわれているのは、戸塚区の東海道線戸塚駅の周辺です。

このエリアは犯罪発生率が低く、防犯パトロールも行われています。
駅の東側には大きなショッピングビルがあり、明るく楽しげな雰囲気です。たくさんの人がにぎわう場所で、治安が悪いと感じることはほとんどないでしょう。

周辺には広場や柏尾川に沿ってできた小道などがあり、のんびりとした空気が漂っています。西側にもショッピングモールや商業ビルが立ち並んでいて、それらを抜けると住宅街です。
ファミリー層が多く住んでいるので、治安は比較的良いといえるでしょう。

横浜市中区にある京浜東北線桜木町駅周辺も、治安の良いエリアです。
桜木町駅の東側はランドマークタワーなど近代的な建物が多く、おしゃれな雰囲気です。
一方、西側はがらりと雰囲気が変わり、住宅地で下町情緒あふれる雰囲気となっています。
桜木町駅エリアの中でも治安が良いのは、駅の北西にあたるエリアです。たとえば、宮崎町は街灯がきちんと整備されていて、夜でも人通りが多いので安心して歩けます。花咲町はそれほど人通りが多くありませんが、明るいので夜でも不安に感じることは少ないでしょう。

横浜港があり、西洋や中国など各国の文化が混じり合う横浜市には、人気のスポットがたくさんあります。横浜港に面したみなとみらい21は、横浜の象徴ともいえる場所です。横浜みなと博物館やランドマークタワー、赤レンガ倉庫などがあるのもこのエリアです。大観覧車「コスモクロック21」は夜になるとイルミネーションがとてもきれいで、デートスポットとしても人気を集めています。大正時代に建てられた赤レンガ倉庫はおしゃれで、季節に合わせてさまざまなイベントも開催されています。

グルメを楽しみたいなら、横浜中華街が良いでしょう。あつあつの豚まんやシューマイなどを食べられる中華のお店がたくさん立ち並んでいて、食べ歩きが楽しめます。中華料理屋だけでなくかわいい雑貨屋なども多く、日本にいながら異国の雰囲気が感じられる場所です。周辺には横浜関帝廟や横浜媽祖廟など中国に由来のある立派な建物があり、美しい装飾には目を奪われます。

子どもと一緒にお出かけをしたいときも、横浜市にはたくさんのスポットがあります。子どもと一緒に自然を満喫したいなら、こども自然公園に足を運んでみましょう。広大な面積の中に、市内とは思えないほどの大自然が広がっています。ちびっこ動物園やバーベキュー広場、青少年野外活動センターなどがあり、一日中さまざまな遊びが楽しめます。大人も童心に帰って、子どもと一緒にのびのびと過ごせること間違いなしです。

横浜市で注文住宅を建てるときの最大のポイントは、どのエリアに建てるかということです。横浜市といっても18の区からなっており、それぞれに異なる表情があります。また、高低差の大きい横浜市には台地や低地、丘陵地などさまざまなタイプの土地があり、どのようなところに住むかによって暮らしやすさは異なってきます。

低地なら駅や繁華街などから近いことが多いですが、場所によっては水害に備えるための対策を講じなければなりません。注文住宅を建てる際にも、盛り土をする、基礎を高く据えるなどの工夫が求められます。一方、高地であれば周囲が静かで落ち着いた雰囲気になることが多いでしょう。その反面、駅や繁華街から遠い、坂道が多いなどのデメリットがつきものです。勾配のある土地に家を建てるのであれば、傾斜を平らに整地する作業が必要になってきます。

横浜市の中でも中心部に住みたいなら中区や西区が、田園住宅地に住みたいなら港南区が良いでしょう。自然が豊かな環境に魅力を感じるなら、ある程度の広さの公園がある戸塚区や保土ヶ谷区を選びます。坂が少なく平たんな場所に家を建てたいのであれば、泉区や瀬谷区です。このように、横浜市はエリアによって街並みや雰囲気が大きく異なるため、まずは自分がどのような場所に住みたいかを具体的にイメージしてはっきりとさせておくのがポイントです。