京都市の
注文住宅と建築実例

#人口と面積
府庁所在地として、京都市は京都府を代表する都市だといえます。京都府政策企画部によれば、京都市の人口はここ10年で146万～148万人の間を維持しています。（【京都府政策企画部企画統計課のサイト】京都府推計人口）
また、面積は827.90平方kmです。

#京都市の交通網
阪急や京阪電車、近鉄線やJRなど、大きな鉄道会社の路線が乗り入れており、京都市はアクセスが便利な都市だといえます。府内外の移動が便利なので、勤め先が他府県であってもあえて京都市に住んでいる人は多くなっています。

#京都市の歴史
かつて朝廷が置かれていた京都市は、重要な文化財があちこちに残っているエリアです。「観光都市」の異名を持っており、国内外から大勢の観光客が訪れています。特に、有名な寺社仏閣の数は全国有数です。一方で、現代的な建物の数も増えてきました。京都駅周辺や河原町周辺には大型の商業施設が立ち並んでおり、買い物客でにぎわっています。市の中心部にある木屋町、祇園などは歓楽街としても知られています。

また、京都市は学生の街とも呼ばれており、若者主導の文化が発展してきました。21世紀でもライブハウスや映画館、アートスペースや芝居小屋などが市内にたくさん立地しています。京都市に拠点を設けながら、全国的な活躍を見せているクリエイターも少なくありません。そのほか、古着屋や雑貨屋など、隠れ家的なお店が点在しているのも京都市の特徴です。京都市に住むと、知られざる街の姿を一つひとつ発見していくことになります。観光地だけではない魅力に、すぐ気づけるでしょう。

#円山公園
東山区円山町にある自然公園です。シダレザクラは京都市の名物のひとつであり、お花見シーズンには大勢がその周辺を争って陣取り合戦を繰り広げます。友人同士や会社、大学の新入生歓迎会など、さまざまなグループが押し寄せてくる春の光景は、京都市民にとっての風物詩です。なお、夜になると桜がライトアップされて幻想的な表情を見せます。不定期に無料イベントが開催されるなど、ユースカルチャーの会場としても注目されています。

#京都市動物園
観光地が多い中、親子で気軽に遊べるレジャーランドです。「もうじゅうワールド」「アフリカの草原」といったエリアでは、貴重な動物たちがたくさん飼育されています。人気なのは「ゴリラのおうち」で、幼かったゴリラが成長する様子を見守れるプログラムが長期的に実施されています。ゴリラの学習時間を見学できるのも、国内初の試みです。そのほか、京都府の生態系を再現した施設があるなど、地元への愛着がますます強まる工夫もなされています。京都で暮らすファミリー層なら常連になってしまうことでしょう。

#上七軒
室町時代、 参詣諸人の休憩所として建てられた京都最古のお茶屋の街です。石畳みが敷かれた中、古い街並みを再現した家屋が当時の風情を演出しています。歌舞練場では毎年「北野をどり」が開催されており、色とりどりの衣装に身を包んだ芸子たちが艶やかな舞を披露してくれます。芸子にとっては舞台に上がれるだけでもたいへんな名誉であり、気持ちのこもった伝統芸能を観賞できるチャンスです。

#木屋町通り・先斗町
高瀬川沿い、河原町通りの裏側に並行して走っている筋です。木屋町通りは大人の街で、居酒屋やバーが並んでいます。仕事帰りの会社員から若いカップルまで、さまざまな客層が息抜きのできる場所を求めてやってきます。一方、先斗町はやや高級店が並んでいる地区です。豆腐や野菜をふんだんに使った伝統的な京料理のほか、寿司やステーキなどの名店も営業しています。少し贅沢をしたいときに立ち寄ってみるのもよいでしょう。

#新京極商店街・錦市場商店街
京都市でもっとも活気のある商店街です。四条通から三条通までにわたって伸びており、地元民行きつけの店がたくさんあります。京都の家庭料理を味わえるお店が多い一方で、すき焼きや鰻といった高級なメニューも体験できるでしょう。新京極からやや西に向かうと「錦市場商店街」が広がっていて、漬物や海鮮類、和菓子などが所狭しと売られています。京都市を代表する市場であり、観光シーズンになると前に進むことすら困難なほどの人が詰めかけます。京都市に住むと、こうしたグルメスポットも日常的に通えるのです。

#一乗寺
関西を代表するラーメン外街です。左京区の一角で、有名店が集中して店を構えています。地元ならではの名店はもちろん、他の都道府県から進出してきたチェーン店にもラーメンファンが押しかけています。開店前からすでに行列のできている店舗も少なくありません。駅からやや遠いため、自転車や自動車があるととても便利です。ここに気軽に足を運べるのは地元民の特権だといえるでしょう。

#景観を大事にする京都市
まず、京都市は多くのエリアを「景観地区」に定めています。すなわち、いかなる建造物も景観を損なうようなデザインになっていては認められません。配色や素材、形状にいたるまで細かい取り決めがなされています。個人の注文住宅であっても、景観地区のルールから外れてはなりません。ただ、それだけの制約をしっかり把握している人は少数派でしょう。京都で、注文住宅を建てるには専門家のアドバイスが必須です。希望するデザインと実現可能なデザインをすり合わせてくれるプロフェッショナルに相談しましょう。

#観光地周辺は要注意
京都市では観光地の周辺ほどルールが厳しくなります。たとえば、視点場と呼ばれる基準地点があちこちにあって、そこから見える景色を損なう建造物を作ってはなりません。すなわち、有名なお寺や神社をさまたげるような家は建てられないルールなのです。ただ、京都市に住む以上、美しい景色の近くで暮らしたいと思う人は多いでしょう。視点場を正確にチェックしてから土地を選ぶと、トラブルなく注文住宅を建てることができます。

#専門業や選びのポイント
注文住宅の業者は必ず、実際に話を聞いてから決めましょう。宣伝文句だけを見ていても、業者の本質は分かりにくいからです。対面してみると業者の得意分野、苦手分野などを正しく判断できます。まずは資料請求をして、業者の概要をおおまかに把握してみることが大切です。そのうえでなら、業者と話をするときにも相手の言葉を理解しやすくなるでしょう。