北区の
注文住宅と建築実例

北区は東京23区の北部にあり面積が20.61平方キロメートルです。広さは23区の中では11番目です。人口は平成28年1月1日時点で34万1252人です。

北区ホームページ：東京都北区

区の周辺には4つの川が流れていて、水辺の豊かさを感じられる土地柄であり、都心にも近いことから通勤時間の短縮が可能な場合も多く家族でゆっくりと過ごす時間を増やすことができるでしょう。「利便性」と「癒し」の両方を得たいという希望がある人は長く住んでも満足度が高い地域といえます。

北区の特徴のひとつとしては、交通アクセスの良さがあげられます。特に利用できるJR線の駅は11もあり、都内では最多を誇っています。JR山手線、JR京浜東北線、JR埼京線のそれぞれの駅が利用できるため、都心や埼玉方面へのアクセスが良好で通勤・通学にストレスを感じないでしょう。さらに、東京メトロでは南北線が利用でき、都営三田線や都電荒川線などの駅もあります。複数の公共交通機関があるので住宅地としての魅力は高いでしょう。

注文住宅を建てるときには、どの駅の近くにすればよいか悩むこともあります。北区内には複数の鉄道路線が利用できる駅がいくつかあるので、それらの駅のなかから普段の通勤や自分の好みに合わせて場所を絞っていくのもよいでしょう。たとえば、王子駅はJR京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線が利用でき、東京駅までは約15分、池袋駅まで約16分、飯田橋には約13分で到着します。駅前にはバス便もあります。そのため、どこに行くにも便利ですし、駅周辺も比較的静かで落ち着いた雰囲気です。

赤羽駅は北区のなかでは1日平均の乗車人数が最も多い駅です。さらに、駅周辺には商店街や商業施設など買い物する場所がたくさんあるので、赤羽駅周辺は生活に便利な街といえるでしょう。JR京浜東北線、JR埼京線、JR高崎線・東北本線が利用できます。東京駅まで約18分、新宿駅まで約14分、恵比寿駅までは約22分で行くことができます。

田端駅はJR京浜東北線とJR山手線が利用でき、上野駅まで約4分、品川駅まで約19分で行けるため、新幹線へのアクセスも良好です。都内に行くことが多い場合にはJR山手線が利用できると便利であるだけでなく、田端駅は山手線沿線のなかでも不動産価格が安めの傾向にあるので、山手線沿線に住みたいと考えているときには狙い目の駅といえるでしょう。

北区の周囲には荒川・隅田川・新河岸川・石神井川などの4つの川が流れています。そのため、区では大雨や台風などで川による災害が懸念されることから、住宅地や道路への浸水を防ぐために無料で土のうの貸し出しをしています。区内に住んでいる人であれば道路公園課公園河川係に電話で申し込めば指定した数を届けてくれるので、心配な場合には1週間前に申し込んでおくと安心です。

さらに、水害対策助成制度として、北区在住で自宅の水害対策としてなんらかの方法を考えている人に対してさまざまな助成金を交付しています。たとえば、自宅周辺に雨水浸透施設（浸透ます・浸透トレンチ）の設置や、雨水貯留槽（タンク）の設置、止水板の設置をするときは設置工事にかかった費用の一部が補助してもらえます。設置条件を満たしていることと、申し込みが必要になりますが、安心して暮らすためには利用を検討してみてもよいでしょう。問い合わせ先は北区土木部道路公園課工務係です。

川が近くにあると、気軽に散歩ができたり、清々しい気持ちになったりするので良い面も多いですが、水害に対する意識が高まっていることから注文住宅を建てるときには川が近くにある立地は気になるものです。北区では、区内に流れる4つの川のどれかが万が一氾濫したときの被害予測を記載したハザードマップが用意されています。土地を探しているときには、ハザードマップを確認しておくことも大切なポイントといえるでしょう。

北区では地震に対する対策もおこなっています。地震発生時には自宅が火災に遭う危険性が高まります。区内で不燃化特区に指定されている地域では簡易型感震ブレーカーを配布してくれるのです。地震が発生したときには電化製品が転倒したり、コードが損傷したりすることで火災が発生する可能性があり、事前に対策を講じなければなりません。

感震ブレーカーとは分電盤に器具を設置して、地震の揺れを感じたらブレーカーの電気を自動的に遮断してくれるものです。地震が発生すると、避難所などに行くときに急いでいるためブレーカーを落とし忘れてしまうこともあります。感震ブレーカーがあれば、地震後の不在宅での火災発生を抑制してくれる効果が期待できるでしょう。感震ブレーカーの配布事業は期間限定で、不燃化特区に指定されている地域の木造住宅に住む人を対象にしています。

北区は子育て世代が暮らしやすい街づくりを推進しています。その試みのひとつに「地域育て合い事業」があります。区内在住のすべての保護者と子供に対してサービスが提供できるように区立児童館と区立保育園が連携して子育てがしやすい環境を整えているため、子育て世代の不安や負担が軽減され安心して暮らせるでしょう。たとえば、育児や子供の健康、食事に関する相談が気軽にできたり、臨床心理士の資格を取得した専門スタッフに子育てに関するさまざまな心配事を相談できたりします。また、地域をあげて子育てを見守ることを目的として、年齢が異なる子供同士が気軽に出会える場や交流ができるような工夫をしています。近所に知り合いの子供が多くいると、何かと安心でしょう。

また、親同士も交流できるように「子育てサークル支援事業」も実施されています。区がサークルに対してさまざまなアドバイスを行ったり、専門講師を派遣したりとさまざまな支援をしています。さらに、子供を持つ親だけでなく、街ぐるみで子育てを支援していこうという動きもあり、地域をあげて子育て世代をサポートしていくような試みがあります。すでに子育てが終わった異世代の人たちとの交流ができるような場所もあるので、不安を感じずに子育てができるでしょう。北区には9つの保育園や児童館などの施設で「地域育て合い事業」を実施しています。

週末は家族でゆっくりと過ごしたい、近所に公園があるといいと考える人も多いでしょう。北区は江戸時代から続く公園があったり、川辺の遊歩道を整備していたりします。飛鳥山公園はさくらの名所として知られています。すこし起伏があり、ハイキングをしているような気分で週末にリフレッシュできる場所でもあります。公園内には国の重要文化財に指定されている大正時代に建てられた「晩香廬（ばんこうろ）」と「青淵（せいえん）文庫」が昔のままの状態で残っています。また、さくらが咲く時期には区外からも多くの人が花見に訪れる場所でもあります。

北区には桜だけでなく、バラで知られる庭園もあります。旧古河庭園は大正時代の代表的な建築物である鹿鳴館の設計をしたイギリス人建築家の手によって設計・建築されました。英国風の建物の周囲には洋風の庭園、日本庭園があり絶妙な雰囲気を醸し出しています。庭園には約90種類、180株のバラが咲いていて、バラのライトアップが行われる時期には夜に訪れる人も。近所にこのようなくつろげる場所があるのも、北区の魅力といえるでしょう。

北区は交通アクセスがよいため、共働きで忙しい子育て世代が住居を構えるには適しているといえます。また、23区にありながら緑も多く公園が整備されているので、気軽に家族で自然を楽しむことができるでしょう。北区で注文住宅を建てたいときには、土地を探すことから始めなければなりません。さらに、設計や建築にもこだわりがある人は、建築設計事務所「フリーダムアーキテクツ」に一度相談してみましょう。