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  • 住宅ローン選びの参考に!金利の種類を比較!

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    住宅ローンを選ぶ時は金利が安いほうがいいですよね。
    しかし、金利のタイプには、金利変動型や固定型、リスク分散型など、いろいろな種類があります。そのため、どのタイプを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。
    金利は景気の動向で変わっていきますので、できる限り低金利の住宅ローンを選びたいもの。
    そこで、さまざまな金利タイプの種類について解説します。それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをしっかり理解して、選んでくださいね。

    経験者に聞いた!住宅ローンの金利タイプはどれを選んだ?

    住宅ローンを借りる時に気になる金利。ローン経験者はどのタイプの金利を選んだのか、調査を実施しました。

    【質問】
    住宅ローンを組む際に、どの金利タイプを選びましたか?

    【回答数】
    全期間固定金利型:72
    固定金利期間選択型:68
    変動金利型:62
    ハイブリッド型:5

    調査地域:全国
    調査対象:【年齢】20 –
    調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日
    有効回答数:207サンプル

    金利は安定しているほうがいいという人が多数!

    「全期間固定金利型」が1位という結果になりました。

    ・全期間固定金利型のローンは借り入れ条件などが明示されているうえ、民間ローンと比べて審査も緩やかだったので。(契約・派遣社員/女性/30代)

    返済は家計に関わることなので、安定しているほうがいい、という意見が多数見られました。
    では、2位の「固定期間選択型」の意見を見てみましょう。

    ・固定金利期間選択型の方が、自由に返済できると思えるからです。(女性/50代)

    固定期間選択型は固定金利でありながら変動金利も選べるというのが特徴。
    その自由度が魅力ということでしょうか。次に3位の「変動金利型」について見てみましょう。

    ・金利が安かったから。(自営業(個人事業主/男性/30代)

    変動金利型の意見は断トツで金利の安さを挙げています。
    最後に、少数派のハイブリッド型の意見をどうぞ。

    ・色々とある条件の中で、平均した場合の金利がもっとも有利だったので。(専業主婦・主夫/男性/50代)

    複数の金利を組み合わせることができるため、結果的に金利が安定するということのようです。

    住宅ローンは長期返済であることを考えると、安定感重視の人が多いのもわかりますよね。
    今は低金利時代が続いていても、今後どうなるかは誰にもわかりません。
    予想もはずれることはありますし、確実に返済をしていきたいということかもしれませんね。

    全期間固定金利型とは?

    全期間固定金利型とは、住宅ローン利用中の全期間において、金利が固定されているタイプです。
    景気の変動によって金利の上下がなく、完済までの返済額を把握しやすいのがメリット。
    金利の変化によって毎月返済額が変わることはないので、ライフプランを立てやすく、ライフイベント時の出費などにも備えやすいと言えます。デメリットは、金利が固定されているため、低金利の状態が続くと金利が高くなってしまうことです。
    金利の変動が激しい時期は安定感があって良いのですが、低金利になっている時は少し損をした気分になるかもしれません。
    全期間固定金利型がおすすめなのは、毎月の返済額を固定させてライフプランを組めるようにしたい、返済期間が25年以上に長くしたいという人です。
    また、金利が固定されているということは、仮に60歳以降に収入が下がってしまうという人にとっても有利です。
    金利が多少は高くても、それ以上に上昇することはありませんので、返済不能に陥るリスクは少ないと言えます。

    固定金利期間選択型とは?

    固定金利期間選択型とは、一定の期間金利を固定し、その期間が過ぎたら変動金利か固定金利かを選び直すというタイプです。
    固定金利期間選択型のメリットは、固定金利期間中は金利が安定しているということです。
    また、金利の固定期間が終わって金利タイプを選び直すときに、低金利になっていれば変動金利を選べるという点です。
    期間は金融機関によって違いますが、2年、3年、5年、7年などが多いです。選ぶ期間は短いほど金利が安くなるという特徴もあります。
    デメリットは、変動金利を選んだ場合、金利が高くなってしまうと上限なく返済額が上がってしまう可能性があることです。
    そのため、変動金利を選ぶ際は慎重に検討することをおすすめします。
    とは言っても、期間ごとで金利が変わるため、固定で安い金利を望むなら、2年、少し高くてもいいから安定している期間が長いほうがいい場合は10年以上など、ほかの金利型に比べて選択肢が広いというのもメリットのひとつと言って良いでしょう。

    変動金利型とは?

    変動金利型は、定期的に金利の見直しを図るため、金利が変動しやすいという特徴があります。
    変動金利型はこれまで紹介した2つの金利型に比べ、初回の金利が低いところに魅力があります。低金利が続いている時代に一番恩恵を受けられるのも変動金利型で、ほかの金利タイプを選んだ人は羨ましいと思うかもしれませんね。
    ただし、デメリットは金利が上がると毎月の返済額も増える可能性があるということ。変動金利型を敬遠する人の多くは、この不安定さを心配しています。
    ただし変動金利型の場合、返済額は変動前の返済額より25%以上にはならないという決まりがあります。とは言え、景気はどう変化するかわかりませんので、世の中の動向を敏感に察知していく必要があります。
    変動金利型は、手元資金が豊富で将来返済額が上がっても返済には問題がない人、金利動向をチェックしていける人、チェックするのが好きな人などに向いています。
    うまく低金利時代に乗ることができれば、どの金利型よりもお得だと言えるでしょう。

    ハイブリッド型とは?

    ハイブリッド型、またはミックスローンとは、全期間固定金利型、固定期間選択型、変動金利型の3つを組み合わせて、金利の変動リスクを減らそうというタイプの住宅ローンです。
    たとえば、借入額の半分を固定期間選択型、もう半分を変動金利型にします。変動金利型の金利が不安定でも固定期間選択型の金利は安定しているため、リスク分散できるという仕組みです。
    また変動金利型で低金利の恩恵を受け、万が一金利が上昇したときのために固定期間選択型で安定させておくという考え方もできます。
    ただ、融資当初の利息負担は少々高めになるので、生活費に余裕があり、なおかつ子どもがいるため金利は不安定だと困るという家庭におすすめです。

    まとめ

    住宅ローンの金利には種類が複数ありますが、大切なのはライフスタイルにあった金利を選ぶことです。
    それを無視して損得だけで決めてしまうと、将来後悔する可能性があります。それぞれのメリットとデメリットを理解していれば、どの金利が自分の家庭に合っているのかわかってくるもの。
    子どもの人数や親の健康状態によって、将来思わぬ出費が出てしまうこともあります。住宅ローンを最後まで払い続けるためにも、金利はきちんと選びたいですね。

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