新築で家を建てるとき、設計の段階からきちんと考えておきたいのが寝室の広さをどれくらいにするかという点です。
全体の床面積のうちどれくらいを寝室として確保するかを間違えてしまうと、生活し始めてから不都合を感じることになるかもしれません。
寝室が狭すぎるとゆっくりくつろげませんが、寝るだけのスペースを広く取りすぎると他の部屋が狭くなり使い勝手が悪くなってしまいます。
寝室の広さを決めるポイントをしっかり押さえておきましょう。

寝室の広さを考えるときポイントとなるのが、部屋の中に何を置きたいのかという点です。
寝室と言っても、人によって想定している部屋の様子が異なります。単にベッドだけを置くことを考えている人もいれば、ベッドの周りにタンスやドレッサーなども置こうと考えている人もいます。
2人分のベッドと言ってもダブルベッド1台の場合もあれば、シングルベッドが2台の場合も、セミダブルベッドが2台の場合もあり、それぞれ必要なスペースが異なります。
新築の場合は、タンスを置かずにクローゼットを備え付けたいと考えることもあるでしょう。クローゼットをつけてしまえばタンスなどの収納家具を部屋の中に置く必要が無くなります。
クローゼットの出し入れがしやすい位置にベッドを配置することを考えるだけで済みます。クローゼットを備え付けない場合でも、収納スペースがあるベッドを置くようにすれば、物の出し入れに必要なスペースだけ確保すれば、収納家具を置くためのスペースは必要なくなります。
ですから、新築に際して寝室の広さを決める場合は、寝室にどのようなものをいくつ置き、どのような使い方をするかを事前に考えておかなければなりません。
寝室に何を置くかではなく、確保できたスペースを寝室として使わなければならないケースも考えてみましょう。寝室として確保できた部屋の広さ別に、どのようなものが置けるかは次の通りです。


ゆったりとくつろげる寝室にするためには何が必要かを考えたうえで、それらを使用する際にはどれくらいのスペースが必要なのかを正確に調べておきましょう。
物を置けても実際に使えなければ意味がないからです。新築の場合は、設計前の段階で寝室に何を置き、どんな使い方をするかをしっかり考えておく必要があります。
快適に過ごせる寝室にするためには、寝室での過ごし方を早い段階でイメージして設計者と共有することが大事です。
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夫婦2人の寝室は広いほうがいい?
まずは、新築するなら寝室の広さはどれくらい確保したいか、理想の広さをアンケートしてみました。 【質問】 寝室の広さで最適だと思うのは次のうちどれですか? 【回答結果】 8畳以上 : 48 6畳 : 47 4.5畳 : 5 調査地域:全国 調査対象:【年齢】30 – 39 40 – 49 50 – 59 60 調査期間:2017年10月16日~2017年10月23日 有効回答数:100サンプル
寝室の広さは最低でも6畳以上欲しい
今回のアンケートでは、8畳以上が理想だと答えた人が最も多く全体の約半数を占めました。 ・ベッドはダブルでなく、シングルを2つ置きたいので8畳以上あるのが望ましいです。(60代/個人事業主・フリーランス/女性) ・大きなベッドやタンス、テレビなどを置きたいからです。(40代/専業主婦(主夫)/女性) ・ベッドを置いたらスペースなしというのは狭すぎて無理だと思う。(50代/正社員/男性) 8畳以上と回答した人のコメントを見ると、ベッド2台または布団を2組以上置いたときに、周りにもある程度の空間ができる広さとして8畳以上必要だと考えていることがわかります。 寝室にベッドだけでなく、テレビやタンス、ドレッサーなどを置くことを想定すると8畳以上の広さは欲しいと考えるのもうなずけます。 なお、今回のアンケートでは6畳が最適だと回答した人も8畳以上と回答した人とほぼ同数でした。 ・寝室は狭くても構いません。その分、他の部屋のスペースが広い方が良いです。(50代/個人事業主・フリーランス/女性) ・夫婦2人だけでしたら、6畳で十分かと思います。広すぎると落ち着かない感じがするので。(40代/正社員/男性) ・ベッドが2つ置ける広さで、且つ、広すぎず、寝るためだけの空間にできるから。広すぎるとベッド以外の家具まで置いてしまうから。(40代/専業主婦(主夫)/女性) 6畳を選んだ人のコメントを見ると、寝るだけの部屋に余分なスペースは要らないと考えている様子がうかがえます。 寝室を広く取った分だけ他の部屋が狭くなるのでは生活しにくくなるし、余分なスペースを作るとかえって要らないものまで置きたくなるから、寝るのに十分な広さがあればそれでいいと考えている人も少なくないようです。 今回のアンケートでは、6畳がベストというよりは6畳でもかまわないというニュアンスの回答が目立ちました。 寝室に何を置くことを想定して答えたかによっても選ぶ広さに差が出たように思われます。 では、この結果を踏まえつつ、寝室の広さを考えるポイントをひとつずつ抑えていきましょう。
まずは寝室に置くものを考えてみて
寝室の広さを考えるときポイントとなるのが、部屋の中に何を置きたいのかという点です。
寝室と言っても、人によって想定している部屋の様子が異なります。単にベッドだけを置くことを考えている人もいれば、ベッドの周りにタンスやドレッサーなども置こうと考えている人もいます。
2人分のベッドと言ってもダブルベッド1台の場合もあれば、シングルベッドが2台の場合も、セミダブルベッドが2台の場合もあり、それぞれ必要なスペースが異なります。
新築の場合は、タンスを置かずにクローゼットを備え付けたいと考えることもあるでしょう。クローゼットをつけてしまえばタンスなどの収納家具を部屋の中に置く必要が無くなります。
クローゼットの出し入れがしやすい位置にベッドを配置することを考えるだけで済みます。クローゼットを備え付けない場合でも、収納スペースがあるベッドを置くようにすれば、物の出し入れに必要なスペースだけ確保すれば、収納家具を置くためのスペースは必要なくなります。
ですから、新築に際して寝室の広さを決める場合は、寝室にどのようなものをいくつ置き、どのような使い方をするかを事前に考えておかなければなりません。
- 4.5畳 ダブルベッド1台もしくはシングルベッド2台をギリギリ置ける広さです。しかし、ドアの開閉が難しくなる可能性があります。4.5畳のスペースを寝室にするなら、出入り口は引き戸にしたほうがよいでしょう。
- 6畳 ダブルベッド1台もしくはシングルベッド2台を置いても、狭いながらも通路が確保できる広さです。 ベッド以外に物を置くのであれば、使うときにどれくらいのスペースが必要かを考えて入れるようにしましょう。 ベッド周りに広いスペースを確保できるわけではないため、使うときのことを考えずに入れてしまうと、スペースに収まっただけで実際には使えないというケースもあります。
- 8畳 ダブルベッド1台もしくはシングルベッド2台を置いてもゆとりがあります。通路を十分確保することができ、周りにテレビやドレッサー、収納家具なども置けます。
- 10畳 リビングとしても使えるくらいの広さです。部屋にベッド以外置かないのであれば広すぎる可能性もあります。

広さと同時に部屋の形にも注意を
寝室は広さだけでなく、部屋の形も重要です。形によっては置きたい物も置けなくなるため要注意です。和室は決まったサイズや形の畳を敷くため、畳数さえわかっていればそれほど変わった形になることを心配しなくても大丈夫です。 しかし、洋室の場合は同じ面積でも縦横の比率が違ったり、凸凹ができたりすることも考えられます。形によっては同じ面積でもベッドすら置けなくなってしまうこともありますから、寝室に適した形になるようにスペースを確保することが大事です。 置くのがベッドのみなら正方形、ベッド以外に家具も置くなら長方形が理想です。寝室が狭いのに、ダブルベッドなど横幅の広いベッドを置こうとすると、縦向きにおいても横向きにおいても通路のスペースは取りにくくなります。 賃貸住宅などでは部屋の形にあったベッドを用意するか、ベッドの大きさにあう別の部屋を寝室として使うかといった選択も必要になるでしょう。 その点新築であれば、最初から置きたいサイズのベッドが入るような広さ、形に寝室を作ることも可能です。設計を依頼する前の段階で寝室に置くものを考え、それらが置ける形に寝室を設計してもらうことも必要でしょう。
夫婦2人で過ごしやすい寝室の広さを探ろう
ゆったりとくつろげる寝室にするためには何が必要かを考えたうえで、それらを使用する際にはどれくらいのスペースが必要なのかを正確に調べておきましょう。
物を置けても実際に使えなければ意味がないからです。新築の場合は、設計前の段階で寝室に何を置き、どんな使い方をするかをしっかり考えておく必要があります。
快適に過ごせる寝室にするためには、寝室での過ごし方を早い段階でイメージして設計者と共有することが大事です。
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詳しくは、新築するなら安眠できる寝室を!レイアウトを決める際のポイントは6つをご参照ください。
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