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  • 兄妹がいる家庭必見!上手な子供部屋の仕切り方

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    兄妹が複数いる家庭の場合、1人ずつ子供部屋を用意するのはとても大変です。
    そこでおすすめなのが、1つの部屋をいくつかに仕切る方法です。仕切り方によってそれぞれメリットとデメリットがあり、子供の人数によってわけ方は変わります。
    そこで、複数ある仕切り方を紹介し、それぞれのデメリットをどのように解消すれば良いかを解説していきましょう。

    子供部屋は1人に1部屋と仕切るだけのどっちがいい?

    子供部屋は1人1部屋与えたいと思う人はどのくらいいるのでしょうか?子供のいる親を対象に調査してみました。

    【質問】
    子供部屋は1人に1部屋与えたいと思いますか?それとも広い部屋を仕切るだけで十分だと思いますか?

    【回答数】
    子供部屋は1人に1部屋与えたい:100
    広い部屋を仕切るだけで十分:50

    調査地域:全国
    調査対象:年齢不問・男女
    調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
    有効回答数:150サンプル

    子供部屋は1人に1部屋与えたいと思いますか?それとも広い部屋を仕切るだけで十分だと思いますか?

    親心としては1人1部屋与えたい

    調査の結果、子供部屋は1人1部屋与えたいと思う人が150人中100人となりました。

    ・子供の立場になれば、一人になれる空間が欲しいと思います。一人で過ごして自分と向き合う時間も作ってあげたいです。もちろん理想論で、現実は子供の数によっては難しいかもしれません。(40代/専業主婦(主夫)/女性)
    ・異性同士の姉弟なので、一人一部屋与えたいです。不便だろうし。(40代/専業主婦(主夫)/女性)

    性別によってはわける必要があるという回答が多かったです。次に仕切るだけで十分という意見を見てみましょう。

    ・部屋を仕切ることで、「自分のスペース」の確保と、家族とのコミュニケーションが、両立ができると思うので。(40代/パート・アルバイト/女性)
    仕切るだけで十分という人のなかには、コミュニケーション能力の育成について考えている人が多くいました。
    ただ、1人に1部屋あげられるほど部屋数がない、いずれ子供は独立するので1人ずつは必要ないなどの現実的な回答も少なくないようですね。

    アンケートの結果、2倍の大差で1人1部屋を与えたいとする人が多い結果でしたが、家族間のコミュニケーションを思えば、広い部屋を仕切るという方法も良さそうですね。そこで、満足度が高まりやすい子供部屋の仕切り方について、以降の段落で見ていきましょう。

    完全個室は使い勝手が悪い?

    完全個室は使い勝手が悪い?

    子供部屋が完全個室の場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
    メリットは自分の部屋を持つことで自立心が育つことです。部屋の片付けや翌日の学校の準備などを1人で行うことで成長を促すことができます。
    デメリットは、壁が多いため光が入り込みにくい、風通しが悪くなりやすいほか、親と子供とのコミュニケーションが少なくなることがあげられます。
    子供が自分の部屋を大切にするのは良いことですが、部屋に閉じこもりがちになるのは良いことではありません。子供と接する時間を意識して増やしていくなどの工夫が必要です。
    物理的な面で見ていくと、完全個室は子供が増えたときの対応が難しい、将来子供が独立したときに子供部屋の使いみちに困るなどのデメリットがあります。
    ワンルームを仕切るだけでも十分プライベート空間は確保することができ、将来子供が独立したときは簡単にワンルームに戻すことができます。
    子供が増えても仕切りを増やすだけで済むので、対応に困ることもありません。使い勝手の面では広い部屋を仕切るほうがメリットは大きいと言えます。

    カーテンやブラインドの仕切りメリットとデメリット

    カーテンやブラインドの仕切りメリットとデメリット

    カーテンやブラインドで仕切るメリットは、費用が安く済み施工時間も短いことです。子供が増えてもコストと時間がかからないので、比較的簡単に仕切ることができます。
    取り外しもしやすいので、たとえば3人兄妹のなかの1人が独り暮らしを始めたため3人用から2人用に変更したい場合なども、簡単に1人のスペースを広げることができます。カーテンやブラインドであれば、ある程度の採光や通風も確保できるでしょう。
    デメリットは、防音に関しては期待ができないということです。1人で音楽を聞くときはヘッドホンをつける、ほかの兄妹が寝ているときに大きい声で電話しないなどの配慮は必要になります。
    プライベート空間の仕切りとしては薄いので、性別の違う兄妹の場合は、思春期に入る頃にはカーテンの薄い仕切では不十分になる可能性があります。

    家具を仕切り代わりにするメリットとデメリット

    家具を仕切り代わりにするメリットとデメリット

    家具を仕切り代わりにしてプライベート空間を確保する方法があります。この場合、仕切るための間仕切りをわざわざ用意しなくていいのがメリットです。
    使用する家具やレイアウトを工夫することでさまざまな区切り方ができます。たとえば、本棚のついた勉強机を向かい合わせにして置くことで相手の姿が見えなくなり、自分だけの独立スペースという意識が強くなります。
    しかし、声をかければ兄妹はすぐそこにいるので、程よくコミュニケーションを取ることも可能です。
    プライベート空間がはっきりしているので、自分の荷物は自分で管理するという自主性も育てることができるでしょう。
    デメリットはカーテンやブラインドなどと比べると家具には厚みがあり、スペースを取るので部屋が狭くなることです。
    子供が増えたときは家具を買い足さなければならないので、手軽さという面でもデメリットになります。
    仕切るための家具はひとつにして他は共有にするなど、プライベート空間を広く取る工夫をすると良いでしょう。

    二段ベッドで仕切るメリットとデメリット

    二段ベッドやロフトベッドを置いて仕切るメリットは、ベッドを置くだけでそれぞれの空間が確保できることです。狭い部屋を仕切る際に有効で、自分のスペースがハッキリします。
    ただ、二段ベッドの場合はそのほかに勉強をしたり本を読んだりできる机を用意する必要があります。ロフトベッドであればベッドの下に机を置くことができるので、縦のスペースでプライベート空間を作ることが可能です。
    デメリットは、背の高い家具を置くため部屋が暗くなることです。狭い部屋なら圧迫感も加わって、さらに部屋が小さく見えてしまいます。
    暗い部屋は精神的にも陰うつになりがちで、視力低下の原因にもなります。間接照明やスタンドライトを用意して、部屋を明るく見せる工夫をしましょう。
    また、この方法も子供が増えたときはベッドを追加する必要があり、仕切るのが難しくなります。二段ベッドやロフトベッドを使うときは、子供を何人作るかも考えたうえで行うのが良いでしょう。

    まとめ

    子供部屋の仕切り方は子供の年齢や人数、性別によっても向き不向きがあります。家
    具を新しく買いそろえるのはコストがかかりますので、最初はカーテンやパーテーションなどで簡単に仕切るところから始めてみてはいかがでしょうか。
    子供が増えたり反抗期に入ったりしてプライベート空間の変更が必要になったときは、子供の成長に合わせて臨機応変に対応していくようにしましょう。

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    詳しくは、元気にすこやかに育つ子供部屋のレイアウトとは?をご参照ください。

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