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    注文住宅で叶えるおしゃれなリビング!失敗せず快適な空間にするためのポイントとは?

    CASE739 like living in the sky

    新築の家では広いリビングが欲しい、使いやすいリビングが良いなど、家庭によってさまざまな希望があるものです。

    ただ、実際にどのようなリビングであれば利便性のある過ごしやすい部屋になるのでしょうか?リビングと言っても間取りや広さ、照明やその他設備など、検討事項はたくさんあります。

    そこで今回は、新築住宅のリビングを快適にする吹き抜けやリビング階段などの間取りとそのメリット・デメリットや、収納、照明などの選び方などを紹介します。また、リビングづくりでよくある失敗例と解決法、おしゃれな建築実例なども解説しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

    注文住宅のリビングの種類や広さとは

    リビングの家づくりでは、LDKとするか、それともDK+居室のセパレートタイプにするかを初期段階で決めておくと、その後の間取り検討がスムーズになります。また、居住面積のうちリビングに割り当てるスペースの検討も重要です。それぞれどのようなポイントがあるか解説します。

    リビングの間取りの種類は大きく分けて2つ

    新築リビングの間取りを決定するときは、その間取りの種類について考えるようにしましょう。間取りの種類は大きく分けて2つ。リビングとダイニングが別になっているタイプと、リビングダイニング一体型です。

    リビングとダイニングが分かれている場合は、家族でくつろぐ部屋と食事をする部屋が別々になっています。メリットはテレビを見ながらダラダラと食事をすることがない点です。デメリットは食事をする際にリビングからダイニングへ移動するのが面倒だという点です。


    リビングダイニング一体型は人気の形で、さらにキッチンも同じスペースにあるケースが多いです。リビングダイニングのメリットはリビングからダイニングへの移動がスムーズな点です。カウンターキッチンがついているタイプであれば、家事をしながら家族とコミュニケーションを取ることができます。デメリットはキッチンで料理している最中や食事中のにおいがすべてリビングに流れ込んでしまうことです。
    同じスペースにあるので致し方ないことではありますが、換気扇を常に回す、こまめに窓を開けるなどの工夫が必要です。

    どちらの間取りも一長一短ですので、新築で家を建てるときはその両面をチェックして決めるようにしましょう。

    詳しくは、新築住宅で失敗しないために!リビングの間取りの考え方をご参照ください。

    LDKの広さは16帖~20帖が目安

    LDKの広さは16帖~20帖を目安にするとよいとされています。16帖~20帖であれば、家族4人まで快適に過ごすのに十分な広さであるからです。リビング内を移動したり座ったりするたびに体がぶつかるようなことはありませんし、親・子・孫が一堂に集まるパーティなどもできます。

    一方、最低限必要な広さは下表のとおりです。セパレートタイプのDKの面積と併せて紹介します。

    居室(寝室)数DKLDK
    1部屋4.5帖  8帖  
    2部屋6帖10帖

    出典:不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」

    上記の面積は不動産公正取引協議会連合会がDK、LDKと表記して販売してもよいと定めた最低面積です。そのため、快適な暮らしをするうえでは手狭に感じる人が多いでしょう。

    2人暮らし世帯なら10帖のLDKでも快適ですが、3人暮らしであれば12帖以上、4人暮らしであれば14帖以上は欲しいところです。また、セパレートタイプの場合、家族が一緒に過ごせる6~8帖以上の部屋をDKとは別に設けるのが一般的です。

    もし敷地面積の都合でリビングの広さを取れない場合は、吹き抜けやリビング階段を設置して視界を広げるのがおすすめです。狭い敷地を活かした設計をしてくれる設計事務所を探しましょう。

    詳しくは、広くても狭くてもダメ?新築住宅のリビングの広さをご参照ください。

    リビングをおしゃれで快適にする間取りとは

    注文住宅であれば、ライフスタイルやデザインの好みに合わせて自由な間取りが可能です。ここでは、リビングをおしゃれで快適にするためのアイデアと検討ポイントを5つ紹介します。

    吹き抜けリビングのメリット・デメリットとは

    リビングに吹き抜けを作るメリットは、採光や通風を確保できることです。近隣の住宅事情や土地の向きなどによって、窓を作っても光を取り入れることができないケースがあります。吹き抜けがあれば天井に近い部分から明かりを取ることができ、日当たりの良い部屋にすることが可能です。吹き抜けに天窓をつければ、窓を開閉することで新鮮な空気を室内に入れることができます。

    デメリットは1階と2階がデッドスペースになりやすく、リビングで暖めた空気が天井へ登ってしまうことです。暖房効率が悪くなりがちで、冬は寒い家になってしまいかねません。

    また、もし吹き抜けの天井にライトや窓をつけると、メンテナンスや普段の掃除はとても大変です。特に天窓が北側の場合、日に当たりにくいためカビやすく、雨漏りのリスクも考えられます。業者の定期メンテナンスを受けるのが確実な方法ですが、その分だけコストがかかります。

    詳しくは、リビングに吹き抜けを作ると後悔する?メリットとデメリットをチェック!をご参照ください。

    リビング階段のメリット・デメリットとは

    新築にリビング階段の設置を考えるケースが増えています。これは見栄えの良さもありますが、広い敷地を確保できないときのメリットになるからでもあります。

    昔ながらの独立階段と違い、リビング階段は設置スペースの節約ができます。視界が上に広がるので部屋が広く見え、特に吹き抜けと組み合わせると視野が広がります。2階へ上がるときは必ずリビングを通るので、家族のコミュニケーションにも一役買ってくれます。

    デメリットは、吹き抜けと同じで冷暖房効率が悪いことです。階段の入り口を塞ぐ、冬は床暖房をつけるなどを検討するのがおすすめです。また、子どもが友だちを連れてきたときなどはリビングでゆっくりとくつろぐことができないケースもあります。

    人間関係にオープンな家庭であれば気にならないかもしれませんが、プライバシーを重視する家庭であれば、新築物件にリビング階段を設置する前によく考えるようにしましょう。

    リビング収納の選定ポイント

    リビングは家族が集まる場所でありながら、収納の少なさがネックになりがちです。子どものおもちゃやプリント、雑誌や新聞などが散らかりやすいので、新築を建てるときはリビング収納について考慮しておく必要があります。

    おすすめなのは備え付けの壁面収納です。テレビのリモコンや文房具、雑誌や書類などは定位置を決め、出したら必ずしまうようにしましょう。

    リビングが散らかりやすいのは、収納場所がしまいにくい場所にあることも関係しています。リビング収納の種類や設置場所を考えるときは、生活動線を考えることが重要です。今の生活動線を新築リビングに当てはめて考えてみてください。

    たとえば、リビングでテレビを見るときにリモコンのしまってある場所が遠いと、片付けが面倒くさくなって出しっぱなしの原因になってしまいます。ソファに座ってテレビを見るのが習慣であれば、ソファから近い位置にリモコンをしまえる場所を考えるようにしましょう。

    詳しくは、注文住宅のリビング収納アイデア7つと考え方のコツをご参照ください。

    リビングの照明選びのポイント

    リビングは家族みんなでご飯を食べてくつろぐ場所です。小さい子どもがいる家庭なら、リビングで宿題をすることもあるでしょう。そのため、新築のリビング照明を考える際は、用途によって照明の明るさや色調を変えられるようにするのが便利です。たとえば、子どもがご飯を食べるときや勉強をするときは昼白色の照明を、夫婦水いらずでくつろぐときやみんなで映画を見るときは温かみのある電球色にできるようにします。

    部屋全体のシーリングライトも良いですが、広い新築リビングであればダウンライトがおすすめです。暗くなりがちな端のスペースも明るく照らすことができ、ダウンライトの数によって明るさ調整が容易です。ダウンライトの設置位置を工夫することで少数のダウンライトで済むこともありますので、ぜひ検討してみてください。デザイン性も向上し、リビング全体がおしゃれに見えます。

    空間にインパクトを与えたいときは、天井からつるすペンダントライトがおすすめです。ペンダントライトにはユニークな照明や有名デザイナーの照明も多くあり、リビングの印象をガラリと変えてくれます。

    また、メイン照明とは別にスポットライトも検討するとよいでしょう。カウンターキッチンをライトアップしてバーテイストにしたり、AVスペースを最小限の間接照明で照らして映画館のような雰囲気を作り出したりできます。

    詳しくは、リビング照明の種類と選び方!おしゃれなリビング照明の実例も紹介をご参照ください。

    新築のリビングでよくある失敗例

    リビングの新築でよくある失敗は広さに関することと、窓とプライバシーのバランスに関することです。ここでは、どのような失敗が起こりやすいのかを対策も含めて紹介します。

    適切な広さでない

    せっかく広々としたリビングをつくったのに、スペースを持て余してしまう場合があります。

    くつろげる場所がソファやダイニングチェアに限られ、結局、家族が窮屈に寄り集まってしまうからです。余白を十分にとったリビングは住宅カタログでは見栄えのよいものですが、実はデッドスペースが多く存在します。スペースを有効活用するには、畳コーナー(小上り)やスタディスペースのようなパーソナルスペースを設ける工夫も大切です。

    逆にリビングが狭く感じる失敗も少なくありません。この原因として多いのが、家具配置を事前にしっかり考えていないことです。大きなソファや収納棚を設けたことで圧迫感が出たり、生活動線が悪くなったりする場合があるので、設計段階から家具配置を考えておきましょう。

    採光とプライバシーのバランスが悪い

    開放感や採光を重視して大きな窓を設けたところ、プライバシーが確保できなかったというのもよくある失敗です。

    たとえば「大開口窓をつくったのに、外からの視線が気になって常にカーテンをしめている」といった家があります。特に、隣接する住宅や道路が近い場合には、窓の大きさと位置を入念に検討しておくことが大切です。

    採光とプライバシーを両立するには、窓の方角を決めるリビングの間取りが重要です。また、目隠しとなるフェンスや庭木といった外構を含めて総合的に考える視点も欠かせません。いろいろな方法があるので、家づくりのプロに希望を伝えて提案してもらうとよいでしょう。

    注文住宅でつくる!おしゃれなリビングの建築実例

    ここからは、おしゃれで快適なリビングを具体的にイメージできるように、実際の施工事例を3つ紹介します。

    外とのつながりを感じられる開放的なリビング

    外とのつながりを感じられる開放的なリビング

    CASE757 トキノエンガワ

    こちらのリビングは、大開口の窓によって縁側と繋がっているように感じられるのが特徴です。

    内と外の中間的なスペースである縁側を挟むことによって、開放感を出しながら適度なプライバシーを確保。家の外壁も十分な高さがあるので、近隣の目を気にすることなく窓からの日光を取り込めます。

    また、リビング部分のみ吹き抜けにして、空間にメリハリをつけています。

    採光を確保した中庭の見えるリビング

    採光を確保した中庭の見えるリビング

    注文住宅の家づくり | CASE756utsuwa

    こちらの住宅はL字型となっており、2方向の窓から中庭が見えるリビングになっています。中庭は道路に面していますが、あえて壁を設けず植栽することで周囲の視線を緩やかに遮りました。

    こちらの住宅はデザイン性の高いリビングイン階段が個性的です。手すりの黒色のアクセントが窓枠やキッチン、ダイニングテーブルの黒と合わせているので統一感が出ています。

    開放感のあるナチュラルなリビング

    開放感のあるナチュラルなリビング

    注文住宅の家づくり | CASE743two-sidedness

    こちらの家は白を基調とした明るいインテリアで統一されており、LDKの床はホワイトオーク色のフレンチヘリンボーンを用いておしゃれで解放的なLDKに仕上げています。

    空間の変化に飛んでいるのは、リビング部分のみ低くして段差を付けたり、ワンポイントの黒の柱を設けたり、印象的なペンダントライトを使ったりするなどの工夫が随所に施されているためです。

    また、キッチンカウンターやスタディスペースなどパーソナルスペースとして使える場所も上手に確保しています。

    理想のリビングを叶えよう!

    新築のリビングは家族が長い期間一緒に過ごすスペースになるため、さまざまな観点からたくさんのことを検討してく必要があります。それぞれのポイントをしっかり押さえていけば、理想のリビング像が見えてきます。

    最初は取り留めのない希望でも構いません。家族みんなの希望を書き出し、どのようなリビングにしたいかを決めていきましょう。そのうえで業者と相談し、適切なアドバイスをもらいながら、納得できるリビングプランを立てていくことをおすすめします。

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