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  • 玄関土間のメリット・デメリットとは?実例で見る土間の魅力と間取りのつくりかた!

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    新築で家を建てるなら、玄関に土間を作っておくと何かと便利です。
    外と家の内側のつなぐ役割をする土間は、目的に応じてさまざまな使い方ができます。
    ただし、土間の特徴を正しく理解していないと、せっかく土間を作ってもそのメリットを活かせません。
    この記事では、玄関に土間を作ることのメリットと特徴をうまく利用した活用法をご紹介します。

    土間とはどういう間取り?

    土間って何?その概要

    土間とは、屋内にありながら床を張っていない部分のことを言います。屋外と屋内をつなぐ空間で、昔は地面よりも高くなった部分を部屋、地面と同じ高さのままの部分を土間として使い分けていました。
    部屋と土間とを用途によって分けて利用していた昔の日本家屋を見ると、はっきりと造りの違いがわかります。昔は農機具などの手入れにも土間を利用していたため、かなり広いスペースを土間のまま残していました。
    また、直接かまどに火を入れて煮炊きをしていた時代は、火事にならないように地面が土のままの土間で炊事をしていました。
    時代が進むにつれて、土間も土のままではなく漆喰やコンクリートで塗り固めたものや、タイルを貼って仕上げたものが増えてきました。
    屋内にあるため雨風を防ぐことができ、地面と同じ高さだから土足のまま作業ができる土間は、フレキシブルな使い方ができる万能スペースとして再注目されています。

    玄関土間のメリット

    玄関土間のメリット

    玄関土間のメリット

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    玄関土間には屋外で使用するものを置く、作業場にするなど、さまざまなメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。

    外で使うものを置いておける

    玄関土間は外で使用して汚れたものでも気にせずに収納できるため、アウトドア用品やガーデニング用の道具など、外で使用するものを置くのに便利です。また、畑で収穫した土付きの野菜を一時的に保管する場所としても最適です。他には、自転車やスーツケース、ベビーカーなどの大型のものでも置き場所に困りません。

    作業場として利用できる

    玄関土間はアウトドア用品や収穫した野菜などの保管場所にできるだけでなく、外で使用したものの掃除や手入れ、収穫した野菜の土落としなどの作業場としても利用できます。土間にはタイルや石などの素材が使用されており、土やゴミをほうきではいたり水で流したりできるため、汚れてしまっても玄関を清潔な状態に保てます。

    ゴミ置き場としても活用できる

    玄関土間はゴミを一時的に保管するゴミ置き場として活用できます。ゴミを室内に置いたままでいるとニオイが気になって不快な気分になるでしょう。ゴミの日まで土間にゴミを置いておけばニオイ対策も可能です。土間は水洗いできる素材が使用されているため、ゴミを置いて汚れた場合でもきれいにできるメリットがあります。

    玄関をスッキリした状態にできる

    土間があれば収納スペースとして利用できるため、生活感のないスッキリした玄関を演出できます。常に玄関をきれいにしておけば、急な来客があっても慌ててものを片付けたり掃除をしたりする必要がありません。玄関に椅子を置いておけば、長居が必要のない来客対応を玄関で完結させることも可能です。

    子どもやペットの遊び場になる

    玄関土間は子どもやペットの遊び場所にも便利です。子どもやペットを遊ばせたくても屋外だとケガや事故の危険があり、保護者は安心できません。しかし、玄関に土間スペースがあれば子どもやペットの遊び場になるため、安全性を確保できます。また、天候を気にせずに遊べることも土間にする魅力の1つと言えます。

    玄関土間のデメリットと対策方法

    玄関土間のデメリットと対策方法

    玄関土間にするとさまざまなメリットがありますが、一方で冬場は寒さを感じやすい、結露が発生しやすくなるなどのデメリットも存在します。ここからは、玄関土間のデメリットと対策方法を解説します。

    冬場は寒い

    さまざまな用途に使える土間ですが、便利な一方でデメリットもいくつかあります。たとえば、土のままの土間は外部の寒さがそのまま伝わりやすいので、冬場は底冷えがするというのが最大の欠点です。

    自転車やバイクなどの保管場所として利用するのではなく、作業スペースやコミュニケーションスペースとして活用するなら、温かく過ごせる工夫をする必要があるでしょう。

    冬場の寒さ対策をする場合は床や壁などに断熱材を入れる、土間の玄関から部屋に冷たい空気が入るのを防ぐために仕切りのドアを設置するなどの工夫をしましょう。

    結露が発生しやすい

    地面と空気の温度差が大きいときは結露が発生しやすくなる点もデメリットのひとつです。特にコンクリートの土間は結露ができやすいという欠点があります。

    夏場は地面の温度の方が空気の温度よりも低いため、湿気を多く含んだ空気が土間で冷やされると結露になります。

    土間に自転車やベビーカーをそのまま持ち込むと汚れが付きやすく、雨の日などに出入りすると漆喰やコンクリートを張った土間は泥汚れが目立つということも覚えておきましょう。

    玄関土間の結露対策として、玄関ドアを気密性と断熱性の高いものにすることをおすすめします。また、結露の発生を防ぐには、玄関の採光と風通しのよい間取りに工夫することが重要です。

    ほかの居住スペースが削られる

    敷地面積が広い家であれば広い土間スペースのある玄関をつくれますが、限られた広さに家を建てる場合は玄関土間に面積を多く使用すると、他の居住スペースが狭くなる恐れがあります。玄関土間はリフォームすると大がかりな工事になり、現実的ではないため土間の玄関にしたい場合は、家づくりの最初の段階から具体的にイメージしておきましょう。また、ライフスタイルや必要な収納量などから、自分に合った提案をしてくれるパートナーを探すことが重要です。

    物置き場になってしまう

    玄関土間は外で使用するものを置くのに最適なため、物置き場になる可能性があります。ものが多くなれば玄関は雑然とした状態になり、スッキリした状態を保つのが難しくなるでしょう。玄関をきれいな状態で保つためには、常に整理整頓を心がけることが大切です。

    部屋との段差が生じる

    土間は室内よりも床が低くなるため、玄関と部屋には段差が生まれてしまいます。家族に小さな子どもや高齢者がいる場合は、上がり框(かまち)をできるだけ低くする、手すりを設置するなどの転倒対策をしておくと安心です。上がり框とは、玄関土間の床面のたたきと玄関ホールの境目を指す部分のことです。上がり框は屋外の埃やゴミが室内に入るのを防ぐ役割があるため、低くしすぎると玄関ホールが汚れやすくなります。

    おしゃれで便利な土間の活用法

    まず、土間の活用法として人気が高いのが、自転車置き場としての使い方です。自転車に使われている素材は、屋外に置いておくと錆びたり劣化したりしやすいため、風雨にさらされない屋内に置くのが理想的です。

    また、高級な自転車の場合、屋外に置いておくと盗難の心配もあります。日頃の手入れや空気入れ、パンクの修理などの作業をするのにも土間は便利です。

    また、ベビーカー置き場としても重宝します。場所を取るベビーカーを収納できるというだけでなく、土間は地面との段差がないので、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま出入りでき、屋内の安全な場所で乗せたり降ろしたりできます。

    そのうえ、他の荷物があっても赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま玄関の中まで入れられるため、身体に負担がかかりません。

    さらに、子どもやペットの安全な遊び場、家庭菜園など、幅広い活用の仕方が考えられます。

    おしゃれなテーブルや椅子を用意すれば、靴を履いたまま利用できるコミュニケーションスペースとして利用可能です。

    玄関土間のあるおしゃれな間取り実例

    ここからは、玄関土間のある家のなかでも、おしゃれな間取りで工夫されている建築実例を紹介します。おしゃれな玄関土間のアイデアを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

    実例①内と外のつながりを感じられる家

    実例①内と外のつながりを感じられる家

    開放感あふれる吹き抜けが印象的な土間玄関の実例です。玄関に入ってすぐの正面には中庭があり、屋外と室内のつながりを感じられる間取りです。玄関のたたきから浮いた場所に横長の収納棚が設置されており、家族の靴もしっかり収納できます。吹き抜け上部には開閉しないFIX窓が取り付けられており、日中は照明を付けなくても明るい空間に工夫されています。玄関とリビングが隣接しており、玄関土間にいても家族の気配が感じられるでしょう。

    注文住宅の家づくり|CASE717 光土間の家

    実例②玄関までも楽しめる家

    実例②玄関までも楽しめる家

    玄関から家の奥まで続く土間空間が、おしゃれを印象付ける家の実例です。玄関から一直線に延びる土間風の廊下の壁には絵画が飾られており、ギャラリーのような雰囲気があります。玄関に入ってすぐ左の壁には大きな黒板が取り付けられていて、子どもの遊び場としてだけでなく、絵を描くことで子どもの創造力を育む場としても活用されているようです。玄関土間には高い位置に横長の窓が設置されており、採光と風の通り道を確保しています。

    注文住宅の家づくり|CASE532 土間と壁柱のハウス

    実例③コミュニケーションを取りやすい家

    実例③コミュニケーションを取りやすい家

    玄関土間とLDKが一体化した開放的な空間が広がる家の実例です。玄関に入ると目の前にLDKがあるため、帰宅直後から家族と顔を合わせたコミュニケーションが取りやすい間取りに工夫されています。LDK全体がナチュラルなインテリアで統一されており、コンクリートの土間との相性もバッチリです。玄関土間には丸型にくり抜かれた穴があり、室内のデザイン性を高める観葉植物が置かれています。

    注文住宅の家づくり|CASE513 踊るハウス

    実例④高い吹き抜けの広い土間がある家

    実例④高い吹き抜けの広い土間がある家

    6mの吹き抜けがある玄関土間の家の実例です。2階の天井まで続く高さの吹き抜けをつくることで、2階の部屋にいる家族の気配も感じられる間取りとなっています。土間の開口部を広めにとっており、テラスとリビングとのつながりを演出しています。外からの視線を避けるために、テラスに高さの異なる木々を植えることでプライバシーとデザイン性を両立することに成功しました。

    注文住宅の家づくり|CASE767 ウチソトのドマ

    実例⑤土間を境にリビングとキッチンが分かれている家

    実例⑤土間を境にリビングとキッチンが分かれている家

    リビングとキッチンを横断するように、玄関から室内へ延びる土間がおしゃれな家の実例です。リビングとキッチンの間には飛び石代わりの2つの木のブロックが設置されているため、土足に履き替えなくても行ったり来たりできるように工夫されています。玄関に入ってすぐの正面には大開口窓を取り付けて中庭が見えるようになっており、奥行き感のある開放的な空間が演出されています。

    注文住宅の家づくり|CASE763 ソト黒ウチ白

    玄関土間の魅力をいかしたプランニングをしよう!

    玄関土間のある家にすると、外で使用するものを保管する場所や作業場として活用できるうえに、土間を収納スペースにすることで玄関をスッキリした状態を保てます。ただし、玄関が物置き場になる、他の居住スペースが狭くなるなどのデメリットもあります。

    家を建ててから玄関土間をつくることは難しいため、家の間取りを検討するタイミングで土間にするのかを決めておきましょう。フリーダムでは無料で資料を配布しているので、おしゃれな玄関土間のアイデア探しの参考にしてください。

    ◆◆「フリーダムが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。

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