西尾市は自然が豊かな街で、名古屋からも程よい距離にあります。ある程度の利便性を確保しながら、ゆったりとした生活を送るには適した街だといえます。そのため、愛知県内に注文住宅を建てるなら西尾市がよいと考えている人も多いのではないでしょうか。この記事ではそういう人たちの参考になるように、西尾市の人口や交通アクセス、さらには、子育て環境、エリア別情報、人気スポットなどについて紹介していきます。
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西尾市の人口と交通アクセス
西尾市は名古屋市の南東約35kmの位置にあり、161平方キロメートルほどの広さを有しています。(【西尾市】西尾市の概要 を参照)
戦前は西尾町と呼ばれていましたが、1953年に平坂町の一部と合併した際に西尾市となりました。その後、1954年に平坂町・寺津町・福地村・室場村、1955年に三和村・大字米津・南中根、さらには、2011年に幡豆郡一色町、吉良町、幡豆町を編入し、ようやく現在の形になったというわけです。ちなみに、2011年の時点での人口は169,163人でしたが、それ以降も微増を続けており、2015~2019年の平均は約17万1千人といったところです。(【西尾市議会】市政概要を参照)
また、交通アクセスに関しては比較的良好だといえます。市内には名古屋鉄道西尾線と蒲郡線が走っており、前者は新安城駅で名古屋本線と接続し、後者は蒲郡駅で東海道本線に乗り継ぐことができます。そのため、名古屋市には30分以内に到着できますし、特急が停まるので県外へもスムーズに移動することが可能です。一方、幹線道路は国道23号と247号が通っており、県道も数多く存在するため、車の移動で不満を覚えることはあまりないでしょう。ただ、電車の本数自体は少なめで、道路も朝夕は渋滞で混み合うため、通勤通学に関しては若干の不便さを感じるかもしれません。
住宅建築に適した3つのエリアとそれぞれの特徴
西尾市で注文住宅を建てる場合、主な候補地として挙げられるのが、西尾駅周辺・西尾口駅周辺・吉良吉田駅周辺の3つです。なかでも、利便性を最優先で考えるのなら、おすすめは西尾駅周辺エリアです。駅の周辺には大型商業施設やスーパーマーケットなどが立ち並び、総合病院や市役所、税務署などの公共施設も近くにあります。飲食店なども多く、利便性の高さという点では申し分ありません。
また、西尾駅の隣にあたる西尾口駅の周辺も飲食店が多く賑わっています。市民病院の最寄り駅で、近くには小中学校や高校もあります。子育て世帯にとっては、概ね暮らしやすいといえるエリアです。ただ、快速電車や特急に乗ろうと思えば西尾駅で乗り換える必要があるため、通勤通学に関しては不便さを感じる場合があるかもしれません。
一方、吉良吉田駅周辺エリアは西尾市の最南端に位置しており、田畑が多くて海が近いのが特徴です。閑静な住宅街が広がっていて、心安らかな生活を求めるのなら、もってこいの場所だといえるでしょう。そのうえ、休日には家族で潮干狩りなども気軽に楽しむことができます。西尾線や蒲郡線の始発駅なので電車もすべて停まり、市役所の支所もあります。田舎のイメージがある割に利便性は決して低くないエリアです。
保育所施設や子育て支援も充実!西尾市の子育て環境
豊かな自然に抱かれながら育児ができる西尾市は、子育てをするうえでも魅力的な場所だといえます。そのうえ、行政からの支援も充実しています。まず、出産のあった世帯を対象に支給されるのが「西尾すこやか祝い金」です。祝い金の額は第1子が3万円で、第2子が5万円、第3子以降は7万円となっています。また、保育園や幼稚園での給食費が無料というのも子育てをする親にとっては非常にありがたいのではないでしょうか。
さらに、西尾市では「乳幼児・子ども医療助成」を行っています。これは中学卒業までの期間、入院時における食事療養費の標準負担額を除いて、医療費の自己負担をしなくてよいというものです。ちなみに、所得制限もありません。大人と比べると子どもは病気になりやすいだけに、こうした支援があると安心して子育てをすることができます。また、保育所の数が多く、待機児童数は基本的に0人で推移しているという点も子育てをするうえでは見逃せないポイントです。
一方、小中学校に関しては、市立小学校が26校、市立中学校が10校あります。西尾市では「特色のある学校づくり」をモットーにしており、それぞれの学校の特徴を生かした運営を行っています。たとえば、地域とのつながりを重視して伝統文化の学習に力を入れたり、多様性を尊重した活動を行ったり、自分の身の安全を守れるように保健安全活動に取り組んだりといった具合です。したがって、それぞれの学校の特徴を理解したうえで、どの学区に注文住宅を建てるかを考えるのも1つの手です。
見どころ満載!西尾市の人気スポット
西尾市にはさまざまな観光スポットがありますが、特に高い人気を誇っているのが佐久島です。三河湾の真ん中に位置する小さな離島で、人口はわずか250人ほどです。しかし、その島の中にはさまざまな魅力がつまっています。まず、自然が豊かで、さまざまな動植物が生息しています。野鳥の宝庫ですし、猫の島としても有名です。自然と触れ合うことができ、島をゆっくりと回るだけで、身も心も癒されていきます。
また、1996年からはアートによる島おこしが行われており、島内一円に展示されたアート作品を巡りながらスタンプラリーを楽しむことができます。そして、何より、島で取れた食材を使ってのグルメ料理はぜひとも味わってほしいところです。新鮮な魚介類と豊かな土壌で育まれた野菜はどれも絶品です。ちなみに、佐久島に行くには一色港から定期船に乗ります。島までの距離は約11kmで、時間にして20分ほどです。
次に、西尾市のシンボル的存在といえるのが、西尾市歴史公園です。鎌倉時代初期に足利義氏が築城した西尾城の一部を復元したもので、園内には本丸丑寅櫓・鍮石門・尚古荘などといった歴史ロマンを感じさせる建築物が数多くあります。しかも、近衛邸ではお抹茶を楽しめるサービス付き。一角には当時の資料が展示された西尾市資料館もあり、ちょっとしたテーマパークといった感じです。
さらに、小さな子どもがいる家族におすすめしたいスポットとして、「愛知こどもの国」があります。2つの山からなる大規模児童総合遊園地で、総面積は100万平方メートルにもなります。園内には巨大遊具やキャンプ場などがあり、ランドトレイン・こども汽車・ゴーカートにも乗ることができるなど、いろいろな楽しみ方が可能です。加えて、さまざまなイベントも随時実施中です。
一方、日頃たまった心身の疲れを癒したいという人には吉良温泉があります。泉質は塩化物泉で、冷え症の改善や疲労回復、あるいは、神経痛や筋肉痛などに効果的です。しかも、海を一望できる景観も素晴らしいので心まで癒されていきます。
春の花見を楽しみたいという場合にピッタリなのが黄金堤。忠臣蔵で有名な吉良上野介が領地を水害から守るために造ったといわれる長さ約180メートル、高さ約4メートルの堤防で、現在では桜の名所として知られています。
その他にも、新鮮な海産物がお手頃価格で購入できる「一色さかな広場」、いちご狩りが存分に楽しめる「らんらんいちご園」、咲き乱れるバラを堪能できる「憩の農園・バラ園」など、人気のスポットが盛りだくさんです。西尾市に引っ越してきた際には、ぜひじっくりと回ってみてください。
西尾市は人気スポットが多くて子育てにも適した街
西尾市は保育所の数も多く、子育て支援も充実しているので子どもを育てるにはよい土地です。日々の生活の癒しとなるような人気スポットも数多くあります。
ただ、同じ西尾市でもどこに住むかによって生活環境は大きく変わってきます。注文住宅を建ててから後悔することがないように、土地探しから注文住宅の建築設計まで経験豊富な建築設計事務所「フリーダムアーキテクツ」に相談してみてはいかがでしょうか。
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