老後の住まいをマンションにするか一戸建てにするかで悩んでいる人は少なくありません。マンションはワンフロアで暮らしやすそうですが、周囲の家の生活音などを気にせずに自由に暮らせる平屋の一戸建てという選択肢も魅力です。まずは老後の住まいの選択肢を知り、これからの暮らしを具体的にイメージしてみましょう。
例えば、戸建てからコンパクトなマンションへ住み替える方法や、現在の戸建てをリフォームする、思い切って老後にぴったりな戸建てに建て替えるなど、さまざまな選択肢があります。
本記事では、ライフスタイルに合わせたデザイン住宅を4,000棟以上手がけてきたフリーダムアーキテクツが、老後の住まいの選択肢と後悔しない選び方について解説します。
この記事はこんな人におすすめ
・老後の住まいはどうする?選択肢が知りたい方
・老後はマンションと一戸建てのどちらを選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットが知りたい方
・失敗したくない!老後の住み替えを成功させるコツが知りたい方
この記事でわかること
・老後の住み替えにはさまざまな選択肢があり、予算や理想の暮らし方によって選択できること
・戸建てからマンションに住み替えた場合、周囲の騒音の問題が生じる可能性があること
・ガーデニングやペットとの暮らしを楽しみたいなら戸建て、利便性を重視するならマンションだが、コンパクトな土地に平屋を建てる選択肢もあること
Contents
老後の住み替えの選択肢
老後の住み替えの選択肢としては、以下のようなものが挙げられます。
・戸建てからコンパクトなマンションに住み替える
・戸建ての建て替えやリフォームをする
・夫婦2人暮らしに合った平屋を建てる
・二世帯住宅で子世帯と同居する
・シニア向けマンションで暮らす
それぞれの選択肢について、以下で詳しく見ていきましょう。
戸建てからコンパクトなマンションに住み替える
子育て中は2階建ての戸建てに住み、老後に夫婦2人の生活になったタイミングでコンパクトなマンションへ住み替えるという選択肢があります。
戸建ての場合、年齢を重ねると階段の上り下りが負担になりやすく、転倒のリスクも高まります。また、使わなくなった2階の部屋が物置のようになってしまうケースも少なくありません。
2LDK程度のコンパクトなマンションであれば掃除もしやすく、ワンフロアで生活できるため、老後でも快適に暮らしやすい住まいといえるでしょう。
戸建ての建て替えやリフォームをする
戸建てに住んでいる場合は、建て替えやリフォームを行うのも選択肢のひとつです。
新たに住宅を購入して住み替えるとなると、高齢者にとっては費用面の負担が大きく、住居費によって生活費が圧迫されるのは避けたいところでしょう。一方で、住宅が老朽化していると耐震性などの安全面や、すきま風などによる住み心地が気になる場合もあります。
建て替えや大規模なリフォームであれば、長年暮らしてきた環境を大きく変えずに、住まいの快適性を高められる点が魅力です。
夫婦2人暮らしに合った平屋を建てる
建て替えや住み替えを検討する際、老後の住まいとして近年人気を集めているのが平屋です。
平屋は2階がないため階段の上り下りが不要で、バリアフリーを取り入れやすい点が特徴です。また、中庭や庭を設ければ、自然を身近に感じながら暮らせる住まいにすることもできます。
さらに、平屋への建て替えを機に持ち物を整理すれば、シンプルで快適な暮らしを実現できるでしょう。
二世帯住宅で子世帯と同居する
建て替えをきっかけに、子世帯と同居する二世帯住宅を選ぶ人もいます。
二世帯住宅には、上下階で生活空間を分ける上下分離型や、左右で住まいを分ける左右分離型などのタイプがあります。生活空間を分けるとプライバシーを保ちながら暮らすことができ、適度な距離感を保ちやすい点がメリットです。
また、水回りなどの設備を共有する設計にすれば、もともと一世帯だった敷地でも二世帯住宅を建てやすいでしょう。
シニア向けマンションで暮らす
老後の住まいとして、シニア向けマンションという選択肢もあります。
シニア向けのマンションには診療所などの医療施設が併設されているケースもあり、万が一の際にも安心です。住まいの形態には賃貸と分譲があり、賃貸の場合は「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」、分譲の場合は「シニア向け分譲マンション」と呼ばれます。
バリアフリー設計のほか、見守りサービスや介護サービス、食事サービスなど、提供されるサポート内容は物件によって異なります。
老後はマンションか一戸建てのどちらを選ぶべき?

老後の住まいにマンションと一戸建てのどちらを選ぶべきかは、ライフスタイルや将来の暮らし方によって異なります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解したうえで、自分たちの生活に合った住まいを選びましょう。
ここでは、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
老後のマンションのメリット・デメリット
老後にマンションを選ぶメリットのひとつは、バリアフリーの住まいでコンパクトに暮らしやすい点です。ワンフロアで生活できるため移動の負担が少なく、年齢を重ねても安心して暮らせます。
また、マンションは駅前など利便性の高い場所に建てられていることが多く、車がなくても生活しやすいのも魅力です。共用部分の清掃や建物のメンテナンスを管理会社に任せられる点も、老後の暮らしでは大きなメリットといえるでしょう。
一方で、管理費や修繕積立金といった費用が継続的にかかる点には注意が必要です。また、隣室や上下階の生活音などが気になる場合もあり、住環境によっては騒音トラブルが発生する可能性もあります。
老後の一戸建てのメリット・デメリット
老後に一戸建てを選ぶメリットは、周囲をあまり気にせず自由度の高い暮らしができる点です。庭でガーデニングを楽しんだり、ペットと暮らしたりと、自分たちの希望に合わせた生活を送りやすいでしょう。
また、生活音をあまり気にする必要がなく、周囲の騒音の影響も受けにくいのも魅力です。子どもや孫が遊びに来たときにも、のびのびと過ごせます。2階建ての住宅はバリアフリーにしにくいイメージがありますが、平屋を選べば負担を抑えた住まいにすることも可能です。
一方、郊外にある場合は車がないと移動が不便になりやすい点に注意してください。また、建物の手入れや管理を自分で行う必要があり、マンションに比べて売却しにくい点もデメリットといえます。
住み替えを検討するタイミング

住み替えを検討するきっかけとして、以下のようなタイミングが挙げられます。
・子どもの独立
・定年退職
・現在の住まいの老朽化
高齢になると住み替えそのものが負担に感じられ、選択肢も限られてしまうため、余裕があるうちから早めに検討しておくことが大切です。
どのようなタイミングが住み替えに適しているのか、以下で詳しく見ていきましょう。
子どもの独立
子どもが独立して夫婦2人の生活になったときは、住み替えを検討する良いタイミングといえます。生活スタイルが変わるこの時期は、これからのセカンドライフをどのように過ごしたいかを考えるきっかけにもなります。
経済的にも比較的余裕があり、気力や体力が充実している人も多いため、理想の住まいを前向きに検討しやすい時期といえるでしょう。
定年退職
定年退職を迎えると仕事中心の生活から変わり、自宅で過ごす時間が大きく増えます。そのため、これからの生活を見据え、元気なうちに住まいを見直す人も少なくありません。
通勤の必要がなくなり、住む場所の選択肢が広がるケースも多いでしょう。また、「趣味の時間を楽しみたい」「ゆったりとした暮らしを送りたい」といった理由から、住環境を整える目的で住み替えを検討する人も多いタイミングです。
現在の住まいの老朽化
現在の住まいが老朽化し、大規模なリフォームが必要になったことをきっかけに、住み替えを検討するケースもあります。住宅は築年数が経つほど修繕が必要な箇所が増えやすく、特に築30年を過ぎると設備や外装などに不具合が生じることも少なくありません。
後悔しない老後の住み替えの考え方

老後の住み替えで後悔しないために、次の5つの考え方を押さえておきましょう。
・賃貸ではなく購入を選ぶ
・ローンを組む場合は短期間で返済する
・バリアフリーの安心できる家にする
・病院やスーパーが近い立地を選ぶ
・老後をより豊かに暮らせる家にする
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
賃貸ではなく購入を選ぶ
老後の住まいは、賃貸ではなく購入を検討してみてください。賃貸住宅はマンションや戸建てであっても資産として残るものではなく、毎月の家賃は将来的な資産にはなりません。
一方、住宅を購入すると資産として所有でき、将来は子どもへ相続したり、売却して現金化したりすることも可能です。月々の支払いを考えると、住宅ローンを利用して購入したほうが結果的に負担が少なくなるケースもあります。
ローンを組む場合は短期間で返済する
住宅の購入やリフォームでローンを利用する場合は、無理のない返済計画を立てることが大切です。老後の生活は収入が限られるため、長期間のローンは家計の負担になる可能性があります。
また、将来体調を崩して働けなくなる可能性も考慮し、できるだけ短い返済期間を設定して、余裕を持って完済できる計画を立てておきましょう。
バリアフリーの安心できる家にする
老後の住まいを考える際には、安全に暮らせるバリアフリーの住宅がおすすめです。将来を見据え、手すりの設置や段差の解消など、体への負担を減らす工夫を取り入れておくと安心して暮らせます。
また、一戸建てを希望する場合は、平屋にすることで階段のない住まいとなり、バリアフリーの環境を整えやすくなります。
病院やスーパーが近い立地を選ぶ
老後の住まいでは、住宅そのものだけでなく立地も重要なポイントです。日常の買い物ができるスーパーや、いざというときに通える病院が近くにあると、安心して暮らしやすくなります。
また、公共交通機関を利用しやすい場所を選べば、車を運転しなくなった場合でも生活しやすいでしょう。将来の生活を見据えて、利便性の高い立地を検討してみてください。
老後をより豊かに暮らせる家にする
せっかく住み替えるのであれば、老後の生活をより豊かに楽しめる住まいを選びたいですよね。例えば、コンパクトな住まいでも、趣味の部屋を設けたり庭でガーデニングを楽しめたりすると、日々の暮らしにゆとりが生まれます。
これからどのような生活を送りたいのかを夫婦で話し合い、理想の暮らしをイメージしながら住まいを選びましょう。
マンションか一戸建てかは老後のライフスタイルに合わせて選択しよう
老後の住まいをマンションにするべきか一戸建てにするべきかは、人それぞれのライフスタイルによって異なります。予算や立地、将来の生活のしやすさなどを踏まえながら、どのような住まいが充実したセカンドライフにつながるのかを考えて選びましょう。
フリーダムアーキテクツでは、老後の暮らしにぴったりな平屋の住まいも多数手がけています。一戸建てをご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
◆◆「フリーダムアーキテクツが手掛けたデザイン住宅の作品集を今なら無料でお届けします。」◆◆
老後はマンションか一戸建てかについてのよくある質問
老後はマンションか一戸建てかについてのよくある質問に、フリーダムアーキテクツが回答します。
マンションか一戸建てのどちらが人気ですか?
総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月実施)によると、戸建てが2,931万9千戸、共同住宅が2,496万8千戸となっており、全体では戸建て住宅の割合がやや多いことが分かります。
ただし、東京などの都市部ではマンションなどの共同住宅が多く、郊外では戸建て住宅が多い傾向が見られ、マンションと戸建ての人気は住む地域によっても異なります。
一戸建ては何歳まで買えますか?
不動産の購入自体には年齢制限がないため、基本的には何歳でも一戸建ての購入は可能です。ただし、住宅ローンを利用する場合は完済年齢に上限が設けられているケースが多く、一般的には75歳〜80歳程度までに完済しなければなりません。
そのため、ローンを利用して購入する場合は、完済年齢から逆算して購入年齢を考えることが大切です。なお、マンションの場合は最長70歳程度を完済年齢としているケースもあり、一戸建てより早く設定されている場合がある点にも注意しておきましょう。
一戸建てとマンションはどちらが安全ですか?
警察庁のデータでは、住宅への侵入被害は一戸建てで多く発生している傾向があります。ただし、マンションでも侵入被害が発生する可能性はあり、マンションの方が必ずしも安全とは言い切れません。
実際の防犯性は、住宅の構造だけでなく、どのような防犯対策を取り入れているかによっても大きく変わります。防犯面が気になる場合は、一戸建てでもホームセキュリティを導入したり、防犯センサーや防犯カメラを設置したりすることで、安全性を高められます。
カテゴリー:











