2019.3.12(火) 寸法。

建物を設計するときにはたくさんの数字とにらめっこをします。金額とのにらめっこがあれば、寸法とのにらめっこもありますね。

​建築ではいろいろな寸法の単位表現があります。

尺。mm。帖。坪。㎡。

そんな寸法を駆使して、図面に設計士の思いを詰め込みます。

棚板の厚みはいくつが美しいか。

 

空間に見えてくる建具の枠、タイルの目地、照明の位置、これらをいかにまとめてあげれるか。

​そんな計画をmm単位でおこなっていきます。

先日もある現場の検査にお邪魔させてもらいました。そこでも担当設計士のこだわりをたくさん知ることができました。

例えばこの写真。

​引き戸を開けたときに壁とぴったり揃っています。きっと現場の大工さんも大変でしたよね。

でもそのおかげで担当設計士はご満悦でした(笑)

そのように設計士のミリ単位の計算と職人さんの力が合わさって、きれいな空間が出来上がります。

20ミリと30ミリではまったく違うデザインになることもあります。

打合せではなかなか伝えるのが難しい世界ではありますが、できあがったときにお施主様に満足していただけるように今日も、数字と向き合っていきたいと思います。


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