新築するなら玄関のタイルにも注目!失敗しない選び方は?

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新築するなら玄関のタイルにも注目!失敗しない選び方は?

新築で玄関のデザインを考える際、ドアやシューズボックス、敷地の広さなどに着目しがちかと思います。
しかし、実は床面であるタイル選びもとても重要なのです。深く考えずタイルを選んでしまうと、あとで後悔する可能性があります。
住み始めてから「失敗した!」と思わないよう、タイル選びの際に注意したいポイントを見ていきましょう。

また、毎日の出入りに使う足元を飾る部分ですから、色やデザインなどにもこだわりを持ちましょう。
具体的にどんな点にこだわって玄関のタイルを選べば良いのかも、あわせてお話していきます。

第1のポイントはタイルの色

第1のポイントはタイルの色

玄関のタイル選びでまず考えるべきなのは、タイルの色合いです。一般的に玄関向けとされているタイルの色のバリエーションには限りがありますが、それでもグレー系やブラウン系、ベージュ系など選択できる色は豊富に揃っています。それらの色合いの中から、まずは好みのものを選んでみましょう。このとき、他の内装の雰囲気に合っているか、色の濃さはどのくらいかも合わせて考えていくことを忘れないようにしてください。
タイルの色合い次第で新築住宅の中の雰囲気は大きく変わります。暖かくて柔らかな雰囲気にしたいなら淡いクリーム色、クールな印象にしたいなら濃いグレー色といった具合に決めていきましょう。
多色使いもできないことはありませんが、その分だけ内装のバランスを整えるのが難しくなるため、満足のいくものにするためのハードルは高いです。できる限りは一色のみの統一をおすすめします。

また、色合いによっては汚れの見え方も異なります。あくまでもデザイン性を優先するのなら好みの色を基準にして問題ありませんが、機能面も考えて慎重に選んだほうが無難です。
すぐに汚れが目立ってしまうような床にはしたくないのなら、土埃がはっきりと見えてしまうような色合いは避けたほうがいいでしょう。

タイル表面の加工にも注意

タイル表面の加工にも注意

色を決めたら、次はタイル表面の質感について考えましょう。
新築住宅のタイルにどのような加工を施すのかによって、見える印象や滑りやすさに差があります。タイルは大きく分けて、表面がつるつるしたものと凸凹したものの2つの種類があります。
表面がつるつるしているものは歩きやすいメリットがあります。ただ、つるつるしているがために、雨の日には滑りやすいという特徴があるのも確かです。
凸凹しているタイプであれば、滑りやすいという心配は要りませんが、つるつるのタイルとは逆に歩きにくいです。スニーカーや革靴ではあまり気にならないかもしれませんが、ヒールのある靴の場合はその歩きやすさに雲泥の差があります。
タイルの表面に光沢があるか、マット調か、凸凹しているかなどによって見映えの印象も大きく変わるでしょう。

また、表面保護加工が施されているかも重要です。きちんと保護されていれば、長年の摩耗にも耐えられますし、ひび割れも防げます。加工面は、タイルの見映えの美しさというより、使いやすさを考えるべきです。
つるつると凸凹のタイルには、それぞれにメリットとデメリットがあります。どんな使い心地を優先すべきかを良く考えながら決めてみてください。

手入れのしやすさもタイル選びのポイント

手入れのしやすさもタイル選びのポイント

汚れが目立ちにくいこと、使いやすいことだけではなく、手入れがしやすいかどうかも玄関のタイルを選ぶ際にチェックしてみてください。
サンプルを実際に見たり、触ったりしないことにはなかなかわかりにくい問題ですし、新築住宅ですから実際に住みながら使ってみないとわからないことも少なくありません。しかし、実物をチェックして使用感を確かめてみるのはとても重要です。
表面の質感1つで掃除がしやすいか、汚れを取りやすいかどうかは大きく変わるでしょう。

また、タイル一つひとつのサイズも大切です。見映えにも影響がありますが、それ以上に重要な問題は、小さくて目地が多いと汚れがつきやすいことです。
タイルそのものの表面は汚れが落ちやすかったとしても、目地の汚れを落とすとなるとまた話は変わってきます。目地が多ければ多いほど、その分だけタイルの隙間を掃除する手間がかかるでしょう。汚れの落としやすさを考えるのであれば、できる限りタイルが小さ過ぎることのないようにしたほうが賢明です。
ただ、目地が多ければ、その分だけ雨の日や掃除したときの水捌けが良いという特徴もあります。その点も考慮しつつ、慎重に玄関のタイルを選んでみてください。

玄関のタイル選びの基準は?

玄関のタイルを選ぶ際には、色やデザイン、使いやすさなど、さまざまな要素があります。
もちろん、どのポイントも重要ではありますが、実際にはどんなところを優先的に注意して選ぶものなのでしょうか。アンケートを実施して意見を訊いてみました。

機能性重視!玄関タイルは使いやすさが一番?

・水の捌け具合です。(40代/男性/個人事業主・フリーランス)
・掃除をしやすいように水に強いタイルがいいです。(20代/女性/個人事業主・フリーランス)
・なるべく滑りにくいのが良いと思った。(40代/女性/派遣社員)
・汚れが目立たないもの。(30代/女性/正社員)
・きれいで高級感があって、家全体の雰囲気に合ったタイルを選ぶこと。(60代/女性/専業主婦(主夫))
・玄関のタイルは飽きないようにシンプルなものを選ぶようにします。(10代/女性/学生)

【質問】
玄関のタイルを選ぶときどんなことに注意しますか?

【回答結果】
フリー回答

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年07月14日~2017年07月21日
有効回答数:191サンプル

まず、水が捌けやすいかどうかを重視している声が多くなっていました。タイルに水が残るのを防ぐため、タイルそのものが水を弾いてくれるかどうかが重要だと考えているようです。
他にも滑りにくいこと、汚れが目立ちにくいことなど、玄関タイルの見た目というよりは機能面に注意している人が多いことがうかがえます。
ただ、シンプルなものにしたい人や住宅全体の雰囲気に合っているものにしたい人など、見映えを重視している意見も決して少なくはありませんでした。外見的にも納得ができるかどうかは大切だと考えられますね。

建築事例も参考に玄関タイルを選びましょう

玄関タイルを選ぶ際に重要なポイントは、機能性と見た目の美しさです。
機能性については、タイル表面の滑りにくさや傷つきにくさ、水捌けの良さなどに注意しましょう。また手入れのしやすい素材であることも、後々の満足度につながります。
見た目については、タイルのデザインが気に入るかも大切ですが、汚れが目立ちにくいかどうかも欠かせない要素になります。また、単にタイルのデザインが好みかどうかだけではなく、住宅全体のデザインバランスが取れているかも重要です。

しかし、頭の中だけで玄関タイルと家のデザインバランスを想像するのは難しいかと思います。そこでオススメしたいのが、実際の建築事例を参考にすることです。
フリーダムアーキテクツのホームページでは、「玄関」「リビング」「寝室」など部屋のカテゴリーごとに建築事例をご紹介しています。
気になる玄関の写真をクリックしていただくと、外観の全体写真なども見られるページへ飛ぶことができるので、ぜひご参考にしてみてください。
玄関の建築事例はこちら

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詳しくは、新築の玄関作り!各パーツの選び方や決め方のポイントをご参照ください。

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