キッチン周りは、調味料、料理器具など、たくさんのものであふれてしまい収納に悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、来客時にもおしゃれに見えるキッチンにしておきたいけれど、収納もしたい!という方におすすめのキッチン周りの収納アイデアをご紹介します。
Contents
キッチン周りをおしゃれにするためのポイント
なんとなく「おしゃれなキッチンが良いな」と思っていても、具体的にどうするべきか分からない人も多いものです。キッチンをおしゃれな印象にするには、いくつか抑えておくべきポイントがあります。詳しく見てみましょう。
関連記事:使いやすい素敵なキッチンにしたい!レイアウトのポイントとは
インテリアとマッチする素材やカラーを選ぶ
周囲のインテリアと調和する素材やカラーに合わせると、一体感がありおしゃれな印象に仕上がりやすいです。仮に、キッチンとリビングダイニングが一つの空間で繋がっているなら、素材やカラーの系統を合わせるとおしゃれです。
これは、必ずしも同じ色で合わせなければならないわけではなく、テーマを決めて系統を揃えることでもおしゃれに仕上がります。例えば、リビングが木目調+白の内装なら、キッチンは木目調+グレーにすると、マッチしつつも内装にメリハリのある印象になります。
オーブンレンジや炊飯器などの家具・家電も、内装を色を揃えると統一感が出ておすすめです。
照明にこだわる
照明による演出を加えることでも、雰囲気のあるキッチンにできます。ダウンライトや吊り下げ式のペンダントライト、ライティングレール照明などは、キッチンの内装にこだわりたい人に人気です。
キッチンの照明選びでは、雰囲気だけでなく実用面も考慮する必要があります。適度に暗い照明は部屋の演出に最適なのですが「料理の際に手元が見えにくい」「食材の色や焼き加減が分からない」といったストレスの原因になることも考えられます。
そのため、キッチンの照明選びでは、おしゃれさと明るさを両立できるかが大切です。資料だけではピンとこないのであれば、設計事務所に相談のうえ、モデルハウスで実物を見てみることをおすすめします。
隠す収納と見せる収納を使い分ける
見せる収納は、おしゃれで片付けが容易なことから注目されていますが、隠す収納と併用してメリハリを付けることが大切です。
見せる収納をおしゃれにレイアウトするには、キッチンがすっきりと片付いていることがポイントとなります。見せるものとしまうものを決め、隠す収納も使いやすくすると、暮らしの中で無理なく維持できます。
また見せる収納に「何を置くか」も重要です。キッチンの棚は油汚れやホコリがつきやすく、洗いにくいものや汚したくないものの収納には向きません。こだわりの小物や、布製のインテリアなどは避けた方が良いかもしれません。
キッチン周りの収納&見せる収納棚のアイデア7選
キッチン周りの収納といっても、どんな収納が合っているかは家族によってさまざま。ここでは、イメージを掴むために、キッチン周りと見せる収納のアイデアを紹介します。
インテリアの一部のような見せる収納棚
おしゃれに見せながら収納スペースも確保できてしまうのが、「見せる収納棚」。本来、収納スペースはものを見えないように収納するという方法が定番でしたが、今ではあえてインテリアとして飾りながら収納をするのが人気です。
古民家風の見せる収納棚
こちらのキッチンは古民家風のダークな木製で統一されています。収納棚もすべてキッチンと同じ木製です。収納ボックスも木製やダークトーンのカラーボックスを使用し、より古民家風のインテリアコーディネートにしています。
キッチンの側面にもある見せる収納棚
こちらのキッチンでは側面にも、見せる収納棚スペースを作りました。収納スペース部分は木製にしていることで、温かみが生まれています。こちらのスペースに食器やインテリアを置くことで、より素敵な食卓になりそうですね。
モロッコ風のタイルがおしゃれ!見せる収納棚と吊るす収納
モロッコ風の異国情緒あふれるカラフルなタイルに等間隔の3つの木製の見せる収納棚を設置しています。食器をバランス良よく配置することで、まるで異国の市場のような印象を受けるおしゃれキッチンにになりました。
壁にフライパンや調理器具を吊るす収納
収納棚に置くという見せ方だけではなく、壁やキッチン周りに吊るすのもおすすめです。こちらのキッチンでは、壁にフライパンやへらなどを吊るしていますね。インテリアとしてもおしゃれ見えしてくれます。
まるでお店のようなワイン専用の収納棚
こちらのキッチンには、ワイン用に見せる収納棚を設置しました。オレンジの壁も印象的で素敵ですね。自宅にいながらバーカウンターのような雰囲気になっておしゃれです。
ちょこんと乗せるかわいいインテリア
こちらのキッチンには、カウンターの上に木製の収納棚を天井から吊るしています。ここにはインテリアとなるようなぬいぐるみや軽い調味料を置いておくこともでき、場所をとらずに見た目も華やかになります。
インテリアとの調和が魅力的!おしゃれなキッチン周りの建築実例5選
家を買うなら、キッチンにこだわりたい、という人は多いもの。ここでは、フリーダムアーキテクツが手がけた家の、おしゃれなキッチンのレイアウトを紹介します。
造作家具で作り込んだ夫婦で料理を楽しめるキッチン
温かい木目調のキッチン台と、清潔感のある白いタイルが特徴的なこちらのキッチン。リビング側から見るとブロック塀のような無骨な印象のカウンターですが、内部は木を使っており、がらりと印象が変わります。
家具類は施主様の希望により造作家具を採用。収納棚は、あえて扉をつけない大開口タイプを選ぶことで、おしゃれさと使いやすさを両立したデザインとなりました。
コンパクトに見えるキッチンの内部は、コの字型の作業台が設置されており、広々と料理ができる作りになっています。一人での料理はもちろん、夫婦二人でも余裕をもって使えます。
木材との相性抜群!シックでおしゃれなキッチン
こちらのキッチンは、床や天井など随所に木材を使用しており、温かみがありながらもシックな印象になりました。リビング側のキッチン台と下がり天井には照明が取り付けられており、夜でも快適に使えます。
壁側とリビング側にキッチン台のある「セパレートキッチン」を採用していることから、広々と料理ができることが特徴。家族で使うときはもちろん、友人を招いて食事会などでも活躍してくれそうです。
見せる収納は、オーブンレンジやトースターなど最低限の調理家電に留めました。収納力抜群の引き出しと併用することで、キッチンのすっきりとした印象を引き立てています。
木の温もりを優しく照らす洗練されたキッチン
こちらのキッチンの特徴は、自然光を取り込むガラス張りの中庭と、キッチンを温かく照らすダウンライトです。中庭には植栽がされており、食事の準備をしながら緑を感じられます。
壁側のキッチン台には、開き戸タイプの大容量収納を設置しました。調理器具や家電を内部に収納できるため、生活感を隠してキッチンスタジオのように洗練された印象に。
キッチン台に連結されたダイニングテーブルは、椅子を並べればおしゃれなカウンターに変身します。食事でリビングが汚れないうえ、家事動線が短くなるため配膳・片付けも楽にできます。
白と黒を基調としたLDKへ木製の収納がアクセントに
モノクロカラーで統一された内装とキッチンは、洗練されおしゃれな印象です。こだわりポイントは、木目調の収納棚です。白と黒のデザインの良いアクセントになっています。
たっぷり入る引き出しと棚は、食器や調理器具の収納に最適。容量が多いため家族が多い人にもぴったりです。シンク下のスペースにはゴミ箱が収納されており、必要に応じてさっと引き出して捨てられるようになっています。
シャープな印象のアイランドキッチンの差し色は観葉植物の緑
まず目に入るのが、クールなブラックの広々としたアイランドキッチンです。モノトーンで内装を統一すると冷たい印象にもなりやすいのですが、木の家具と木目調の棚が温かみをプラスしてくれています。
アイランドキッチンには観葉植物が置かれており、キッチンの差し色として爽やかさを添えています。壁側の棚には、こだわりの家電と調理器具が並び、おしゃれな「見せる収納」に。お気に入りのアイテムを集めて飾るのも楽しいですね。
キッチン周りに収納を作るときの注意点
キッチンをおしゃれに見せるには、散らからずすっきりと整理されていることが大切です。そのため、キッチン周りに収納を作るときは、いくつか抑えておきたいポイントがあります。どのような点に注意すれば良いのか、詳細を見てみましょう。
見せる収納を作りすぎない
見せる収納はおしゃれかつ便利なのですが、あくまでインテリアのアクセントとして採用することをおすすめします。数が多いと、ごちゃごちゃとした印象になってしまうためです。
すっきりと見せたいのであれば、ディスプレイするアイテムのカラーや素材も考慮してみてください。おしゃれなデザインのものや、インテリアと調和するものを厳選し、置きすぎないのがおすすめです。生活感の出やすいものには隠す収納を活用してみましょう。
カテゴリーごとに収納する
使いやすくするために、カテゴリーごとに収納することをおすすめします。家電や調理器具が見つけにくいと、片付けるのも面倒になり、キッチンが散らかる原因になります。
キッチンに置くものは「鍋類」「お弁当用品」「製菓道具」など、おおまかに分類して一箇所にまとめてみましょう。探しやすさが増し、在庫も管理しやすくなるため二重に購入してしまうことも少なくなりますよ。
調理動線を考えて収納を作る
使いやすいキッチンにするなら、調理動線を考えて収納場所を決めることも大切です。例えば「材料のカットはここでする」「パン作りはここがやりやすい」など、作業内容によって使うエリアが決まっていれば、道具を出しやすい収納場所も自然と定まってきます。
また、基本的には作業台近くの足下には物を置かないようにしましょう。動きにくくなりますし、床に物を置くと生活感が強くなってしまいます。
おしゃれなキッチンで料理を楽しもう
キッチンをおしゃれにするなら、キッチン単体でなく内装全体のバランスを考慮してデザインや素材を選ぶことが大切です。洗練された印象にしたいなら、デザインだけでなく片付いていることも大切なので、使いやすい収納を設けることも忘れてはいけません。
「自分や家族にはどんなキッチンが良いのか分からない」という方は、一度実物の写真を見てイメージを具体化させることをおすすめします。
フリーダムアーキテクツでは、お問い合わせいただいた方に、無料の住宅作品集をプレゼントしています。家づくりのアイデアが詰まっていますので、お気軽にお取り寄せください。
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