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  • 注文住宅の予算はこう決める!予算決めのポイントまとめ!

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    いざ注文住宅を建てよう!と思っても、どのくらいの予算を取ればいいのかわからない……ということはありませんか?
    土地代金は地域によってかなり変わりますし、建物もその構造、工法、資材、デザインなどによって、ピンからキリです。
    理想の注文住宅を建てるには、まず住宅にかかる費用について理解することが大切。
    そこで、予算決めのために知っておきたいポイントについてまとめました。
    年収と住宅金額の目安、注文住宅の費用とその内訳なども解説しておりますので、ぜひご参考にしてみてください。

    もしも住宅建築の予算が余ったら……その使い道は?

    住宅建築の予算が500万円余ったら、あなたはどうしますか?150人にアンケートを取ってみました。

    【質問】
    新居の建築予算が当初より500万円余ったとしたら、そのお金はどうしますか?

    【回答数】
    仕上げ材料のグレードを上げる:6
    住宅費用以外に回す:25
    ローンに備えて貯蓄に回す:119

    調査地域:全国
    調査対象:【年齢】20 –
    調査期間:2017年03月21日~2017年03月27日
    有効回答数:150サンプル

    ローン返済のために使う人が圧倒的に多かった!

    今後もずっと続くローン返済に備えるという人が、大多数を占めました。

    ・これから何十年もローンを払い続けることになるので、予算が余ったらローンに備えて貯蓄に回す(会社員/男性/30代)

    少数ではありますが、次に多かったのは「住宅費用以外に回す」です。

    ・必要な家具もいっぱい出てくると思うので(会社員/女性/20代)

    確かに新居で使う家具や生活用品など何かと物入りになります。では、最後に「仕上げ材のグレードを上げる」の意見を見てみましょう。

    ・建築予算としての金額なので、グレードアップした方が満足行くマイホームになると思いました(女性/30代)

    少数派になりましたが、少しでも満足度を上げたい気持ちは頷けますよね。

    ローン返済のための貯蓄に回す人が圧倒的に多く、みなさん注文住宅の購入を堅実に考えていることがわかります。
    将来のためにもお金は残しておいたほうが精神的にも安心です。

    もしも注文住宅の予算がオーバーしてしまったら?

    注文住宅のファーストプランでは、予算オーバーしてしまうことがほとんどです。
    この場合、予算のどこかを削ってコストダウンを図らなければなりません。
    コストカットしても良い部分としては、まず設備機器が挙げられます。最新の設備機器を使いたい!という希望があってどうしても譲れないのなら仕方ありませんが、キッチンやバスルーム、トイレなどの設備は多少グレードを落としても機能的に劣ることはありません。
    また、天井、壁、床などの仕上げ材もグレードダウンできる部分です。今は、安いコストでもデザイン性に優れている仕上げ材がたくさんあるので、一度チェックしてみてください。
    一方、コストカットしてはいけない部分としては、柱や梁など住宅の構造部分です。耐震に関わるため、コストカットはおすすめできません。壁や屋根、窓なども断熱効果を落としてしまうと、住み心地が悪くなります。
    住宅の基礎部分は、住宅の安定性、安全性に関わる部分なので、コストカットはNGと心得ましょう。間取りや建築面積の削減は、いろいろ試してみたけどまだ予算オーバーしているというときの最終手段です。
    せっかく注文住宅を建てるのに、敷地面積を削ったおかげで住みにくくなった……というのでは悲しいですよね。
    コストカットは、住み心地に影響がない部分で考えるようにしましょう。

    詳しくは、「注文住宅を建てる予算がオーバーしてしまったときの対処法まとめ」 をご参照ください。

    年収別!注文住宅の予算を大公開!

    注文住宅の購入予算は、一般的に年収の5倍と言われています。
    それでは、実際に注文住宅を建てた世帯の年収は、いくらくらいだったのでしょうか?国土交通省住宅局の「平成27年度住宅市場動向調査」によれば、注文住宅を建てた世帯の全国平均年収は、659万円と出ています。
    659万円の4倍というと3,295万円になりますが、統計を見てみると実際購入にかかったお金は4,176万円となっています。
    年収の5倍以上の住宅を購入しているようですが、これは用意できた自己資金が1,529万円と高く、余裕を持った資金繰りができていることが要因になっています。

    終身雇用制度が実質終わりを告げている現代は、将来定年までひとつの仕事を続けていけるという保証はどこにもありません。
    そのため、今は年収が高いから大丈夫だと思っても、将来失業したり病気をしたりなどで収入が一時的に途絶える可能性もあります。
    そういったリスクを回避するためにも、住宅購入の予算は余裕を持って組みたいもの。自己資金はすべてを住宅購入資金に当てるのではなく、予備の生活費などに取っておきましょう。
    少しのお金を残しておくだけでも、精神的に安定しますよ。

    詳しくは、「注文住宅の予算はいくら?年収別に紹介します!」 をご参照ください。

    注文住宅の予算決めは資金計画があってこそ!

    注文住宅の予算決めは、資金計画をしっかり行なうことから始まります。
    まず、注文住宅を建てるうえで、かかる費用の内訳を把握するようにしましょう。住宅購入費はだいたい3種類にわけられます。1つ目は予算の70%を占める建物本体の費用です。
    2つ目は予算全体の15%から20%を占める付帯工事費、3つ目は残りの5%から10%のその他の諸経費です。資金計画を立てる際、大切なのは住宅ローンを滞りなく払い続けていくことです。

    実際にいくら自己資金を用意できるのか、世帯年収はいくらあってどのくらいの住宅ローンが受けられるのかを総合して考え、その予算にあわせて購入する住宅の金額を決めましょう。
    建てたい住宅の理想とする部分を計画よりも重視してしまうと、資金計画はうまくいきません。住宅ローンの金額が増えればその分だけ生活を圧迫するため、慎重に考えるようにしてください。
    また、住宅ローンを組む際、頭金の金額は多いほうがあとの返済は楽になります。自己資金の内、新居への引越し費用や仮住まい費用などを差し引いて、どのくらいの金額を頭金にできるか計算してみてください。
    それから、住宅ローンで借入可能な金額を確認しましょう。住宅ローンは特に民間ローンの種類が豊富ですので、それぞれ比較をして自分にあったプランを選んでください。

    詳しくは、「注文住宅の予算を決めるには資金計画が最優先!その理由とは?」 をご参照ください。

    注文住宅の予算立ての目安に!費用の内訳とは?

    注文住宅はさまざまな資材を使って工事が行われ、いろいろな手続きを経て購入に至ります。
    その際、費用の内訳がわからないと、いくらくらい予算を用意すればわかりませんよね。注文住宅の費用内訳を大まかにわけると、土地購入費用、本体工事費、別途工事費、諸経費に分けられます。
    土地購入費は通常、売買契約時に1割の手付金と、土地の引渡し時に9割の残金を払います。本体工事は、仮設工事や土工事、木工事に屋根工事などいろいろな種類があります。
    工事の種類が多いほど関わる職人の数も増えるため、本体工事の費用は住宅購入費の多くを占めています。別途工事費または付帯工事費とは、本体工事に付随する工事のことです。
    具体的には、住宅に付随するインテリア・電設関連やエクステリア関連などです。建物だけでは生活はしていけませんので、暮らすための設備を付帯工事で取り付けます。
    最後の諸経費とは、住宅や土地などの不動産を購入した際に発生する手数料などのことです。
    登記免許税や手続きをしてくれた司法書士への謝礼、印紙税などがこれにあたります。住宅ローンを組むときにも事務手数料やローン保証料がかかります。
    諸経費の占める割合はほかの費用に比べて多くはありませんが、金額にするとそう安いものでもありません。しっかり予算に組み込んでおきましょう。

    詳しくは、「注文住宅の予算を立てるには費用の内訳を知ることから!」をご参照ください。

    注文住宅は予算と相場次第!地域別の建築相場を公開!

    注文住宅の予算を決めるにあたり、地域別の相場も目安になります。
    「2015年度フラット35 注文住宅融資利用者の主要指標(注文住宅全体)」によれば、注文住宅の建設費が一番高いのは首都圏です。
    次に東海圏、近畿圏と続き、最後にその他地域となります。住宅面積で見ると、一番狭いのが首都圏、次が近畿圏、東海圏、その他地域と続きます。
    こう見ていくと、やはり首都圏の物件は、土地は狭いのに値段が高い、建築費は一番割高ということになります。次が近畿圏でその次が東海圏ですが、東海圏の場合、建築費は近畿圏より高いですが住宅面積は広いことに注目です。
    一番割安なのはその他地域という結果でした。どの地域も建設費は3,000万円台です。ちなみに、当コラムで取ったアンケートでは、2,000万円台で注文住宅を建てた人が一番多く、その次が3,000万円台という結果になりました。
    2,000万円台は全体の37%、3,000万円台は全体の33%でしたので、フラット35の統計とあわせると、だいたい3,000万円台が建築費の相場だと言えるのではないでしょうか?
    もし相場よりも安い予算で家を建てたいなら、建物の形状をシンプルな形にしたり、壁の数を少なくしたりするなどの対策方法があります。
    建物は複雑な構造より正方形に近い建物のほうが安くなり安定性も高まるのでおすすめです。

    詳しくは、「注文住宅は予算の決め方と相場の確認が大切!」をご参照ください。

    予算別の建築事例で自分の建てる住宅をイメージしてみましょう

    念願のマイホームも予算をしっかり取らなければ、建てることはできません。
    もし購入できたとしても、住宅ローンの支払いが滞れば、家を手放すことになります。注文住宅の資金計画は余裕を持つことが基本です。
    そして、かかる費用の内訳をしっかり把握することです。もし予算オーバーしても内訳がわかっていれば、自ずと節約できる部分もわかってきます。

    節約と聞くとネガティブな印象があるかも知れませんが、暮らしの満足度を下げる要因になるとは限りません。
    むしろ、コストダウンを図りながらも、仕上がりの満足度が高まることもあります。
    それを叶えるのが設計力です。

    フリーダムアーキテクツには、ローコスト住宅を含め、数々の建築実例を掲載しています。ぜひアイディアのヒントとしてご参照ください。

    まずは、フリーダムアーキテクツでこれまで手がけた注文住宅の人気ランキングをぜひご覧ください。

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