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家づくりを始める前に、基本的な流れや家づくりにかかる費用・期間を把握しておくことが大切です。家を建てたいと思ったところで、「家づくりにはどんな風に進めたら良いのだろう」「来年の4月までに入居するには、いつから始めるべきなのか」など疑問が浮かぶのではないでしょうか。
そこで、この記事では、累計4,000棟以上の住宅設計の実績を誇るフリーダムアーキテクツが、家づくりの具体的な流れや家づくりにかかる費用などについて解説します。
この記事はこんな人におすすめ
・注文住宅を検討しており、家づくりのおおまかな流れを把握しておきたい方
・現実的な資金計画を立てたいが「相場はどれくらいか」「工事金額以外にかかる費用はあるのか」と不安な方
・家づくりの打ち合わせで気を付けたいポイントを知りたい方
この記事でわかること
・家づくりは情報収集や資金計画から始まり、依頼業者の選定、土地探し、間取りの打ち合わせ、住宅ローン審査、着工・竣工、引き渡しという流れが一般的
・家づくりにかかる期間は早くて6ヶ月、一般的には8~15ヶ月程度

Contents
一般的な家づくりの流れ9ステップ
家づくりは考えなければならないことが多いため、事前におおまかな流れや基本知識を把握するだけで、家づくりに必要な手続きや作業をスムーズに進められます。具体的な流れは、以下の通りです。
・ステップ①家づくりの手順や基本知識などの情報収集
・ステップ②家計を考慮しどの程度出せるか資金計画を建てる
・ステップ③家づくりを依頼する設計事務所やハウスメーカーを探す
・ステップ④土地を探す
・ステップ⑤仮契約とローンの仮審査
・ステップ⑥間取りの打ち合わせ
・ステップ⑦住宅ローンの申し込みと契約
・ステップ⑧工事着手
・ステップ⑨完成
関連記事:【注文住宅】家が建つまでの期間はどれくらい?アイデア整理から入居までの流れとポイントを徹底解説!
ステップ①家づくりの手順や基本知識などの情報収集
家づくりの最初のステップは住みたい家を具体的にイメージし、ライフプランや予算などの現実的な条件を整理することです。情報収集をするなら、SNSや建築会社のホームページ、住宅展示場などがおすすめです。事前に希望するデザインや価格、子育てなどの優先事項を決めておくことで効率的に情報を集められます。
必要な情報が集まったら家族と相談し、住みたい家のイメージを固めていきます。具体的なイメージができない場合は、建築会社のイベントや相談会に参加するのも良いでしょう。
ステップ②家計を考慮しどの程度出せるか資金計画を建てる
資金計画は借入可能額だけでなく、実際に使える資金がどの程度あるのか、毎月返済しても生活に余裕を持てるのかを基本にして考えることが大切です。相談会でハウスメーカーやファイナンシャルプランナーからアドバイスをもらったり、返済シミュレーションを相談したりするのも1つの方法です。
また、金融機関のホームページにあるシミュレーターを利用すれば、借入可能額の計算もできます。家づくりでは土地代や建築費の他にも諸費用がかかることも頭の片隅に置いておきましょう。
ステップ③家づくりを依頼する設計事務所やハウスメーカーを探す
住みたい家のイメージや予算を明確にしたら、1~2ヶ月を目安に設計事務所やハウスメーカー探しを行います。最初から1社に絞らず、複数の会社から相見積もりを取り、提案内容や建築費の総額を比較したうえで、より条件の良い会社を選びましょう。また、条件だけでなく、担当者の接客態度も加味して信頼できる人を探すことも大切なポイントです。
ステップ④土地を探す
新築を建てる土地を所有していない場合は、希望条件に合う土地探しを始めます。期間の目安は数週間~3ヶ月程度です。土地から探す場合は、土地探しから相談できる建築会社を選ぶことをおすすめします。その理由は、希望する間取りを実現できる土地を探しやすいうえに、土地代と建築費を合算した見積もりを提案してもらいやすくなるからです。
また、建築の専門家に相談できるため、前面道路や地盤改良などが必要な場合でも工事費を含む見積もりを提案してもらえ、予算オーバーする場合は土地を探し直すことも可能です。
ただし、希望条件をすべて満たした土地を見つけようとすると、3ヶ月以上の期間がかかる、もしくは土地が見つからない可能性があります。
ステップ⑤仮契約とローンの仮審査
土地が見つかり、間取りや見積もりの提案に納得できるハウスメーカーや設計事務所を選んだ後は、仮契約を締結しましょう。住宅ローンの審査に通らないと土地を購入できないため、土地購入の仮契約を結び、希望する土地を押さえたうえで住宅ローンの仮審査に申し込みます。仮審査に通ったら、正式に土地購入の契約手続きに移ります。
土地購入後は敷地調査や地盤調査を依頼しましょう。敷地調査は、正式な土地の寸法や境界線などを調査します。地盤調査は、地盤の強度や沈下のリスクなどを把握するための調査で、調査結果によっては地盤改良工事を行います。
ステップ⑥間取りの打ち合わせ
仮契約後は間取りに関する打ち合わせを行い、詳細を詰めます。間取りの最終決定を行う際には、建築費の総額の目安も決まります。打ち合わせにかかる期間は2~3ヶ月程度です。ただし、間取りの細部までこだわったり、なかなか最終決定に至らなかったりすると半年以上の期間を打ち合わせに費やす場合も少なくありません。
入居日が確定している場合は、打ち合わせが長引かないよう事前にイメージを固めておくことをおすすめします。
ステップ⑦住宅ローンの申し込みと契約
間取りの打ち合わせが終わり、予算が決まったら住宅ローンの本審査に申し込みをします。
住宅ローンの仮審査は金融機関が実施しますが、本審査は信用保証会社によって行われるのが原則です。また、住宅ローンの本審査の申し込みと同じタイミングで、施主と建築会社は工事請負契約を締結します。工事請負契約は、打ち合わせで最終決定した間取りや予算に基づき、施工工事の内容や期間、キャンセル時の違約金などの条件を決めるための契約です。
ステップ⑧工事着手
工事請負契約後は建築確認申請を行い、間取りや設備の最終確認の打ち合わせを実施してから着工となります。
工事期間の目安は3~6ヶ月程度です。梅雨や台風シーズンなど天候の悪化や職人の人手不足が原因で工事が遅れるケースも少なくありません。そのため、工事が遅延した場合のことも、契約前に確認しておきましょう。施主によって異なりますが、着工前に工事の安全を祈る地鎮祭を行うケースもあります。
上棟の際はコンセントやエアコンの位置を変更できる最後のタイミングになるため、しっかり確認しておきましょう。工事の全行程が終了すると、竣工検査が実施されます。
ステップ⑨完成
竣工検査が無事に終わり、新築が完成したら建築会社から施主へ家の引き渡しとなります。引き渡しが行われる前には、内覧と完了検査が実施されるのが一般的です。
引き渡し後は修正・補修対応が難しくなるケースもあります。そのため、内覧で気になった点や修正・補修してほしい場所などがある場合は、引き渡し前のタイミングに相談することをおすすめします。

家づくりにかかる期間

土地探しから始まる家づくりにかかる期間は8~15ヶ月程度が一般的で、早いと6ヶ月で引き渡しとなるケースもあります。
ただし、間取りや設備の選定などにこだわると2年以上かかる人も少なくありません。また、天候や職人の人手不足によって工期が遅れて想定よりも期間が長くなる場合もあります。
家づくりは土地探しやハウスメーカーとの契約、打ち合わせ、着工・竣工、引き渡しの流れで進められますが、各工程でどのくらいの期間がかかるのかをまとめました。
| 土地探しにかかる期間 | 数週間~3ヶ月 |
| ハウスメーカーとの契約までの期間 | 1~2ヶ月 |
| 契約後の打ち合わせ期間 | 2~3ヶ月 |
| 着工から完成までの期間 | 3~6ヶ月 |
| 引き渡しまでの期間 | 1ヶ月 |
家づくりを進めるうえで重要なポイントは、入居日から逆算して動き始める時期を決めることです。特に注文住宅はデザインや設計の自由度が高く、間取りを最終決定するまでに時間がかかります。準備をしっかりしておけば打ち合わせの期間や工期が遅れても「入居日までに完成しない」と慌てる心配がありません。
関連記事:家づくりの期間はどれくらい?流れとポイントを徹底解説!

家づくりにかかる費用

住宅購入で気になるのがお金の話。予算を決めるためにも、購入費用の目安は重要です。ここでは、国の調査データを元に「工事金額」「工事以外の費用」に分けて、どのくらいかかるのか見てみましょう。
建築費の相場
まずは、住宅の建築にかかる工事金額から見ていきましょう。
2024年度住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅の建築費の相場は3,932.1万円、延床面積は約35.8坪(118.5㎡)でした。坪単価の平均はおおむね110万円ということになります。
この平均価格と希望する家の広さを乗算すると、工事費用にいくらかかるのか仮計算できます。30坪の家を建てるのであれば、110万円 × 30坪 = 3,330万円が目安です。
なお、2023年度の調査では、工事費の全国平均価格は3,863万円、2022年度は3,717万円でした。工事価格は上昇傾向にあり、建築資材の高騰や輸送コストの上昇などが原因として考えられます。
出典:2024年度 年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
工事金額以外にかかる費用
家づくりには、工事以外にも費用がかかります。代表的なものが「諸経費」と呼ばれるものです。
諸経費は、家づくりの手続き上必ずかかる費用です。設計費用や、建築確認申請の手続き費用、契約書に貼付する印紙の購入費などが含まれます。諸経費にいくらかかるかはケースバイケースですが、おおむね総費用の5%~10%になることが多いです。
また、土地を別途用意する場合はその購入費用がかかるほか、不動産取得税などの税金、火災保険や地震保険の費用も忘れてはいけません。
大切なのは、家計を考慮し、ゆとりのある資金計画を立てることです。設計事務所やハウスメーカーに相談する際に見積もりをしっかりと確認し、無理なく支払えるかシミュレーションしてみてください。
関連記事:注文住宅の打ち合わせにおける注意点と気をつけたい3つのポイント!

後悔しない!家づくりの打ち合わせ時のポイント

家づくりで後悔しないためには不安や疑問を残さないことも重要です。打ち合わせの際に押さえておくべきポイントは以下の4点です。
・ポイント①仕上げ材を決めるときは大きめのサンプルを確認する
・ポイント②トータルの建築費用を確認する
・ポイント③入居したい日から逆算して計画を進める
・ポイント④設計者との打ち合わせは記録しておく
ポイント①仕上げ材を決めるときは大きめのサンプルを確認する
壁や天井、床などに使用される仕上げ材はサンプルを基に決定します。ただし、サンプルが小さすぎると実際に使用した際に色味が違って見えるケースも少なくありません。壁や天井、床などは面積が広いため、仕上げ材選びに失敗すると後悔することもあるでしょう。
仕上げ材を決める場合は、できるだけ大きめのサンプルを用意してもらうことをおすすめします。サンプルを確認する際は、どんな家になるのかをイメージしたり、実物を使用した建築実例を確認したりすると良いでしょう。
関連記事:注文住宅の打ち合わせにおける注意点と気をつけたい3つのポイント!
ポイント②トータルの建築費用を確認する
家づくりで後悔しないためには、打ち合わせ時に建築費用がトータルでいくらかかるのか確認し、家づくりにかかる費用に関する不安や疑問を解決しておくことが大切です。建築費用というと建物本体のみに目がいきがちですが、建物本体の金額はトータル金額の約7割です。住宅に伴う付帯工事費や手続きに関する手数料などの諸経費は別途かかることを覚えておいてください。
オーダーを具体化する過程で、費用が膨らんでしまうこともあります。内装や設備をグレードの高いものにしたり、オプションを追加したりすれば、当初の概算見積もりよりも金額は高くなります。
予算に上限を設定しているのであれば、その金額を設計担当者にきちんと伝えておくことが大切です。また、提示した予算が家の購入金額なのか、建物のみなのか、諸経費込みの総額なのかも、しっかりと伝えておきましょう。
ポイント③入居したい日から逆算して計画を進める
家づくりの打ち合わせが長引いたり工期が延びたりして「入居日に間に合わない」と焦らないためにも、希望の入居日から逆算して計画を立てる必要があります。設計者との打ち合わせの中で、あれもこれもと希望を追加したり、予算との兼ね合いで調整が続いたりすると、その分だけ期間が伸びます。竣工時期の目標がある人は、この点に注意して打ち合わせをしてくださいね。
また、建築会社によって引き渡しまでのスケジュールや期間が異なる場合もあるため、見積もりを取る際にスケジュール感も合わせて確認しておくことをおすすめします。打ち合わせをスムーズに進めるためには家づくりに関する要望をまとめておき、その中でより優先度の高い項目を決めておくのも効果的です。
例えば、予算厳守で家づくりをしたいなら、設備のグレードを標準タイプで揃えるなど、妥協も必要になります。打ち合わせ後に不安や疑問を残さないためにも、余裕のある計画を立てましょう。
ポイント④設計者との打ち合わせは記録しておく
家づくりの打ち合わせを行った際には、具体的な内容を記録しておくと安心です。打ち合わせでは家づくりにおいて考えなければならないことが膨大にあるため、見落としていたりきちんと伝わっていなかったりすることがあります。
記録は「言った」「言わない」の水掛け論の予防に効果的です。要望と実際の家に食い違いがあった場合に、責任の所在を明確にするために役立ちます。仮に設計者のミスでも、記録がなく施主のオーダー通りとされてしまえば、変更に追加費用が発生するかもしれません。
信頼関係を築き、無用な水掛け論を予防するためにも、施主と設計者は互いに納得するまで話し合い、打ち合わせ内容はメモに残す、間取り図に書き込んでおくなど事前にできる予防策を行っておきましょう。
関連記事:
家づくりは打ち合わせがすべて!抑えておきたい3つのポイント!
適切な注文住宅会社選びのために!種類と選び方を知ろう!

一生に一度の家づくりを楽しもう
家づくりにおいて、着工前の打ち合わせはとても重要です。住宅のイメージづくりから間取り決め、資金計画、見積もり確認、各種契約などを経て、やっと着工へたどり着きます。
なかなか長い道のりですが、着工までの期間はだいたい7ヶ月くらいが目安です。そう聞くと、そこまで果てしない月日でもありません。
わからないことが多くて不安になるかもしれませんが、一つひとつ不明点を潰していけば大丈夫です。ぜひ、楽しく家づくりをしてくださいね。
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家づくりに関するよくある質問

家づくりを検討していると「家を建ててはいけない年齢があるのか」「予算3,000万円で家を建てられるのか」などの疑問や不安が浮かぶ人もいるでしょう。そこで、注文住宅の実績が豊富なフリーダムアーキテクツが、家づくりに関するよくある質問にお答えします。
家を建ててはいけない年齢は?
家を建ててはいけない年齢はありません。ただし、社会人になりたてでライフステージが変動しやすい20代前半や、定年退職を間近に控える40代後半の人は住宅ローンの借入審査が通りにくいケースもあります。そのため、注文住宅の家づくりを検討している場合は、20代前半や40代後半での購入を避けることをおすすめします。
3000万円で家を建てられますか?
2024年度に実施された住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅の建築費の相場は3,932.1万円で、延床面積は35.8坪程度(118.5㎡)、坪単価の相場は110万円程度となっています。延床面積の平均35.8坪より小さい家であれば、3,000万円の予算でも建てることができます。ただし、建材の種類や間取りの形状によって坪単価は変動するため、見積もりや打ち合わせ時にしっかりと確認しておきましょう。
出典:2024年度 年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
買ってはいけないハウスメーカーは?
家づくりで避けるべき相談先は他者の悪口を言う、契約を急かす、納得感のある説明をしてもらえない、メリットばかり説明してくるなど、接客態度の悪い営業担当者やハウスメーカーです。
また、アフターフォローの体制が整っていないと、メンテナンスや修理を対応してもらえなくなります。他にも、ローコストだけで購入を決めるのも失敗のリスクが高まります。住宅性能が低く、メンテナンスや修理が必要になって引き渡し後に余計なコストがかかるケースもあるため注意が必要です。
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