流行のオープンキッチンは、リビングやダイニングからキッチン内の様子が見ます。そのため、キッチンの機能面はもちろん、リビング・ダイニングから見ても美しく見えるレイアウトを考えたいところでしょう。
機能性と美しく見えるレイアウトをバランスよく実現するためには冷蔵庫がポイントになります。今回は、キッチンレイアウトの鍵になる冷蔵庫の配置とレイアウトの基本について解説します。
Contents
こんなはずじゃ… 冷蔵庫の配置が不便すぎる!
生活に欠かせないアイテムといえば「冷蔵庫」。作った料理や食料を保存するために必要不可欠な冷蔵庫は、キッチンレイアウトの中心となります。
今回のアンケートでは「冷蔵庫の配置が不便だ」と感じた瞬間について、皆さんの意見をご紹介します。
【質問】
新居やリフォームなどで冷蔵庫の位置が変わった時、不便を感じたことを教えてください。
【調査結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
有効回答数:150サンプル
扉のタイプには要注意!失敗した冷蔵庫の配置とは
・2年前にリフォームした時、冷蔵庫や食器棚の配置を考えて使いやすいように設計したので、不便はありませんが、しいて言えば、冷蔵庫の扉の開閉域が少し狭くなったことくらいです。(50代/女性/パート・アルバイト)
・左右どちらからも開けられる扉だったが、引っ越したことで開ける方向が逆になったので、壁が邪魔だなと感じることはあった。(30代/女性/専業主婦)
・冷蔵庫の扉の位置です。以前そういうことがあったので冷蔵庫は観音開きにしました。(60代/女性/専業主婦)
・キッチンにおける家事動線ですね。冷蔵庫の扉が右開きなのか左開きなのか、冷蔵庫の位置がズレると大変やりづらくなります。時間が経過して慣れてしまえば不便は無くなります。新たな家事動線が確立するまで、しばしの我慢です。(60代/男性/無職)
・あまりにも角にいきすぎるとドアの開閉がしにくい。(50代/女性/専業主婦)
・冷蔵庫のドアが両開きではありませんので、開けにくく、ものの出し入れが不便にありました。(40代/男性/経営者)
新居に移ると、前のキッチンで使っていた冷蔵庫が使いにくくなってしまう場合もあるようです。特に、扉の開閉がしにくくなるトラブルは起こりがち。
新しいキッチンに冷蔵庫を持ち込む際には、ドアの開閉タイプやスペースについて確認しておくことが大切と言えそうですね。
失敗しないために!冷蔵庫のレイアウトを決める前に確認したいこと
冷蔵庫のレイアウトを決める前に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。事前確認が不十分では、「冷蔵庫が使いにくい」「希望の位置に冷蔵庫が置けなかった」といった事態に陥ることも起こりかねません。
ここでは、冷蔵庫のレイアウトを失敗しないためにチェックしておくべき3つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫のドアはきちんと開く?
新居に移る場合、今まで使っていた冷蔵庫をそのまま使用するという方もいるのではないでしょうか。その場合は、冷蔵庫が左右どちらに開くタイプの製品なのかを確認して置くことが大切です。
レイアウトの関係で何も考えずに配置してしまうと、ドアが90度までしか開かなくなってしまう場合もあります。冷蔵庫のドアが十分に開かなくなってしまうと、物を出し入れしづらくなり使い勝手が悪くなるでしょう。
配置した後に冷蔵庫を動かすとなると、キッチン全体のレイアウトを考え直さなければいけなくなる場合もあるため注意が必要です。
冷蔵庫の配置を考える際には、物を出し入れしやすい配置と作業の動線を考慮しましょう。冷蔵庫が開く向きと逆側にコンロや加熱調理機器を配置してしまうと、冷蔵庫のものが取り出しづらく感じることも考えられます。
料理の作業効率を良くするためにも、冷蔵庫の形状や配置には注意するようにしましょう。
冷蔵庫のサイズは動線を邪魔しない?
冷蔵庫のサイズ、特に奥行きについては事前にしっかり確認しておきましょう。
冷蔵庫のサイズによっては、実際に設置したときに食器棚など周囲の家具よりも前面が大幅に飛び出してしまうケースがあります。これではキッチンの見た目を損なうだけでなく、通路幅を圧迫して動線も悪くなってしまいます。
キッチンを設計するときは、冷蔵庫のサイズと周囲の家具の奥行きの差も意識してください。冷蔵庫と周囲の壁や家具が近すぎると冷却性能が低下してしまうため、冷蔵庫の設置場所はサイズにゆとりを持たせることも大切です。
コンセントはある?
冷蔵庫の設置場所には、当然コンセントが必要です。しかし、特にリフォームの場合は「冷蔵庫を設置したい場所にコンセントがない」というケースもあります。事前に冷蔵庫を設置する位置を決めて、必要に応じてコンセントの増設を忘れずに行いましょう。
冷蔵庫用のコンセントは高い位置に設置されることが多くあります。しかし、高い位置にコンセントがあると埃が溜まりやすくなることも事実です。埃をそのまま放置してしまうと火災に繋がってしまう場合も考えられますので、こまめに掃除しましょう。
また、キッチンに十分な数のコンセントがないと使い勝手が悪くなります。調理器具の種類やそれらを利用する場所も併せて検討し、コンセントの数や位置を設計してください。
冷蔵庫のレイアウトはキッチントライアングルで考えよう
冷蔵庫とシンク、加熱調理器の位置が離れすぎているとキッチンの使い勝手が悪くなってしまいます。これは調理をするために、移動をする距離が長くなってしまうためです。
使いやすいキッチンを実現するためには「キッチントライアングル」を参考に設計するのがおすすめです。キッチントライアングルとは、シンクの中心と加熱調理器具の中心、冷蔵庫の中心を結んで作る三角形のことを指し、キッチンでの作業をより効率よく行いやすいように考え出された動線です。
それぞれの距離間には、適切とされる数値があります。
・シンクの中心から加熱調理器の中心:120cm~180cm程度
・シンクの中心から冷蔵庫の中心:120cm~210cm程度
・加熱調理機の中心から冷蔵庫の中心:120cm~270cm程度
・3辺の総和:360cm以上、600cm以下
シンクと加熱調理器、冷蔵庫が離れすぎていると作業に無駄がでてしまいかねません。一方で距離が近すぎても、キッチン全体が狭くなってしまい調理がしにくくなるのです。
動線の良いキッチンのレイアウトの考え方は、動線の良さが魅力!キッチンのレイアウトを考える際の5つのポイントの記事でも解説しています。
利用したい方法で決まる!冷蔵庫の置き場所3選
キッチンに求める機能やデザインによって、冷蔵庫の適した置き場所が変わってきます。ここでは、目的別の冷蔵庫の置き場所を3つ紹介するので、レイアウトを検討する際の参考にしてみてください。
①キッチンの入り口
「キッチンの機能性を重視したい」という方は、キッチンの入り口付近に冷蔵庫を配置するのが良いでしょう。
キッチンの入り口付近に冷蔵庫を配置することで、リビングやダイニングからも物を出し入れしやすくなり機能的です。また、調理中に他の家族が飲み物などを取りに来たときにも、お互いが邪魔にならないというメリットもあります。
一方デメリットは、冷蔵庫が目立つ場所にあるため生活感がでやすい点です。来客が多いご家庭の場合は、冷蔵庫の存在感が気になる人もいるかもしれません。また、冷蔵庫の扉を開けるとキッチンの入り口が狭くなってしまう点にも注意が必要です。
②キッチンの奥
「冷蔵庫をあまり目立たせたくない」と考える方の場合は、冷蔵庫をキッチンの一番奥に配置すると良いでしょう。
キッチンの一番奥は死角になりやすく、リビングやダイニングから見ても視界に入りにくいという特徴があります。生活感が抑えられて、おしゃれですっきりとしたキッチンになるのがメリットです。
デメリットとしては、飲み物を取るためにキッチンの奥まで入る必要があり、調理中に人の出入りがあって作業しにくい点が挙げられます。刃物や熱い鍋を持った状態で家族とすれ違わなければならないこともあるでしょう。安全や作業効率を考慮して、通路幅を広めにするなどの対策が必要です。
③パントリーの中
パントリーを設けるなら、パントリーの中に冷蔵庫を設置する方法もあります。
同じ空間の中に冷蔵・冷凍・常温の食材をまとめて保管しておけるので、キッチンの使い勝手がアップするのがメリットです。また、キッチンやダイニングから冷蔵庫が見えづらく生活感を抑える効果も。
注意点は、冷蔵庫がシンクやコンロと離れてしまうことです。調理中に食材を取り出すときの移動距離が長くなって、人によっては作業しにくいと感じるかもしれません。
住まいに合ったベストな冷蔵庫のレイアウトを考えよう
冷蔵庫といえば、キッチンの中でも存在感のあるアイテムです。その配置はキッチン全体の印象を左右することはもちろん、使いやすさにも影響を与えます。前の住居で使っていた冷蔵庫を新居でも使用する場合は、ドアの開閉タイプにも注意が必要です。
キッチントライアングルや動線などを考慮して、家族みんなで使いやすい機能的な冷蔵庫の配置を見つけましょう。
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