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    クローズドキッチンは古くない! 計り知れないそのメリットとは?

    CASE675 木に包まれる家

    毎日料理を行う方にとって、キッチンの形状選びは重要なポイントと言えます。おしゃれで洗練されたデザインが美しいペニンシュラ型やアイランド、使い勝手の良いL型などのキッチンは多くの新築住宅やマンションで採用されています。

    一方、昔多かったイメージのあるクローズドキッチンも、料理好きな方にとってメリットが多く根強い人気を誇っています。今回は、そんなクローズドキッチンの特徴についてご紹介します。

    流行には流されない!クローズドキッチンのメリットはなに?

    流行には流されない!クローズドキッチンのメリットはなに?
    CASE611 黒曜×石英

    主婦にとって使う時間も多いキッチンは、デザイン性だけではなく機能性も重視したいところです。「古い」というイメージを持たれやすいクローズドキッチンは、料理好きな方にとってメリットの多いキッチンとして知られています。

    今回のアンケートでは、実際にクローズドキッチンを設置した方に、その魅力について聞いてみました。

    料理に専念できる快適な空間!クローズドキッチンのメリット

    ・来客等があった時に見られないで済むのはよかったと思います。あとはサプライズで何か作る時にクローズドキッチンの方が内緒にできるのでいいと思います。(40代/女性/専業主婦)

    ・賃貸のマンションでたまたまクローズドキッチンだったのですが、ダイニングから少し離れていて、完全に自分だけの空間なので、物の置き場所1つでも自分の好きなように配置できて自分のお城のような感覚が気に入っています。また、余計なことを気にせずに調理に専念できて効率的なところも良いと思います。(30代/女性/専業主婦)

    ・オープンキッチンに比べ匂いが部屋につきにくく、油分などで汚れる範囲が限られるため掃除しやすい。キッチン用具があちこちに置きっぱなしになりにくい。場所が限られているので必要以上に物が増えない。(30代/女性/専業主婦)

    ・小さい子どもやペットがいるので料理中に隔離できる。(40代/女性/専業主婦)

    ・お客さんを自宅に招待した時など、いわばバックヤードにあたるキッチンの様子を隠しておける点が便利です。(50代/女性/専業主婦)

    ・お客様を招いてホームパーティをすることが多いので、使用済みの食器やゴミが目に触れないのが嬉しいです。(40代/女性/専業主婦)

    【質問】
    クローズドキッチンで良かったと思うことを具体的に教えてください。

    【調査結果】
    フリー回答

    調査地域:全国
    調査対象:【職業】専業主婦(主夫)
    調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
    有効回答数:66サンプル

    クローズドキッチンのメリットは「キッチン内を人に見られない」「子供やペットがいる場合でも安全」「リビング・ダイニングの匂いや汚れを回避できる」などさまざまなものがあるようです。また、主婦の方のなかには「自分だけの空間が確保できるのがメリット」と回答する方もいました。

    キッチンの選び方は「注文住宅で憧れの「おしゃれなキッチン」を作るための4つのポイント」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

    料理好きに選ばれる!クローズドキッチンの3つのメリット

    料理好きに選ばれる!クローズドキッチンの3つのメリットとは

    クローズドキッチンは三方が壁に囲まれたキッチンで、ダイニングやリビングから完全に独立しているのが特徴です。クローズドキッチンは少し古めの物件に取り付けられているイメージがあるかもしれませんが、実は今でも根強い人気があります。

    クローズドキッチンのメリットは、主に3つです。根強い人気の理由を詳しく見ていきましょう。

    料理に専念できる

    クローズドキッチンは独立した空間なので、周囲を気にせず料理に専念できるというメリットがあります。料理が好きな人や、料理に集中することでストレスを発散している人などにクローズドキッチンはおすすめです。

    オープンキッチンはダイニングやリビングの様子が常に視界に入ってきます。家族とコミュニケーションが取りやすいのはメリットですが、その分料理には集中しにくい環境です。そのため、料理に専念したい場合はクローズドキッチンが向いています。

    料理中の臭いや音がリビングに広がりにくい

    クローズドキッチンの大きなメリットとして、煙や臭いを気にせずに料理できることが挙げられます。

    オープンキッチンの場合はリビング・ダイニングの家具やカーテン、壁紙などに臭いがついてしまうことがありますが、独立した空間のクローズドキッチンなら周囲に臭いが広がりにくいのでこのような心配はありません。

    油はねによってリビングやダイニングが汚れてしまう心配もないので、揚げ物をよくするという人にもおすすめ。また、料理中の音もキッチンの外に届きにくいので、家族がリビングで仕事や勉強をしている時の邪魔にならないというメリットもあります。

    見た目を気にせず自分が好きな空間にできる

    オープンキッチンはリビングやダイニングからよく見えるので、常に整理しておかなければ部屋全体が雑然としてしまいがちです。例えば料理中に急な来客があると、散らかった印象を持たれてしまうことも。

    一方、独立しているクローズドキッチンなら料理中でもリビングやダイニングは散らかって見えません。急な来客時にもリビングで快適に過ごしてもらえます。

    また、調理スペースが人目に触れにくいので、自分が使いやすいよう収納などを自由にアレンジできるのもメリットです。三方が壁に囲まれているので、収納スペースをたっぷり設けたい人にもおすすめです。

    知らないと後悔しがち!クローズドキッチンのデメリット

    知らないと後悔しがち!クローズドキッチンのデメリットとは

    クローズドキッチンにはたくさんのメリットがありますが、独立空間であるがゆえのデメリットもあるため注意が必要です。デメリットを理解しないままクローズドキッチンを採用してしまうと、後悔してしまうかもしれません。

    ここでは、クローズドキッチンのデメリットを4つ紹介します。

    料理中に家族とコミュニケーションを取りにくい

    クローズドキッチンはリビングやダイニングと完全に空間が分かれているので、料理中に家族とコミュニケーションを取りにくい点がデメリットとして挙げられます。料理に集中したい人なら快適に感じられますが、人によっては孤独感を覚えてしまうこともあるかもしれません。

    料理中でも家族とコミュニケーションを取りたい人は、オープンキッチンがおすすめです。常にリビングやダイニングからキッチンが見えているので、会話をしながら料理をしたり手伝いを頼んだりしやすくなります。

    配膳に手間がかかりやすい

    壁に囲まれたクローズドキッチンはダイニングまでの動線が長くなりやすく、配膳に手間がかかるのもデメリットのひとつです。

    オープンキッチンはカウンター越しに食器の受け渡しができますが、クローズドキッチンはいちいちキッチンからダイニングに移動しなければならないため、配膳時に不便さを感じる人もいます。

    家事の時短を目指す場合は、キッチンとダイニングの配置を確認して配膳にどの程度の手間がかかるのか、事前によく検討しておきましょう。

    開放感が生まれにくい

    クローズドキッチンは三方を壁に囲まれている分光が入りにくく、クローズドの名の通り閉鎖的になりやすいというデメリットがあります。

    オープンキッチンならLDKに開放感が生まれて、キッチンにも常に光が入ります。明るく開放的なキッチンを求めるなら、クローズドキッチンよりもオープンキッチンがおすすめです。

    子育て中には不向き

    料理中も目が離せない小さいお子さんがいる場合、リビングやダイニングの様子がひと目で確認できるオープンキッチンを選ぶ人が多いようです。クローズドキッチンはリビングやダイニングの様子がすぐに見られないので、心配で料理に集中できないという人もいるでしょう。

    お子さんの年齢が小学生以降なら、クローズドキッチンでも問題ありません。キッチン内にちょっとしたデスクなどを用意しておくと、お子さんが宿題をしている様子を見ながら料理ができます。

    主婦の独立空間を楽しみたい!クローズドキッチンが向いている人

    主婦の独立空間を楽しみたい!クローズドキッチンが向いている人

    クローズドキッチンは、プライベートな空間で料理に専念したい方にメリットが多いタイプです。リビングやダイニングとのコミュニケーションが取れない分だけ気を散らさずに料理に集中できます。

    また、キッチン周りのスペースも確保しやすいために、調理器具や食品、料理に関する本などをたっぷり収納できます。「見せる収納」が苦手な方にもクローズドキッチンは適しています。

    オープンキッチンの場合、調理スペースがリビング・ダイニングから見えやすいです。そのため、リビングやダイニングから見てもキッチンが美しく見えるよう収納に工夫を加える必要がありました。

    しかし、クローズドキッチンはリビング・ダイニングからの視線を気にすることなく使用できます。見せる収納などにこだわらず、機能性を重視した収納を設置しやすいのです。

    共働きには不向き?クローズドキッチンが向いていない人

    先ほど紹介したとおり、小さなお子さんがいるご家庭ではリビングやダイニングの様子がわかりにくいクローズドキッチンは向いていません。

    共働きで料理を夫婦で分担したり、コミュニケーションを取りながら他の家事と並行で作業したりしたい場合にも、空間が区切られてしまうクローズドキッチンは使いにくいでしょう。

    また、クローズドキッチンを採用するにはキッチンを独立させられるだけのスペースが必要です。そのため、家自体の広さが限られる場合や、リビング・ダイニングのスペースを広く取りたい場合にも、クローズドキッチンはあまり向いていません。

    新築注文住宅で理想的なクローズドキッチンを作ろう

    新築注文住宅で理想的なクローズドキッチンを作ろう
    CASE675 木に包まれる家

    クローズドキッチンなら料理に集中することができ、自分のプライベートな時間を確保しやすいという特徴があります。また、リビングやダイニングへの臭い移りや汚れを気にすることなくキッチンが使用できるのも嬉しいポイント。

    新築住宅の美しいリビング・ダイニングをキープしやすく、調理する人のスタイルに合った調理空間を実現しやすいクローズドキッチンは、料理好きな人にぴったりなキッチンと言えるでしょう。

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