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  • 年齢別で変わる子供部屋の目的!いつから必要になる?

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    家を建てるとき、子供がいる家庭なら多くの親が子供部屋を作ろうと考えるのではないでしょうか?
    しかし、長年暮らす中で子供は著しく成長し、心や体は大きく変わります。
    子供部屋の広さを考えるときは、年代別に変わる子供部屋の目的を考えることが大切。
    これから一緒に確認していきましょう。

    子供部屋は何歳から必要だと思う?

    子供部屋は何歳から必要なのでしょうか?150人を対象に調査を実施しました。

    【質問】
    子供部屋が必要なのは何歳からだと思いますか?

    【回答数】
    幼稚園から:6
    小学校低学年から:64
    小学校高学年から:66
    子供部屋は必要ない:14

    調査地域:全国
    調査対象:年齢不問・男女
    調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
    有効回答数:150サンプル

    子供部屋が必要なのは何歳からだと思いますか?

    小学校低学年と小学校高学年という回答が多い!

    調査の結果、1位は小学校高学年から、2位は小学校低学年からとなりました。

    小学校高学年
    ・怖がって一人で寝たがらないので、小学生の高学年になってからでいいと思います。(30代/派遣社員/男性)

    小学校低学年
    ・小学校1年生になると学校の予習・復習が必要になるので、勉強ができる環境が必要かと思います。(50代/正社員/男性)

    小学校高学年からという人は、小学校低学年から部屋を与えても1人でいたがらないという回答が多く見られました。
    小学校低学年からと答えた人は、小学校入学を機に子供部屋を与えたいと考えるようです。
    では、3位の子供部屋は必要ない、4位の幼稚園からの回答を見てみましょう。

    子供部屋は必要ない
    ・中学生以降になれば性のこともありプライバシーは必要ですが、小学生のうちはリビングなどで勉強させた方がはかどりますし、家族間のコミュニケーションも深まると思います。(30代/パート・アルバイト/女性)

    幼稚園から
    ・トイレに行ける年齢になったら1人部屋でいいかと思います。(20代/個人事業主・フリーランス/男性)

    家族間のコミュニケーションを重視する人は、子供部屋は必要ないと考えるようです。
    幼稚園からと答えた人は、個室は必要ないけれど兄妹全員で集まれる部屋はあったほうが、遊ぶスペースを区切ることができるので良いとのことでした。

    家庭によって考え方はさまざまですね。では、実際はどのようにするのが良いのか、次の段落から見ていきましょう。

    子供が子供部屋を使うのは何歳まで?

    子供が子供部屋を使うのは何歳まで?

    子供部屋は基本的に勉強や就寝、着替えなどをする場所です。小学生に上るまでは睡眠も着替えも親の手伝いが必要なケースが多く、寝室も親と一緒にしているのではないでしょうか。
    小学校低学年くらいまではリビングで勉強をする子供も多いようです。その時期が過ぎると勉強や宿題の量が増え、部屋で過ごす時間が増えてきます。思春期を迎えると、子供部屋はよりプライベート空間の意味合いが強くなります。
    中学・高校と過ごし、子供によっては大学進学や就職を機に家を離れることになるでしょう。
    こう考えていくと、子供が子供部屋を使う一般的な年齢は、小学校入学の6歳から高校卒業の18歳、もしくは大学卒業の22歳頃までと考えることができます。もちろん、その家庭によってもっと長くなる場合もありますし、逆に短くなる場合もあります。

    子供部屋の目的… 1人でできることが増えてくる年齢

    子供部屋の目的… 1人でできることが増えてくる年齢

    小学校に入学すると、保育園や幼稚園でのそれまでの生活とはライフスタイルがガラリと変わり、1人で何かをする機会が増えてくる年齢です。
    通学は親の送り迎えがなくなり、学校でさまざまな科目を勉強します。ランドセルや教科書などの荷物が多くなるのも特徴で、着替えの洋服も増えてきます。それまで親と一緒に寝ていた子供は1人で寝るように。
    ただ、年齢的にはまだ幼く、1人でできることには限りがあります。独立した空間だからこそ子供の様子を観察し、困ったことがあれば助けてあげることが必要です。
    部屋の片付けは子供にさせながらも、親が適切なアドバイスを送り、子供の手に余る部分は親が手伝ってあげましょう。
    ただ、何でもかんでも口を出すのはかえって子供の成長を妨げます。
    プライベートは守りつつ、適度な距離感で接するのがコツです。

    勉強やプライベートを確保する部屋に変わってくる年齢

    勉強やプライベートを確保する部屋に変わってくる年齢

    小学校高学年に入ってくると思春期や反抗期を迎える子供が多くなります。大人の体に変化してくる年頃で、今まで平気だったことを恥ずかしがったり、少しのことで怒ったりなど、親にとっては子供との接し方に悩む時期でもあります。
    子供は自分の心と体の変化に対して敏感になりやすく、ときには自分だけの時間が欲しいと感じることも。
    また、勉強の量も確実に増えてくるので部屋にこもる時間が多くなります。子供によっては没頭できる趣味の部屋に変わることもあります。この時期の子供は親との距離を取りたがる傾向にあり、家庭によっては部屋に閉じこもり始める年代です。
    思春期になると体内のホルモンバランスが大きく変化するため、精神が不安定になりがち。親としては心配になる気持ちもありますが、これらは思春期特有の子供の反応。
    部屋の片付けや掃除など、無理に手を出すとかえって反発することがあるので、様子を見ながらできそうなときにアドバイスや手伝いをしてあげましょう。

    引きこもりを防ぐ子供部屋とは?

    引きこもりが社会問題になってずいぶん経ちますが、親としては自分の子供が引きこもりになってしまうのは避けたいところですよね。
    新築戸建てを購入する家庭でも心配する親が多ようです。では、引きこもりになりにくい子供部屋の特徴とは、一体どのような部屋なのでしょうか?
    まずは子供部屋に鍵をつけるのは良くありません。プライベートな空間は大切ですが、完全に閉じこもることができる空間は危険です。
    また、子供部屋にテレビを設置すると子供は閉じこもりがちになりやすく、勉強する際も気が散る原因となります。家族との団らんを大切にしたいのであれば、子供部屋にはテレビを置かないほうが良いでしょう。
    昔の住宅によくある、玄関から階段を上がって自分の部屋に行ける間取りも避けたいところ。
    重要なのは、子供を孤立させる空間を作らないこと。プライベートを守ることと孤立させることは違うということを念頭に置くと良いでしょう。

    まとめ

    子供部屋をどうするかは、家を建てる際の大切なポイントになります。子供の健やかな成長を願っていろいろ悩んだり迷ったりするのは当然のことです。
    しかし、子供が楽しく過ごせるのが親の幸せでもあります。
    まずはそれぞれの年代の特徴を基本に、子供部屋の目的を考えてから、その子供の性格を考慮すると良いでしょう。

    子供部屋(一人部屋)に関するよくある質問

    子供部屋いつから必要か?

    子供部屋の必要性は、子供の成長とともに変わってきます。一般的には、子供が自立して自分のプライベートスペースを必要とする学童期(6歳頃)から考えると良いでしょう。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、子供の成長や家庭の状況により異なります。また、子供部屋を設けることで、子供の自立心を育てる効果も期待できます。

    子供と寝室を分けるのはいつからがいいですか?

    子供と寝室を分ける最適な時期は、子供の成長や親子の生活スタイルによります。一般的には、子供が自我を持ち始め、自分のプライバシーを理解し始める3歳から5歳頃が適切とされています。しかし、子供が一人で寝ることに抵抗がある場合や、親が子供と一緒に寝ることを選ぶ場合もあります。大切なのは、子供の成長と親の意見を尊重し、家族全員が快適に過ごせる環境を作ることです。

    子供部屋で遊ぶ いつから?

    子供部屋で遊ぶことができるのは、子供が自分で歩き始め、自分の意志で物を選んだり、遊びを始めたりできるようになった時からです。これは一般的に1歳半から2歳頃と言われています。ただし、子供部屋で遊ばせる際は、安全性を確保するために部屋のレイアウトや家具の配置、遊び道具の選び方などに注意が必要です。また、子供が一人で遊ぶ時間が長くなりすぎないように、適度に大人が関わることも大切です。

    子供部屋にしない影響は?

    子供部屋を設けないことが子供に与える影響は、主に以下の3つが考えられます。

    1. プライバシーの欠如:子供部屋がない場合、子供は自分だけのプライバシーを持つことが難しくなります。これは、自己表現や自己理解を深めるための重要なスペースを失うことを意味します。

    2. 自己管理能力の育成:子供部屋を持つことで、自分の部屋を整理整頓するという自己管理能力を育てることができます。これは、将来的に自立するための重要なスキルです。

    3. 学習環境の確保:子供部屋は、学習や趣味に集中するための静かな空間を提供します。これがないと、集中力を維持することが難しくなる可能性があります。

    ただし、これらは全て子供部屋を設けることのメリットであり、必ずしも子供部屋がなければ子供に悪影響を及ぼすわけではありません。家庭の状況や子供の性格、成長段階により、子供部屋を設けることが最善の選択であるとは限りません。

    何年生から1人部屋?

    注文住宅の設計において、子供が1人部屋を持つ適切な年齢は一概には決められません。これは家族のライフスタイルや子供の成長状況、家族構成などにより異なります。一般的には、子供が自立心を育てるためにプライバシーを必要とする中学生くらいから1人部屋を考える家庭が多いようです。しかし、それ以前でも自分の部屋を持つことで自己管理能力を育てることができます。また、兄弟間での争いを避けるためにも1人部屋を設けることが有効です。家族のニーズに合わせて最適なプランを考えましょう。

    子供はいつから部屋を分ける?

    子供の部屋を分けるタイミングは、子供の成長や家庭の状況によりますが、一般的には3歳から5歳頃が適切とされています。この時期になると、自我が芽生え、自分のプライベートな空間を持つことで自立心が育つと言われています。ただし、子供が一人で寝ることに不安を感じる場合や、家庭の生活環境によっては、もう少し大きくなってから部屋を分けることもあります。大切なのは、子供の心の準備ができているかどうかを見極めることです。

    子供部屋を与える年齢は?

    子供部屋を与える適切な年齢は、子供の成長や家庭の状況によりますが、一般的には学校生活が始まる小学生の頃から考える家庭が多いようです。しかし、子供が自分の部屋を持つことで自立心を育む一方で、一人で部屋にいる時間が増えると親とのコミュニケーションが減る可能性もあります。そのため、子供の性格や成長具合を見ながら、適切なタイミングを見極めることが大切です。

    何歳から一人でお風呂に入るようになりますか?

    子供が一人でお風呂に入る適切な年齢は、その子供の成熟度や安全性によりますが、一般的には6歳から8歳頃とされています。しかし、これはあくまで目安であり、子供が自分で体を洗ったり、水に慣れているかどうか、また、緊急時に適切に対応できるかどうかなど、個々の状況によります。また、一人でお風呂に入る際は、必ず大人が近くにいて監視することが重要です。

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    詳しくは、元気にすこやかに育つ子供部屋のレイアウトとは?をご参照ください。

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