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  • 人気のL型キッチンのレイアウト実例は?特徴を理解して使いやすいキッチンに

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    料理をもっと楽しく、効率よくするためにもキッチンの形状のメリットとデメリットについて知っておくことは大切です。シンプルな形状から人気が高いL型キッチンにはどんな特徴があるのでしょうか。

    今回はL型キッチンを選ぶ特徴とメリット・デメリット、ダイニングスペースに合わせたレイアウトの方法などを併せて紹介します。

    横幅が取れない時におすすめ!L型キッチンの特徴について

    横幅が取れない時におすすめ!L型キッチンの特徴について

    ここでは、L型キッチンとI型キッチンの主な違いや、L型キッチンのメリット・デメリットについて解説します。

    I型がL型になると何が変わるの?

    I型キッチンは、シンクとコンロ、作業台が一列に並んでいるのに対し、L型キッチンはシンクとコンロが対立するような配置です。I型とL型とでは、単にレイアウトが異なるだけでなく、動線の長さや作業性が変わります。

    I型の場合、シンクからコンロの前に移動するには横にスライドすることになり、キッチンの大きさに応じて動線が長くなります。一方、L型では動線が三角形となり、I型に比べて短い動線を実現することか可能です。

    シンクとコンロ、冷蔵庫の3点を繋いだ線はワークトライアングルと呼ばれます。L型では動線が短くなりますが、ワークトライアングルの広さは確保できます。よって、作業性が高く、ゆとりのある調理空間を実現しやすいでしょう。

    L型キッチンのメリット・デメリットとは?

    L型キッチンとは、シンクとコンロが90度で向かいあっている形状のキッチンを指します。上から見た時に、アルファベットの「L」の文字に似ていることから、この名前が付きました。

    L型キッチンのメリットとして「作業スペースが広く取れる」「使いやすい」「収納スペースが確保しやすい」の3点が挙げられます。シンクやコンロを横に並べたI型キッチンは、設置のためにスペースを確保しなければいけません。

    しかしL型キッチンの場合、設置のために横幅を取る必要がないため、より狭いスペースにも取り付けることができます。調理中も向いている方向を変えるだけで、加熱調理や水を使う作業を行えます。コーナーとなるスペースには、大皿や調理器具を置きやすく、作業がしやすいのです。

    一方で、L型キッチンにはデメリットもあります。まずは「シンクとコンロの距離感を考えなくてはならない」点です。シンクとコンロは、離れ過ぎていても近過ぎていても使用しにくいため、設置の際にはスペースに合ったL型キッチンを選ぶことが重要になります。

    また、コーナーとなる部分は、下部分に収納を取り付けることができないためデッドスペースになってしまいます。

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    L型キッチンは人気がある?アンケート調査結果

    L型キッチンは実際にどのくらい人気があるのでしょうか。ここで、L型キッチンに関するアンケート調査結果を紹介します。

    L型のキッチンにしてみたい?

    定番タイプであるL型キッチンを自宅で採用したいかどうかについて、アンケート調査を実施しました。

    【質問】
    自宅のキッチンをL型にしてみたいと思いますか?

    【回答数】
    してみたい:45
    してみたいとは思わない:55

    調査地域:全国
    調査対象:年齢不問・男女
    調査期間:2017年07月14日~2017年07月21日
    有効回答数:100サンプル

    自宅のキッチンをL型にしてみたいと思いますか?

    アンケートの結果、L型キッチンに「してみたいとは思わない」という意見が過半数でした。理由として以下のようなコメントが出ています。

    ・スペースがとれない。(50代/女性/専業主婦(主夫))
    ・場所を取られるので嫌です。(20代/女性/学生)
    ・今使っている対面式が料理中も子どもの様子が見えて便利なので変えたいと思わない(40代/女性/専業主婦(主夫))

    場所やスペースを課題とする人が複数いました。また、今使用しているキッチンに満足している場合は、L型キッチンに変えたいという願望は芽生えないようです。

    一方で「してみたい」という人からは、「キッチンの動線が便利」「調理スペースを広々と使える」といった意見が出ています。また、誰かと一緒に料理しやすい点も評価されています。

    今回のアンケートでは「L型キッチンにしたい」と思う人の方が、僅差ではありますが少ない結果となりました。必要となるスペースを懸念している声が多いことから、場所の課題が解消されれば前向きに検討する人が増える可能性もあるでしょう。

    L型キッチンにした決め手は?

    設置のためのスペースも少なくて済み、機能的なL型キッチンは人気の高いキッチン形状です。L型キッチンの魅力とはどのような点にあるのでしょうか。今回のアンケートでは、実際にL型キッチンを選んだ方の意見を調査しました。

    【質問】

    l型キッチンにした決め手はなんですか?

    【調査結果】

    フリー回答
    調査地域:全国
    調査対象:【職業】専業主婦(主夫)
    調査期間:2017年06月06日~2017年06月12日
    有効回答数:83サンプル

    アンケートの結果、多くの方がL型キッチンのメリットを感じていることが分かりました。

    ・空間を広く使いたいのと、動線を考えるとL型が良かったので決めました。(40代/男性/専業主夫)
    ・使いやすいと思い妻が決めました。対面式は妻が嫌いなのでL型にしました。(50代/男性/専業主婦)
    ・効率のいい作業空間ですね。冷蔵庫など行くのにもすぐ行けますし料理スペースを広く取れるので。(20代/女性/専業主婦)
    ・料理部分とそれ以外の作業ブロックをはっきりさせたかったから。(30代/男性/専業主夫)
    ・子どもの様子を見ながら食事の準備ができて安心だから。(30代/女性/専業主婦)
    ・動線が短くて作業効率がよいこと。(60代/女性/専業主婦)

    L型キッチンのメリットとして挙げられるのが「機能的」であることと「冷蔵庫などのキッチンアイテムを並べるスペースが確保しやすい」点でしょう。

    対面式にすることで、リビング・ダイニングの様子も見えるため、子ども子供がいる家庭にも適しているキッチン形状と言えます。

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    人気のレイアウトはやっぱり対面式

    人気のレイアウトはやっぱり対面式

    対面式のL型キッチンは、人気が高いレイアウトの1つとして知られています。対面式キッチンとは、リビング・ダイニングとキッチンが対面している形式のものを指します。

    壁のコーナー部分にL型キッチンをはめる配置がよく見られますが、1辺を壁付にし、もう1辺はオープンキッチンにするレイアウトも対応可能です。対面式L型キッチンを設置することで、リビングやダイニングにいる家族や友人とのコミュニケーションも取りやすくなり、オープンキッチンのように使えることが特徴です。設置の際にはオープンキッチンのように広い床面積を必要としません。

    アイランド型やペニンシュラ型キッチンとは異なり手元を隠すこともできるため、リビング・ダイニングから煩雑に見えることもありません。壁付の部分に吊戸棚を設けると、十分な収納スペースを確保できるでしょう。調理作業に集中したい時には壁のほうを向いていられる点も特徴です。

    このように、オープンキッチンのメリットを取り入れつつ、省スペースで使いやすいなど機能的な対面式のL型キッチンですが、一方で完璧なオープンキッチンのような開放感を得られないというデメリットもあります。

    仕切りやカウンターなどを設置しない場合、オープンキッチンと同様、換気機能を工夫するなど臭いに対する対策も必要になります。リビング・ダイニングに煙が流れてしまいやすい場合、臭いの付きにくい壁紙を選ぶなどの対策を行いましょう。

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    L型キッチンは壁付きキッチンとの相性もいい

    L型キッチンは壁付きキッチンとの相性もいい

    壁付キッチンとは、壁に向き合う形で設置されたキッチンのことを指します。機能的で料理に集中しやすいのが特徴の壁付キッチンとL型キッチンは相性が良いです。
    まず、I型キッチンよりも省スペースで広い作業空間を実現しやすいL型キッチンは、集中して調理に取り組みたい方にぴったりです。
    壁側に調理器具を吊るすなど工夫すれば、必要な時に必要なものを使いやすくなり、より機能的なキッチンになります。キッチンが壁側に向いていることで臭いや汚れに対しての対策もしやすく、常に衛生的な環境を保ちやすいのも特徴のひとつ。
    一方で、壁付きのL型キッチンは、ダイニングやリビングから作業スペースが丸見えになってしまうことがデメリットです。
    整理整頓を心がけていても、調理の際には散らかって見えてしまいがちです。これらの問題は、キッチンの配色を工夫したり、おしゃれな小物を使用し整理をしたりすることで解決することもできます。
    リビング・ダイニングから作業スペースが見えにくいように物を配置するなどして、なるべく手元が見えないように工夫をしましょう。

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    L型の対面キッチンを選ぶ時のポイントは?

    L型の対面キッチンを選ぶ際には、動線が重要です。シンクとコンロの距離は毎日の使用感にも直結するため、シンクとコンロの性能と合わせて考えましょう。

    シンクとコンロが遠過ぎると動線が長くなり、I型キッチンのように移動に負担を感じる場合があります。反対に、距離が近過ぎると動き回りにくく、作業性が落ちてしまう可能性も出てきます。

    冷蔵庫と合わせたワークトライアングルを上手に作れるよう、距離感を考慮するとともに、必要に応じて他のタイプのキッチンも検討してみましょう。

    また、L型キッチンのデッドスペースであるコーナー部分をどのように活用するかも重要です。収納棚や調味料、観葉植物を置くなど、使い方を前もって考えておくことをおすすめします。

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    L型キッチン以外にも!人気のキッチンタイプを紹介

    L型キッチン以外にも!人気のキッチンタイプを紹介
    CASE748 バスケットコートのある家

    L型キッチン以外にも、人気のキッチンタイプがあります。ここでは、3つのキッチンの種類について特徴やメリットを紹介します。

    自宅に最適なキッチンタイプを検討するために、こちらの記事もご覧ください。

    関連記事:注文住宅におすすめのキッチンとは?こだわるべきポイントを押さえよう

    アイランドキッチン

    アイランドキッチンとは、名前の通り「島」のように独立したキッチンです。四方が壁から離れているため開放感があり、キッチンの左右から出入りできるため、複数人で調理に参加できます。また、ダイニングやリビングを見渡せるため、調理をしながら子どもの様子を見守る、家族と会話を楽しむといった使い方も可能です。

    一方、設置にはある程度広い空間を要する上、4面すべてを仕上げるための材料や施工費などで比較的高額な傾向があります。壁面収納がない分、キッチン用品の収納を工夫する必要があるでしょう。

    ペニンシュラキッチン

    ペニンシュラは日本語で「半島」を意味し、ペニンシュラキッチンとは左右どちらかを壁に接する対面型キッチンのことです。キッチンの片側を壁に付けるため、開放感を保ちつつ設置しやすい傾向があります。また、料理しながらまわりを見渡しやすいため、子どもを見守りながら料理したい場合にも向いているでしょう。

    ただ、アイランドキッチン同様コンロの前に壁がない分、油はねの対策が求められます。また、リビングやダイニングが一続きなため、ニオイや煙が広がりやすい点にも注意が必要です。冷蔵庫や食器棚、パントリーへの動線も考慮して、配置を検討すると良いでしょう。

    セパレートキッチン

    セパレートキッチンとは、コンロとシンクを数字の「二」のように配置するキッチンタイプです。配置次第では調理中の動線が短くなり、効率よく料理ができます。また、コンロを壁付けにすることで、ニオイや煙がリビングに届きにくくなります。シンクと調理台を対面カウンターにすれば、家族とのコミュニケーションも取りやすいでしょう。

    ただ、アイランドキッチンよりも広いスペースを要するケースが一般的です。また、シンクとコンロの間で洗い物や食材を行き来させる際に、床が汚れないよう対策しましょう。

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    おしゃれなキッチンの間取りの建築実例

    ここからは、おしゃれなキッチンの間取り事例を紹介します。自宅のキッチンデザインを考える際に参考にしてください。

    家族の様子が感じられるL型キッチン

    家族の様子が感じられるL型キッチン
    CASE86 下北沢のお家

    壁のコーナーではなく、片側をペニンシュラとしたL型キッチンの事例です。ダイニングテーブルをキッチンに接するように配置し、カウンターごしに家族の様子を感じられるよう配慮しています。

    また、ペニンシュラ部分とL字になるようにカウンターを設置し、収納スペースを確保。キッチンエリアをコの字型で区切ることで、作業性とメリハリを確保しています。

    広々としたアイランドキッチン

    広々としたアイランドキッチン
    CASE663 シークエンス

    アイランドキッチンならではのおしゃれさが際立つキッチンです。落ち着いたトーンの台には扉を付けて、カップボードをきれいに隠しています。また、後ろの壁一面に引き戸を設けて、収納スペースを十分に取っている点も特徴です。

    木目の下がり天井がアクセントとなり、一続きのダイニングやリビングと視覚的に区別されています。

    コンパクトな動線のペニンシュラキッチン

    コンパクトな動線のペニンシュラキッチン
    CASE757 トキノエンガワ

    正面の窓から縁側の様子が見える、明るいペニンシュラタイプのカウンターキッチンです。突き出たキッチンと木のダイニングテーブルが一直線に並んでおり、提供や片付けの動線がコンパクトになっています。

    天井は木の下がり天井で、段差を利用した間接照明によっておしゃれな空間に演出。壁面には冷蔵庫や炊飯器、オーブンなど調理器具を設置し、作業中の動線を効率よくまとめています。

    ダイニングと一体化したセパレートキッチン

    ダイニングと一体化したセパレートキッチン
    CASE746 outlook

    ダイニングと一体型のキッチンに、セパレート形式を採用した事例です。壁柄にコンロ、対面カウンターにシンクを設置し、テーブルを含めた動線をコンパクトにまとめており、効率的な調理が実現します。

    また、大きな窓から日差しが差し込むリビングを見渡せるため、家族とのコミュニケーションも取りやすいでしょう。

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    家族に合った形のキッチンを選ぼう

    L型キッチンは省スペースに設置でき、作業動線も短くなりやすいキッチン形状です。

    対面式にすることで、リビングやダイニングを見渡せるセミオープンキッチンとして設置することもできます。調理に集中したいという方には、壁付タイプにすることもおすすめです。

    しかし、壁付タイプにする場合はリビング・ダイニングから手元が見えやすくなってしまうため、カウンターや仕切りを設けるようにしましょう。 

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    関連記事:使いやすい素敵なキッチンにしたい!レイアウトのポイントとは

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