【木製キッチンの建築事例7選】木製ならではのメリット・デメリットを紹介 | 注文住宅なら建築設計事務所 フリーダム

【木製キッチンの建築事例7選】木製ならではのメリット・デメリットを紹介

カテゴリー:注文住宅

    

家を建てるとき、何にこだわるかは人それぞれですが、リビングにこだわりたいという方は多くいます。そして、リビングの次にこだわりたい方が多いエリアがキッチンです。多少お金がかかっても、使いやすさを考え、素材や形状を吟味して納得がいくものを作りたいと考える方は多くいます。

今回の記事では、人気が高い木製キッチンについて、事例を交えながらメリットやデメリット、取り入れるときのポイントについて解説します。


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おしゃれで快適な木製キッチンの建築事例

さっそく、おしゃれで快適な木製キッチンの建築事例について、画像も交えながら詳しく紹介します。

憧れの木製古民家風キッチン


古民家にありそうなレトロな雰囲気の木製キッチンは非常に人気があります。ここではダークトーンの木材とランプを使い、古民家にありそうな木製キッチンの雰囲気を出してみました。

キッチンと同じ木材を使った作り付けの棚や広々としたダイニングテーブルも、どこか懐かしいけどおしゃれなキッチンを作り上げる大切な要素になっています。壁は白を選び、清潔感を出してみました。

CASE399
くつろぎの家

悠々と時間を重ねる”くつろぎの家”


完全オーダーメイド!料理好きさんのためのオリジナルキッチン


料理好きのご夫妻がこだわって作ったキッチンは、なんとコンロやシンクなど金属でないと作れない部分を除きすべて木製。完全オーダーメイドだからこそできる夢のようなキッチンが出来上がりました。

3口設けられたコンロや電子レンジなどの調理家電が上手に収まる棚など、快適に料理をできる環境も整えられています。電球を吊るす形のライトを選び、温かい雰囲気をプラスしているのも大きな特徴です。

CASE456
Milky Way Train

お施主様の想いが伝わる建坪9坪の家


ダイニングテーブルつき!モダンな木製キッチン


濃淡が異なる2色の木材を巧みに配置したモダンなキッチンです。収納棚を規則的に右下がりにすることで、「見せる収納」を意識した仕上がりになりました。

ダイニングテーブルを明るい色にしたことで、家族で囲む楽しい食卓に彩りを添えています。調理台やシンク、ガスコンロ周りは、清潔感ありつつアクセントにもなる色として白を選びました。

CASE403
オリーブグリーンな家

敷地の条件に合わせた効率的な間取り


木のバーカウンターが魅力!大人のおしゃれキッチン


バーカウンターを作りたいならぜひ参考にして欲しいのがこちらのキッチンです。木材とステンレスのシンクや作業台を組み合わせることで、機能的かつスタイリッシュな仕上がりになりました。

カウンターの木材は床や壁に用いたものより少し明るめの色を用いて、アクセントにしています。水や油がつきやすい部分にはステンレスが使われているため、お手入れがしやすいのもメリットです。

CASE458
森の中の家

緑豊かな敷地で叶えたくつろぎの暮らし


明るく優しい木に囲まれた和モダン木製キッチン


キッチンを含め、家のあらゆる場所に明るい色の木材をふんだんに用いた家です。キッチンにもできるだけ木材を用いることで、周囲と調和のとれた落ち着いた空間を作り上げることを目指しています。

シンク台からダイニングテーブルが延びるデザインになっているのも大きな特徴です。ダイニングテーブルを照らすライトは天井から吊り下げる形のものを使い、色も椅子と同じ黒で統一しました。

CASE473
和みの家

和のテイストが自然と空間に馴染む演出


室内のインテリアにマッチした木製セパレートキッチン


室内のインテリアにマッチした木製セパレートキッチンの例を紹介します。料理好きの施工主様の希望をふんだんに取り入れ、機能性とインテリアとの調和にこだわったオーダーキッチンを作りました。

シンク台からダイニングテーブルが延びるデザインになっているのも大きな特徴です。ダイニングテーブルを照らすライトは天井から吊り下げる形のものを使い、色も椅子と同じ黒で統一しました。

CASE501
浮木の家

空間の広がりと眺望を存分に楽しめる家


ダイニングテーブルと一体化した木製アイランドキッチン


土地があまり広くなく、キッチンに割けるスペースが少なくても、おしゃれな木製キッチンは作れます。この事例では、4.5mの木の天板を用いて、テーブルとシンク、ガスコンロを一体化させる形をとりました。

また、天井から調理器具を吊るせるようにしたり、棚を作って本や食器を置けるようにしたりなど、空間の使い方も工夫しています。「Warm House」という名前のように、温かみのあるキッチンに仕上がりました。

CASE334
Warm House

多目的使いの天板があるキッチンが魅力


狭小住宅で叶えるコンパクトな木製キッチン


土地が狭く、キッチンにも十分なスペースを割けない場合、光の取り入れ方や空間の広がりを工夫する必要があります。

この事例では、コンロとシンク、ダイニングテーブルを一直線上に配置することで、狭い空間でも機能的かつおしゃれなキッチン・ダイニングを作ることを目指しました。天井から吊るされた白い3基のライトが、キッチン・ダイニングを優しく照らしています。コンロとシンクの下には収納のために棚や引出しを配置しました。

CASE308
シーンの繋がる家

採光や空間の広がりを意識した狭小住宅


今じわじわ来ているステンレス×木製オリジナルキッチン


「木のキッチンには憧れるけど、お手入れが大変そうでちょっと無理かも」と思う場合におすすめしたいのが、ステンレスと木を組み合わせたオリジナルキッチンです。

木のおしゃれさ、風合いは残しつつもシンクやコンロ、調理台など油や水で汚れやすい部分にステンレスを取り入れたことで、丈夫で手入れしやすいキッチンに仕上げました。全体的に白が基調となっている内装とも非常にマッチしています。

CASE507
重なる家

繋がることの無かった空間を繋げる設計

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木製キッチンのメリット

木製キッチンにはさまざまなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットとして以下の3点について解説します。

おしゃれでインテリアに合わせやすい

おしゃれでインテリアに合わせやすいのは、木製キッチンの大きなメリットです。一般的なシステムキッチンでも、木目調の素材を使うことである程度雰囲気を出すことはできます。しかし、本物の木が持つ重厚感や温もりにはかないません。
また、木のキッチンと無垢のフローリングはとても相性が良いとされています。カントリースタイル、北欧スタイル、ブルックリンスタイルや和モダンなど好みのインテリアに合わせるのも、木材の選び方次第で自由自在です。

「自分たちが望むテイストのインテリアにしたい」「おしゃれな家にしたい」という方なら、木製キッチンは検討する価値があるでしょう。

加工がしやすい

木の特性として、加工がしやすいことがあげられます。そのため、さまざまなアイテムをオーダーメイドで作ることが可能です。
例えば、キッチンをダイニングテーブルと一体化させたり、他の建材と同じ木材を使ったりして作ることができます。「こんな風にできないかな?」という希望があれば、積極的に設計士に伝えてみましょう。

また、木を使うのは面積が狭いところに家を建てる場合にもぜひ取り入れて欲しい方法です。例えば、キッチンに割けるスペースが限られている場合はレイアウトを特に工夫しなくてはいけません。木を使えば、加工のやり方を工夫することで、コンパクトなキッチンを作れるでしょう。

同じ木目のキッチンがない

「どうせなら、人とは違うキッチンを作りたい」という場合にも、木製キッチンは向いています。
木製キッチンで主に使われる素材は無垢材ですが、無垢材の性質が人とは違う唯一無二のキッチンを作るのに役立つのです。

無垢材とは、丸太から切り出しはままの自然な状態の木材を指します。無垢材の場合、木目がひとつひとつ違っているのが大きな特徴です。木の種類や産地、芯材か辺材かによっても木目はまったく変わってきます。
そのため、同じ形のキッチンを作ったとしても、使った無垢材によって違う仕上がりになるのが面白いところです。世界でただ1つのキッチンに仕上がるため、特別感を求めるならぜひ検討してみましょう。

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木製キッチンのデメリット

木製キッチンはおしゃれなうえに、ひとつとして同じものがないというユニークさがあります。しかし、デメリットもあるので注意しましょう。

水分や油に弱い

木は水分や湿気、油に弱い素材です。そのため、決してキッチンと相性が良いとはいえません。日頃からのこまめなメンテナンスが長持ちさせるために必要になります。例えば、水や油がはねてしまった場合はできるだけ早く拭き取らなくてはいけません。放置しておくとしみになったりするので気を付けましょう。こまめにふけるよう、ふきんやペーパータオルは常備しておくのをおすすめします。
また、木製キッチンには塗装を施しますが、万が一塗装の剥がれを見つけたときは早めに修理を依頼しましょう。塗装が剥がれたところから水分や湿気、油が入りこみ傷む原因になります。

傷がつきやすい

木の特性として、傷がつきやすいことがあげられます。そのため、鍋などの調理器具をぶつけるとすぐに傷がつくので注意してください。熱い鍋をそのまま置いたことが原因で焦げついてしまうこともあり得ます。傷や焦げつきが気になるという方にはあまり木製キッチンは向いていません。

しかし、木製キッチンの傷はサンドペーパー(紙やすり)で補修すれば、ある程度は目立たなくなります。家を引き渡してもらう際に、自分たちでできる簡単な補修方法を聞いておくと良いでしょう。

そもそも、どんなキッチンであっても、使う以上はいずれ傷んでいくものです。傷も家族が刻んだ思い出のひとつとしてポジティブにとらえましょう。

隙間ができる可能性がある

木を住まいに使う場合に注意したいこととして、経年劣化による反りや収縮があげられます。木は天然素材であるため、同じ板の中に性質の異なる細胞が複数存在しています。このため、膨張・収縮率も異なることから、反りや収縮が生じると考えましょう。

工事が完了したばかりのときは特に問題がなくても、経年劣化により木材と木材の間に隙間ができたりすることはあり得ます。隙間が生じないようにするためには、設計の段階から工夫しないといけません。将来的に生じる反り・収縮も見据え数ミリ単位で調整する必要があります。木製キッチンを作りたいなら、設計・施工の実績が豊富な設計事務所に依頼しましょう。

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木製キッチンを取り入れるときのポイント

木製キッチンを取り入れるときは、単に木を使うことだけにとどまらない配慮が必要です。ここでは、木製キッチンを取り入れるときのポイントとして、以下の2点について解説します。

木製キッチンに適した塗料を選ぶ

キッチンを含め、住まいに木を使うなら、塗装をしなくてはいけません。内部に水分が浸透するのを防ぎ、腐食やカビが発生しないようにするためです。
木に塗装を使う際は、ウレタンかオイルを塗料として使います。どちらを使うかによって汚れの強さや質感が異なるので、まずは違いを理解しましょう。
まず、汚れのつきにくさを重視するなら、ウレタン塗装が向いています。一方、木の質感を重視するなら、オイル塗装を選びましょう。
仕上がりのサンプルなどを見せてもらいつつ、自分たちが重視することは何か、どんな雰囲気にしたいのかを踏まえて塗料を選ぶのをおすすめいたします。

インテリアとの調和を考える

一口に木を使うといっても、実際にどんな色味のものを使うかは、インテリアとの調和を考えたうえで決める必要があります。色味によっても与える印象はまったく異なるためです。 例えば、北欧風のカジュアルな印象を目指したいなら、明るい色味の木材を使いましょう。逆に、ダークブラウンなど暗い色味の木材を使えば、重厚感のある落ち着いた印象になります。

まずは「どんな部屋(キッチン)にしたいか」によって色味を選ぶと良いでしょう。建築士やハウスメーカーに相談すればサンプルを見せてくれるはずです。また、床や扉などインテリアの一部と素材を合わせると統一感が出るので意識してみましょう。

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こだわりが詰まった木製キッチンで料理を楽しもう

木は加工がしやすく、また、ステンレスなど異素材と組み合わせることで多様な表情を演出できます。工夫次第でさまざまなこだわりを実現できるので、上手に取り入れて料理が楽しめるキッチンを作り上げましょう。

フリーダムアーキテクツではこれまでにも木製キッチンを多く手掛けてきました。「せっかくだからキッチンは木製に」とお思いでしたら、まずは住宅作品集をお取り寄せください。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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