
「せっかく注文住宅を建てるなら、書斎を」 「集中できるワークスペースをつくりたい…」リモートワークやハイブリッドワークが働き方のスタンダードとなった今、そうお考えではありませんか?
書斎は、仕事の効率を上げるだけでなく、趣味に没頭したり、静かに読書を楽しんだり、人生を豊かにしてくれる自分だけの空間です。
「でも、実際に書斎って必要?」「おしゃれで使いやすい間取りとは?」「狭い空間でも実現できる?」この記事では、そんな家づくりの疑問に専門家の視点でお答えします。
どこに配置する?どんなデザインにする?自由な発想で描けるからこそ、具体的なイメージを固めるのは難しいもの。そんな時、最高のヒントは他の人が建てた「理想の住まい」に隠されています。
当記事では、注文住宅における書斎づくりの「成功実例」を豊富にご紹介。
独立した個室から、家族の気配を感じるワークスペース、趣味を楽しむアトリエまで。フリーダムアーキテクツが実現した多彩なアイデアを参考に、あなたのライフスタイルに最適な書斎の形を見つけてください。
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目次
書斎とは
書斎とは、本来は読書や執筆をする部屋のことです。かつては読書や執筆のための静かな部屋を想像する方が多いかもしれません。最近は、リモートワークや趣味の時間を過ごすプライベート空間として書斎を活用するケースも多く見られます。働き方やライフスタイルが多様化した現代において、「書斎」が持つ意味は大きく広がり、住む人の生き方そのものを映し出す、多機能なパーソナルスペースへと進化しています。SNSなどで、おしゃれな家具を配置したこだわりの空間が広く浸透してきた背景もあり、思い思いに過ごせる個人のスペース全般に対して「書斎」という言葉が使われています。

注文住宅だからできる、理想の書斎づくり
一般的な書斎というと、机と椅子、本棚があるイメージですが、書斎の形や広さに明確な決まりはなく、注文住宅なら目的に合わせて自由に設計できます。
建売住宅やマンションでは実現が難しい、あなただけのライフスタイルやこだわりを反映した空間を、ゼロから設計できるのが注文住宅の最大の価値です。
例えば、一つの個室を書斎として設ける以外にも、階段下やリビングの一角などのデッドスペースを書斎として有効活用する住宅も少なくありません。また、将来書斎として使わなくなった場合には、多目的スペースに転換させることも可能です。「リビングの気配を感じつつも、視線は遮る絶妙な距離感」を設計したり、「膨大な蔵書を美しく収納し、いつでも手に取れるライブラリー」を空間に組み込んだり。フリーダムアーキテクツの建築家は、お客様の潜在的な要望を読み解き、デザインと機能性を両立させた唯一無二の書斎を提案します。
「書斎」の広さ・特徴

書斎は希望の広さで設置できる分、どのくらいの広さにするか迷う人も多いでしょう。ここでは、書斎の広さや特徴、ワークスペースの違いについて解説します。
書斎の大きさと特徴
書斎の広さの目安として、パソコンやプリンターなど必要最低限のものが置けるスペースは1畳程度です。作業に集中するだけのスペースとして必要十分なサイズといえます。
2畳あれば本棚や収納を置く余裕が生まれ、書斎の機能を果たすのにちょうどいい大きさです。デスクの広さも確保でき、落ち着ける空間を確保できます。よりたくさんのものを収納したい場合は、3畳以上がおすすめです。
6畳以上の広い書斎は自由度が高く、書斎以外にもさまざまな用途で使えます。将来的には、多目的スペースとしての活用も有用です。
ワークスペースとの違い
書斎というと個室のイメージですが、近年はリビングの一角にワークスペースを設ける間取りも人気があります。間仕切りや収納などを配置するだけで空間が区切られ、書斎として活用できるでしょう。
ワークスペースはスペースを有効活用でき、子どもやペットの様子を見ながら作業できる点がメリットです。ただ、集中して作業を行いたい場合は、個室の書斎を設けることをおすすめします。
個室なら、資料や道具を作業途中の状態で置いておけます。また、人の会話など周りの音が入りにくく、電話やリモート会議もしやすいでしょう。
書斎の予算相場・価格・費用
個室の書斎を作る場合、間仕切りや建具などが1部屋分増えるため、必然的に費用は上がります。
ワークスペースのように、間仕切りだけで簡易的な書斎を設けるなら、自分で家具を配置して完了です。一方、部屋として書斎を新たに設ける場合、既存の住宅の一部を解体しなければなりません。場合によってはコンセントや照明の配線が必要になり、リフォームに100万円以上かかるケースもあります。
新築時には解体費用はかからないため、住宅を新築する段階で書斎を検討した方が費用を抑えられます。

「書斎」の人気建築実例
機能美と静けさが共存するオーダーメイド書斎



リビングのデッドスペースを書斎スペースとして有効活用した事例です。天板だけのシンプルな作りで、スポットライトやコンセントも設置され、椅子をセットすればパソコン作業や執筆が行えます。椅子を外すだけで、収納スペースや物置として活用可能です。

Calm
自然との一体感を感じられる住まい
ブラックのカウンターの美しいスタイリッシュな書斎



壁一面に収納を設けた書斎は、デスクの上に横長い開口があり、日中の採光量が確保されています。エアコンを完備しているため、リモートワークなど長時間の作業も快適です。棚の天板は簡単に取り外せる仕様で、趣味の部屋など多目的で使えるでしょう。

コントラスト
コントラストが織りなす快適空間
絶景と暮らすパノラマビューの書斎



外観の印象とは対照的に、2面を大きな窓で囲まれた書斎は開放感が溢れています。2階からの眺望も抜群で、クリエイティブな時間を過ごせそうです。壁一面に取り付けられた本棚は収納力抜群。長時間集中して作業する場所としても最適です。

『7:3の家』
不要な飾り気を無くした自然体な住居
木漏れ日と共に過ごす穏やかな書斎スペース



吹き抜けの上部につながるスペースに書斎を設けた事例です。L字型のデスクの一辺は椅子を2脚おけるだけの長さがあり、吹き抜け上部を向いているので開放感が感じられます。緑が映り込む窓が2面あり、広さと居心地の両方を備えているため、幅広い用途で活用できるでしょう。

森の中の家
緑豊かな敷地で叶えたくつろぎの暮らし
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フリーダムのおしゃれでかっこいい書斎実例集
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「書斎」検討時の注意点
書斎を作るときは、部屋が散らからないよう、収納スペースを確保しましょう。書類や筆記用具など、必要な道具をデスクに置いたままだと作業スペースが狭くなってしまうため、使わないときに仕舞っておく収納が必要です。机と椅子だけでも書斎として機能しますが、キャビネットや本棚を置くスペースも考慮して書斎を検討しましょう。
また、どんな作業をする場所なのか、目的をはっきりさせた上で書斎を作ることも大切です。マルチに使える部屋として設けても良いですが、何にでも使える分、逆に使い勝手が悪く、物置部屋になってしまう可能性があるので注意しましょう。リモートワーク用や趣味用など、何に使うかと決めておくと、デスクや収納の大きさも自然と定まってきます。

おしゃれな書斎を作るためのポイント

色のトーンを「3色」で構成し、統一感を創出する
インテリアに統一感を持たせることで、書斎がおしゃれな空間に仕上がります。空間の雰囲気は、作業効率や居心地にも直接影響します。プロの世界では、空間の色を「ベースカラー(壁・床など70%)」「メインカラー(デスク・棚など25%)」「アクセントカラー(椅子・小物など5%)」の3つのトーンで構成する手法が基本です。特に、後から変更が難しい床や壁紙、造作家具といったベース〜メインカラーを設計段階で慎重に選ぶことが、洗練された空間づくりの鍵となります。このように、メインとなるアイテムの色を決めてから、他の小物を近いトーンで合わせると、全体の調和が取りやすいでしょう。
「見せる収納」と「隠す収納」を計画的に設計する
書類や道具が散らからないように、収納を設けることも重要です。インテリアが整っていても、物が散乱していると落ち着かず、集中力が下がってしまいます。ここで重要なのは、「何を隠し、何を見せるか」を計画することです。生活感の出る書類や周辺機器は扉付きの造作収納に「隠し」、お気に入りの本や小物はオープン棚に「見せる」。このメリハリを設計段階で計画することで、常にスッキリとしながらも、あなたらしい個性が光る書斎が実現します。
「フォーカルポイント」で空間に主役をつくる
スペースに余裕があれば、飾り棚を設けてお気に入りの小物を飾ることもおすすめです。好みのアートや写真、観葉植物などを置いて、自分好みの部屋にアレンジすれば、利用頻度もアップするでしょう。この「見せ場」は、空間デザインにおける「フォーカルポイント(視線が惹きつけられる場所)」を作るというテクニックです。飾り棚だけでなく、一面だけ壁の素材を変える「アクセントウォール」や、外の景色を切り取る「ピクチャーウィンドウ」も、設計段階で計画できる魅力的なフォーカルポイントになります。アートを飾る場所には、上から照らす照明を計画しておくと、より一層ギャラリーのような上質な空間になります。

間取り・レイアウト例
書斎の間取りやレイアウトは、用途や活用シーンから考えてみましょう。リビングやダイニングからは遠い位置に書斎を配置すると、静かな環境を確保できるため、作業に集中したい場合におすすめです。
書類や道具などの使用頻度が高い書斎は、散らかりやすい場所でもあります。来客時も考慮して、玄関やリビングからの視線には入らない間取りに書斎を設けると安心です。
ただ、気軽に書斎に行けるレイアウトでないと、使用頻度が下がってしまう可能性があるので注意しましょう。家事の合間に作業ができるスペースがほしい場合は、リビング・ダイニングの近くにあると便利です。

注文住宅の書斎についてフリーダムアーキテクツにご相談ください
書斎を作ると、他の居住スペースを圧迫してしまう可能性があるため、レイアウトの工夫が大切です。書斎をどのように活用するか、用途を明確にしましょう。必要な書斎の広さや設備について整理しておくと、住宅の間取りやレイアウトの検討がスムーズです。
フリーダムアーキテクツは、書斎のある住宅の建築実績が豊富です。さまざまな戸建て住宅において、用途や希望に合った書斎のレイアウトを提案してきました。注文住宅の書斎についてのお悩みがございましたら、フリーダムアーキテクツが解決いたします。
✓ 間取り・レイアウトのこと
✓ お金・予算のこと
✓ 優先順位のこと
✓ 他の家族との意見のズレのこと
✓ スペースや土地のこと

注文住宅の書斎についてのよくある質問
書斎を検討される際に、よくいただく質問と回答を紹介します。
Q1. 書斎の広さは、何畳くらいが一般的ですか?
【建築家の回答】1.5畳~3畳が最も人気の高い広さです。
1.5畳でもデスクと本棚を置くには十分な広さが確保でき、かえって集中しやすいという方もいらっしゃいます。一方、少しゆとりが欲しい方や、趣味の道具も置きたい方は3畳以上あると、より快適にお使いいただけます。大切なのは畳数よりも「その空間で何をするか」です。設計相談では、お客様のワークスタイルやお手持ちの家具に合わせて、ミリ単位で最適な空間をご提案します。
Q2. 作ったけど使わなかった、と後悔することはありますか?
書斎の失敗例として、エアコンやコンセントの不足など、設備に関する失敗談が多く見られます。エアコンがないと、夏や冬は長い時間快適に過ごすことは難しいでしょう。エアコンの後付けは手間と時間を要するので、最初から設置するよう検討しましょう。
リモートワークなどパソコンやインターネットを使う場合、コンセントは必須です。プリンターや照明、加湿器など書斎で使う設備は多岐に渡ります。スマホの充電用などを含め、想定よりも多めにコンセントを設置しておくと無難です。
Q3. オンライン会議のために、防音性能を高めることはできますか?
【建築家の回答】はい、注文住宅なら設計段階で防音性能を高めることが可能です。壁や天井の中に吸音材を入れたり、防音仕様のドアや二重サッシの窓を採用したりと、様々な方法があります。また、部屋の配置を工夫し、リビングや寝室から離すだけでも生活音の影響は軽減できます。楽器演奏レベルの本格的な防音から、オンライン会議で声が漏れないようにするレベルまで、ご要望の性能とご予算に応じた最適な設計をご提案します。
Q4. 小さな書斎だと、夏は暑く冬は寒いですか?換気や空調も必要?
【建築家の回答】はい、特にコンパクトな空間では温熱環境への配慮が重要です。最近の住宅は高気密・高断熱ですが、PCなどの熱源がある書斎では、熱がこもりやすくなることがあります。そのため、計画的な換気計画と、個別の空調(エアコン)設置をおすすめしています。設計段階でこれらを計画することで、配管や配線も壁内にすっきりと収めることができ、一年を通して快適な環境を維持できます。
Q5. コンセントは、どこに何口くらい必要ですか?
【建築家の回答】後から増設が難しい部分なので、少し多めに計画するのが後悔しないコツです。最低でも、以下の設置をおすすめしています。
デスク周り: PC、モニター、スマホ充電器、デスクライト用に最低4口以上。床に近い位置にもあると、ルーター等の設置に便利です。
部屋の反対側: 掃除機や空気清浄機、将来的な模様替えに備えて2口程度。
その他: USB付きコンセントや、LAN配線を直接繋げるマルチメディアコンセントも人気です。
Q6. 仕事以外での書斎の使い道は?
【建築家の回答】書斎は、仕事部屋以外の用途でも使えます。例えば、子どもの学校の書類整理や家計簿、趣味の作業などです。個人の持ち物を保管しやすいため、家中にものが散らかることを避けられる上、急な来客時に見られる心配もありません。書斎が個別の部屋になっていれば、裁縫や模型など趣味のものを制作途中で置いていても邪魔になりにくいでしょう。また、気分をリフレッシュしたいときにも有用です。
Q7. 書斎の失敗例を知りたい
【建築家の回答】書斎の失敗例として、エアコンやコンセントの不足など、設備に関する失敗談が多く見られます。エアコンがないと、夏や冬は長い時間快適に過ごすことは難しいでしょう。エアコンの後付けは手間と時間を要するので、最初から設置するよう検討しましょう。リモートワークなどパソコンやインターネットを使う場合、コンセントは必須です。プリンターや照明、加湿器など書斎で使う設備は多岐に渡ります。スマホの充電用などを含め、想定よりも多めにコンセントを設置しておくと無難です。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。
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