インタビュー
ご夫婦の出会いは、奥様の出身地でもある大阪。 ご結婚されて、1年半で大阪に一度は居を構えたが、阪神淡路大震災を経験した後にご主人の転勤で関東へ。 ゆくゆくは大阪に戻る予定でいたものの、再度の転勤になることもなく、気がつけば定年も目前に。
「切羽詰まった感じでもなかったけれど、本屋で住宅雑誌をパラパラ開いた見開きの広告がフリーダムだったんです。それで、資料送ってくださいと電話したら、池袋スタジオでお話させていただきますと予約もしてくれて。 ただ、その時は、まだ大阪に帰るか、関東に永住か決まっていないタイミングでもあって・・・私(奥様)も二十数年、関東に住んでいると、友達もやりたいこともこっちに一杯。 子供達も友達はみんなこっちだし・・・大阪に帰るか、関東永住かで、とても悩みました」
3人のお子様とも話し合い、最終的には関東永住をご決断。 そこから、関東での新たな拠点を構えるため、土井さんの家づくりがスタート。 土地探しから、フリーダムにご相談いただきました。
「まずは、土地探しから始めたのですが、たまたま『あそこ整地してますよ』って聞いて、当時住んでいた借家の1本筋違いが、この土地だったんです。 駅から不便だけれど、買い物がとても便利。駅前だと高くなるし、よく知ってるこの辺ならいいんじゃないということで決めました。」
驚くほどタイミグよく、今の土地に出会われ購入をご決断。スーパーや家電量販店などが徒歩圏内に固まっているなど、生活の利便性が高いこのエリアは人気もあり、年々近所に新しい住宅が増えているそう。 外に出れば元気な子供達の笑い声が聞こえてくる穏やかな環境も魅力的。 そしていよいよ、新たな地での家づくりを進めていくことになりました。
「大阪の家を建てた時にあった、廊下や階段室の無駄なスペースが嫌で。フリーダムさんには、『廊下はなしで、玄関入ったらすぐリビングでいいですよ。 ソファは部屋狭くなるから置きたくないし。後は天井の高さを通常より高くして、開放感があるようにしたい』と伝えたんです。」
大阪で建てた注文住宅の経験もあり、これまでの生活で感じていた課題解決も家づくりのテーマに。 玄関を開けると、すぐにリビングという効率性を追求した間取りを計画。1Fにはほとんど間仕切りもなく、開放感のある、ゆったりとした時間を過ごせる空間が広がっています。 内装は、料理をすることが多いご主人様の「プロが使うようなキッチンにしたい」と決めたステンレス製のキッチンから、家全体をコーディネート。 一度経験された、家づくりが活き、悩むことよりも楽しかった思い出の方が多かったと言うご夫妻。
「打合せに行くのも、建材選びでショールームに何度も足を運んで一つひとつ選んでいったのも、本当に満足する家をつくるってこういうことなんだなと思いました。 工事が始まったくらいのタイミングだったかな、自分で模型も作ってポイントになるところは、(模型の)作り込みまでして、完成宅をイメージしてましたね。」
趣味で真空管アンプを作られるなど、モノづくりが好きなご主人様。 工事中に作ったという模型は、担当設計者も感銘を受ける程の見事な出来栄えでした。
「実はまだ未完成な家なんです。日曜大工をやりたくて、玄関横とキッチン横の収納と庭は自分で作るために、手つかずにしてもらったんです。 今年は、庭を手入れしていきたいな。日当たりのこともあるし、今本を読んだりして、構想を考えているんですよ。」
そう語るご主人様の表情はイキイキしており、趣味を楽しむための余白が、日々を充実させてくれているのだと感じさせてくれました。
「休日に座布団を敷いて横になったり、音楽をよく聞くようになったね。今も一緒に住んでいる娘の友達が遊びに来た時に、ジャージで横になっている姿を見た時は『あぁ、やっぱりこの家はそういう家なんだな』って。」
意図して計画した過ごし方を、お子様だけでなくご友人達も同じように感じ取ってくれて嬉しいと語るご夫婦。
「息子夫婦は、この家を見て、自分たちもこんな家にしたいと思ったらしく、フリーダムさんに家づくりをお願いした程です。」
ご近所で家づくりを計画されている息子さん夫婦のために、真空管アンプを作り始めているというご主人様。 奥様も、まだ小さいお孫様もいるため、子育てのサポートを出来る限りしながら、それぞれの生活を楽しめる環境を作っていきたいとのこと。 お子様達との新たな暮らしに心弾ませながら、未完の家はどんどんとその表情を豊かに彩っていきます。
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この記事を書いた人
FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。