
「愛犬と家族が暮らしやすい家が欲しい」「犬を飼うなら、ストレスなく暮らせる環境で迎えてあげたい」と、犬との暮らしを見据えて注文住宅を検討する方が増えています。大切な家族の一員だからこそ、人だけでなく犬にとっての暮らしやすさも重視したいところですね。
では、犬と暮らすための家を設計するとき、どのような点に気を付けるべきでしょうか。実際の愛犬家のお施主様の建築実例も交え、注意点を紹介していきます。
無料住宅作品集の取り寄せ
ペットと暮らす家の実例を含む、約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。

住宅作品集を取り寄せる
目次
犬と暮らす家とは
犬と暮らす家を建てるのであれば、犬にとっても人にとっても暮らしやすく、安心安全であることが第一条件です。
人間の生活のなかには、犬にとって危険なものが少なくありません。一方、犬の暮らしだけを重視して、人が使いにくい家になるのも問題です。
犬との生活を具体的にイメージして、愛犬も含めた家族全員が暮らしやすい家を考えることが重要です。

注文住宅と「犬と暮らす家」
建売住宅は、建築が完了してから販売を行う、いわば既製品の住宅です。建売住宅でもペットを飼うことはできますが、犬との生活を想定して作られていないものも多いです。
滑りやすく愛犬の足腰に負担のかかる床材が使用されている、キズの目立つ壁紙が採用されているなど、犬との生活に適さない建材が利用されていることもあります。
建売住宅を購入してから、必要に応じてリフォームするのも選択肢の一つですが、注文住宅であれば、初めから愛犬との生活に適した建材を選べます。また、次で紹介するような、犬との生活に必要な設備を追加できるのも、注文住宅ならではといえます。
「犬と暮らす家」の特徴

注文住宅なら、愛犬と生活するうえでの「あったらいいな」を実現できます。例えば、次のように設備や設計を工夫できます。
・愛犬が自由に走り回れるスペースを設けて運動不足を予防
・散歩の帰りに使える洗い場を作り屋内に汚れを持ち込まない
・滑りにくい床材を採用し犬の足腰の負担を軽減
・誤飲事故の起こりやすいキッチンに愛犬が入れないようにする
このほかにも、愛犬にあわせて設備や構造をオーダーメイドできるのも注文住宅ならでは。たとえば「うちの子は力が強いので、パワーに負けない頑丈なペットガードが欲しい」といった要望も相談できます。

「犬と暮らす家」で人気の建築実例
CASE494 terracotta house



こちらの住宅の特徴は、お施主様お気に入りのテラコッタタイル。愛犬の爪によるキズがつきにくく、吸水性も少ないため水やフードをこぼしても安心です。内装全体がタイルに合わせたブラウンで統一されており、実用性を備えつつも洗練されたデザインとなっています。

terracotta house
愛犬との暮らしを考慮した空間演出
CASE463 Individual Contrast



真っ白なキューブ型の外観は、まさにミニマルなモダン住宅というところですが、玄関回りに木材を全面的に使ってナチュラルさを出しています。住宅内も随所に木材が用いられており、日本の木造住宅のような居心地のよさを感じさせてくれます。

Individual Contrast
各世帯の個性を活かした2世帯住宅
CASE580 cherishing house



こちらは縦・横・高さが均一の立方体の住宅です。安定感がある直線的なフォルムに玄関引き戸が合っていますね。格子模様を取り入れた内装や、古風なタンスやテーブルなどの家具選びもインテリアの参考になりそうです。

cherishing house
趣味とペットへの愛を感じる快適空間
2022年最新版 注文住宅ランキング
フリーダムアーキテクツの建築実例から、閲覧数の多いトップランキング10の実例もご紹介していますので、ぜひこちらもご参照ください。


「犬と暮らす家」検討時の注意点
犬との生活を前提とした住宅を検討するうえでは、愛犬の快適さだけでなく、家族全体が過ごしやすい空間作りが大切です。例えば、犬がいるとどうしても屋内は汚れやすくなります。消臭効果のある壁紙や、粗相に備えた汚れのつきにくい床材などを選ぶことで、家を清潔に保てますよ。
愛犬の鳴き声が近所迷惑にならないよう、防音対策も重要です。むだ吠え予防のしつけが第一ですが、家の構造や壁紙選びでも、音漏れを軽減できます。
また、室内犬は放し飼いにする人が多いですが、来客時に備えケージを用意しておくことも大切です。市販品では強度が不安な場合やインテリアに馴染まないときは、造作家具として家と一緒に注文するのも選択肢の一つです。

おしゃれな空間にするコツ
快適に暮らせるかどうかも大切ですが、せっかく長く暮らすならおしゃれな家に暮らしたいものです。
空間を洗練された印象にするには、部屋のカラーやテイストに統一感を持たせるのが大切です。たとえば、床材のブラウンをベースカラ―として、床に合わせて家具や壁紙を選ぶとまとまりのある印象にできます。
また「木材の家」「コンクリート打ちっぱなしの家」などテーマがある場合は、テイストに合った内装のデザインを選ぶと、おしゃれな部屋になりやすいです。
ケージやトイレなどのペット用品は、市販品を導入することが多く、内装のなかで目立ちやすくなります。こういった場合はあらかじめ視界に入りにくい設置スペースを設けておくと、空間がすっきり見えますよ。

間取り・レイアウト例

ひと口に「犬と暮らす家」といっても、どのようなレイアウトにするかは人によってさまざまです。
例えば、リビングの面積を広く取ると、ケージなど愛犬の居住スペースを確保できますので、大切な家族との時間を共有できます。
庭に運動スペースを設ける人もいます。自宅にドッグランがあれば思う存分走り回れますので、愛犬の運動不足を予防できますよ。
犬の足でも自宅を自由に歩けるよう、回遊性のある間取にするのもアイデアの一つ。中庭を中心に、回遊性を持たせた間取りなどの例として挙げられます。

注文住宅で建てる犬と暮らす家についてフリーダムアーキテクツにご相談ください
せっかく愛犬と暮らすのですから、人にとっても犬にとっても暮らしやすい家にしたいものです。
同じ「犬と暮らす家」であっても、愛犬のサイズや性格、犬種によって求められるレイアウトは異なります。そのため「家族にぴったりの家を一緒に考えて欲しい」という希望がある場合、建築実績が豊富でアイデアの引き出しが多い設計事務所に相談しましょう。
フリーダムアーキテクツは、多くの建築実績に裏打ちされた経験から、皆様の家づくりをサポートします。土地選びからお手伝いしますので「愛犬のために建材にお金を使いたいので、安い土地を探したい」といったご要望も大歓迎です。
犬と暮らす注文住宅についてのお悩みがございましたらフリーダムアーキテクツが解決いたします。お気軽にご相談ください。
✓ 間取り・レイアウトのこと
✓ お金・予算のこと
✓ 優先順位のこと
✓ 他の家族との意見のズレのこと
✓ スペースや土地のこと

注文住宅で建てる犬と暮らす家についてのよくある質問
犬と暮らす家を建てる際に、よくいただく質問と回答を紹介します。
犬の居場所は2階でも問題ない?
1階でも2階でも問題ありませんが、階段の移動は犬の足腰に負担がかかります。とくにシニア犬や、関節・神経の疾患にかかりやすい犬種は配慮が必要となります。1階に犬の生活スペースを設けるか、フロア間を抱っこして移動するのが無難です。
新築の壁や床を傷つけられないための対策方法は?
犬は、さまざまな要因でストレスを感じることがあり、壁や床をひっかいて傷をつけてしまうことがあります。ストレスの原因を改善することが重要ですが、同時に部屋を保護して傷を予防するのも大切です。
ペット用の傷防止マットが有効なほか、部分的な清掃・交換ができるタイルカーペットもあります。そのほか、犬の生活スペース全体にクッションフロアを敷くのも選択肢の一つです。
無料住宅作品集の取り寄せ
ペットと暮らす家の実例を含む、約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。

住宅作品集を取り寄せる
注文住宅・デザイナーズハウス
の建築実例を探す
全国で年間約400棟の注文住宅を
設計しているからこそ、事例も豊富

この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。