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ロフトのある平屋をより魅力的で使い勝手を良くするには、メリットだけでなくデメリットや注意点にも目を向け理解したうえで、家づくりを進める必要があります。
また、間取り例や建築実例を参考にすることもおすすめです。明確にイメージできれば、より理想的な住まいにできます。
この記事はこんな人におすすめ
- ロフトとは?2階建てとの違いなどロフトの定義を知りたい方
- メリットは?ロフトの具体的な有効活用法を知りたい方
- デメリットや注意点は?ロフトのある平屋で失敗や後悔を回避したい方
- どんな間取りがある?おしゃれで実用的な実例を見てイメージしたい方
この記事でわかること
- ロフトは、部屋の一部を2層にして設けた上部空間
- メリットは、空間の開放感、収納確保などの有効活用
- デメリットや注意点は、昇降の負担や夏の暑さ、天井高、掃除のしにくさ
- 後悔しない間取りのポイントは、目的と動線をしっかり計画すること
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ロフトとは
ロフトとは、部屋の一部を2層にして設けた上部空間のことです。建築基準法では「小屋裏物置等」と定義され、あくまで収納スペースといった扱いで、法的には「居室」として認められていません。
ロフトとして認められるためには、「天井高を1.4m以下にする」「ロフトの床面積を直下階の2分の1未満に収める」といった制限を守る必要があります。
これらの条件を満たすことで、2階建てではなく「ロフトのある平屋」としての扱いになります。

平屋にロフトをつくるメリットとは

ロフトをつくるメリットは以下の5点です。
・空間を最大限に活用できる
・デッドスペースの屋根裏を有効活用できる
・家の中が開放的になる
・趣味のものなどのコレクション置き場になる
・2階建てよりも固定資産税を抑えられる
平屋にロフトを設けるメリットをまとめました。理想とするライフスタイルに合っているか、ぜひチェックしてみてください。
メリット①空間を最大限に活用できる
ロフトのメリットは、限られた敷地であっても、縦の空間を利用して居住面積を増やせることです。「土地が狭く、部屋数を増やすのが難しい」という悩みにおいて、ロフトは有効な解決策となります。
建物の高さを活かして床面積を増やせるため、居住スペースを削ることなく、プラスアルファの空間を生み出します。収納に不安があるなら、ロフトの設置は特におすすめです。
メリット②デッドスペースの屋根裏を有効活用できる
本来ならデッドスペースとなる屋根裏を、有効活用できることもメリットです。平屋の屋根の下には広い空間があるため、その高さや傾斜を活かして天井を高くすれば、よりロフトを活用しやすくなります。
「2階建てにするほどの部屋数はいらないけれど、シーズンオフの荷物を置く収納スペースなどが欲しい」といった人にはおすすめです。
メリット③家の中が開放的になる
ロフトにより家の中の視界が抜けやすくなり、開放的になるのもメリットです。ロフトを設けると、それに伴って天井が高くなり、吹き抜け空間ができます。
一般的な平屋よりも縦への広がりが出るため、圧迫感がなくなり、デザイン性の高いおしゃれな内観になります。空間にメリハリが生まれるため、立体的な空間にしたい人におすすめです。
メリット④趣味のものなどのコレクション置き場になる
ロフトの魅力は、趣味の道具やコレクションを並べるための「秘密基地」のような場所になることです。収納だけでなく、本やおもちゃを収納したり、コレクションを飾るギャラリーにしたりと、趣味部屋に活用できます。
また、ロフトの「天井が低い」という特徴は、逆に言えば「おこもり感」のある落ち着く空間ともいえます。居室としては使えませんが、読書や作業に集中するスペースにも最適です。
メリット⑤2階建てよりも固定資産税を抑えられる
コスト面でのメリットは、一定条件を満たすことで固定資産税を抑えられることです。
建築基準法の要件を満たしたロフトであれば、床面積に含まれないため固定資産税はかかりません。しかし、要件から外れてしまうと「2階建て」と見なされ、課税対象となる可能性があるため注意が必要です。

平屋にロフトをつくるデメリットとは

ロフトのデメリットは以下の4点です。
・階段やはしごの上り下りが大変
・天井が低い
・夏場は熱がこもり暑くなる
・掃除がしにくくホコリが溜まりやすい
平屋にロフトをつくるデメリットをまとめてみました。後悔を防ぐためには、事前にマイナス面を理解しておくことが重要です。
デメリット①階段やはしごの上り下りが大変
ロフトへのアクセスには階段やはしごが必要なため、上り下りが大変なことがデメリットです。特にはしごタイプの場合、両手がふさがった状態で上り下りするのが難しく、重い荷物を運ぶのは危険も伴います。
そのため、次第に使わなくなったというケースも少なくありません。日常的に使う場所にするには、アクセスのしやすさを十分に検討する必要があります。
デメリット②天井が低い
天井高に1.4m以下の制限があるロフトは、立って歩けないというデメリットがあります。腰の負担や掃除がしにくいなど、使い勝手が悪いと感じている人も少なくありません。
あくまで、頻繁に出し入れしない荷物の収納と割り切ることも必要です。
デメリット③夏場は熱がこもり暑くなる
ロフトは屋根に近いため、夏は熱がこもり、暑くなることもデメリットです。収納している物が傷んだり、長時間滞在できなくなったりします。
ロフトで何か作業をする場合は扇風機を設置したり、全館空調にして風通しを良くしたりする工夫も必要です。
デメリット④掃除がしにくくホコリが溜まりやすい
ロフトはホコリが溜まりやすく、掃除もしにくい場所です。天井が低いため掃除機をかける姿勢がきつく、さらに掃除機を持って階段やはしごを上り下りする苦労もあります。
結果として掃除の頻度が減り、放置すればさらにホコリが溜まっていくという悪循環になりかねません。はしごではなく階段にしたり、掃除しやすいつくりにしたりなど、対策が必要です。

平屋+ロフトの間取りで後悔しないためのポイント
ロフトで後悔しないためのポイントは以下の4点です。
・ロフトをつくる目的を明確にする
・断熱・換気対策をする
・ロフトの安全性やアクセスを考える
・コンセント・照明を計画する
ロフトのある平屋の間取りで後悔しないためのポイントをまとめてみました。しっかりと対策し、メリットを最大限に活かせる理想のロフトを実現させましょう。
ポイント①ロフトをつくる目的を明確にする
後悔しないために最も重要なのは、「何のためにロフトをつくるのか」という目的を明確にすることです。「なんとなくあると便利そうだから」という理由で設置すると、後悔する可能性が高くなります。
例えば、「コレクションしているものがあるためその置き場が欲しい」「シーズンオフのものをまとめて置いておきたい」など、具体的な用途を決めましょう。目的が決まれば、必要な広さやアクセスの方法もおのずと決まってきます。
ポイント②断熱・換気対策をする
ロフトは熱がこもりやすい場所なので、快適に使用するためには断熱対策と換気計画は必須です。
屋根断熱の性能を高めて外気の影響を抑えるほか、熱気を逃がす換気扇や空気を循環させるシーリングファンの設置が効果的です。予算が許せば、家中の温度を均一に保つ全館空調システムの導入も検討してみましょう。
また、窓を設置すれば風通りを良くできます。ロフトへの窓の設置は、建築基準法の制限内で可能です。ただし、自治体により条件が異なる場合があるため事前確認は必要です。
ポイント③ロフトの安全性やアクセスを考える
ロフトへの動線は、安全性と利便性が重要です。はしごはスペースを取りませんが、安全性では固定階段に劣ります。子どもや高齢者がいる家庭では、転落リスクを考慮しなくてはなりません。手すりを設けるなど、安全設計を心がけましょう。
自治体によってはロフトへの固定階段の設置が認められている地域もあるので、確認することもおすすめします。
ポイント④コンセント・照明を計画する
ロフトは収納として使用するから「照明は簡易的に」「コンセントは不要」と考えがちですが、これも後悔ポイントです。掃除機などの家電を使う、あるいは将来的に趣味スペースにする可能性を考えると、コンセントは必須です。
また、天井が低いロフトでは、照明器具が邪魔にならないようダウンライトなどを選ぶと良いでしょう。上り下りの際の安全確保のため、階段付近の照明計画も忘れてはいけません。

ロフトのある平屋住宅の間取り例
ここでは、ロフトのある平屋の間取り例を2つ紹介します。空間をどのように活用しているか参考にしてみてください。
間取り①LDKがより大空間に感じるロフト付きの平屋

リビングの上にロフトを配置し、縦への広がりを強調した間取りです。ロフトを設けたことで、キッチンやダイニングの上部が吹き抜けになっています。
また、キッチンから続くテラスへ視線が抜けるため、より開放感が生まれています。収納はもちろん、テラスで使用するバーベキューセットなどのアウトドア用品をしまっておく場所としても最適です。
間取り②ロフトまでアクセスのしやすい平屋

キッチン上部をロフトにし、リビング全体に吹き抜けをつくった間取りです。ロフトまでのアクセスを階段にすることで、上り下りしやすいようにしています。
リビングとつながる中庭を設けることで、光と風を取り込み、どこにいても家族の気配を感じられる開放的な平屋を実現しています。

ロフトのある平屋住宅の建築実例
デザインと機能性を両立させたロフト付き平屋の建築実例を3つ紹介します。それぞれのライフスタイルに合わせたロフトの活用法を参考にしてみてください。
実例①アクセスしやすい平屋+ロフト


CASE622 fit
キッチン上部を有効活用してロフトを設けた建築実例です。ロフトにつながる階段は壁付け棚を兼ねたデザインで、機能性とインテリアのアクセントを両立しています。
ロフトには琉球畳を敷き、デスクスペースを完備。リビングの気配を感じながらも、程よい距離感で作業や読書に没頭できる、居心地の良い空間に仕上がっています。
実例②読書もできる平屋+ロフト


CASE588 涅の櫂
リビングの上部にフローリング仕上げのロフトを設けた建築実例です。フローリングにすることで、掃除機やモップ掛けがしやすく、清潔さを保ちやすくなっています。
リビングに向かって開かれたロフトは、換気がしやすく開放的です。奥まったスペースにはテレビや本棚を設置し、まるで隠れ家のようなプライベート空間が演出されています。
実例③開放的だけど安全な平屋+ロフト


CASE447 CASA Oltremare
キッチン上部をロフトにした建築実例です。特徴は、安全面と開放感を両立させる工夫として「ルーバー」を採用している点です。手すり壁をルーバーにすることで、視線や光、風を通しつつ、転落防止の機能も果たします。
ロフトは収納だけでなく、お気に入りの絵画や写真を飾るギャラリースペースとしても機能し、LDK全体を上質でおしゃれな空間に仕上げています。

平屋+ロフトで機能的な家を建てよう
ロフトのある平屋は、限られた敷地を有効活用し、開放的でメリハリのある空間を実現できる住まいです。一方で、温熱環境やアクセスのしにくさといったデメリットもありますが、これらは事前の設計計画と工夫で解消できます。
フリーダムアーキテクツでは、豊富な平屋+ロフトの実績がございます。ご家族ごとのライフスタイルや将来の変化まで丁寧にヒアリングし、本当に使いやすい機能的な平屋+ロフトのご提案が可能です。また、土地探しからのお手伝いもできますので、お気軽にご相談ください。
まずは、これまでフリーダムアーキテクツがデザインを手掛けた建築実例を参考にしてみてください。
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平屋やロフトに関するよくある質問

平屋やロフトに関するよくある質問をまとめました。同様の疑問や不安がないか、チェックしてみてください。
平屋にロフトは必要ですか?
メリット・デメリットを比較し、検討するべきです。敷地面積が限られている場合や、収納を増やしたい場合は有効です。多目的スペースがあるという心の余裕にもつながります。
ただし、掃除の手間や上り下りの負担といったデメリットも無視できません。ライフスタイルにおいて、メリットがデメリットを上回るかどうかを慎重に検討することをおすすめします。
平屋をやめた方がいい理由は何ですか?
「やめた方がいい」と言われる理由として、主に以下の点が挙げられます。
・建築費が2階に比べて高い
・広い敷地面積が必要
・採光や風通しを確保しにくい
・セキュリティ面に不安がある
屋根や基礎の面積が2階建てよりも広くなるため、割高になる傾向があります。また、採光や風通しについては中庭を設けるなど、設計の工夫次第で確保することは可能です。さらに、地上階に窓が多くなるため、防犯面はしっかりと対策する必要があります。
平屋のロフトは税金はかかりますか?
平屋のロフトは建築基準法では「小屋裏物置等」と定義され床面積に含まれないため、税金はかかりません。
ただし、建築基準法の制限「天井高1.4m以下」「直下階の床面積の1/2未満」といった条件を満たしていない場合は居室として見なされ、固定資産税がかかる可能性があります。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。










