2026年03月09日最終更新|
カテゴリー:注文住宅
キューブ型の四角い家はダメ?住みにくい?メリット・デメリット、対策方法を解説

CASE307 L+L=L
四角い家は「雨や日射の影響を受けやすい」「雨漏りしやすい」などと言われることがあります。しかし、四角い家には住宅性能やコスト面のメリットもたくさんあり、工夫次第でおしゃれで快適な住宅にできます。
この記事はこんな人におすすめ
- ミニマルでシンプルな家を建てたい
- 四角い家のダメなところと良いところの両方を知りたい
- 四角い家の建築実例をたくさん見たい
この記事でわかること
- 四角い家はメリットが多く、デメリットは工夫次第で抑えられる
- おしゃれな外観にするコツは統一感とアクセント
- 四角い家の実績豊富な会社に依頼すると安心
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四角い家(キューブ型)とは
四角い家は、外観を立方体〜直方体に近い箱型としてまとめた住まいの呼び名です。「箱型住宅」「キューブ型住宅」などとも呼ばれます。特徴としては、建物の凹凸が少ない、軒が短い/ない、シンプルで現代的な印象になる、などが挙げられます。
モダンなデザインを好む世帯から選ばれており、都市部のスペースが限られる土地にも適した住宅です。

四角い家(キューブ型)のメリット

四角い家はシンプルな形状と構造により、コスト面や住宅性能などの面でメリットがあります。ここでは、四角い家のメリットを以下の5つに分けて解説します。
①建築費用を抑えられる
②耐震性に優れている
③シンプルなデザインができる
④デッドスペースが少なく間取りの自由度が高い
⑤高い気密性・断熱性
メリット①建築費用を抑えられる
四角い家は、外壁面積が小さく、建築費用を抑えやすいことがメリットです。
一般的に、建物は凹凸が増えるほど同じ床面積でも外周が長くなり、外壁材・下地・断熱・防水・シーリング・足場などの外回りに関わる材料と手間が増えやすくなります。その分、建築費用も上がります。
一方、四角い家は建物の形がシンプルですので、材料ロスが少なく、施工手間や工期も圧縮され、建築費用を抑えやすいのです。
メリット②耐震性に優れている
四角い家は、総二階(1階と2階の形が近い)に近く、バランスの取れたシンプルな外形になりやすいです。
総二階は上下階で柱・壁の位置をそろえやすく、耐力壁をバランス良く配置しやすいのが特徴です。力が一部に集中しにくく、地震を建物全体で受け止めやすくなります。
メリット③シンプルなデザインができる
四角い家では、装飾を抑えて直線・面で構成するため、シンプルでスタイリッシュなデザインを実現できます。また、配色も白・グレー・黒などの1〜3色を軸に構成するのが一般的です。
このため、長年飽きがこず、流行の影響も受けにくい、普遍的な美しさを備えた住宅で暮らせます。
メリット④デッドスペースが少なく間取りの自由度が高い
四角い家は、部屋の形が整いやすく、廊下の曲がり角や変形したコーナーといったデッドスペースが生じにくくなります。空間を最大限に活用できるため、間取りの自由度が高くなります。また、狭小地などでも居住スペースを確保しやすいのがメリットです。
ただし、一般的な住宅において収納にあてられるデッドスペースが少ない分、収納場所をしっかり計画しておく必要があります。
メリット⑤高い気密性・断熱性
四角い家は凹凸が少ないため、外壁や屋根まわりの継ぎ目が複雑になりにくく、施工上のすき間を抑えやすい面があります。結果として、気密性が高まります。
また、凹凸が少ないと外壁面積を減らすことができ、外気の影響を受けにくくなるため、断熱性の高い家を実現しやすいのも特徴です。断熱性が高いと、冷暖房効率がよくなる効果も期待できます。

四角い家(キューブ型)のデメリットとその対策

多くのメリットがある四角い家ですが、以下のようなデメリットも知っておく必要があります。
①雨や日射熱の影響を受ける
②屋根や外壁が劣化しやすい
③雨漏りがしやすい
それぞれについて対策例も交えながら解説します。
デメリット①雨や日射熱の影響を受ける
四角い家は外観をスッキリ見せるため、軒(のき)や庇(ひさし)を短くしたり、なくしたりします。そのため、窓や外壁が雨・日射を受け止めやすくなる点がデメリットです。
例えば、風雨の強い日に、窓の開閉時に雨が入りやすくなる、雨音が窓にあたる音が気になる、といった影響が出ます。また、窓から日射が入りやすくなり、室内温度が上昇する場合もあるでしょう。
こうしたデメリットを抑えるためによくご提案させていただく対策としては、以下が挙げられます。
・窓上に出幅を確保し、日射と雨のあたりを減らす
・外壁に遮音材・吸音材を使用し、雨音を抑える
・外付けのシェードで日差しを遮り、室温上昇を抑える など
デメリット②屋根や外壁が劣化しやすい
四角い家では、住まいの「傘」にあたる軒や庇が短い/ない場合が多く、外壁が劣化しやすい傾向があります。また、陸屋根(フラットな屋根)+パラペット(低い立ち上がり壁)の四角い家では、瓦などで守られた勾配屋根より直射や雨にさらされやすく、屋根も劣化しやすくなります。
これらの対策例は、以下のとおりです。
・耐候性に優れるふっ素樹脂塗料などを外壁に塗る
・耐食性に強いガルバリウム鋼板などの金属屋根を採用する(※ただし、沿岸部などでガルバリウム鋼板を採用するのは注意が必要)
・5〜10年程度を目安に点検し、塗膜や目地の劣化を早めに補修する など
デメリット③雨漏りがしやすい
四角い家の屋根はフラット(陸屋根)寄りになるケースが多く、雨漏りのリスクが高い点にも注意が必要です。
陸屋根は勾配屋根に比べて傾きがゆるいため、雨水が流れにくくなります。特に、排水口に落ち葉やゴミがたまっていると排水が不十分になり、防水層に負担がかかります。その結果、屋根の劣化が進むと、雨漏りにつながってしまいます。
主な雨漏り対策は、以下のとおりです。
・防水層に防水性の高い素材を使用する
・四角い家(陸屋根)の施工実績の多い会社に依頼する
・排水口を定期的に点検・清掃する
フリーダムアーキテクツでは四角い家の実績が多いため、上記のような対策も建てるエリアや間取りなどに合わせてご提案しています。気になる方はお気軽にご相談ください。

四角い家(キューブ型)の建築実例
ここからは、四角い家の実績が豊富なフリーダムアーキテクツが手がけた建築実例をご紹介します。注文住宅ならではのシンプルかつオリジナリティにあふれる外観のイメージを膨らませるヒントとしてください。
実例①落ち着きのある優しい配色の四角い家

CASE779 OWN SPACE
こちらは、道路側の外壁にあえて窓を設けず、プライバシー性の高い落ち着いたシンプルな外観に仕上げました。グレーの外壁に玄関庇とインターホンまわりの濃いグレーを組み合わせることで、全体が引き締まり、端正な印象に。
夜には砂利まわりや庇の照明が外構に光と影をつくり出し、優しい雰囲気となります。
実例②冬には温かな陽射しが入る開放的な家

CASE775 二色の陽射し
こちらは、四角い家の課題である軒を長くとった外観が特徴です。長い軒があることで、夏の強い日差しを防ぎ、室内には木漏れ日のような優しい光が差し込みます。反対に冬は、太陽高度が低くなるため、温かな陽射しが室内まで届きやすい設計をご提案しました。
開口部は多く、かつ大きく設けられており、内も外も開放的な印象に仕上がっています。
実例③直線的で美しいミステリアスな家

CASE765 イロ色のイエ
こちらは1階を黒、2階を白のモノトーンの外壁に、真っ赤な玄関でアクセントをつけています。原色を一点だけ効かせることで、落ち着いた外観の中に個性がプラスされました。
窓も効果的に配置。上下で合わせた横スリット窓と、2階のルーバーから玄関につながる縦のラインにより、幾何学的な美しさを持つデザインに仕上げました。
夜間は軒天井の照明によってアプローチに奥行き感が出る仕掛けとなっており、玄関の原色の扉とあいまってミステリアスな雰囲気を醸し出します。
実例④海に面したシンプルでゆったりと癒されるキューブ状の家

CASE762 Nature NaturalHOUSE
リゾート地のコンドミニアムを思わせるような上質なキューブ状の家。白を基調としたシンプルな外観ですが、そこにビルトインガレージを組み込むことで、車の存在がデザインの一部として見えるつくりとしました。
夜間には、窓から漏れる光と地面に埋め込んだ照明が外観を彩ります。
実例⑤プライバシー性と明るさを両立したキューブ状のシンプルな家

CASE759 陽光照らすイエ
白単色のシンプルな外観の四角い家。木の玄関扉と濃い窓枠をアクセントとして外観を引き締めています。また、開口窓、横スリット窓、小さな四角窓の3種類を斜めに配置。高いプライバシー性とデザイン性を保ちながら、十分な陽射しを取り込める住まいに設計しました。
玄関は奥まった位置に設置しているので立体感があり、夜間は照明が灯って温かな印象となります。
実例⑥ナチュラルでほっこり感のある家

CASE434 HIDAMARI
こちらの住宅は白のキューブに木のアレンジでナチュラル雰囲気をプラスした外観に。
キューブを囲っている木、バルコニーテラス部分のウッドデッキや木材のフェンスなどが、あたたかくほっとするような印象を与えます。
実例⑦赤いポストがアクセントのシンプルな家

CASE348 壁の家
ころんとした正方形のキューブがなんとも愛らしい住宅。窓や玄関ドアも正方形でくりぬかれています。小さな赤い郵便ポストなど、随所に愛されポイントが。愛着が自然と出てくる外観に仕上がっています。
実例⑧L字型の窓が特徴的な四角い家

CASE443 L-BOX
白いキューブの一部分をずらしたような外観の住宅。ずらした部分の境目にL字型に設置した窓がクールなアクセントになっています。縦に線が入っている壁なので、ステンレス風になるところも素敵です。
実例⑨正面と裏側で印象が異なる四角い家

CASE402 光と風の漂う家
ホワイトの壁にホワイトの玄関ドア。正面はホワイトキューブのシンプルな外観なのですが、裏側を見るとウッドデッキをコの字に囲むようにキューブが連なっています。
正面からはシンプルでスタイリッシュな1つのキューブのように見えていましたが、裏側は動きのある楽しいデザインとなっています。

四角い家(キューブ型)を建てるポイント

四角い家の魅力をより引き立たせるには、以下のようなコツがあります。
①外観の色はシンプルにする
②玄関や窓にアクセントをつける
③窓の位置や大きさに統一感を持たせる
④外構と一緒にデザインする
家づくりに上手に取り入れていきましょう。
ポイント①外観の色はシンプルにする
キューブ型は形がスッキリしているため、色数を絞るとラインの美しさが引き立ち、おしゃれに見えます。
最もミニマルな選択肢は1色です。マット・石目などの素材感で表情をつけると、より上品な印象に仕上がります。2色(ツートン)も四角い家との相性が良好です。例えば、1階をグレー、2階を黒といった大きな面で色を変える方法があります。
四角い家では白・黒・グレーのモノトーンが人気です。ほかにベージュやブラウン系も、モダンさを保ちつつ、やわらかい印象を出せます。
ポイント②玄関や窓にアクセントをつける
四角い家は外観が「のっぺり」に見えることがあります。そこで玄関まわり・窓(サッシ)・外構小物(ポストなど)で、濃淡や質感の違いをつけるのがポイントです。
例えば、玄関だけ木目にすると、無機質になりがちな外観に温かさをプラスできます。また、グレーの外壁に濃いグレーの玄関やサッシを合わせると、外観が引き締まった印象になります。
ポイント③窓の位置や大きさに統一感を持たせる
四角い外観は凹凸が少なく面が広い分、窓が目立ちやすいです。だからこそ、窓の位置や大きさに統一感を持たせると、外観にリズムが生まれ、洗練された印象にできます。
窓の高さや幅、上下左右のラインをそろえるだけでも、整った印象に仕上がります。縦長スリットや四角窓のように種類を絞るのも、統一感を出すのに有効です。また、大開口窓を家の顔として据え、ほかの窓は控えめに配置する方法もあります。
ポイント④外構と一緒にデザインする
四角い家は装飾が少ない分、門柱・フェンス・植栽などが目立ちます。逆に言えば、外構と合わせて建物を考えないと、全体で見たときにデザインに物足りなさを感じたり、チグハグになったりする場合もあります。
例えば、シンボルツリーを据えると四角い家に温かみを足せますし、照明で植栽を照らすと日中と違った趣が出せます。また、直線的なカーポート、アプローチのように四角い家との印象をそろえると、全体が調和します。

おしゃれで住みやすい四角い家を建てよう!
外観を箱型にまとめた四角い家は、無駄な装飾を排した洗練された印象を与えます。住宅性能やコスト面でもメリットが多いため、土地の条件が整っているなら、検討しておきたい住宅タイプといえるでしょう。
とはいえ、雨や日射の影響を受けやすい点や、単調な外観になりやすい点にも注意が必要です。おしゃれで快適な家を建てるには、四角い家特有の課題に対する対策と工夫が欠かせません。
フリーダムアーキテクツは直線的なモダンデザインを得意としており、四角い家も数多く手がけてきました。ご家族の要望を丁寧にヒアリングし、ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りの提案を心がけています。土地探しからお手伝いできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
もっと多くの建築実例を見たい場合には、ぜひ作品集をご覧ください。
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四角い家に関するよくある質問

ここでは、四角い家について、よくご質問をいただく内容についてお答えします。
四角い家ってなんて言う?
四角い家とは、サイコロのような箱形の住宅を指す呼び方です。ただし、業界で統一された正式名称や、法律のような厳密な定義はありません。
一般的には「四角い家」のほかに、「箱型(ボックス型)住宅」「キューブハウス(キューブ型住宅)」などの表現も使われます。
四角い家のメリットは?
四角い家は見た目だけでなく、次の利点があります。
・材料・手間が増えにくく建築費を抑えやすい
・建物のバランスが取りやすいため耐震性を確保しやすい
・流行に左右されないシンプル外観に整えやすい
・凹凸が少なく、デッドスペースが生まれにくい
・外周がシンプルなので断熱性・気密性を確保しやすい
四角い家はダメなんでしょうか?
四角い家は、以下のような点がデメリットと言われています。
・軒が短いと、雨や紫外線の影響を受けやすい
・軒が短いと、室内が暑くなりやすく、雨音が気になりやすいことがある
・屋根をフラット(陸屋根)に近づけると、雨漏りのリスクが高まる場合がある
ただし、対策次第でデメリットは減らせます。本記事の「四角い家(キューブ型)のデメリットとその対策」で対策を紹介していますので、あわせてご覧ください。
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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。










