住まいの設計2018年3月ー4月号
実例に見る「デザイン住宅完成」までのプロセス#2
フリーダムなら理想の家に合った土地選びから相談に乗ってもらえる
土地が決まっていない人こそ、まず購入前に相談してほしい。それが設計事務所フリーダムの基本姿勢。土地探しから一緒に始めたがゆえに、理想の家を実現できた夫婦の成功例を紹介しよう。
ゆとりの敷地だからこそ車と人が仲良く同居する家に
土地を持っていない人が家を建てる場合、とかく土地購入後に建物について考えようとするが、土地選びには素人が陥りがちな落とし穴が多い。また、不動産業者からは駅近、南に道路があるなど、不動産評価の高い割高な土地をすすめられがちだが、それが万人に向くとは限らない。しかも、先に土地を買うと、建物にかけられる予算が自動的に決まってしまう。土地と建物の費用バランスを考えながら家のイメージを固め、その家に合った土地を探すほうが失敗がないのだ。 とはいえ、土地がない人が相談に行っても相手にされないのでは? そんな心配を払拭してくれるのが、年間約400棟の注文住宅を手掛ける設計事務所、フリーダムアーキテクツだ。同社のクライアントの6割は土地が決まっておらず、土地探しも一緒に行うという。
写真もそんな一例で、共働きの夫妻の住まい。夫は大の車好きで、インナーガレージのある家が夢だったが、家の中に車庫を収めるとその分、生活空間が狭くなる。 子どもが生まれたらと考えると、広さにかなり余裕が必要だ。当初は市内でも人気のエリアで土地を探していたが、フリーダムに相談に乗ってもらうことで考え方をシフト。もっと駅から離れた地域で割安な広い土地を探した。実は今の敷地は候補地としては2件目。1件目の土地に対して要望を反映した家の基本プランを見た建主は、広さが不十分であることを実感。範囲を広げて土地を探し、余裕のある2件目のプランに満足。 即、土地の購入を決めたそうだ。
「一見無駄と思えるプロセスを経たから家のボリュームも実感でき、納得する家ができた。 われわれならその土地にどんな家が建つか、目に見える形で提案できるので、ぜひ土地購入前にいらしていただきたいですね」と設計担当者は語った。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
http://www.fusosha.co.jp/sumai/