住まいの設計2016年3月ー4月号
建主の要望に合わせて
千変万化する「作風」の秘密
愛知・日進市 ブライトハウス
東京・大田区 Cozy Blue
愛知・安城市 光庭の家
理想の家づくりのために土地のサジェストも開始
建築家が設計する家にはその建築家に特有の「作風」がある。それを好んで建築家に依頼すれば、幸せな家づくりになるが、理解しないままに設計を依頼すれば、設計途中で「あれ、こんなはずじゃなかったんだけど…」ということにもなりかねない。 設計事務所フリーダムにはそうした作風はない。年間320棟を超える家それぞれが、違った個性を発揮しているのだ。ただし、作風はないが、それらの家に一貫するテーマはある。建主が理想とする住まい方を、自由な発想で家として具現化することだ。建主に寄り添うことこそ、フリーダムの「作風」といえるかもしれない。 建主が理想の家を実現させるために、フリーダムは土地という条件にもアドバイスを提供する。 「やみくもに土地を探すのではなく、理想とする家の大まかなプランを決めて、それにあった土地探しをすべきです。これまでは土地の次に家という順序でしたが、これを逆転させた方がいい家ができる」と代表の鐘撞さん。土地という制約を外せば、より自由な家づくりが可能になる。特に大きいのが予算配分だ。これまでは全体の予算からまず土地購入の代金を引き、余った金額を家の予算にあてるという考え方が多かった。これでは理想の家の実現は難しい。フリーダムでは予算配分のサジェストやプランにあった敷地探しまでをワンストップでトータルにサポートしている。これも建主本位なフリーダムならではの取り組みといえるだろう。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
http://www.fusosha.co.jp/sumai/