住まいの設計2015年3月ー4月号
2段のロフトが楽しい
家族をつなぐ吹き抜け空間
東京・世田谷区 Yさんの家
家族構成/夫40代 妻40代 長男5歳 次男3歳
開放的な大空間に“小下がり”のあるロフト
敷地は都内の静かな住宅街にある。育ち盛りの2人の息子を持つ建主の要望は、“開放感”と“家族のつながり”。この2つのテーマから導き出されたのが、上の写真の最高天井高4・3mのリビングだ。ダイニングキッチンと一体の空間で、吹き抜けでL字型のロフトにつながる。
ロフトは床が2段に分かれており、2階から階段で上れる広いスペースと、そこから約70㎝下がった“小下がり”がある。適度な狭さが心地よく、LDK全体を見下ろせる場所だ。
ダイニングにはキッチンに接続した食卓のほか、窓に向かって座る造り付けデスクが設けられている。息子たちが小学校に上がったら、2人並んで宿題ができる。 白が基調の内装は、建主夫妻の好みに合わせたもの。これから家族の成長が描き出されていく、可能性に満ちたカンバスだ。
■SUMAI no SEKKEI (住まいの設計)
暮らしたくなる家がきっと見つかる!
住まいの総合専門誌
隔月刊誌:奇数月21日発売
出版社: 扶桑社
http://www.fusosha.co.jp/sumai/