LiVES2014年8月号
家づくりをもっと身近に。フリーダムの家づくりセミナー開催!
フリーダムが東京、名古屋、大阪、福岡の4カ所で家づくりのための無料セミナーを開始した。失敗しない家づくりのノウハウとともに〝誰にも聞けない〟不動産の知識も身に付くという注目のセミナーについて、代表の鐘撞正也氏に聞いた。
文=Jun Manabe
LiVES:いよいよ家づくりセミナーがスタートしました。フリーダムとして、今まで実施していなかったのが不思議なくらいですが。
鐘撞:家を建てたいけれど、何から手をつけていいのかわからない。そんな方のための入口として、以前からセミナーを開きたいと考えていました。フリーダムではお客様の要望にきめ細かく応えるために、設計士が個別にお施主様と家づくりを進めているため、お施主様は担当以外のスタッフや他のお客さんと顔を合わす機会がないんです。フリーダムがどんな会社かを知ってもらうと同時に、他のお施主様が今、どんな家を欲しているかを肌で感じ、参考にしてもらいたい。こうした意図もあってセミナーを始めました。
LiVES:セミナーはどんな内容で構成されているのでしょうか?
鐘撞:二部構成で、一部は間取りの考え方、二部では土地探しのノウハウについてレクチャーしています。テーマは今後増やしていく予定です。
LiVES:フリーダムならではの特徴はありますか?
鐘撞:間取りについては、お客様も中庭や吹き抜け、リビング階段と、具体的にイメージを持たれている方が多いですね。けれども、敷地が小さくて、吹き抜けをつくらないほうが快適な空間になる場合もありますし、リビング階段をつくると、断熱効率が悪くなりがちです。フリーダムでは着工数が多いこともあって、家を建てた後の情報もたくさん蓄積している。こうした経験を活かして、完成したときの見た目の良さよりも、住んだ後のことを優先しながら、それぞれのメリット・デメリットについてしっかり説明しています。
土地探し、不動産の知識も、専門スタッフが解説
LiVES:参加者には土地探しで困っている人も多いのでしょうか?フリーダムでは、共同で土地を購入する『みんとち』プロジェクトを立ち上げた際に、不動産流通部門ができましたね?
鐘撞:そのスタッフがレクチャーを担当します。実は〝土地が決まっていない”というのは悪いことではないのです。地価の高い東京で家を建てるとなると、予算に上限があるのに高い土地を先に契約してしまって、建物に回す予算が極端に少ない、という例は珍しくない。どんな場所でどんな家を建てるか2つの視点でバランスを見ながら家づくりを進めるのはとても大事なことだと思います。
LiVES:なるほど。不動産のことと設計のことを同時に相談できる機会は珍しいかもしれません。
鐘撞:希望されるお客様には土地の物件を紹介できますが、私たちは家づくりの一環としてお話してしているので、無理に物件を勧められるのでは?という心配がないのです。 セミナーではマイソクといわれる不動産の販売図面の見方から、普通の不動産業者なら触れないような情報もお伝えしています。たとえば希望の土地に隣家の屋根が越境していたら、その面積の分、家を建てられる建ぺい率が下がってしまうことがある。こうした情報は、土地の契約を取りたい仲介業者なら教えたくないはず。販売図面にある備考欄や特記事項といった細かい箇所に、注意すべき大切なことが書かれているケースは多いのです。 セミナーの後は個別相談を設けていますが、そちらの時間も熱心に質問されていますね。
LiVES:今後、セミナーの頻度は増やしていくのですか?
鐘撞:そうですね。土地を買って、家が建つまでには、大変なプロセスがいくつもあります。しかし、あらかじめ知識を身につけておけばなんてことはない、ということも多いのです。土地探しをはじめ、ちょっとしたことで、理想の家を諦めたり、妥協したりして欲しくない。皆さんのパワーになるようなセミナーにしていきたいと思っています。
■LiVES(ライヴズ)
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、
スタイルのある住宅を手に入れるための情報誌
隔月刊誌:奇数月15日発売 発行: 株式会社第一プログレス
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