LiVES2014年6月号
大阪第二の拠点で、より広域な家づくりをネットワーク。
フリーダム難波事務所開設。
渋谷事務所に続いて、大阪第二の拠点となる難波事務所が4月にオープンし、社名も「フリーダムアーキテクツデザイン株式会社」に改名。
拡大を続けるフリーダムについて、
難波事務所 所長代理の森上季美子氏にお話を伺った。
文=Jun Manabe 写真=Shota Endo
LiVES:大阪事務所に続いて、難波に事務所を開設された意図は?
森上:事務所は梅田エリアにありますが、南海線沿線や近鉄線沿線から電車を乗り継いで打ち合わせに来て下さる方もいて、お客様にはちょっと不便かなと感じていました。堺や岸和田、奈良といったエリアからわざわざ来てくださるお客様も多く、そうした方々に、もっと気軽にいただける、大阪の第二の拠点としてオープンしました。
LiVES:オープンしてまだ1ヶ月ほどですが、お客様の傾向は見えていますか?
森上:大阪事務所のある北摂地域と比べると会社務めの方が多く、20代の方が見えたりと、お客様の層は若くなりそうです。ハウスメーカーなどをいくつか見たけれども、細かなところで自分の求めているものとは違う、と感じている方が多いですね。欲しいものに対するこだわりは強くて、皆さんが、“フリーダムなら何かやってくれる”と期待してくださっている。 一方、若い方が多いので、コスト面での相談も多そうです。要望とコストのバランスをいかにとっていくかが、私たち腕の見せ所になるでしょう。面積としては、30坪くらいの土地がメインになりそうです。大阪も南部エリアは比較的地価が手頃なので、若い人もマイホームを実現しやすい環境ではないでしょうか。
LiVES:難波事務所には、土地のプロフェッショナルも常駐されるとか?
森上:フリーダムが展開している、『みんとち』プロジェクトのスタッフが常駐します。『みんとち』は大きな未公開の土地を共同で購入するシステムですが、難波事務所では個別のお客様にも、スタッフが手頃で優良な土地を紹介していきます。家を建てたいけど、まだ土地が決まっていないという方も、是非相談に来て欲しいですね。
LiVES:どんな事務所にしていきたいですか?
森上:フリーダム内で関西と関東を比較すると、関西の家づくりは圧倒的に奥様が主体です。私自身が女性ということもあって、今までも奥様の意見を取り入れながら設計を心がけて来ました。毎日の家での生活の基盤を支えているのは奥様ですから、その声を丁寧にヒアリングして設計に落とし込んでいった方が家族全体の満足度も高くなります。女性同士でしか伝えられないこともありますし、細かな要望をしっかりとキャッチできる事務所にしたいと思います。
LiVES:事務所も14に増え、社名も「フリーダム建築設計事務所」から、「フリーダムアーキテクツデザイン」に変わりました。規模がどんどん拡大していますね。
森上:拡大に伴って、保証や、アフターフォローなども充実させてきましたし、お客様も、設計事務所でもハウスメーカーでもない選択肢として認知してくださっているのを感じます。また、年間に何百棟と着工している分、豊富なデザインの経験をデータベースとして共有して活かせるなど、スケールメリットはたくさん生まれています。ただし、こちらの着工数は増えても、お客様にとって、家を建てることは一生に一度の経験。私たちも、初心を忘れずに、一つひとつの家づくりに丁寧に向き合っていきたいと思っています。
■LiVES(ライヴズ)
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、
スタイルのある住宅を手に入れるための情報誌
隔月刊誌:奇数月15日発売 発行: 株式会社第一プログレス
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