LiVES2019年6月号
フリーダムの不動産コンサルタントと設計者に聞きました。
どんな土地も良い土地に化ける可能性がある。
都心の不動産探しと住まいづくり
都心は土地が高すぎて建物の費用が手元に残らない?
逆にハンデのある土地はコストが抑えられる?
フリーダムの不動産コンサルタントと設計者に、バランスの良い不動産と住まいの選び方についてお話を伺いました。
text_Jun Manabe photograph_Asami Uchida
理想の間取りのイメージどうやって伝える?
【LiVES】
フリーダムといえば土地の相談、紹介から設計施工までワンストップサービスが定着しています。なぜ不動産のサービスに力を入れているんでしょうか?
【不動産コンサルタント】
「私は以前、別の不動産業者にいたのですが、基本的に不動産の営業は建築の知識をもっていませんし、土地を売ってしまえば仕事は完了なんです。そんな業者から土地を買ったものの、実際に家の設計をしてみたら、斜線規制などさまざまな規制が土地にかかって思い通りの広さの家を建てることができない、あるいは都心の土地が高いので、家を建てる資金が手元に残っていないなど、土地と建物を別々に検討することによるトラブルは多いんです」
【LiVES】
住宅にかかるコストを考えずに土地を買っているのですから、当たり前といえば当たり前ですね。家を建てる、というビジョンがまったく共有されていないということですね。
【設計者】
「そんなトラブルを避けるため、フリーダムでは、土地を買う前に予定の予算に収まるか、希望のボリュームの建物は建てられるのか、といったことを、予め設計者がチェックしています」
【不動産コンサルタント】
フリーダムで家を建てたいと来られるお客様の6割~7割がまだ土地が決まっていない方です。中には探し方がわからないという方もいらっしゃいますが、最初から土地代とは別にとりわけて考えるようにアドバイスしていますね。さらにどんな家にしたいかを伺ったうえで、希望の土地に合わせたプランと金額を予め提示しています。当たり前のことのようですが、普通の不動産業者では考えられないことなんです」
土地のマイナス面をプラスに最初から設計者がいる強み
【LiVES】
最初から設計者がいるメリットは他にもありますか?
【設計者】
土地のバリューを広げられることですね。傾斜地でも、高低差を活かして、ほかにはない眺望をつくることができたりと、敬遠されがちな土地のマイナス要素を設計でプラスにすることができるんです。安く買えるというメリットから、あえて狭小地や三角形などの変形地、旗竿地を検討されるお客様もいらっしゃいますが、フリーダムの場合、設計事務所としての着工数が多いので、課題に対する経験の引き出しも多い。難しい条件も、満足いただけるプランに変えてしまうアイデアが豊富にあります。また、この土地ならこんな家が建てられる、といったイメージを、土地を紹介するのと同時に3Gのパースでお見せすることができるので、本当に家が建つのか、といった不安も払拭することができます」
【LiVES】
設計のオーダーでは、どんなオーダーが多いのでしょう?
【設計者】
「密集地が多いので、プライバシーを重視して、外に向かって閉じるプランが多くなりますが、その中でも自然を取り込む設計を心がけています。こうしたアレンジができることが、マンションにはない、自由設計の一戸建ての魅力でもあると思っています」
どんな土地でも良い土地に変わる可能性がある
【LiVES】お客様が希望するエリアと、土地の予算が見合わないことも多いと思います。
【設計者】
「不動産に100点満点は無いんです。逆に、どんな土地でも良い土地に化ける可能性があります。最初はお客様も有名な駅の近くなどにこだわられますが、それが最重要な要素では無いことも多い。予算的に難しい場合は、ご要望は繋ぎ止めながら、少しずつ場所を動かしていきます。そうすることで、予想外の広さの土地が見つかることもあるんです。駅近のこだわりを捨てたら、諦めていた平屋の家が建てられるほどの土地を購入できた、というお客様もいらっしゃいました。先入観ではなく、実現したいものは何なのかを追求する。これがフリーダムの土地の考え方なんですとお伝えすると、ほとんどのお客様は納得していただけますね。中には、お子様の学区の問題などでどうしても場所が譲れず、土地代が下がらない場合もあります。そんなときは建物を小さくしたりして調整しますが、設計者がいることで柔軟に対応できます」
目的は家を建てることだから土地の目利きになれる
【LiVES】
ワンストップサービスの中で、フリーダムが土地の目利きにもなっている訳ですね。
【不動産コンサルタント】
「フリーダムの土地紹介は不動産業者と違い、この土地を早く売りたいとか、高い土地から紹介したいといったしがらみが無い。その分、お客様本位の満足いただける提案ができているのではないでしょうか。一生に一度の家づくりなのに、契約の段階でトータルな価格や、どんな家になるかのイメージがわからないというのはおかしな話ですよね。お客様が慎重になるのは当然ですし、そのためのシミュレーションは充実させています。フリーダムはとにかく敷居が低いので、どんな検討の段階の方でも、ぜひ気軽に相談に来てほしいですね」
■LiVES(ライヴズ)
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、
スタイルのある住宅を手に入れるための情報誌
隔月刊誌:奇数月15日発売 発行: 株式会社第一プログレス
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