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注文住宅の家づくり | CASE663シークエンス
二世帯住宅は必要な敷地面積や設備が2倍になる部分もあるため、「3,000万円では建てられないのでは?」と心配な方もいらっしゃるでしょう。本記事を読めば、以下の内容がわかります。
・二世帯住宅の間取りのタイプ
・3,000万円台で完全分離型の二世帯住宅を建てられるのか
・予算を抑えるコツや二世帯住宅を建てる際の注意点
・フリーダムアーキテクツで建てた実例のご紹介
ぜひ最後までお読みください。
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目次
二世帯住宅の間取りのタイプ

3,000万円で二世帯住宅を建てられるか解説する前に、3つの間取りのタイプを紹介します。完全同居型、部分共有型、完全分離型のどのタイプを選ぶかによって、費用が変わるためです。
各タイプの特徴やメリット・デメリットを解説します。
完全同居型
完全同居型の二世帯住宅は、親世帯と子世帯が同じ空間で暮らすタイプです。一般的な一軒家とほぼ同じで、寝室や個室のみ世帯ごとに分け、玄関やリビング、キッチン、お風呂、トイレなどの設備は共有します。
完全同居型のメリットは、コストを節約できる点です。広い敷地面積が不要で土地代を抑えられますし、設備が1つで済むため建築費も安くなります。共同生活をするため、光熱費も節約できるでしょう。
一方、家族間の距離が近いのは魅力ですが、お互いのプライバシーを守りにくい面があります。特に、世帯間の生活リズムが異なると、ストレスに感じる場合もあるでしょう。また、光熱費や修繕費用の負担割合や掃除の分担などを巡って、関係がこじれる場合もあります。
部分共有型
部分共有型は、玄関やLDKなど、特定のスペースのみ共有するタイプです。どの部分を共有するかは家族によって異なります。
部分共有型のメリットは、適度な距離感を保ちながら、共有スペースを活用できる点です。例えば、LDKを共有してにぎやかな暮らしを楽しみながら、水回りを分けてそれぞれの生活リズムを保つなど、さまざまなスタイルを選べます。
ただし、いざ生活してみると、共有部分についてのプライバシーのなさや、生活リズムの違いによる使い勝手の悪さなどが出てくるケースも少なくありません。また、共有部分の光熱費や修繕費の割合を把握するのが難しいため、どちらが負担するかでもめる可能性もあります。
完全分離型
完全分離型の二世帯住宅は、玄関やLDK、水回りなど、すべての生活空間を分けるタイプです。間取りには「上下分離型」と「左右分離型」があります。上下分離型では親世帯が1階、子世帯が2階に住むのが一般的です。
完全分離型の最大のメリットは、世帯ごとに独立した生活ができる点です。プライバシーを守れますし、生活ルールを別々にできます。異なる生活リズムでも、騒音などによるストレスを感じることは少ないでしょう。光熱費も世帯ごとに分けられるため、1世帯を賃貸や店舗にすることも可能です。
デメリットは2世帯分の広い敷地面積と設備が必要な点です。光熱費もトータルで高くなります。

3,000万円で完全分離型の二世帯住宅は建てられる?

完全分離型は二世帯住宅のなかでも最も広い敷地面積が必要で、建築費も割高です。3,000万円台で建てられるのか心配な方もいるでしょう。ここでは、タイプ別に必要な坪数や建築費、建築費以外の費用の目安について解説します。
二世帯住宅を建てるのに必要な広さ
二世帯住宅を建てるために必要な広さは、住宅タイプによって異なります。
完全同居型は延べ床面積30〜40坪以上が目安です。多くの部分を共有するため、比較的コンパクトに設計できます。
部分共有型は35坪以上が必要です。世帯ごとの独立性も考慮するため、完全同居型より広めになります。
完全分離型は45坪以上が目安です。各世帯が独立した生活空間を持つため、より広い敷地が求められます。
二世帯住宅の価格目安
住宅金融支援機構による「2023年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅を建てた人の平均の広さが約120m2(約36坪)で、それに対する建設費用の平均が約4190万円となっています。坪単価が116万円となるので、二世帯住宅の価格目安は40坪で約4,655万円となります。
上記で紹介した価格はあくまでも建築費のみのため、設備や建材のグレードが上がるほど建築費も高くなります。
建築費用以外にかかるお金
二世帯住宅の建築には、建築費のほかに附帯工事費や諸費用がかかります。附帯工事費とは、建物の本体工事以外の地盤改良、給排水・電気工事、外構工事などにかかる費用です。諸費用は、手続き費用や引っ越し、家具・家電の購入費など、主に住宅の完成後に必要となる費用です。
家づくりの費用は、建築費7割、附帯工事費2割、諸費用1割が相場と言われています。建築費以外の費用も合わせた全体の予算で検討しましょう。特に、地盤改良が必要な場合や、造園にこだわりがある、親子ペアローンにして2世帯分の登記費用がかかるなど、支出が増える場合は注意が必要です。
3,000万円で完全分離型の二世帯住宅は建てられる
完全分離型の二世帯住宅は45坪ほどの広さがあれば建てられますので、坪単価が50万円であれば建築費は2,250万円です。これに附帯工事費が2割として約643万円、諸費用が1割として約321万円であれば、トータル費用は3214万円。最も割高な完全分離型の二世帯住宅でも、3,000万円台で建てられます。
3,000万円前後での家づくりも、コストカットをすれば不可能ではありません。一方、設備のグレードアップや、オプションの追加をしたい場合は、予算に余裕を持っておいたほうがよいでしょう。

3,000万円台で完全分離型の二世帯住宅を建てるコツ
3,000万円台で完全分離型の二世帯住宅を建てるには、コストカットの工夫も必要です。どのような方法があるのか紹介します。
建物をシンプルな形状にする
長方形や正方形に近いシンプルな形状の建物にすると、材料費や工事費を抑えられます。凹凸が少ないため、外壁・屋根材を節約でき、施工の手間も減るため工事費用が安くなります。
また、シンプルな形状は構造的にも安定しており、特別な耐震オプションなしでも、十分な強度を保てる点もメリットです。
水回りの位置を揃える
水回りを一ヵ所にまとめると、排水管や給水管の長さが短く、配管工事がシンプルになるため、コストを抑えられます。
完全分離型で水回りを上下階で分ける場合は、上下階でトイレ・キッチン・浴室を同じ位置に配置するのが基本です。左右分離型は水回りを隣り合わせにすると、コストを下げられます。
優先順位を決める
家づくりでは、こだわりたい部分とそうでない部分の優先順位を付けることで、コストカットにつながります。例えば、無垢材のフローリングを採用する代わりに壁材はコストを抑えたものにするなど、グレードやオプションにメリハリをつけられるでしょう。
二世帯住宅の場合、玄関を共有する、居住空間をスライドドアで区切るといった工夫により、大幅なコストカットもできますので、専門家とよく相談しながら検討するとよいでしょう。
補助金を活用する
二世帯住宅の家づくりでは、以下のような補助金を利用できる可能性があります。
・ZEH支援事業:太陽光発電や高断熱など、省エネ住宅の導入で補助金が受けられます
・地域型グリーン化事業:長期優良住宅の認定を受けると、補助金を受けられます
・すまい給付金:収入に応じて、新築住宅の取得時に補助を受けられます
ほかにも自治体の補助金、助成金などがあります。併用できない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

二世帯住宅を建てる際に押さえておきたいポイント

二世帯住宅は一般的な家づくりと違う部分もあります。ここでは、二世帯住宅を建てる際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
親世帯と子世帯でしっかりと話し合う
二世帯住宅の家づくりを成功させるには、適度な距離感が重要です。特に予算が3,000万円台の場合は、共有スペースが多くなるため、以下のような点について、親子間でよく話し合っておきましょう。
・どこまでプライバシーを確保したいか(どの部分を共有してよいか)
・共有スペースの光熱費や修繕費はどう割り振るのか
・将来的な住み替えや売却の希望、など
これらは、どのようなライフスタイルや生活リズムを望むのかといった価値観にもかかわるため、本音の話し合いが必要です。
将来を見据えた間取りにする
二世帯住宅のリフォームは、一般的な住宅に比べて制約が多くなります。それだけに、親の介護や子どもの成長などの将来の変化にも対応できる間取りを、家づくりの段階から検討しておくとよいでしょう。一例を以下に示します。
・バリアフリーに改修できるか
・子どもが独立した後の部屋をどのように活用するか
・親が亡くなった後の住まい方(完全分離型なら賃貸、共有型ならリフォームなど)
将来住みにくい家にならないように、長期的な視点で間取りを決めていきましょう。
複数のハウスメーカー・工務店を比較検討する
家づくりを任せる際は、初めから1社に決めるのではなく、複数の会社から見積もりやプランの提案を受けたうえで、3社ほどに絞る方法をおすすめします。このなかから、より希望に近い会社を探していきましょう。
この際、価格が安いという理由だけで選ぶと、後から不満が出る可能性があります。「間取りの提案が不十分で、住みにくい家になってしまった」「追加オプションで結局高くついた」「修理の対応が遅い」などの失敗は、一見格安にみえた業者を選んでしまうと起こりがちです。
費用面だけでなく、間取りの提案力や標準仕様の範囲、アフターフォローの保証条件など、さまざまな面で総合的に比較していきましょう。

3,000万円台で建てた二世帯住宅の実例
実際のところ、3,000万円台ではどのような二世帯住宅を建てられるのでしょうか。フリーダムアーキテクツの建築実例を2つ紹介します。
実例①緩やかに家族と繋がる二世帯住宅

東京都小平市に建つシンプルな外観が特徴のこちらの二世帯住宅は、角地に位置し、上下階で親世帯・子世帯が分かれて暮らしています。玄関はそれぞれ独立しており、帰宅時間が異なっても、気を遣わずに出入りができる設計となっています。
建物全体はコの字型になっており、中心には中庭を配置。この中庭に面して大開口の窓が設けられ、光と風が室内に心地よく流れ込むよう工夫されています。玄関の向かい側にも中庭に通じるFIX窓を設け、視界が抜けるようにしました。
親世帯の住む1階は、キッチン・ダイニング・リビングが一体となった空間に加え、小上がりの畳スペースを設置。中庭とリビングがフラットにつながり、開放感のある暮らしが楽しめます。
子世帯が暮らす2階は、白を基調としたホワイトナチュラルな空間が広がり、明るいLDKからバルコニーへと続く設計。バルコニーでは、週末に家族でBBQを楽しんだり、夜には星を眺めたりと、暮らしのなかに豊かな時間を生み出します。
プライベート空間を確保しつつも、家族同士が緩やかにつながる設計が特徴的な二世帯住宅です。
CASE677 中庭が繋ぐ家族の気配
※リンク先の価格は建築当時のものです。現在の価格は異なりますのでご了承ください。
実例②家族の「歴史」を引き継ぐ二世帯住宅

東京都練馬区に建つこちらの二世帯住宅は、「実家にあるものをできるだけ活かしたい」というお施主様の想いを大切にした住まいです。黒いキューブ状の外観が特徴で、外構には大きな緑の木を残し、シンプルながらも洗練されたデザインに仕上げました。
玄関を入ると、スケルトン階段と大きな窓が開放的な印象を演出。1階の親世帯は、壁付けキッチンを採用し、ダイニングやリビング空間を広く確保しています。
2階の子世帯は、木目の天井や木製のインテリアを取り入れ、温かみのあるLDKに。キッチン奥にはパントリーを設け、効率的な家事を実現しました。
また、キッチンには備え付けのカウンターテーブルとダイニングテーブルを設置し、スムーズな配膳と片付けができるようになっています。LDKはベランダとフラットにつながり、室内に広がりを感じさせる設計です。
両世帯のリビングは、家族とともに育ってきた大きな木を眺められるように配置。世代を超えて受け継ぐ「歴史」を大切にした住まいとなっています。
CASE620 継承する家
※リンク先の価格は建築当時のものです。現在の価格は異なりますのでご了承ください。

工夫しながら3,000万円台で二世帯住宅を建てよう!
3,000万円台でも二世帯住宅を建てることは十分可能です。建物の形状をシンプルにしたり、水回りをまとめたりすることで、建築費を抑えながら、こだわりの注文住宅を建てられます。
しかし、間取りの制約が多い二世帯住宅の家づくりをプランニングするのは簡単ではありません。提案力と設計力、技術力の高いハウスメーカーへの依頼が、成功のポイントです。
フリーダムアーキテクツは、3,000万円の二世帯住宅の実績が豊富です。ライフスタイルや将来の変化などに合わせた間取りを心がけおり、ご希望の予算内で、長く快適に住み続けられる二世帯住宅を提案いたします。二世帯住宅に適した土地選びからお手伝いできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔
1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。