注文住宅は水回りの間取りが重要! 配置や動線の考え方【実例付き】 | 注文住宅なら建築設計事務所フリーダムアーキテクツ

注文住宅は水回りの間取りが重要! 配置や動線の考え方【実例付き】

カテゴリー:間取り

ウォークインクローゼットとつながった家事動線の良い洗面室

CASE780 Isn’t it nice?

水回りの間取りは、注文住宅の暮らしやすさを決める重要な要素の一つです。配置や動線を工夫することで、日常的な家事を時短できるので、生活に余裕が生まれるようになります。

例えば、洗濯機の近くに洗濯物を干す場所があり、なおかつ収納までの距離が近いと、洗濯の負担を大幅に軽減できます。また、子育て中の世帯で対面式のキッチンを採用すれば、家事をしている間も子どもの様子を見守れるので安心です。

本記事では、注文住宅の水回りの間取りにおける配置や動線の考え方について、実例を交えながら解説します。

この記事はこんな人におすすめ

  • 家の新築を検討している
  • 家事効率や時短動線など、水回りの間取りの考え方が知りたい
  • 水回りの間取りの注文住宅実例を見たい

この記事でわかること

  • 水回りの間取りのポイント
  • 水回りの間取りの実例
  • 水回りの間取りを考える際の注意点
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注文住宅の水回りの間取りを考える際のポイント

リビングや和室とつながる回遊性のあるキッチン

CASE401 通い路の家

水回りの間取りは家事動線を大きく左右するため、快適に暮らせる家にするために押さえておくべきポイントがあります。ここでは、注文住宅の水回りの間取りを考える際のポイントを3つ紹介します。

水回りはなるべく集中させることが大切

キッチン、洗面所、トイレ、浴室などに付属する配管設備は、工事費にも大きく影響を与えます。配管工事のコストをできるだけ安くするなら、水回りは1ヶ所に集めることがポイントです。

水回りがいろいろな場所に散らばっていると、それだけ配管工事も複雑になりコストがかかります。また、住宅の配管設備は定期的にメンテナンスをする必要がありますが、その際も配管が1ヶ所に集中していることでメンテナンスが楽になります。

仮に配管詰まりや漏水により業者を呼ぶことになった場合、詰まりや漏水の原因を調べ、不具合があれば部品交換や継ぎ足しなどをしながら修理していきます。その際、配管が近い位置にあれば調査も楽にできますし、部品の大きさや数も少なく済む可能性があります。

水回りを1ヶ所に集めるというと利便性の面だけに目が行きがちですが、コストの面でもメリットがあるということを覚えておきましょう。

回遊性を持たせて家事の時短につなげる

家事の効率を考えて、キッチンや洗面所、お風呂などの回遊性を確保しておくのもポイントです。

料理の合間にお風呂を入れるなど、水回りの家事を並行して進めている人も多いでしょう。それぞれの空間を扉で区切らず、行き来しやすい回遊性のある間取りを採用することで移動がスムーズになり、家事の時短につながります。

家事動線の大きなポイントとなるキッチン選びについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
注文住宅で憧れの「おしゃれなキッチン」を作るための4つのポイント

水回り付近に収納を設けて家事楽

キッチンの近くにパントリー、洗面所の近くにランドリールームなど、水回り付近に収納を設けておくと家事のしやすさがよりアップします。キッチンなら食材や食器、洗面所なら衣服やタオルなど、収納しなければならないものが多くあります。

水回りの近くに収納があれば家事動線を短くでき、家事の効率化が可能です。離れた場所に収納を作ってしまうと毎日の家事に不便を感じるおそれがあるため、家事をしているときの動線を具体的にイメージして収納を設けましょう。

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水回りの間取り図実例

フリーダムアーキテクツでは、水回りの間取りを以下のように手掛けています。注文住宅の検討にあたり、ぜひ参考にしてください。

キッチン裏に水回りをまとめた2階リビングの間取り

キッチン裏に水回りをまとめた2階リビングの間取り1 キッチン裏に水回りをまとめた2階リビングの間取り2

1階に寝室3部屋とガレージを設け、2階にリビングと水回りを置いた間取りです。水回りはキッチン裏に集約されているので、家事における移動距離を短縮できます。

洗濯機を2階に設置しているため、2階のバルコニーへ洗濯物を干しに行く際に手間がかかりません。ウォークインクローゼットも水回りの近くに配置しているので、干し終わった衣類をスムーズに収納できます。

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ランドリールームとファミリークローゼットを一直線につなげた平屋

ランドリールームとファミリークローゼットを一直線につなげた平屋

LDKの隣にトイレ以外の水回りを一直線に並べた、L字型の平屋の間取りです。回遊性があるので、キッチンで料理しながらお風呂を掃除したり、洗濯機を回したりすることができます。

ランドリールームは室内干しをするご家庭に人気です。ランドリールームの隣にファミリークローゼットが設けられているため、家族全員分の洗濯物をまとめて収納しやすいこともポイント。身支度もスムーズにできるので、朝の忙しい時間帯の負担が減ります。

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水回りをコンパクトに集中させて音に配慮した間取り

水回りをコンパクトに集中させて音に配慮した間取り1 水回りをコンパクトに集中させて音に配慮した間取り2

水回りを1階の一箇所に集中させた、2階建て住宅の間取りです。2階の室内は寝室とウォークインクローゼットで構成されているので、家族で生活時間帯が異なっていても、排水音が気になりません。

1階の水回りには浴室のほか、家庭用のサウナを設置していることが特徴です。サウナで汗を流したあと、テラスでのんびりリラックスできます。

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注文住宅の水回りの間取りを考える際の注意点

勝手口につながる洗面スペースと浴室の間取り

CASE745 自由が丘の家

ここまで紹介したポイントを押さえたうえで、理解しておきたい注意点もあります。ここでは、注文住宅の水回りの間取りを考える際の注意点を2つ紹介します。

排水計画は響く音の大きさに気をつける

水回りの使いやすさに気を配る人は多くても、排水音の問題にまではなかなか気がまわらないのではないでしょうか?

トイレを流したり浴室のシャワーを使ったり、キッチンで洗い物をしたりなど、水回りでの作業は必ず音がするものです。

たとえば寝室とトイレが近いと、誰かがトイレに入った音で夜中目が覚めてしまうかもしれません。ダイニングとトイレが同じフロアにあると、食事中にトイレの音がして不快な気持ちになる可能性もあります。また、2階に水回りを設置する場合、1階の部屋まで排水音が響くこともあります。

夜に洗濯機は回さないなどの配慮はできますが、トイレやお風呂などはなかなか配慮するのが難しい部分です。水回りの生活音は心地の良いと思うことは少なく、時にうるさく感じるもの。リビングダイニングや寝室など、居室との距離感は適度に保つようにしましょう。

水回りを南側に配置しない

南側は直射日光が当たりやすく、温度や湿度が変化しやすい場所です。このような空間に水回りを配置すると、結露が発生したりカビが生えてしまったりするおそれがあるため注意してください。できれば南側には水回りを配置しないほうが無難です。

風水を考慮するなら東・東南・北西がおすすめ

水回りの配置を考える際、風水的な良し悪しが気になるという人もいるでしょう。風水の観点から見ると、水回りは東・東南・北西のいずれかが良いとされています。

また、家相では水回りを「穢れを流す場所」と考えるため、正中線(家の中心から南北に引いた線)上は避けたほうが良いでしょう。

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水回りを2階に配置するメリットとデメリット

2階に見晴らしの良いベランダと水回りを設置した間取り

CASE728 My Style Home

水回りを2階に集めたいと考えている人も多いのではないでしょうか。すべての水回りを2階に配置するのはメリットとデメリットの両方があるため、よく理解したうえで選択することが大切です。

メリット1:ベランダに洗濯を干すのが便利

2階にランドリースペースがあれば、洗濯が終わったらすぐにベランダで洗濯物を干すことができます。この際、ランドリースペースからベランダに出やすい間取りにしておくとさらに便利です。

メリット2:上層階の浴室は採光や通風が良くカビが発生しにくい

2階は陽当りや風通しが良いため、浴室が2階にあるとカビが発生しにくいという特徴があります。

デメリット1:高齢者は2階に上がるのが大変

高齢者になると居住空間が1階に集中しやすいものです。 しかし、浴室やトイレが2階にあると必然的に階段を昇り降りすることになり、足腰が弱っていたり病気だったりすると、体に負担がかかってしまいます。

デメリット2:キッチンは1階、その他は2階だと工事費が割高に

水回りは同じフロアの近いスペースに配置するのが一番安く済むため、1階と2階にわけると工事費は高くなります。

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注文住宅で使いやすい水回りの間取りを実現しよう

水回りを1ヶ所に集中させることによって、利便性の面だけではなくコストカットにもなるなど、メリットがたくさんあることがわかりました。

敷地面積の関係で水回りをどうしても1階と2階にわけなければならい場合は、1階と2階の同じ位置に水回り設備を持ってくるようにすると配管の位置がスムーズになり、1階の部屋にいても排水音が気になりにくくなります。生活動線については家族によって違いますので、それぞれの家庭で自分たちにあった間取りを模索してみてくださいね。

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水回りの間取りについてのよくある質問

水回りの間取りについてのよくある質問に、フリーダムアーキテクツが回答します。

水回りは北側に配置したほうがいいですか?

水回りの方角は、多くの方からご相談をいただきます。

水回りを北側に配置する住宅が多い理由は、日本の気候に合っているためです。日本は湿度が高い国であり、夏になると高温多湿の日々が続きます。

特に浴室や洗面所は湿気が多いため、カビが発生しがちです。日当たりの良い南側ではなく、日当たりの少ない北側に水回りを設けることで、湿気が減少しやすくなるので、カビ防止につながります。

水回りを1階に配置するメリットは?

1階に水回りを設けることで、浴室やトイレなどの設備を階段の昇降なしで利用できるようになります。特に要介護者や高齢者が暮らす場合、あるいは老後を考慮して注文住宅を立てる場合、安全と安心感を得られることがメリットです。

また、1階に水回りを配置すれば、配管のルートが短くなるので、費用を節約できます。

一方、防犯上の不安(覗きや不法侵入など)がある、来客時に利用しにくくなるといったデメリットも発生します。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

フリーダムアーキテクツ
設計チーム

1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。

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