
CASE661 環(めぐる)いえ
子育てしやすい家の間取りとは、家事・育児・仕事が両立しやすい住まいのことです。具体的な特徴としては、動線の良い家事スペースやベビーカーを収納できるシューズインクローゼット、家族全員の衣類をまとめて管理できるファミリークローゼットなどが挙げられます。
また、家族がゆったりとくつろげる開放的なリビングや、バーベキューやプール遊びを楽しめる屋外スペースも人気です。ライフスタイルに合わせて間取りを設計し、暮らしやすい住まいを実現しましょう。
この記事はこんな人におすすめ
- 子育て世代で家を新築しようと考えている人
- 子育てしやすい間取りを知りたい人
- 子育て世代の間取りの考え方が知りたい人
この記事でわかること
- 子育てしやすい間取りのアイデア
- 家事動線の良い住まいの特徴
- 子育て世代に人気の間取り実例
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目次
子育てしやすい家の間取りとは
子育てしやすい家の間取りとして、次のようなものが挙げられます。
・忙しい育児中でもスムーズに家事ができる、動線の良い間取り
・部屋の中を広く見渡すことができ、子どもの安全を見守れる間取り
・子どもと一緒に遊んだり、ゆっくりくつろいだりできる間取り
・子どもの成長に合わせて、さまざまな楽しみ方ができる間取り
中でも家事動線の良い家は、家事・育児と仕事の両立が求められる子育て世帯に特に人気です。
注文住宅なら、家族のライフスタイルや希望に合わせて、子育てにぴったりの理想の間取りを実現できます。この記事では、子育てしやすい家の実例や設計のポイントを紹介するので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

ママ・パパに人気!子育て世帯におすすめの家事動線の良い間取り実例
「子育てしやすい家事動線」と言われても、実際にどんな間取りなのかイメージしにくい方も多いかもしれません。ここでは、家事がスムーズにこなせて、子育てを楽しめるママ・パパに人気の間取りアイデアを実例とともに紹介します。
水回りに回遊性があり家事がスムーズにできる間取り

家事動線の良い間取りとしてまず挙げられるのが、水回りに回遊性を持たせた設計です。料理をしながら洗濯機を回したり、お風呂を入れたりといった「ながら家事」がしやすく、家事の効率化と時間の節約につながります。
こちらの間取りでは、キッチンの横から洗濯室(ユーティリティ)・洗面室・浴室へとつながる動線を確保しました。移動距離を短くできるため、家事をスムーズに進められます。また、玄関からすぐ洗面室にアクセスできるようになっており、帰宅後に手を洗ってからリビングに入れるのも嬉しいポイントです。
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子どもを見守ることができる対面式キッチン


対面式キッチンなら、料理をしながらでもリビングやダイニングで遊ぶ子どもの様子を見守ることができます。単にキッチンをリビング側に向けるだけでなく、柱などで死角をつくらず、家事中でも子どもを見守れる環境づくりを意識しましょう。
この間取りでは、1階にガレージを設け、2階に広々としたLDKを配置しています。対面式キッチンからダイニングとリビングの両方を見渡せるように設計しました。さらに、キッチンの背面には、子どもが成長した後に勉強スペースとして活用できるスタディコーナーを設け、長く快適に使えるよう工夫しています。
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ベビーカーも収納できるシューズインクローゼット


玄関にウォークインやウォークスルータイプの広いシューズクロークを設けると、帰宅後すぐにベビーカーをそのまま収納できて便利です。子どもが小さいうちは、ベビーカーの置き場所に悩む家庭も少なくありません。
この実例では、約2.6帖のゆとりあるシューズクロークを設置し、ベビーカーを折りたたまずに収納できるよう設計しました。さらにホールを2WAY動線にすることで、家族はシューズクローク内で靴の脱ぎ履きを済ませられるため、玄関ホールをいつでもすっきり保てます。急な来客があっても慌てる心配がありません。
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家族の衣類を収納できるファミリークローク


家族全員の衣類をまとめて収納できるファミリークロークがあれば、洗濯後の動線が短くなり、家事の負担を大きく減らせます。
子どもが小学生になると「自分の洗濯物を部屋に持って行って」と言ってもなかなか動いてくれず、つい叱ってしまうこともあるでしょう。家族それぞれの服を個室で管理していると、洗濯後の片付けに手間がかかるケースも少なくありません。
この実例では、6帖の広々としたファミリークローゼットを設けました。季節ごとの衣替えもスムーズで、効率的に衣類を整理・管理できます。子どもが自分で服を片付ける習慣も身につけやすく、家事を分担しやすい間取りです。
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室内干しができるランドリールーム


ランドリールームを設けると、洗濯から室内干し、収納までを一か所で完結できます。共働き家庭では、「仕事中に雨が降ると困る」「花粉や防犯面が気になる」といった理由から室内干しを選ぶケースも少なくありません。リビングに洗濯物を干すと生活感が出てしまいますが、専用のランドリールームがあれば居住空間をすっきり保てるのも魅力です。
こちらの実例では、ランドリールームの隣にウォークインクローゼットを配置しました。乾いた衣類をそのまま収納できるため、家事効率が格段にアップします。さらに、洗面室やキッチンと回遊できる動線設計を採用しているのもポイントです。
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キッズスペースにもなる畳コーナーがある


小さな子どものいる家庭では、柔らかく安全な畳コーナーがあると便利です。遊び場として使えるほか、お昼寝スペースにもなるため、親子のくつろぎ空間として活用できます。親子で遊ぶときも、床が畳なら体への負担が少なく、安心して過ごせます。
この実例では畳コーナーにたっぷりの収納を設け、おもちゃを片付けやすくリビングが散らかりにくいよう工夫しました。さらに、2階には親が仕事や趣味に集中できる書斎も完備しており、家族それぞれが自分の時間を持ちながら、心地よく過ごせる間取りです。
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子育てしやすい家を建てたいときの考え方
子育てしやすい家を建てたい場合は、次の考え方を取り入れてみてください。
・将来のライフスタイルの変化も見越した間取りにする
・必要な収納量を確保する
・用途を決め込まず柔軟に対応できる家にする
・親の希望を叶えられる家にする
・将来は1階だけでも生活できるようにする
それぞれの考え方のポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
将来のライフスタイルの変化も見越した間取りにする
子育てしやすい家づくりでは、ライフスタイルや家族構成の変化を見越した間取りを採用しましょう。建築時点ではまだ子どもがいなかったり、生まれたばかりという家庭も多く、将来を正確に想定するのは簡単ではありません。また、子どもに個室が必要な時期は、早くても小学校高学年から大学までと意外に短い期間です。
例えば、最初は広いプレイルームとして使い、成長に合わせて仕切りを設けて2部屋に分けて子どもの個室にするなど、柔軟に変えられる設計にしておくと、状況に応じて柔軟に対応できます。
必要な収納量を確保する
子育てしやすい家をつくるには、まず十分な収納を確保することが大切です。子ども用品やおもちゃ、衣類、学用品など、子育て期はとにかく物が増えがちです。せっかく注文住宅を建てても、常におもちゃや子ども用品があふれている状態ではもったいないですよね。
収納を設計する際は、今ある物の量だけでなく、今後増える分も見越して計画するのがポイントです。また、使う場所の近くに収納を設ければ、動線が短くなって家事の時短にもつながります。自然と整理された状態をキープでき、すっきりとした暮らしを保てるでしょう。
用途を決め込まず柔軟に対応できる家にする
長く快適に暮らすためには、あらかじめ用途を固定しすぎず、柔軟に使える間取りを採用するのがおすすめです。例えば「ここはキッズスペースにしよう」と決めても、子どもの成長に合わせて使い方が変わるケースは少なくありません。
こうしたライフスタイルの変化にも対応できるよう、家具の配置や仕切りで空間を自由に変えられる設計にしておくと安心です。可変性のある間取りは暮らし方の幅を広げ、家族が成長しても快適に過ごせる住まいを叶えてくれます。
親の希望を叶えられる家にする
子育てしやすい家づくりでは、親の希望を反映させることも満足度を高める大切なポイントです。子育て世帯の家づくりはどうしても子ども中心になりがちですが、快適な暮らしを実現するには、親がリラックスしたり趣味を楽しんだりできる空間も欠かせません。
例えば、家族が集う広々としたLDKに加えて、夫婦それぞれが自分の時間を大切にできる空間をつくるのもおすすめです。集中できる書斎や趣味部屋があると、毎日の暮らしにゆとりと充実感が生まれます。
将来は1階だけでも生活できるようにする
将来を見据えて、1階だけで生活が完結できる間取りを検討しておくと安心です。子どもはいつか巣立つもので、夫婦2人の生活になったあと、2階を使わなくなる家庭も少なくありません。年齢を重ねるにつれて、階段の上り下りが負担になるケースもあります。
敷地に余裕がある場合は、1階に主寝室を設けておくと将来的にワンフロアで暮らせるようになるのでおすすめです。バリアフリーの観点からも安心できるため、寝室の配置についても設計士へ相談してみましょう。

子育てしやすい家の建築実例
ここでは、フリーダムアーキテクツが手掛けた「子育てしやすい家」の建築実例を紹介します。家族みんなが暮らしを楽しむためのアイデアが詰まった住まいばかりなので、ぜひ理想の家づくりの参考にしてください。
CASE772 大らかにツナガル

CASE772 大らかにツナガル
こちらの実例では、玄関に大人の自転車や子どものキックバイクをラクに収納できる、広々としたシューズインクローゼットを設けました。リビングは開放感のある空間で、子どもがのびのびと遊ぶ姿を対面式キッチンから見守ることができます。

CASE772 大らかにツナガル
さらに、レコードコレクションを楽しむオーディオルームや書斎も完備。子育てと趣味のどちらも楽しめる、家族みんなが自分らしく過ごせる住まいです。
CASE702 yacht

CASE702 yach
こちらは、勾配天井が生み出す一体感と開放感が魅力の住まい。常に家族の気配を感じながら、小さな子どもが安心して遊べます。

CASE702 yach
リビングに面した中庭には床と同じ高さでデッキ材を敷き、屋外とのつながりも感じられるようにしました。

CASE702 yacht
コンパクトながらも、ランドリールームや書斎などの機能的な空間をしっかり確保しました。限られたスペースの中に、子育て世帯が快適に暮らせる工夫が詰まっています。
CASE661 環(めぐる)いえ

CASE661 環(めぐる)いえ
こちらの実例は、広い中庭で子どもたちがのびのびと遊べる平屋住宅です。リビングから中庭を見渡せるため、家事をしながらでも子どもの様子を見守ることができます。
生活がワンフロアで完結するため、家族の気配を常に感じられるのは平屋ならではの魅力です。子ども部屋は十分な広さを確保し、おもちゃを広げて思いきり遊べる空間に仕上げました。
CASE769 othello

CASE769 othello
こちらは、外観から各階まで異なるコンセプトを持たせた、遊び心あふれる住宅です。和の空間や開放的なLDKに加え、滑り台付きの子ども部屋やボルダリングスペースなど、子どもが思いきり遊べる工夫を随所に施しました。

CASE769 othello
さらに、家族でバーベキューを楽しめるルーフバルコニーも採用し、大人も子どもも楽しめる住まいとなっています。
CASE755 「山際の家(やまぎわのいえ)」

CASE755 「山際の家(やまぎわのいえ)」
こちらの住宅は、山際の土地に建ち、どこにいても自然の気配を感じられるのが特徴です。大開口の窓を備えた開放的なLDKには、リビングだけでなくバルコニーや外の景色まで見渡せる対面式キッチンを採用しました。

CASE755 「山際の家(やまぎわのいえ)」
外に面したスタディコーナーや畳のこたつスペースなど、家族が思い思いの時間を過ごせる工夫が光ります。さらに、シューズインクローゼットやウォークインクローゼットを備え、収納面も充実した住まいです。
CASE748 バスケットコートのある家

CASE748 バスケットコートのある家
こちらは、お子さまのためにバスケットコートという大胆な遊び空間を取り入れた二世帯住宅です。ロフトからコートを見下ろして試合観戦ができるなど、家族で楽しめる工夫がちりばめられています。

CASE748 バスケットコートのある家
リビングは各世帯ごとのライフスタイルや好みに合わせて、あえて異なる雰囲気になるようデザインしました。

注文住宅で子育てしやすい間取りの家を建てよう
子育てしやすい家のかたちは、家族構成やライフスタイルによってさまざまです。家族がのびのびと過ごせる広いリビングや、子どもが思いきり遊べるスペース、家事がしやすい動線など、理想の暮らし方を話し合いながら具体的な間取りに落とし込んでいきましょう。
フリーダムアーキテクツでは、子育て世帯に寄り添った快適で安心して暮らせる住まいを数多く手掛けています。マイホームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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子育てしやすい家の間取りについてのよくある質問
子育てしやすい家の間取りについてのよくある質問に、フリーダムアーキテクツが回答します。
子育てに向いている間取りとは?
子育てに向いている間取りの特徴として、次のようなものが挙げられます。
・家族が集まりやすい広々としたLDK
・キッチンから洗面室や浴室へスムーズに移動できる家事動線
・ファミリークローゼットやシューズインクロークといった充実した収納
・子どもがのびのび遊べて、親が見守りやすい畳コーナーやウッドデッキ
ただし、これらはあくまで一例で、どんな間取りが「子育てしやすい」と感じるかは家庭によって異なります。家族それぞれのライフスタイルに合わせて、最適なプランを考えていきましょう。
赤ちゃんの子育てに向いている間取りは?
子育て期間の中でも赤ちゃんとの暮らしは特別な時間のため、間取りについてはベビーベッドや布団を置くスペース、授乳やおむつ替えがしやすい環境を整える必要があります。おむつやベビーウェア、おもちゃなど、赤ちゃん用品を収納できるスペースも確保しておくと安心でしょう。
また、夜間の授乳を考えると、寝室からキッチンや洗面室への動線が短い間取りが便利です。ミルクの準備や洗い物、吐き戻しへの対応がしやすく、育児中のちょっとしたストレスを軽減できます。
2LDKで子育てしやすい間取りはつくれますか?
2LDKでも、工夫次第で子育てしやすい間取りをつくることはできます。特に、子どもが小学生くらいまでは個室を必要としないため、2LDKでも十分快適に暮らせるでしょう。
ただし、子どもが成長して個室を欲しがるようになると、子どもが2人以上いる場合には少し手狭に感じるかもしれません。その場合はスタディコーナーを設けるほか、夫婦が畳コーナーを寝室として活用し、一時的に主寝室を子ども部屋として使うといった工夫をすると、2LDKでも子育ては可能です。
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				この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。












