
CASE778 紫翠の棲
リビングを2階に配置した間取りには、「日当たりが良く開放感がある」「リビングのプライバシーを確保できる」などのメリットがあります。
一方、夏に暑さを感じやすく、階段の移動が負担になる点をデメリットだと感じる人もいます。階段の位置や排水音に配慮して設備を配置するなど、部屋や設備の位置にも工夫が必要です。
この記事では、2階リビングの間取りの考え方を、当社の実例もまじえて紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 2階リビングの家の間取り図実例が知りたい
- 2階リビングの間取りを成功させるコツは?
- 2階リビングの間取りのデメリットと対策は?
この記事でわかること
- 2階リビングの間取りは階段の位置や家事動線の工夫で満足度が変化
- 2階リビングの間取りには勾配天井やリビングにつながるバルコニーがおすすめ
- 2階リビングの間取りはビルトインガレージや住宅密集地、眺望の良い土地と相性が良い
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2階リビングの間取り図例
2階リビングを採用した場合、各部屋や設備はどのように配置できるのでしょうか。フリーダムアーキテクツが手掛けた2階リビングの間取り例と、それぞれのポイントを紹介します。
ビルトインガレージのある2階リビングの家


2階にLDK、1階にビルトインガレージと2つの寝室を配置した間取り例です。この例では、2階の水回りの真下にはガレージと収納スペースにし、水が流れる音が寝室に響かないようにしています。生活時間帯の違う家族がいる場合などにも安心です。
2階に広いリビングを実現した3階建ての家



正方形に近い形状の3階建て住宅の間取りです。1階を寝室と収納、2階をLDK、3階を寝室とバルコニーとはっきり分けました。広さはコンパクトですが、2階スペースの大部分をLDKとしたことにより、広々とした開放感のあるリビングを実現しています。
3階建てを採用することにより部屋数も3LDKと、十分に確保できました。
庭を見下ろす2階リビングの家


1階に収納スペースと寝室、中庭、ビルトインガレージを配置した家です。リビングは2階の北側にあり、ちょうど中庭を見下ろす形となっています。1階の中庭と2階のバルコニーは、それぞれプライベートな屋外空間として利用できます。
2階LDKの南側と東側には窓を配置しました。採光もしっかりと確保しています。
バルコニーとつながる開放的な2階リビングの家


1階に収納と寝室、2階にLDKを配置した家です。建物の中央のLDKがバルコニーに面する形に配置することで、南側から日差しがたっぷりと差し込むよう計画してあります。
2階リビングの階段を上ると、リビング奥のバルコニーに視線が抜けるよう間取りを工夫しました。これにより、開放感があるくつろぎの空間になっています。
テラスとバルコニーを効果的に配置した2階リビングの家


2階に配置したLDKと、建物の南東に位置するテラスとバルコニーが特徴的な間取りです。テラスとバルコニーは、それぞれ1階の寝室、2階のLDKに面しており、南側からの温かな日差しが差し込むよう計画しました。
LDKとバルコニーが一体化することにより、空間を広く見せる効果があります。

2階リビングの建築実例
2階リビングだとどのような家にできるのか、フリーダムアーキテクツが手掛けた家の建築実例を紹介します。
CASE785 凪の邸

CASE785 凪の邸
海辺の住宅街にたたずむ2階リビングの住宅です。開口部を海側に集中させることにより、前面道路からのプライバシーを確保しました。

CASE785 凪の邸
2階のLDKからはオーシャンビューを一望できるつくりになっています。リビングを延長するように設けたバルコニーは、家族だけのプライベートな屋外空間で、くつろぎながら眺望を楽しめます。
CASE784 贅と静

CASE784 贅と静
こちらの家は、広々とした2階リビングに設置された大開口が特徴的です。ソファに座ると、自然と外の緑が目に入るよう設計されており、室内にいながらテラスでくつろいでいるかのような開放感があります。

CASE784 贅と静
LDKは、リビングとダイニング、キッチンを一直線に配置。どこに居ても家族の会話が途切れることなく、自然とコミュニケーションが生まれる間取りです。
CASE783 Refined

CASE783 Refined
この家の2階リビングには、3階とつながる吹き抜けと、大開口をまたいでつながるバルコニーを配置することにより、都市部とは思えない開放感を演出しました。

CASE783 Refined
その一方で、外からの目にも配慮しています。窓の外にはメタリックな印象のルーバーを設置し、前面道路からの視線が気にならないよう計画しました。採光とプライバシーをしっかりと両立しています。
CASE781 天地を紡ぐ家


CASE781 天地を紡ぐ家
こちらの家は、玄関のあるフロアは半地下になるよう設計。静かに閉ざされたフロアから上階に配置されたリビングに上がると、光に包まれた開放的な空間が広がります。
リビングの天井は、ガラス張りの吹き抜けで3階とつながっており、縦の開放感を演出しています。日中は日差しが柔らかく降り注ぐくつろぎの場となりました。
CASE778 紫翠の棲

CASE778 紫翠の棲
森の木々に囲まれ、美しくたたずむ木の家です。2階リビングの大開口からは山の景色を望むことができ、美しくも儚い季節のうつろいを楽しめるよう計画してあります。
2階リビングの窓は3面に設置し、どこにいても外が見えるようになっています。明るく広々とした印象になりました。

2階リビングのメリット
2階リビングの間取りには、以下のようなメリットがあります。
・明るく風通しの良いリビングになる
・眺望を楽しめる
・プライバシーを確保できる
・1階にビルトインガレージを設置しやすい
リビングを2階に配置する利点を十分に活かせるかは、立地条件や希望によっても異なります。詳しく見てみましょう。
明るく風通しの良いリビングになる
2階にリビングを配置することで、日当たりに難がある場合でも、明るさと風通しを確保できます。
例えば、住宅密集地では家同士の距離が近く、1階リビングでは十分に日当たりを確保できないこともあるでしょう。こうした場合、建物や植木などの影響を受けにくい2階リビングはおすすめです。
眺望を楽しめる
土地の立地によっては、2階リビングにすることで眺望を楽しめる住まいになります。視線が抜けて空が見える、土地の立地によって夜景や田園風景が楽しめるといった家にできることも。
山や傾斜地、高台に位置する土地であれば、2階リビングにすることで視界をさえぎるものがなくなり、日常的に外の風景を楽しめる家をつくることも可能です。
プライバシーを確保できる
2階にリビングを配置する場合、1階と比べてプライバシーを確保しやすいという特徴があります。
LDKの採光を確保するために大きな窓を設ける場合、1階にリビングを配置すると隣家の住人や通行人の視線が気になることもあるでしょう。2階リビングでは、高さがある分外からの視線にさらされにくく、大きな窓から明るさや眺望を楽しめます。
1階にビルトインガレージを設置しやすい
ビルトインガレージと広いリビングを両立させやすいのも、2階リビングの特徴です。
ビルトインガレージを作りたい場合、1階にガレージとリビングを両方配置すると、十分なスペースを確保できないことがあります。2階にリビングや水回りを配置すると、1階に余裕ができるため、ビルトインガレージを実現しやすくなります。

2階リビングのデメリットと対策

CASE783 Refined
2階リビングは、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。
・階段の上り下りが必要になる
・夏に暑くなりやすい
・家族のコミュニケーションが取りにくい
それぞれ、詳細と対策を見てみましょう。
階段の上り下りが必要になる
リビングを2階に設置すると、頻繁に階段の移動が必要です。他の部屋や設備の配置しだいでは、上り下りの回数が増えて負担に感じることも。
ダイニングキッチンも2階に設置することになるため、食料品などの荷物を持って階段を上がる必要が出てきます。特に、老後は不安を感じるポイントです。
負担を軽減する対策として、階段を玄関の近くに配置し、さらに、階段のそばにキッチンがある形にすると、移動する距離を短くできます。また、1階と2階で収納スペースを別で用意し、1階で使う日用品は1階にストックすると、物の補充による階層の移動が減るためおすすめです。
夏に暑くなりやすい
2階建ての2階リビングは、暑さを感じやすい点がデメリットです。直射日光を受けた屋根から熱が伝わりやすいためです。また、1階のリビングと比べて窓から日差しが入りやすくなります。
シーリングファンを設置すると、空気を循環させて暑さ対策ができます。家自体の断熱性を向上させることでも、快適なリビングを実現しやすいでしょう。屋根から物理的に距離を取れるため、3階建てにすることも選択肢の一つです。
家族のコミュニケーションが取りにくい
2階リビングでは、1階リビングの家と比べ、家族のコミュニケーションが取りにくい構造です。2階リビングの家は1階に書斎や寝室を配置するケースが多く、家族が帰宅し直接私室に向かうと、コミュニケーションの機会が減少します。
この点は、1階と2階を吹き抜けでつなぐことで対策が可能です。例えば、玄関の上にリビングを配置して吹き抜けで繋げます。、家族の帰宅がわかり気配を感じやすく、リビングから玄関にいる家族に声をかけることもできます。

満足度の高い2階リビングの間取りのポイント

CASE784 贅と静
2階リビングの強みを最大限に活かし、満足度の高い家にするには、以下のポイントを取り入れることがおすすめです。
・勾配天井の開放的なリビングにする
・リビングの外にバルコニーを設置する
・水回りはまとめて家事動線を意識する
それぞれ詳細を解説します。
勾配天井の開放的なリビングにする
2階リビングは、1階にリビングを配置するケースと比べて、天井高の制限が緩やかです。空間を広く使えるため、勾配天井を検討してみましょう。勾配天井を採用すると、空間に対して縦方向の広がりが生まれ、開放感のある空間を演出できます。
天井高を活かして、ロフトを設置することも可能です。ロフトは収納や趣味のスペースなどとして幅広く活用できます。
リビングの外にバルコニーを設置する
2階リビングの家には、リビングとつながるバルコニーを設置することもおすすめです。
外と内をつなげるバルコニーが欲しくても、リビングが1階だと人の視線が気になります。隣人や通行人の目があり、目隠しなど対策が必要になることも。
一方、2階リビングにつながるバルコニーは、目線より高い位置にあるため人目が気になりません。さらに、アウトサイドリビングにすると中と外が一つの大空間のように見え、視覚的な広さと開放感を演出できます。
水回りはまとめて家事動線を意識する
2階リビングの家では、水回りを一箇所にまとめ、家事動線を効率化した間取りにすることをおすすめします。水回りが点在していると、階段の移動頻度が増えて負担が大きくなるためです。
2階リビングにする場合、キッチンの近くに水回りをまとめると、家事動線の良い間取りになります。フロア内で回遊性の高い動線にすることで、効率良く家事をこなせる間取りになります。
ただし、水回りの下は排水音が聞こえるため、寝室をすぐ下に置かないよう間取りに注意してください。

後悔のない2階リビングの間取りを計画しよう
2階リビングの家で快適に生活するには、間取りに工夫が必要です。建ててから後悔しないために、特徴を理解した上で立地や家族のライフスタイルに合っているか評価しましょう。
フリーダムアーキテクツでは、2階リビングの住まいも多く手がけています。現在、建築実例をチェックできる無料の住宅作品集をプレゼントしています。理想の家のイメージが湧かずお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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2階リビングの間取りについてよくある質問に回答
2階リビングの間取りについてよく寄せられる質問に、フリーダムアーキテクツがご回答します。
2階リビングの間取りの家は売れないでしょうか?
2階リビングの家は好みが分かれますが、暮らしやすいよう設計すると、将来的な売却も見込める家にできます。
2階にリビングがある場合、必ず階段の昇り降りが発生することに不安を感じる人も。売れなくなるのが心配であれば、階段に手すりを設けたり、勾配を緩やかにしたりと、移動が楽になるよう工夫することもできます。ホームエレベーター設置のリフォームができるよう、階段の幅を大きくすることも選択肢の一つです。
また、各階に収納を用意する、屋根からの暑さ予防に断熱性を向上させるなど、2階リビングのデメリットを対策をすることで、売れやすい家にできます。
2階リビングの間取りは20坪台でも可能ですか?
20坪台の住宅は多く、2階リビングの実現も可能です。
2024年度の「フラット35利用者調査」によると、2024年にフラット35を利用した住宅2万7,523件のうち、建売住宅の約44%、土地付き注文住宅の約36%が延床面積30坪未満の住宅です。
リビングを上階にすれば2階リビングは実現できるため、20坪台でも2階リビングの家は建てられます。
階段の移動が負担になりやすいため、LDKや水回り、玄関を最短で行き来できるよう動線を確保してみてください。リビングを狭く感じないよう、勾配天井などで広さを演出することもポイントです。
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2階リビングの実例を含む、約40の実例写真・間取り・価格をご紹介。資料請求いただいた皆様に、無料でお届けします。

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この記事を書いた人

フリーダムアーキテクツ
設計チーム
1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。










