Garage Life2015年9月号
クルマと暮らす夢の空間 Vol.7
美しい日本庭園を活かした
シンプルモダンなガレージハウス
オーナーの趣味や愛車に合わせて、様々なスタイルのガレージライフをサポートするために作られたウェブサイト“Car くらす”。ガレージの最新情報はもちろん、ミーティングや愛車の写真投稿、SNS など、カーライフを楽しむためのアイデアが満載。今回は実際にCar くらすで作られた物件を紹介する。
ウェブサイト“Carくらす”では、全国のクルマ愛好家のガレージ情報が常に更新されている。ガレージの中でメンテナンスを行うDIY スタイルを楽しむオーナーもいれば、リビングでくつろぎながら愛車を眺めるショーケーススタイルに徹するオーナーなど、そのスタイルは様々。今回はCarくらすを運営する“フリーダムアーキテクツデザイン”が手掛けた物件を拝見した。
ご紹介するO 邸は、以前は蔵などが併設する日本家屋が建っていた。すでに独立したOさんのご子息はフリーダムで設計した家を建てていたのだが、その出来栄えに納得したO さんも、今回の建て替えにあたり、フリーダムに依頼したという。
相談を受けたフリーダムの設計士である小室氏は、もともとO 邸にあった美しい日本庭園を活かしながら、シンプルモダンなガレージハウスを提案。敷地内には、平屋で住居部分を作りつつ、建ぺい率の問題をクリアしつつも、クルマの存在を大切にするために、ビルトインガレージに見えるようにカーポートを設置することにした。
「Oさんと何度か打ち合わせをし、ライフスタイルなどをお聞きするうちに、シンプルで清潔感のある雰囲気を好まれると感じました。職場はお近くなのですが、クルマも自転車感覚で使うとのことなので、ガレージへの間口にゆとりを持たせ、出入りを容易なものとすると共に、雨風に当たらずクルマに乗れる動線を考えました。以前はマンションにお住まいだったので、その利便性と一軒家の贅沢なスペース使いを両立させています」と小室氏は話す。
家の中を覗いてみると、リビング部分を中心として、左右に箱が二つ置かれているようなレイアウトになっていることが分かる。片方はキッチンや書斎のあるアクティブスペース、もう一方はシャワールームやベッドルームが設置されたプライベート空間となっている。どちらも回廊で取り囲むようになっており、Oさんはこの動線が生活をしていてとても便利だと話してくれた。
快適な家とガレージの融合、こんなスタイルは日々の生活を愉しいものにしてくれるだろう。
■Garage Life
クルマをより楽しむための趣味空間=“ガレージ”にスポットを当てた、
日本で唯一!趣味のガレージ専門誌
季刊誌:3,6,9,12月1日発売
発行:ネコ・パブリッシング
https://www.neko.co.jp/tax_magazine/garagelife