注文住宅を建てる際に、身体を休める寝室は重要なレイアウトの1つです。どの位置にどのような形の寝室を用意するかによって、使いやすさが変わります。
また、寝室を寝るためにだけ使うのか、他の用途で使うのかによっても、理想の広さや設備は異なります。
この記事では、快適に過ごせる寝室の広さやあると便利な設備、安眠できるベッドのサイズなど、さまざまな観点から過ごしやすい寝室を作るポイントについて解説します。
Contents
あなたの寝室の一番のこだわりは何?
最初に、世間一般の人々が自宅の寝室にどのようなこだわりを持っているかを調べてみました。
寝室へのこだわりは人によって違う
・防音性、遮光性を始めとして、すっきりとかたづいているなど落ち着ける空間であること。一日の疲れを取り、明日への英気を養う場所だと思うので、邪魔になるものがないことが好ましいと思うから。(30代/個人事業主・フリーランス/女性)
・ベッドの位置にこだわります。窓の位置との関係が重要で、目覚めた時に朝日が当たる方向が良いです。(50代/正社員/男性)
・寝室があまり明るいと眠気がなくなるので、照明をこだわります。(30代/無職/女性)
・収納のしやすさです。寝室は洋服や布団など収納したいものがたくさんあるからです。(30代/派遣社員/男性)
・熊本地震を経験しているので、地震が起きても物が落ちてこないように、寝室のベッドの周囲には何も置かないようにしているのがこだわり。(40代/正社員/女性)
・ベッドの快適さです。睡眠の質を上げることが健康にとって大事だと思うから。(60代/専業主婦(主夫)/女性)
【質問】
寝室で一番こだわるのはどの部分ですか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:【年齢】30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
調査期間:2017年10月16日~2017年10月23日
有効回答数:100サンプル
今回のアンケートから、回答に共通している部分はあるものの、人によって寝室に求めるものは大きく異なることがわかりました。ベッドと窓の位置関係にこだわる人もいれば、ベッドそのものにこだわる人もいます。
また、照明や空間にこだわるという人もいますし、睡眠とは直接関係のない収納にこだわる人もいました。新築で快適な寝室を作るためには、自分のこだわりがどこにあるのかをしっかりと洗い出すことが重要です。
では、アンケートで多くの人がこだわる点を参考に、寝室のチェックポイントを探っていきましょう。
注文住宅なら広さも自由!寝室に適した広さとは
寝室の広さを考える際に重要なのは、何人用の寝室かという点と、ベッドや家具のサイズと配置です。2人用の寝室と言っても、ダブルベッドを置く場合とシングルベッドを2台置いてツインベッドにする場合とでは、必要なスペースが大きく異なります。
また、寝室はただ単にベッドが収まればよいというわけではなく、ベッド周りの空間が重要な役割を果たします。収納の扉や引き出しを開けて中身を取り出すのにどのくらいの空間が必要なのか、出入り口の扉はどの位置まで来るのか、ベッドに入るまでの導線はどうするのか、なども計算して十分な空間を用意できるよう考えることが大切です。
詳しくは、新築で頭を悩ます寝室の広さ… 夫婦2人で何帖がマスト?をご参照ください。
注文住宅で寝室を考えるときの4つのポイント
注文住宅を新築する際には、寝室の照明や窓、ウォークインクローゼットの位置、ベッドのサイズなど暮らしやすさを考慮して決めることが大切です。それぞれのポイントについて解説します。
寝室はスッキリさせたい!ウォークインクローゼットを設置しよう
寝室でゆったりと過ごすためには、ベッドの周りに適度な空間を保ちながら、余分なものを置かないことが大事です。
タンスなどの衣類収納を置くとどうしても空間が狭くなるため、ウォークインクローゼットがおすすめです。寝室にウォークインクローゼットが隣接していれば、朝着替えるときの移動が簡単です。ウォークインクローゼットを広めに取っておけば、中で着替えができるため、室内にほこりが舞い上がる心配もありません。
さらに、衣類がウォークインクローゼットに集約していると、衣替えの手間が省けます。衣類以外にも寝室で使う扇風機や暖房器具、布団乾燥機なども一箇所にまとめて収納できて便利です。
ただし、ウォークインクローゼットの中に詰め込むだけでは使い勝手が悪くなります。
新築を機に物の置き場所をきちんと決め、定期的に整理整頓するとよいでしょう。
詳しくは、寝室のウォークインクローゼットは便利!つける前に考えたいポイントをご参照ください。
新築するなら照明にもこだわって!安眠できる寝室の灯りとは?
新築の家に寝室を作るなら、照明についてもよく考えましょう。シーリングライトやダウンライトなど、照明のタイプだけでも部屋の雰囲気や眠りやすさが変わります。
特にダウンライトは、取り付ける位置次第では、ベッドに横になったときに光が直接目に入ってしまいます。照明の設置位置を決める前に、ベッドを置く位置や向きを決め、それに合わせて照明の位置を決めましょう。
寝室の照明は、部屋を使う目的によっても、必要な明るさや適した照明の形が変わります。読書やパソコン操作などを行う場合は、光の色や明るさを調節できるシーリングライトにし、横になったときにリモコン操作で消せるようにしておくと便利です。
照明を消すときや夜中に目が覚めたときの操作なども考えて、照明のスイッチのレイアウトも調整するといいでしょう。
詳しくは、寝室にマストな照明とは?新築だからこそこだわりたい!をご参照ください。
新築の寝室はベッド選びから!間取りに直結する選び方のコツ
新築で夫婦の寝室を作るなら、ベッドについて考えておく必要があります。ベッドのサイズや設置位置、向きが寝室の広さや照明の位置を決める基準になるからです。ウォークインクローゼットや出入り口の扉とベッドが重ならないように、ベッドのサイズに合わせて寝室を作ります。
新築のタイミングは、理想のベッドを購入する良いチャンスでもあるため、妥協せずにしっかり考えると良いでしょう。夫婦2人の寝室を作るなら、1人ずつ寝られるツインベッドにするか、2人一緒に寝られるダブルベッドにするかという選択肢があります。ダブルベッドはスキンシップには適していますが、生活時間にズレがあると安眠しにくい可能性があります。
ツインベッドならシングルもしくはセミダブル、2人一緒に寝るならダブルもしくはクイーン、キングのサイズという選択肢もあります。寝返りを打ちやすく、夫婦それぞれがゆったり寝れるサイズを選ぶと良いでしょう。
詳しくは、夫婦の寝室におすすめのベッドサイズはシングル?ダブル?セミダブル?をご参照ください。
寝室の窓は想像以上に重要!
新築時には寝室の窓の形や位置をよく考えましょう。
例えば、ベッドのすぐ横や頭の上に窓があると、冬場は寒く感じる可能性があります。東側に窓があると、早朝から朝日がまぶしくて起きてしまうことがあるため注意しましょう。一方、西からの直射日光が入る窓は、夏場は寝室が暑くなり、冷房が効きにくくなります。
安眠しやすい寝室の条件として、断熱性、遮光性、防音性が重要です。窓の位置や形を工夫する以外に、ペアガラスやシャッターも検討してみましょう。夏と冬とでは太陽の角度が異なりますので、夏は直射日光を避けられて、冬は暖かい日光を取り込めるちょうどいい位置に、横に細長い窓を取り付けるのがおすすめです。
詳しくは、新築だからこそこだわりたい!寝室に適した窓とは?をご参照ください。
注文住宅なら1階に寝室を作る方法もあり!メリット・デメリットとは
2階建てなどの多階層住宅では、1階に寝室を設けることが可能です。1階に寝室を作るメリットとデメリットを紹介しますので、両方を理解した上で寝室を決定しましょう。
寝室を1階に作るメリット
洗濯室やキッチンと同じ1階に寝室を作ることで、生活動線がシンプルになります。洗濯物を干すスペースや収納が別のフロアに分かれている家に比べて、生活動線を大きく短縮でき、利便性がアップします。
また、階段を利用する頻度が少なくなることで、毎日の家事や育児の負担軽減につながります。老後の足腰への負担も減るため、安心して暮らせるでしょう。
北側に寝室を作る場合は、日中も薄暗くなりやすい点を活かして子どものお昼寝部屋として活用できます。さらに、夜間の災害時でも玄関までの距離が近く、外に出やすいため、スムーズな避難が可能です。
寝室を1階に作るデメリット
1階に寝室を設けると、就寝中に生活音が気になる可能性があります。冷蔵庫や給湯器、洗濯機、玄関の開閉音などに加えて、道路を通る車や人などの音により深夜に目が覚めてしまうことも考えられます。
また、1階のボリュームが大きくなるため、同じ床面積の総二階に比べて建築コストが高くなる点もデメリットです。1階の床面積の方が大きい家では、基礎や屋根の面積も大きくなるため、設計は割高になりやすいでしょう。
加えて、居住スペースが1階に集中することで、より広い敷地が必要になる可能性も出てきます。土地の広さが限られる場合には、駐車スペースやリビングをコンパクトにするなど、土地と間取りのバランスを考慮する必要があります。
新築でありがちな寝室の失敗例!活かし方はひとつではない
これまでに家を建てた人が実際にしてしまった寝室の失敗例を参考にすると、転ばぬ先の杖になります。新築時の寝室づくりで失敗する点はある程度限られているので、どんな失敗をしやすいのかをしっかり把握しておきましょう。
たとえば、「北側に寝室を作ってしまって寒かった」「外を通る人や車の音がうるさい」「窓の位置が悪くて光がまぶしく冬場は寒い」といった例が多く見られます。
土地や建物の大きさが十分にあり、寝室の位置や窓の位置を変えられれば良いのですが、どうしても土地の関係上、寝室を北側や通路側に置かなければならないケースや、窓の位置を変えられないケースもあります。
そのようなときには、断熱性や遮音性の高い窓にしたり、シャッターを取り付けたりするという方法も有用です。失敗の活かし方は複数あるので、一番適した方法を取り入れましょう。
詳しくは、新築を考える人へ!寝室に関する失敗例とアドバイスをご参照ください。
注文住宅の寝室を快適かつおしゃれに!寝室の建築実例5選
ここからは、注文住宅のおしゃれな寝室の建築実例を紹介します。デザイン性と使い勝手のバランスを踏まえ、快適に暮らせる寝室を実現するために、ぜひご参考ください。
木目調と調和したシックで落ち着いた寝室
モノトーンの落ち着いた雰囲気を纏う2階建ての注文住宅です。木目の天井やアクセントウォールを取り入れた寝室は、ホテルのような洗練された印象があります。上部に横に長い窓を設けることで、日光や音の影響も配慮されています。
温かみのあるナチュラルテイストの寝室
外面からのプライバシー性は保ちつつ、中庭に面した開口を多く取り、オープンさを確保しています。寝室は床と壁に木材を使い、温かみのあるスペースに仕上がっています。吹き抜けの中庭に面しており、開放感がありながらもリラックスして眠れる空間を構築しています。
ウォークインクローゼットに回遊導線を設けた寝室
吹き抜けを中心とした間取りの2階建て注文住宅です。寝室はウォークインクローゼットと隣接した配置で、回遊動線を設けることで使い勝手が良くなっています。植栽を置いたバルコニーに面しており、開放感が感じられます。
壁に段差によってできる空間のメリハリが魅力の寝室
水平ラインを強調した海辺の注文住宅です。寝室は、壁の段差と間接照明によって空間にメリハリが生まれており、洗練された印象を受けます。インテリアは暗い色で統一され、落ち着いて過ごしやすい上、明るい海とのコントラストも感じられます。
ウォークインクローゼットとワークスペースのある寝室
真っ白な壁に包まれた爽やかな注文住宅です。寝室には、ウォークインクローゼットに加えワークスペースが隣接しています。扉を付けるのではなく、緩やかに仕切ることで、圧迫感の少ないゆったりとした雰囲気を確保しています。
ポイントを押さえれば快適な寝室づくりも夢ではない
注文住宅の寝室について、あらかじめ考えておくべき要素はたくさんあります。新築住宅の数だけ理想の寝室の条件はあるといっても過言ではありません。快適な寝室の条件は住む場所や家の構造によっても異なります。
そのため、まずは寝室をどのように使いたいのか、寝室にどのような機能を持たせたいのかを考えることが大切です。自分たち家族にとって大事なこだわりや必要なことを洗い出し、理想的な寝室のレイアウトを考えてみましょう。
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