縁側付きの平屋のメリット・デメリット 家族をつなぐ癒しの場に | 注文住宅なら建築設計事務所 フリーダム

縁側付きの平屋のメリット・デメリット 家族をつなぐ癒しの場に

カテゴリー:注文住宅

縁側付きの平屋のメリット・デメリット 家族をつなぐ癒しの場に

CASE649 光の通り道

平屋に縁側を設置すれば、家の内外がつながり、自然を身近に感じながら家族で癒しの時間を過ごせます。

本記事では、縁側付き平屋のメリット・デメリットを解説します。記事の後半ではフリーダムアーキテクツが手掛けた実例も紹介するので、理想の住まいを叶えたい方は、ぜひ読んでみてください。

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平屋の縁側とは

平屋の縁側とは

CASE671 実りの平屋

平屋は一層構造で庭との距離が近く、自然に一体感を持ちやすい傾向にあります。縁側と組み合わせることで屋内外をゆるやかにつなげる空間が生まれ、家族がくつろげる癒しのスペースを実現できます。

まずは、平屋ならではの良さを引き立てるために、縁側の役割やウッドデッキとの違いを理解しておきましょう。

平屋にぴったり!縁側の役割

縁側には、家と庭を緩やかにつなぐ役割があり、日本の住宅において長年にわたって取り入れられてきました。家族や友人との団らんの場であると同時に、自然を眺めて楽しむ場でもあります。

また、風通しを良くする役割も併せ持っています。日本で昔から建てられてきた平屋と、伝統的な住宅に多く用いられてきた縁側の相性は抜群。両者を活用することで、豊かな暮らしを実現しやすくなります。

ウッドデッキとの違い

縁側と同様に、ウッドデッキも庭と家をつなぐ空間ですが、デザインや機能面が少し異なります。縁側は和の要素が強く、季節による自然の変化を楽しめるのが特徴です。加えて、庇(ひさし)があれば、雨の日でも活用でき、家の一部として屋内外を結ぶ役割も果たせます。

対して、ウッドデッキのデザインは洋風で、土足のまま上がれることから、庭の延長としても捉えられます。暮らし方や建物のデザインに合うほうを選ぶと良いでしょう。

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平屋に縁側を設けるメリット

平屋に縁側を設けるメリット

平屋と縁側を組み合わせた場合、デザインや機能面において、さまざまなメリットがあります。ここからは、縁側付きの平屋がもつ、4つの魅力を見ていきましょう。

空間に広がりが生まれる

縁側付きの平屋には、部屋と庭をゆるやかに結ぶことで、広がりのある空間を演出できる魅力があります。一階建ての平屋に縁側を設置すれば、より屋外との一体感が強まります。

さらに開放感を高めたい場合は、リビングと縁側のフロアの高さを合わせることで、視覚的に広く感じられます。

自然とつながる時間が持てる

平屋には、家のどの場所からでも自然を身近に感じられるメリットもあります。縁側を設ければ、内と外のつながりが強化され、外の景色を眺めながらリラックスできるでしょう。

四季の変化を感じながら、読書や晩酌、おやつタイムを楽しむなど、多目的に使えます。テーブルやチェアを用意する必要がなく、思い立ったときに自然の中でくつろげるのが嬉しいポイントです。

コミュニケーションの場となる

縁側は、家族や友人との団らんの場としても活躍します。自然を感じられる縁側は、ダイニングやリビングよりもリラックスしやすいので、自然に会話も弾むでしょう。

近くに住む子どもたちが集まって遊んだり、親同士でおしゃべりをしたりするなど、地域社会とのつながりを促進する場としても役立ちます。

風通しを確保し暑さ・寒さを和らげる

縁側に面する大きな開口部を設けることで、風通しが確保され、暑さや寒さを軽減できます。

2階部分がない平屋は、屋根からの熱が室内に伝わりやすく、夏場に暑くなりがちですが、縁側があれば、南側からの強い日差しを遮れるため暑さをカバーできます。

また、縁側が室内外の中間に位置することで、開口部を閉めると二重サッシのようになり、冬は冷気を防ぎながら、暖かな日差しを取り込みやすくなります。

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平屋に縁側を設けるデメリット

平屋に縁側を設けるデメリット

縁側付きの平屋には、デザインや機能面において多くのメリットがある一方で、居室スペースが狭くなったり、建築やメンテナンスにコストが掛かりやすかったりといったデメリットもあります。住み始めてから後悔しないよう、ここで紹介する2つのポイントを理解しておきましょう。

居室が狭くなる

縁側付きの平屋を建てる際は、十分にスペースを確保する必要があります。結果として他の居住空間が削られる可能性が高いのが理由です。そのため、限られた土地に家を建てる場合は十分に検討したいところです。

また、内と外の結びつきを強くする目的で、縁側に面した広めの庭をつくるのであれば、さらに土地に余裕が必要になります。平屋に縁側を設置する場合は、居住スペースが狭くなりやすいことも含めて、優先したいポイントを明確にしておきたいところです。

建築費用やメンテナンスコストがかかる

縁側を設置するとなると、床面積の増加や、屋根・柱の追加などによって、建築や維持費が増える可能性があります。屋外に近い縁側は汚れやすく、雨風や日差しの影響によって劣化しやすいため、修繕にも費用がかかります。

特に、雨戸や外壁の外に設置される濡縁(ぬれえん)の場合は、定期的にメンテナンス費が必要です。縁側を設置するのであれば、建築後に掛かる費用面についても確認しておくと安心です。

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平屋に縁側を設ける際の注意点

縁側付きの平屋を検討するときは、デメリットに加えて、設置する目的や土地の広さ、メンテナンスの手間を確認しておくことが大切です。ここからは、建築前に考えておきたい2つのポイントを見ていきます。

目的を明確にする

縁側付きの平屋を建てる前に、具体的な使い道を考えておきたいところです。縁側があれば便利そうといった曖昧な理由で設けると、思ったほど利用する機会がなく、後悔する場合があります。

家族や友人とお茶や会話を楽しみたい、のんびり庭の風景を眺めたい、洗濯物を取り込むためのスペースにしたいなど、設置する目的を考えておけば、縁側を有効に使えるはずです。

日当たりや自然との調和を考慮する

縁側は、自然を楽しむ場所でもあるため、設置場所を選ぶときは、日当たりと風通しが良いかどうかを確認しましょう。

例えば、朝陽や夕陽が差し込む方角に配置することで、一日を通じて快適に過ごせます。加えて、縁側と庭に一体感を持たせるために、景観や植栽にもこだわりたいところです。

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縁側付きの平屋の建築実例

平屋に縁側を設けるメリットやデメリット、注意点を理解できたところで、フリーダムアーキテクツが手掛けた、縁側付きの平屋の建築実例を紹介します。自分たちのライフスタイルにとって、どのような住まいが理想的なのかを思い浮かべながら見ていきましょう。

光と風が家族をつなぐ縁側のある平屋

光と風が家族をつなぐ縁側のある平屋

CASE649 光の通り道

縁側に面する大開口窓を設けた、光と風が心地よく通り抜ける平屋です。外観の落ち着いた雰囲気とは対照的に、内部の空間は開放的な印象に仕上げました。

外側の壁に照明を設置しており、夜間でも縁側で快適に過ごせます。家族が集まってくつろぐ場所として最適です。

田園の景観に馴染む縁側テラス

田園の景観に馴染む縁側テラス

CASE671 実りの平屋

田園風景に囲まれた自然と調和した縁側が、懐かしい雰囲気を醸し出しています。軒下天井にあるテラスとLDKをフラットにすることで、内外の空間につながりを持たせました。庭には砂利を敷いたり、シンボルツリーを植えたりして、縁側との一体感を高めています。

季節を感じるくつろぎの縁側

季節を感じるくつろぎの縁側

CASE719 Flat foam

中庭を囲むように配置された縁側が特徴の平屋の実例です。縁側はアウトドアリビングとしても機能し、季節によって異なる風景を眺められます。芝生や植栽の緑が広がるアプローチからリビングへと続く縁側が、外と内を緩やかにつなぎ、心地良い広がりを演出しています。

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縁側のある平屋の暮らしを楽しもう

日本の住宅で昔から親しまれてきた縁側があれば、自然を感じながら家族でリラックスできます。贅沢で心地良い暮らしを手に入れるには、現代のライフスタイルに合った縁側付きの平屋を建てることが重要です。

フリーダムアーキテクツでは、縁側付きの平屋を数多く手がけています。お客様の理想のライフスタイルを実現するために、ご要望に沿ったデザイン住宅のご提案が可能です。

縁側付きの平屋の建て方については、注文住宅の「平屋住宅」特集が参考になるでしょう。
注文住宅の「平屋住宅」特集

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この記事を書いた人

長谷川 稔

FREEDOM ARCHITECTS
長谷川 稔

1971年生まれの関西出身者。情報出版会社を経て2014年よりFREEDOM株式会社へJoin。現在プロモーション担当としてフリーダムの魅力を伝えています。

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