【間取り図・建築実例8選】インナーガレージとは?後悔しないためのポイントも解説 | 注文住宅なら建築設計事務所フリーダムアーキテクツ

【間取り図・建築実例8選】インナーガレージとは?後悔しないためのポイントも解説

カテゴリー:注文住宅

コンクリート調の外観と調和した、ゆとりのあるインナーガレージ

CASE637 『Assemble』

インナーガレージは、愛車を守りながら暮らしの質を高められる一方で、間取りやコスト面での失敗例も多く見られます。本記事では、インナーガレージの特徴からメリット・デメリット、おしゃれな建築実例、後悔しないための設計ポイントなどを紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

  • インナーガレージのメリットは?デメリットも知りたい
  • インナーガレージの間取りでおすすめは?
  • 建築実例を見ながら具体的にイメージしたい

この記事でわかること

  • インナーガレージを作るメリットは、愛車を守りながら多目的に利用できること
  • インナーガレージを作るデメリットは、費用が高くなることや換気・湿気対策が必要なこと
  • インナーガレージを取り入れた注文住宅の間取り例
  • 暮らしがイメージできるおしゃれなインナーガレージの建築実例
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インナーガレージとは?

白いBOXと黒い壁構成が印象的な住まいに組み込まれたインナーガレージ

CASE639 Wall Side

インナーガレージとは住宅の一部に組み込まれたガレージのことで、ビルトインガレージもしくはガレージハウスとも呼ばれています。

家に車を停めるためには屋外に駐車スペースを設けたり、カーポートを付けたりするのが一般的です。しかし、インナーガレージは「家の中に車を置く」のに近いため、セキュリティ性・プライバシー性の高さから人気が集まっています。

たとえば、家の外に車を停めていると、通行人にいたずらをされるなどのトラブルを完全には避けられません。しかし、インナーガレージであれば、こうしたトラブルを避けられます。

インナーガレージとビルトインガレージの違い

インナーガレージとビルトインガレージは、ほとんど同じ意味で使われることが多く、明確な定義の違いはありません。どちらも、建物の内部に車を停めるスペースを設けたガレージを指します。

呼び分ける場合、ビルトインガレージは「建物の一部として組み込まれたガレージ」、インナーガレージは「生活空間と連続する屋内ガレージ」と説明されることがあります。

ただし、この使い分けは工務店やハウスメーカーごとの表現の違いであるケースも多く、設計内容や性能に差が見られるわけではない点に注意しましょう。

インナーガレージに必要な広さ

インナーガレージに必要な広さは、利用する車種や台数によって異なります。一般的な広さの目安は、以下の通りです。

・軽自動車: 約3.5坪(幅2.3m×奥行5m)
・普通乗用車: 約4.5坪(幅2.5m×奥行6m)
・普通乗用車2台: 約10坪(幅5.5〜6.5m×奥行6m)

将来的な車の買い替えや台数の増加を見据えて、余裕のある設計にすることが大切です。また、人の出入りや荷物の積み下ろしなどの作業スペースも考慮しましょう。加えて、車いすを利用する場合や身体状況によっては、より広めのスペースが必要になります。

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インナーガレージのある家のメリット

高低差のある敷地を活かしたガレージハウス

CASE627 HOUSE . GARAGE HOUSE

インナーガレージには次のメリットがあります。

・狭小地でも駐車スペースが確保できる
・傷や汚れから車を守れる
・雨に濡れずに乗り降りできる
・室内から愛車を眺められる
・好きなときに車のメンテナンスができる
・駐車場以外にも多目的に利用できる

狭小地でも駐車スペースが確保できる

インナーガレージを設ければ、敷地が限られていても敷地内に駐車スペースが確保できるため、別途駐車場を契約する必要はありません。歩く手間が省けるうえに、駐車場代を払うこともないため長期的に見れば節約につながります。

なお、狭小地にインナーガレージがある家を建てたい場合は、1階を駐車スペースとして確保し、2階・3階を居住スペースにする形が一般的です。

傷や汚れから車を守れる

インナーガレージは「家の中に車を置く」状態に近いため、雨や紫外線の影響が避けられることから汚れや傷から車を守ることができます。

オープン外構で屋外に駐車場を設けた場合、通行人のカバンや傘が当たる、いたずらされるなどの理由により傷がつけられる可能性も否定できません。インナーガレージではシャッターで家の中と外が遮断されるため、これらのリスクも避けられるという安心感があります。

雨に濡れずに乗り降りできる

インナーガレージであれば、家の中から車までの距離が近いことから、乗り降りの際に雨に濡れることはありません。外に駐車場を設けた場合、荷物が多くて傘が差せないなど乗り降りの際に雨に濡れることはあり得ます。しかし、インナーガレージであればそのようなストレスとは無縁です。

さらに、車に乗る際も小さな子どもが道路に飛び出すことがなくなるため、安全の面からも優れています。

室内から愛車を眺められる

車が好きな人であれば「いつでも好きなときに愛車を眺めたい」と思うこともあるでしょう。インナーガレージがあれば、家の中にいてもいつでも愛車を眺められます。

リビングや書斎など多くの時間を過ごす部屋とインナーガレージを隣接させ、壁面をガラスにすれば「愛車を眺めながら談笑」という生活も可能です。

好きなときに車のメンテナンスができる

車のメンテナンスには作業音が伴ううえに、ある程度明るくしないと作業に差し支えます。そのため、深夜や早朝にやるのは音や明るさの面で近所迷惑になりかねません。また、外に駐車スペースがある場合、雨など天候が悪い日は車のメンテナンス自体が難しい可能性もあります。

しかし、インナーガレージであれば天候に左右されることなく、深夜や早朝など好きな時間に車のメンテナンスをすることが可能です。

駐車場以外にも多目的に利用できる

インナーガレージは駐車場としてのみならず、趣味の部屋や子どもの遊び場としても活用できます。将来的に、何らかの理由で車を手放したとしても、他の目的でインナーガレージを使い続けることは十分に可能です。

また、シャッターを閉めればプライベートな空間になるため子どもが飛び出すことはありません。

外部から車が見えないため防犯性が高い

建物の内部に車を収納するインナーガレージは、外部から愛車が見えにくいため、盗難やいたずらのリスクを抑えられます。また、シャッターや施錠設備を設けることで、物理的に侵入を防ぎやすい点もメリットです。

車両だけでなく自転車やアウトドア用品、工具など高価な物もガレージ内でまとめて保管できるため、屋外保管に比べて防犯性が高まります。セキュリティ面を重視する場合にも、安心感のあるスペースが手に入ります。

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インナーガレージのある家のデメリット・後悔ポイント

インナーガレージのある家のデメリット・後悔ポイント

インナーガレージにはメリットがある一方、以下のデメリットもあるため注意が必要です。

・費用が高くなる
・間取りの自由度が下がる
・建物の強度を高める必要がある
・排気ガスのにおいや音が気になることがある
・将来リフォームがしにくい

費用が高くなる

1つ目のインナーガレージのデメリットとして挙げられるのは「費用が高くなる」ことです。地域や広さ、発注先の住宅会社・建築事務所によっても異なるため一概には言えませんが、数百万円の費用がかかることもあります。屋外に駐車場を設けるより建築コストがかかるため、費用対効果を考えて設置するかを検討しましょう。

また、インナーガレージは屋外駐車場と異なり、固定資産税の対象になるという意味でも費用がかかります。

間取りの自由度が下がる

居住スペースが少なくなるため、間取りの自由度が下がる可能性があります。特に、1階の大部分がガレージになる場合は、2階以上が居住スペースになるため注意しなくてはいけません。

ただし、完全自由設計の設計事務所に依頼すれば、工夫を凝らした間取りが可能になります。メリットとデメリットを踏まえ、家族で話し合って検討しましょう。

1階が暗くなりやすい

インナーガレージを1階に配置する場合、耐力壁やシャッター部分が増え、窓を設けにくくなるため、採光を確保しづらい場合があります。特に、ガレージに面した部分からは光を取り込めず、隣接する居室や玄関が暗く感じられるケースも少なくありません。

そのため、中庭を設けて光を取り込む、高窓や吹き抜けを設けて上階から採光するなど、計画段階での工夫が必要です。

建物の強度を高める必要がある

建物は開口部分が大きいほど強度を高めなくてはいけません。インナーガレージを設けた場合、建物としての開口部分は大きくなるため、強度を高める必要が出てきます。

耐震性の高い構造にしたり、適宜耐震壁を設けるなどの対策が必要になるため、インナーガレージの実績が豊富な設計事務所に依頼すると安心でしょう。

排気ガスのにおいや音が気になることがある

インナーガレージは建物内にあるため、排気ガスのにおいや音が気になるかもしれません。対策として、換気性能を高め、防音の壁を設置することが挙げられます。

また、ガレージの深夜や早朝にシャッター音が響くと近隣に迷惑がかかる可能性があるため、音が静かなタイプを選ぶのも選択肢の1つです。

換気・湿気条件が悪いとカビが発生しやすい

インナーガレージは風が抜けにくく、湿度がこもりやすい構造のため、カビが発生しやすい環境にあります。また、排ガスや車の泥汚れ、濡れた車体などが湿気を助長し、ガレージ内部だけでなく住宅内部にも影響する可能性もあります。

換気対策として、24時間換気や換気扇、除湿機などを設置することが重要です。また、窓や換気口を含む通風計画を設計の段階から考える必要があります。通気性のあるシャッターを採用する方法も有効です。

将来リフォームがしにくい

インナーガレージのデメリットとして「将来リフォームがしにくい」ことが挙げられます。たとえば、車が増えた場合、屋外駐車場であれば、床を削って駐車スペースを増やすのも可能です。

しかし、インナーガレージの場合は建物そのものを作り変えないと置ける車の台数は増やせません。臨機応変にリフォームができるものではない以上、将来の車の台数を考えて計画をしておくと良いでしょう。

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インナーガレージの間取り例

インナーガレージの間取り例を4つ紹介します。何を重視するかによって望ましい間取りは異なるため、考える際の参考にしてください。

玄関、キッチンまでの動線がスムーズな間取り

玄関、キッチンまでの動線がスムーズな間取り 玄関、キッチンまでの動線がスムーズな間取り2

玄関、キッチンまでの導線がスムーズな実例の間取り図を紹介します。ガレージと玄関が扉1枚隔ててつながっているため、車から降りたらすぐに玄関に入ることが可能です。

また、ガレージからLDKには玄関を通ってすぐに移動できる構造になっています。スーパーで買い物をしてきた場合でも、食材や生活雑貨をすぐに冷蔵庫やパントリーに収納できるという意味で非常に利便性の高い間取りと言えます。

2階リビングで明るさを確保した間取り

2階リビングで明るさを確保した間取り 2階リビングで明るさを確保した間取り2

広いリビングを確保しつつ、インナーガレージのある家を建てることは可能です。この実例の間取り図では、1階にインナーガレージを、2階に広いリビングやお風呂、お手洗いなどの水回りが設けられています。

なお、1階に個室が2つ設けられていますが、玄関から続く廊下や納戸で区切られているため、音やにおいが直接漏れてくることはありません。狭小地にインナーガレージがある家を建てたい場合はぜひ参考にしてください。

狭小地に最適な1台分インナーガレージ

狭小地に最適な1台分インナーガレージ 狭小地に最適な1台分インナーガレージ2

狭小地にインナーガレージのある家を建てたい場合に参考となる間取り図をもう1つ紹介します。

この家でも、2階にLDKやお風呂、洗面所などの水回りを設け、1階にインナーガレージを設けました。1階に2つある個室のうち、1つはインナーガレージと隣接しているため、車を眺めたい場合はあえてガラス張りにするのも選択肢になります。

家事動線に優れた水回り集約型の間取り

家事動線に優れた水回り集約型の間取り 家事動線に優れた水回り集約型の間取り2

家事動線をスムーズにしたいなら、できるだけ水回りを1ヵ所に集約させるのが望ましいと言えます。この実例の間取り図では、1階にインナーガレージと寝室等の個室、2階にお風呂、お手洗い、LDKなどの水回りを集約させました。

また、1階の個室3部屋のうち、2部屋は玄関や廊下、階段で隔てられています。これらの部屋を寝室など静かに過ごしたい部屋に当てれば、音やにおいをあまり気にする必要はありません。

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インナーガレージの建築実例

ここまでの内容を踏まえて、これまでフリーダムアーキテクツが手掛けてきた家のうち、インナーガレージを設けたものの建築実例を紹介します。インナーガレージがある家を計画中であればぜひ参考にしてください。

リビングから中庭を介して愛車を眺められるインナーガレージ

愛車を身近に感じられるガレージハウスのリビング

CASE301 ガレージハウス

大好きな愛車をいつも眺めたいという人にとっては夢のような家を紹介します。リビングに中庭を挟んで隣接したガレージは、壁面をガラス張りにすることでいつでも中が見渡せる状態になりました。

また、壁とフローリングが白でまとめられているため、晴れた日の昼間であれば自然光がふんだんに差し込み、照明を付けずに過ごせます。夜間はライトアップすることで、ガレージがギャラリーのようなおしゃれな空間になるのも魅力です。

プライバシー性を高めたゆとりのあるインナーガレージ

車3台を収容できるインナーガレージ付きのスタイリッシュな住まい

CASE739 like living in the sky

この実例では、インナーガレージに車を最大3台駐車できるうえに、夜間でも作業できるだけの環境を整えました。ガレージからつながった収納スペースや隣接するロフト付きの書斎など、スタイリッシュかつ家としての機能性を高めた作りも特徴的です。

プライバシー性を高めるためあえて玄関は正面から隠されていますが、内部にはスリット窓を設けるなど工夫を凝らしており、圧迫感のない家に仕上がっています。

壁面にカヌーを吊り下げた趣味を楽しむインナーガレージ

カヌーや自転車を収納できる趣味空間付きインナーガレージのある外観

CASE511 高台のガレージハウス

インナーガレージを趣味の空間にしたい場合に参考になる実例を紹介します。この家にあるインナーガレージは、カヌーや自転車が壁にかかっており、さながら「秘密基地」のような空間になりました。

一方で、玄関やリビングなどの居住空間は白や木目を基調にまとめ、シンプルかつ温かみのある空間に仕上がっています。また、リビングにはホビースペース、庭には家庭菜園が設けられるなど、趣味を満喫できる家になりました。

都心の狭小地で叶えた愛車を眺めて談笑できるインナーガレージ

黒い外観が印象的なインナーガレージ付き住宅の外観

CASE617 Casa di Nero

都心の狭小地であっても、インナーガレージのある家を作ることはできます。「Casa di Nero(黒い家)」と名付けられたこの家は、文字通り黒い外観が特徴です。インナーガレージの壁を鏡にし、空間を広く見せる工夫を凝らしました。

また、土間のエントランスからガラス扉越しにガレージが望める仕様になっています。家の内装もグレーで統一し、シックな雰囲気のホテルのような家に仕上がりました。

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インナーガレージの費用相場とコストが上がる要素

インナーガレージの費用相場とコストが上がる要素

インナーガレージにかかる費用は、新築の場合、坪単価50〜80万円が相場となっています。

仮に、車が2台入るインナーガレージを作りたい場合は、8〜10坪程度必要になるため400〜800万円がかかると考えましょう。車が2台ある場合は、普段使いの車については別に駐車場を借り、1台のみをインナーガレージに入れるという方法も考えられます。いずれにしても数百万円はかかる以上、決して安くはありません。

また、ハイグレードシャッターや換気設備、防音施工などもコストを押し上げる要因として挙げられます。塗装や照明、収納といったガレージ内の内装にこだわるほど高額になるため、相応の費用をかけてでもインナーガレージを作るべきか、家族で話し合っておくのも重要です。

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インナーガレージがある間取りで後悔しないための注意点

インナーガレージがある間取りで後悔しないための注意点

インナーガレージがある間取りで後悔しないための注意点として、以下の8点について解説します。

・必要な駐車スペースを確保する
・スムーズな動線を計画する
・静かに過ごしたい部屋とガレージを離し、防音対策をする
・排気ガスをためないための 換気・通風計画
・夏冬の温度差を抑える断熱・気密で快適性を高める
・作業性や防犯性を考慮した照明計画を盛り込む
・強度とコストのバランスを最適化する
・収納計画と設備を整えて使いやすい空間にする

必要な駐車スペースを確保する

インナーガレージの間取りを考えるときは、必要な駐車スペースを確保することが重要です。車のサイズと人の乗り降り、荷物の積み込みがしやすい余白を設ける必要があります。

また、屋外の駐車スペースとは異なり簡単にリフォームできないため、将来の買い替えや台数の増減を見据えたうえで広さを確保しましょう。

スムーズな動線を計画する

インナーガレージから玄関、室内へとつながるスムーズな動線計画が重要です。たとえば、買い物から帰ってきて荷物を持ったまま玄関を通り、パントリーやキッチンへ直行できれば生活がしやすくなります。

「車から降りたあと、どのように行動するか」によって望ましい動線は異なるため、設計担当者とよく相談することをおすすめします。

静かに過ごしたい部屋とガレージを離し、防音対策をする

防音対策として、インナーガレージと寝室や仕事部屋、子どもの勉強部屋など静かに過ごしたい部屋とを離すことを推奨します。駐車時のエンジン音やメンテナンス時の作業音が室内に漏れると、家族がストレスに感じてしまう可能性があります。

居室部分に防音性や気密性の高い建材を使うほか、パントリーやキッチンなど滞在時間が短い部屋を隣接させると良いでしょう。また、遮音性のあるシャッターを設置することで、音が響くのを防げます。

排気ガスをためないための換気・通風計画

インナーガレージでは、排気ガスがこもらないように換気計画を工夫する必要があります。自然換気と機械換気の両方を検討し、空気が流れる通風経路を確保することが重要です。

また、24時間換気や換気扇をガレージ専用で設けることで、車の出入りやエンジン始動時にも効率良く排気できるでしょう。

夏冬の温度差を抑える断熱・気密で快適性を高める

インナーガレージは屋外と室内の中間領域となるため、断熱・気密性能が快適性を左右します。外気の影響を受けにくい断熱仕様を採用し、気密性を高めることで温度変化を抑えられ、車の保護にもつながります。

また、断熱材の使用に加えて、シャッター自体の断熱性能も含めて検討することが重要です。

作業性や防犯性を考慮した照明計画を盛り込む

夜間の駐車や荷物の積み下ろし、メンテナンス作業を踏まえて照明計画を立てましょう。天井、壁、足元など複数の位置に照明を配置すれば死角を減らせるため、作業性だけでなく安全性も高められます。

また、防犯対策として、人感センサー照明や外部照明の設置も有効です。

強度とコストのバランスを最適化する

インナーガレージは、サイズや構造、設備によって費用が大きく変わります。また、床面積に含まれるため、固定資産税に影響する可能性もあります。具体的には、床面積の5分の1までは非課税ですが、電動シャッターは評価額が上がりやすいため注意が必要です。

ガレージが建物全体に与える影響を考慮し、構造補強や設備仕様、コストのバランスを整理することが大切です。

収納計画と設備を整えて使いやすい空間にする

ガレージスペースを有効活用するには、収納スペースと設備の計画が重要です。タイヤや工具、アウトドア用品を整理できる壁面収納や可動棚を設けることで、使い勝手が向上します。

また、水栓や排水、EV充電用コンセントなどを含め、趣味や作業内容を想定して計画すると、より使いやすいガレージになります。

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目的に合わせてインナーガレージの間取りを考えよう

インナーガレージを設置する際は、まず「何のために作るのか」という目的を考えましょう。また、インナーガレージを作ったがために暮らしにくい家になってしまっては本末転倒です。家全体としての暮らしやすさを考えたうえで、経験の豊富な建築事務所に相談してみましょう。

フリーダムアーキテクツではこれまでにもインナーガレージのある家をたくさん手掛けてきました。ぜひ作品集を見て考えるヒントにしてください。

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インナーガレージの間取りに関するよくある質問

インナーガレージの間取りに関するよくある質問

ここまでの内容ではあまり取り上げていないものの、疑問に思う人が多いトピックを「よくある質問」形式で紹介します。

インナーガレージは固定資産税が高くなる?

インナーガレージは延床面積に含まれるため、固定資産税の課税対象になる場合があります。固定資産税額は、「構造(木造・RC造など)」や「仕上げ材」、「シャッターなどの設備」によって変動し、建物本体よりやや高めに評価されるケースもあります。

非課税にしたいからといって壁を減らすと構造上のリスクが高まるため、税金と安全性のバランスを考えることが重要です。インナーガレージの広さやシャッターなどの設備、自治体の判断によっても評価額は変わります。実際にどのくらい高くなるかは、設計事務所の担当者に相談してみましょう。

インナーガレージは建ぺい率に影響する?

結論からいうと、インナーガレージを作ることで、建ぺい率に影響することはあり得ません。

前提として、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)は、建物全体を上から見たときの最大面積=建築面積を基準に計算します。建物の中にどのような部屋があるのかは考慮されません。つまり、建物の中にあるのが一般的な部屋ではなくインナーガレージであったとしても、建築面積は同じです。

そのため、建ぺい率も変わらないことから、影響しないと言えます。

インナーガレージの湿気対策はどうすればいい?

インナーガレージの湿気対策には換気扇や除湿乾燥機を設置するのが効果的です。湿気が溜まると車や部品を結露させてしまう恐れがあるため、換気扇や除湿乾燥機で湿気を取る必要が出てきます。換気扇を設置するのは、排気ガスによる一酸化炭素中毒を防ぐ意味でも重要です。

また、インナーガレージはある程度密閉された空間でもあるため、外気の影響を受けやすい点に注意が必要です。作業をしやすくするとともに、熱中症などの事故を防ぐためにはエアコンも設置するのが望ましいと言えます。

何坪あればインナーガレージは作れる?

普通自動車1台分のガレージスペースは、4~6坪(約13~20㎡)が目安ですが、ゆとりを重視するなら6坪以上あると安心です。実際に必要な坪数は、車種やサイズ、収納棚や自転車スペースを置くかどうかで変わります。

たとえば、輸入車など幅や奥行きの大きな車の場合、必要寸法は目安よりも大きくなります。ガレージを配置することで、玄関やキッチンへの生活動線も左右されるため、プランに合わせて検討することが重要です。

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この記事を書いた人

長谷川 稔

フリーダムアーキテクツ
設計チーム

1995年創業、累計4,000棟以上の住宅設計実績と数々のグッドデザイン賞受賞歴。土地探しから設計・施工までワンストップで対応し、お客様の暮らしに合わせた理想の住まいを実現します。フリーダムマガジンでは、豊富な実績をもとにした後悔しない家づくりのポイントをお届けします。

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